Memoranda Personalia 2011-09
Saturday, 3rd of September 2011
- 本日帰省予定だったが台風12号のために延期。
- 11号との距離がありすぎたためか、藤原効果はあまり見られず、気圧配置の影響でやや西寄りに進路を取ったようだ。当初の予想では、東日本の海岸線上を北上するルートが浮上していたのだが。
Sunday, 4th of September 2011
- 1日遅らせて新幹線で帰省。しかし乗る前から「運転見合わせ」のアナウンスがある。いちおう定刻に発車するが、静岡での豪雨のために小田原あたりで運転を見合わせることが確定している列車に乗車するのは妙な気分だ。幸い、熱海で20分ほど停車しただけで運転再開。
- この遅れのせいで、岡山から乗り継ぐ「しおかぜ」が一本遅れた。指定席の処理が気になったが、指定席車両の空いている席に座っていたら「あ、そこでいいです」という感じでそのまま座らせてくれた。すいている路線は融通が利くなあ。
- 実家に着くと先に娘が到着してる。久々の再開。
Monday, 5th of September 2011
- ==ヒマなので==娘を連れていろいろ親戚を回る。父親の車を借りて運転したが、勘が鈍って変なところに迷い込んだりしてスリル満点。いろんな人にあってご挨拶ができたのでよかった。
- ほぼローカルな話なのでここに書くことはなにもないんだが、珍しいところでは、いとこの子がインテルの長友選手の先生だった人がいる中学校に行っていて、その人の指導でサッカーをしているとかで盛り上がっていた。なぜかその長友選手の55番の背番号が入ったサインも見せてもらった。
- 弟子が出世すると指導者に脚光が当たることがあって、ただでさえ==人間関係がドロドロの==封建的な気風が残るスポーツの世界では、指導者が神格化されることがよくある。指導者自身も自分がすごいと勘違いして、それを証明し続けるために指導に熱が入りすぎることがある、しかし長友がすごいのは長友の努力と才能のせいなんであって、そのあたりは勘違いせずに、楽しく少年スポーツをがんばってもらいたい。
- とはいうものの、入り込んでいるときはとことんやらないと気が済まないものなんではある。だからますます指導者が大切なんだが。親御さんの心中が思いやられる。
Tuesday, 6th of September 2011
- 寒川駅まで送ってもらって予讃線の鈍行列車で中萩駅まで移動。高校時代に毎日通った鉄路なのでなつかしい。なつかしさが容量オーバーになってぼーっとする。垂れた電線が後ろに流れていく様が放物線に見えていたことなどを思い出す。
- 妻の実家でなぜか保険の説明を受ける。じつは今回の大移動で保険関係が壊滅状態になったので(脚色あり)、もう一度きちんと考え直そうということになり、ちょうど身内にその手のプロがいるのであらかじめ相談の上、今回目出度く契約の運びと相成った次第。将来のことは不確定要素が多すぎて考え出すと切りがないのだが、だからといってまったくなにも考えなくてもいいかというとそうでもないので、そのあたりのさじ加減が難しい。
Wednesday, 7th of September 2011
- 引き続き妻の実家で完全休養。これ以上休養できないくらいに休養する。
- 明日の切符を買いにみんなで新居浜駅まで行く。しかし、「最近新居浜駅に行ってない人はぜひ行っといた方がいいよ」と言いたくなるほど様変わりしていてびっくり仰天。あれが再開発というものか、駅前の風景が一変して、あの店もこの店も、あの建物もこの路地も、全部なくなっている。辛うじて、主要な道路だけは確認できるが、その道沿いにあった商店などが全部なくなっているので、どこかの平行世界に飛ばされたような気分。こういうことは日本全国津々浦々で起こっているのだろうけど、自分の思い出の場所がああなると少しショックだ。
- 夜は焼き肉を食べ過ぎる。帰省4日目であまり腹が減らないと思っていたが、あまりに上質の肉なので別腹が作動。準備されていた焼き肉を全部ぺろりと食べてしまった。時節柄あまり牛肉を食べていなかったので、その関係があるのかもしれない。
Thursday, 8th of September 2011
- しおかぜと新幹線で横浜に戻る。今回は娘がついてきている。本来は実家に戻るということになるんだが、半年一人暮らしをして、はじめてのところなので、「まるで旅館に来たみたいだ」と言っていた。
Friday, 9th of September 2011
- 娘は妻と町歩きをするんだとか。今日は横浜中華街あたりに行くらしい。
- 気になる業務メールが入っているので久しぶりに出勤。震災の影響で、いろんな部署が不規則に夏休みを取っているのでややこしい。それとも、これが通常で、私が慣れていないだけなのか。
- 先日は学部長に呼び止められて立ち話をしたが、今日は学部長補佐に呼び止められて立ち話。私の周囲でなにが起こっているのか。ううむ。
- こっちは知らない人なのに、向こうは私を知っていて、「もしかしてU先生ですか」と声をかけられるパターン。もしかすると、要注意人物対策委員会とかで顔が出て、スクリーンに大写しになって、こいつは要注意だからみんなで注意しておきましょう、ということになっているのではないか。
Monday, 12th of September 2011
- 某業務のため5時半起床で出勤。こちらに来て初めて通勤ラッシュのようなものを体験する。利用する路線は、それほどラッシュがひどくないと聞いているが、それでもホームは人の波。それが、ただの無秩序な群衆ではなく、一定の規則のもとに整然と並んでいるんだから始末が悪い。基本的に、次にやってくる列車のドアの前に3列で列を作り、その横に、次の次にやってくる列車のために同じように3列の列があり、という雰囲気で並んでいる。だから、うかつに動くとそのルールを破る無法者ということになってしまい、無言の群衆の批判の眼を一身に浴びることになる。だからこういうときは、あまりオリジナルな動きをするのは控えて、前の人の後ろについていくことである。
- 冷や汗もので電車に乗り込むと、やっぱりだんだん混んでくる。だんだん、ドアが閉まりにくくなり、最盛期には、5回くらい閉まったドアが再び開いた。誰かの何かが挟まれているのである。なんか非常に息苦しい。毎朝通勤している人は慣れているんだろうけど、慣れているだけで、異常であることにはちがいない。
- 某業務については詳細を書いてはいけません。入社して初めてくらいに、同僚の人たちと気楽に話をした。周囲が忙しくてまだ歓迎会がないんですよ、という持ちネタを披露すると、良く似た話はどこにもあるらしく、極端な例としては、「私、本当にこの会社の社員ですか?」と事務に問い合わせた人がいるらしい。==同じようなことを考えていたので、==笑いながらちょっと気が楽になった。
- 同じく雑談の中で、「東京は毎年こんなに暑いんですか?」という、これもこちらでの持ちネタを披露すると、「今年は節電のせいか、例年よりも涼しい」という反応が返ってきてびっくり仰天。だいたいは、「今年の暑さは異常です。ここ数年、異常に暑いです」という返事なのだが。その人によると、例年は、もっとみんなクーラーを使ってヒートアイランド現象が盛り上がるんだとかで、それに比べると、今年はその盛り上がり方が大人しいんだとか。「お盆のときにみんな帰省して人がいなくなると、それをよく感じます」とか言っていた。
- 15分ほどの休憩をはさんで7時間、ほぼ立ちっぱなしの業務が終了。よく途中で==眠くて==倒れなかった。倒れそうになったけど、「ここで倒れたら大騒ぎになる」と思ってがんばったのだ。えらいぞ。
- 帰りの電車は座れた。
Monday, 19th of September 2011
- 昨日あたりから親知らずが痛む。正確に言うと、まだ生えていない親知らずが今後生えてくるスペースに相当する歯茎が腫れて痛い。疲れた時など、ときどき違和感があることはあったので、今回もそれだろうと高をくくっていたら、どんどん腫れてかみ合わせができないくらいになった。こうなるとモノを食べるのにも不自由する。
- こういうことがあるから親知らずなどさっさと生えておいて欲しいのだが、万事大器晩成なのでしょうがない。
Tuesday, 20th of September 2011
- 歯茎の腫れが収まらないので、午前中仕事した時点でダウン。しかし、昼寝をしている間にマルガリータがビタミン剤と、それからボン・デ・リングとヘーゼルナッツチョコとレモンヨーグルト(以上ミスド)を買ってきてくれたので、それらを摂取して夕方には復活。
- このドーナッツ店は、常に禁煙が保証されているのでだいぶ前から愛用しているが、最近の展開は目覚しくて付いて行っていなかった。定番商品のボン・デ・リングは、恥ずかしながら初めて食べたが、まだ食べたことがない人はとにかく食べたほうがいいと言えるくらいの完成度。これまでダブルチョコレートで満足していた自分が恥ずかしい。
- それで台風15号ロウキーくんの件だが、ようやくその本体を現して、いよいよ列島縦断コースに入ったようだ。明日は午後から風雨が強まる予報だが、すでにかなり強い雨が降っている(24時現在)。明後日から授業があるので準備しないといけないが、明日は授業準備どころではないだろう。(落ち着け!)
Wednesday, 21st of September 2011
- 台風15号ロウキーくんは勢力を弱めないまま列島縦断コースに入る。昼前頃から明らかに台風の雰囲気が立ち込める。こういうのは久しぶり。ときどき非常に強い風が吹いて子供の叫び声が聞こえるような感じ。
- 腕時計の気圧計で1時間ごとの気圧を計ってみた。だいたい夕方5時頃に近くを通過した模様。
- http:./my_images/201115.jpg
- ニュースによると、夕方は交通がマヒして帰宅困難者が多数出たみたい。あんなふうに並ぶのはいやだ。後期の開始が明日でよかった。
- こういうことに備えて研究室に{{'こういう寝袋'}}くらい置いておくかな。
Tuesday, 27th of September 2011
- 二限の講義科目は初回から新しいところに入る予定だったが、事前に学内の授業補助システムで配布した新しい講義原稿をダウンロードしている受講者が少なかったので、前期の復習をする。しかし考えてみれば、前期の最後のほうは生存者がかなり少なくなっていたので、(ダウンロード数/科目登録者数)の値は小さくても、(ダウンロード数/リアル受講者数)の値はそれほど小さくなかったのだった。
- ゼミはメンバー固定なので初回から新しいところに入る。「錯視」を使った議論は興味深いが時間切れ。
- 妻は用事で一人で大宮(四条のではない)まで行く。行きは湘南新宿ラインという技を華麗に使って順調だったらしいが、帰りになぜか気がつくと上野にいたというところが謎。携帯を自宅に忘れて行っていたので少し心配したが、それでもなんとか無事に帰ってきた。えらいえらい。
Thursday, 29th of September 2011
- 今日は携帯の占いに「予想外のラッキーが転がり込むので独り占めにせずお裾分けをしましょう」と書いてあったので、どんなラッキーが転がり込むのか楽しみにしていたのだが、とくにラッキーだと感じられるようなことはなかった。いや、そういやお土産をもらったな。あれのことか。ありがとう。
- 大学院の授業。どうも昼食のあとは少し眠くなって頭の働きが悪くなるんだが、今年はその時間帯に一番レベルの高い演習をやっている。今日も途中でどこを飛んでいるのかわからなくなってフライト計画を見直し、なんとか無事に着陸することができたが冷や汗ものである。今度から血の巡りが悪くなることを見越してもう少し入念に準備しておこう。
- それにしても秋になって体が楽になってきたたせいか、体が油断して逆に疲れが噴出しているようだ。主観的にかなり調子が悪い。ぼんやりしているとどんどん気分が落ち込むような気がする。考えてみればこの急激な環境の変化によく壊れずにやっているよなあ。最近はさらに少し慣れてきて、数カ月前の自分がどれほど緊張していたかがよくわかる。もっと緊張を解かねば。だけど人が多いからなあ。知らない人ばっかり。人を見ると緊張するのを治さないとな。人と言うより人の群れだもんなあ。人の群れを見ると緊張するのは生物的な反応だと思うが、まずこれを克服せんとな。あと数年かかるだろうなあ。それまで壊れずにやってけるかな。