HOME
index
latest day
latest week
various views
search
Memoranda Personalia 2011-12 Thursday, 1st of December 2011
授業2つ。研究室環境が悪いなりに、これをどうすれば使いやすくなるかと考えるようになってきた。主観的にはダメな日々が続いているが、なんとか客観的に見れば、これだけいろいろと処理しないといけない案件が多い中、破綻することなく前進しているというのは、まあまあ頑張っているということか。
ちなみに、主観的には現在のパワーは20%というところか。(当社比)
研究室の壁に固定された本棚についてだが、明らかにスペースが足りないので、過去のルーズリーフ類の細かいファイルを大きなバインダーにまとめてみることを試行中。某恩師は、自分の若いころの研究ノートを製本していて、こういうふうにやるんですよ、と教えてくれたが、自分の研究ノートは、とても製本するほどのものではない。かといって、捨てるのももったいないし、やっぱり将来の院生には、「こんよにするんぞ」と言いたいから、バインダーにまとめておくのである。
ブラタモリ面白いなあ。こちらに来てから興味が増大している。あと、アド街ック天国とかいうのも、福岡にいた時からよく見ていたが、こちらに来てから、やはり興味が増大している。考えてみれば不思議な番組だ。本来ローカル番組であるべきものが全国放送されている。書店に行くと、東京をテーマにした本が多い。まるで関西や福岡と同じだ。みんな狭い世界に住んでいる。
Saturday, 3rd of December 2011
午後から[[専攻振り分けガイダンス|http://www.gakuji.keio.ac.jp/hiyoshi/bun/bun_senko-guidance2.html]]。2年次から各専攻に分かれる1年生のために、先生たちが集合して専攻の紹介や自分の研究の紹介をやってあげるという親切企画。2日間、2セット行うので、1年生は最大4つの説明会に出ることができる。なかなかよくできている。
例によって打ち合わせなどは一切なし。最初の人が作った流れに次の人が乗っかっていくというパターン。実は私もカリキュラムなどの説明を聞くのは初めてなので一生懸命メモを取る。(おいおい)
先生たちに聞きにくいこともあるだろうということで、3年生以上の学生さんにも3名ほど参加してもらう。たまたま全員うちのゼミ生だったので、終わったらちょっと駅前の居酒屋あたりで慰労でもしてあげようかと思っていたのだが、別の先生が「終わったら帰っていいよ」と声をかけたらしく、この企画はお流れに。
柏レイソルがJ1昇格1年目で優勝。すごい。おなじくJ1昇格1年目で華麗にJ2降格を決めたアビ(ry
Monday, 5th of December 2011
某英国人?教授が新しい研究会のようなものを企画していて巡り巡って私にもメールが届いた。当方としては、興味はあるけどあまり積極的にかかわって負担になるのも嫌だなあと、まず普通の人が思うような印象なのだが、こういう曖昧な雰囲気を英語で書くのは難しい。何度か推敲しているうちに、読みやすい英語になったのはいいが、内容のほうがかなり当初より積極的になって、「できることがあったら何でも言ってくれ!」みたいなノリになってしまった。力不足である。
こういうときに、全体として明るくポジティブだが、ちょっとした言葉の使い方や言い回しで、見かけほどボジティブじゃないんだよわかってねそのあたりのことは、というようなニュアンスが表現できるくらいの英語力を身につけたいものである。
昼食後、一週間前に修理に出していた革靴二足を駅前の靴屋に取りに行く。靴底がすり減ったので靴底を替えてもらった。スエードのスリッポンは傷みが激しいので踵だけでなく前半分にもゴムを貼ってもらったら別の靴みたいになってしまった。革底で実用性が低いのが魅力だったのに、滑りやすいタイル貼りのところでもどんどん歩ける運動靴みたいになってしまった。(歩きやすくていいじゃないか)
Wednesday, 7th of December 2011
==研究室の現状に絶望して==ふと思いついて、社内の専任教員用設備を探索することに。図書館を調べていると、専任教員用閲覧室のみならず、専任教員用個室まであることが判明。Bravo! もうそこにしかおらんきに。
夕方から会議二連発。最初の会議で入試関係の動員表が配布されて絶句。詳しくは言えないが、前のところが天国に見えたことだけは言わせていただく。やっぱり何かおかしいぞここは。
Saturday, 10th of December 2011
{{'『西洋哲学史2 「知」の変貌・「信」の階梯』(講談社メチエ) '}}がめでたく陽の目を見たようだ。私も「盛期スコラとトマス」という章で参加しています。
思い起こせばこの原稿の依頼が来たのは2009年の春。某学会の事務局と、某学科の主任(学科長)が終わってやれやれと思っていた頃であった。〆切は多少の紆余曲折の後、ほぼ1年後の2010年の春だったように思う。
自分の中では随分前に書いたものという意識がある。もちろん、まだ勤め先が変わるなど思ってもみなかった頃で、今後の哲学史はどのようなものであるべきかという、ブラームスが第1交響曲を書いたときのような苦しみの中で書いた。(美化)
中世哲学というと、新しく発見され流通するようになった資料の読解を通して、いわゆるthe history of ideasの研究がヨーロッパを中心に盛んだが、私としては、そもそもなんでそういうものに意味があるのかということの方にに関心があるので、一風変わった論述になっている。というか、なってしまった。この点についても各方面からのご批判をいただければ幸いです。
なお、その他の執筆陣も、一つ若返った世代が中心で、読み応えがあります。これまであまり見たことのない哲学史の本になっているのは確実で、現役の研究者だけでなく、これから中世哲学を勉強しようという人たちにも、ぜひ読んで欲しい。
Saturday, 17th of December 2011
一週間経ってしまった。
天気がいいので、街歩きの本を手がかりに、大倉山から菊名まで歩く。あのへんは、このへんと同じくらい、いやそれ以上に起伏が多く、散歩と言うよりはハイキング。地図が大まかすぎて途中で迷うが、なんとか2時間半くらいでゴールに到着。
やっぱり天気がいいので今度は奥さんを連れて綱島周辺を歩く。このあたりは「市民の森」という名前の公園が多いが、ようするに人が住めないような山の部分が公園になっているわけだ。やはり2時間くらいたっぷり歩く。
月曜日は一週間分の予習をする日。
授業2つのあとゼミコンパ。駅の近くのサラリーマンが集うようなところ。少し疲れていたので最初テンションが上がらず、まずいと思ってピッチを上げたら最後まで調子が出なかった。やはりお酒は自分のペースでゆっくりやるのが一番。
あとで知ったが、一番ピッチが早かった某氏は次の日は朝4時起きのバイトだったそうで、その体力に感服する。
某新設フォーラム関係で学内外の人3名で英語ランチミーティング。イギリス人だと思っていたらドイツ人。楽勝と思ったのも束の間、かなりのイギリス系(スコットランド?)訛りで聞き取りにくい。2時間ほど懇談して解散。この先どうなることやら。
授業2つ。やっぱり3限目にアンセルムスはきつい。来年は4限目になるように希望を出したんだが。
午前中に教養の授業1つ。ピンマイクを発見して使ってみるが、両手が自由になるのでやっぱりこれが楽。しかし途中で電池切れ。世の中うまくいかないものだ。
某研究会に行こうかと思っていたが、宿が取れなかったこともあって断念。申し訳ない。
休養を決め込んで、日がな一日読書に励む。
Sunday, 18th of December 2011
バルセロナvs.サントス観戦。いや、バルセロナってこんなすごいチームだったっけ?サントスが格下のようにあしらわれている。滅私はたしかにすごいがそれを生かすチーム全体がすごい。
この時期に年賀状を準備できたら、とても計画的に生きている人間のような気がするではないかということで、年賀状を作成して印刷する。ふっふっふ。
Thursday, 22nd of December 2011
まだそんなことを言っているのかと思われるかもしれないが、正直なところを書いておく。
ようやく、普通のペースに戻ってきた。
考えてみれば、職場を変わるのは初めてなので、これだけ時間がかかるものとは思ってなかった。
昨日、一日中本を読むことができて、こういう普通のことが今まではできなかったということの方に、驚いた。
本を読むというのは、けっこう大変な、かなり高度な活動である。まず、内容に集中しないといけない。内容に集中するためには、自分の周囲のことに気を取られていてはいけない。周囲に気を取られないためには、周囲が普通でなければならない。すくなくとも、周囲が自分に危害を加えるものではないという点で、ある程度は周囲を信頼しないといけない。そういう信頼感が生まれるためには、ある程度の実績がなければならない。今はその実績を積み重ねる時期だが、これほど時間がかかるとは思っていなかった。こちらに来て9ヶ月。そういうものかとも思う。
Friday, 23rd of December 2011
手帳は必要。
能率手帳普及版を使い始めて1年だが、なんとなく使い方がわかってきた。ポイントは、右の自由記述欄。罫線があるようなのもあるみたいだが、ここは白紙であってほしい。とにかく自由に書けることが大切。
この激動の一年をこれで乗り切った経験から言うと、将来の予定と、記録やメモを区別することが重要。だから、色を変えればいい。最低ニ色のボールペンで、一方を将来の予定、他方を過去の記録や今のメモに使い分ければいい。自分としては、赤を予定、それ以外を青にしている。
そうすると、左のページの補足は赤で書いておいて、それ以外のことは青でズラズラ書いていけばいい。
Saturday, 24th of December 2011
我が家ではキリスト生誕ミサ前夜祭はなぜか牛肉を食べることになっているので、今年は駅のT百貨店でステーキ肉を買ってきて焼く。しかしそろそろ牛肉の脂は重たく感じるようになってきたので、来年からはチキンにしようかな。
子供たちがいないと前夜祭もあまり実感がわかない。太郎や花子はうまくやっているだろうか。
Tuesday, 27th of December 2011
火曜日のクラスは今日で年内終了。年明けは10日だな、と思っていたら、なんとその日はわが社の社長というか創業者の誕生日で休校なんだとか。最近は某やんごとなき方の誕生日でも休まない大学が多いというのに豪勢なものである。その次の17日は試験をするので、実質的に最終回となってしまった。曜日によってはあと3回あるクラスもあるので、ちょっとバランス面でどうかと思うがまあしょうがない。
油断していたら年末年始は列車の指定席が取れないのであった。前のところは帰省方向が大多数とは逆だったので心配したことはなかったが、今年からは真正の帰省ラッシュおよびUターンラッシュに巻き込まれることになる。そういうこともあって、今年は少し早めに帰省して少し遅目に帰ってきますので。
いろいろとご心配をおかけしましたが、皆様よいお年をお迎え下さい。
Wednesday, 28th of December 2011
帰省。JRの切符が取れなかったので一足早くこの日になってしまった。とくに混雑もなく普通に5時間ほどで到着。
Thursday, 29th of December 2011
娘が到着。[[迎えに行く|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/12/post-711.html]]。
夕食はハモフライ。身が厚くて食べごたえがある。
Friday, 30th of December 2011
息子が到着。
母親を連れてユニクロへ行く。コートなど、いろいろと日常のものを買う。どさくさにまぎれてついてきていた娘がちゃっかり自分のものをいろいろと買い込んでいたようだ。
夕食は地蛸。モーリシャス産とかにはない、タコの香りがちゃんとする。
Saturday, 31st of December 2011
正月飾りをしたあと、なぜか女子サッカー世界杯の特集番組を延々と見る。結局ほぼ全試合、某有名歌番組を完全に無視する。何かをするときに、最初の一歩がいかに大切であるかがしみじみとわかる事例である。
[[夕食はブリ|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/12/post-714.html]]。新鮮なのでたっぷり乗った脂が重くない。絶品。