Memoranda Personalia 2012-01
Sunday, 1st of January 2012
- 着物を着てお正月のご挨拶。本年もよろしくお願いいたします。
- 車が無いので恒例の善通寺への初詣はキャンセル。今年はどこへ初詣に行こうかな。
- 午後、汽車(注:四国を走る電車・ディーゼル車のこと。蒸気機関車のことではない)で妻の実家へ移動。駅によっては平気で8分待ちとかがあるのがお国柄。これも単線ならではの情緒といえよう。
- 妻の実家で義妹一家に会う。久しぶりの人もいて新鮮。その後夕方から宴会に突入。9時頃に撃沈。
Monday, 2nd of January 2012
- 正月早々風邪が悪化してやや熱っぽい。昨夜早めに撃沈したのはこのせいか。あまり動かずにゆっくり過ごす。午後、皆が近くのショッピングモールまで買い物に出かけたが、その間昼寝をして随分良くなった。
- 箱根駅伝は、いままでまったく関心がなかったが、地名がわかってきたので見ていると面白い。あれだ、年末の全国高校駅伝の関東版・大学版というわけだ。
- 夜は何かを発掘しているような番組を見る。当然、埋め戻したものをもう一度掘り出しているんだろうが、演出上、もう少しリアリティにこだわって欲しかった。
Tuesday, 3rd of January 2012
- 息子と娘が一足先にUターン。
- 義父のPCがもうかなり年代物になってきたので新しいものに買い換えようという企画で、近所の電気屋にでかけていく。たぶんMacにするのが一番簡単なんだろうけど、今までWindows機を使ってきてその使いにくさに慣れているのであまり使いやすいのも使いにくいだろうと思って今まで通りWindows機から探す。余計な機能満載の有名ブランドはスルーして、Acerのノートブック(4万円弱)かHPのデスクトップ(約8万)か迷ったが、前者はちょっと上級者向けなのと、今までデスクトップだったこともあって後者にする。
- セッティングは苦戦を覚悟していたが、意外に簡単に終わる。とくにネット環境についてはほとんどなにもしないで自動で認識されたのが感動的だった。これまでデジカメ関係を特殊ソフトでやっていたので、このデータの移行も心配していたが、なんとか標準的な形式でデータを移動させて、普通のソフトで写真の印刷ができるようになった。今後は、取り込んだ写真の整理に、ファイルやフォルダの勉強をするといいでしょう。この知識はいろんな面で役に立ちますよ。
- ちょっと見た感じでは、[[このページ|http://yamanjo.net/knowledge/file/file.html]]の解説なんかがわかりやすいように思います。
Wednesday, 4th of January 2012
- 妻はこのあと福岡を回って娘の成人式行事を見届けてから帰宅するので、一足先に一人で帰宅。
- 岡山から「ひかり」なので新横浜まで4時間かかる。長い。おまけに「B席」という、おそらく新幹線の席で一番人気の無い列(3つ並びの真ん中)なのでどうなることかと思ったが、両隣がまずまず文化的に洗練された乗客だったのでそれほど苦しい事にはならず、事なきを得る。
- 夜9時頃帰宅。ちょうど近所のスーパーが閉まる時間なので弁当を作ってもらって助かった。
- 少々飲み疲れなので、0.00%飲料で盛大にぷはーっとやる。これで疲れが取れる気がするのだから習慣というのは恐ろしいものだ。
- 道中はずっとiPodで音楽を聴いていた。だいたいこういう時に読書はしない。
- #エルガー「威風堂々」(新年一発目は華やかに縁起よく)
- #{{'チョン・キョンファ: チャイコフスキー、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲'}}(正月気分を継承してまったりした感じのもの)
- #{{'無罪モラトリアム'}}(年末にiTunesで買って聴くのは二回目。「ここでキスして」は知っていた。「同じ夜」が強烈。
- #{{'グールド: ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)'}}(なんとなく眠くなってきたので(うそ))
- #{{'マーラー:交響曲第9番(カラヤン)'}}(長い旅を退屈させないためには長い曲。このカラヤンはええなあ)
- #無罪モラトリアム(まさかの2回目椎名。詩の内容に興味が出てもう一度聞く。)
- 年賀状をざっと見る。毎年のことながら、出していないところから大量に届いているような気がする。しかしこれは、案外、自分が意識しないで出しているところが多いせいであったりするのだが、今年もこれに該当するかどうかは不明。
- 年末に出た某書の感想を書いてくれている人もちらほら。ありがとうございます。とくに、九州の某大物名誉教授が色々と書いていてくれていたのが嬉しい。==そんなに甘やかすとますます調子に乗りますよ。==袋叩きを覚悟していたので少し気分が楽になった。
Thursday, 5th of January 2012
Friday, 6th of January 2012
- 昨日、久しぶりにジョギングをしたせいか、朝起きると風邪がぶり返している。
- 授業があるからしょうがなく出ていく。よくあることだが、教壇に立ってしゃべっているうちに体が温まって気分が良くなる。主観的には風邪でぼーっとしているのだが、出てくる言葉は明瞭で論旨も明快。しかしこの判断自体がぼーっとした頭で為されているので信頼性についてはいまひとつ。
- 蕎麦屋で温かいものを食べたあと、念のため診療所に寄って診てもらう。軽い風邪だということで、だれもが知っている総合感冒薬を5日分出してもらう。念のため、薬の飲み方(飲み切るのか、自覚症状がなくなったら止めるのか)を質問すると、「ええと風邪というのはウイルスが(以下省略)」と懇切丁寧な説明をしてくれる。いつも思うが、患者がどのレベルの情報を求めているかを医師の側が簡単に判断できるような仕組みは作れないものか。
- 体の抵抗力を高めるためには栄養が必要と判断し、駅のデパ地下(ここは1階だが)で惣菜を買って帰る。栄養にまさるものなし。明日は名古屋なので今日の午後は自宅で静養しよう。
Saturday, 7th of January 2012
- 新幹線で名古屋へ。まだ都会の暮らしのテンポに慣れていないので、新幹線の最寄駅まで1時間あれば十分間に合うことはよくわかっているのになんか焦ってしまう。
- 車中は林檎。(果物ではない)
- 某学会会議@南山大。持ち回りの事務局は3年交代なので南山に行くのもこれで最後。幹事の皆様今までたいへんご苦労様でした。
- なんだかいろんな人から暖かい声をかけていただく。「とにかく今必要なことは十分に休むことですよ」とか。ありがとうございます。しかし会議ではまた余計な提案をして自ら仕事を増やしてしまったことであるよ。
- 懇親会。大学近くの居酒屋で軽く喉を潤したあといつもの寿司屋へ。しかし入ると視界が50cmくらいしかないほど(やや誇張あり)煙が充満している。なんでも換気扇が壊れて焼きものの煙が充満しているんだとか。タバコを吸っている人もいて、嗅覚的には最悪に近い状況。
- 料理の方はいつもながら新鮮なお魚がたいへん美味しゅうございました。
- ホテルに着いて急いでファブリーズ。これは一度クリーニングに出したほうがいいだろう。
Sunday, 8th of January 2012
- 非常ににぎやかな夢を見て8時に目が覚める。なんか夢のなかで大はしゃぎした記憶があるが、なにがどうそんなに嬉しかったのか具体的なことはすっかり忘れている。なんか損した気分。
- 深夜にチェックインしたので例によって他の宿泊客のじゃまにならないように端っこの少し広い部屋をあてがわれたのだが、なんとその部屋にはかなり本格的なマッサージチェアーが備え付けられている。びば。朝っぱらからいろいろと椅子にマッサージをしてもらう。
- 十分時間に余裕を持ってチェックアウトしたがやっぱり気が焦る。発車時間の20分前にホームに出たが待つのが寒い。もう少し計画的に余裕のある行動をしたいものだ。
- デパ地下で夕食を仕入れる。自分の基準から見て非常に豪華なサラダがあったのでそれを一つお買い上げ。これさえあればあとはどうにでもなるだろう。
- たまっていた洗濯を洗濯機にしてもらう。
Tuesday, 10th of January 2012
- 年末年始四国の実家への帰省からそのまま西進して福岡で娘の成人式を済ませた妻が午後の飛行機で戻ってくる。晴れ着姿の娘の写真をたくさん見せてもらう。成長した娘の姿に==どこのべっぴんさんかと==目を細める。
Wednesday, 11th of January 2012
- 業務のため5:45に起床。7時前に最寄駅に着くが、相変わらずホームは人の波。しかし2回目なので少し落ち着いて行動できた。並んでいるのは始発電車に座りたい人々で、立ってもいい人はかなり自由に来た電車に乗り込んでいるようだ。通勤ラッシュよりは少し早かったようで、車内の混雑もそれほどでもない。
- 業務内容については決して書いてはいけません。「考えようによっては楽しい仕事」という表現に留めておく。
- 正月休みの間に、松田克進{{'『近世哲学史点描―デカルトからスピノザへ』'}}が著者から届いている。ありがとうございます。{{my '20101120#p01','以前'}}、{{'『スピノザの形而上学』'}}に驚かされたこともあり、早速、最初の方の論文を読んでみる。やはり、哲学的な切り口が鮮やかで、一挙に読者を本質的なところへ連れて行く手際が見事。アマゾンでは今のところ取扱不可となっているのが残念。デカルトやスピノザはなにを専攻するにしてもどうせ読むんだから、こういうクリアな論文を多くの学生に読んでほしい。自分も最後まで読んでこんどこそちゃんと礼状を書こう。(書けよ)
Thursday, 12th of January 2012
- アンセルムスの演習は、実質的に今日が最終日なので、まとめも兼ねて参加者による発表。持ち時間20分で各自レジュメを準備して割り当てられた箇所について発表する。これが意外に面白い。
- 毎回の演習では、内容の正確な把握と、その前提になる文法事項の確認に時間を取られて、内容について議論するところまでなかなかいかないが、こういうかたちであらためて議論をしてみると、こういう時間を取ることも重要だということがよくわかる。
- 今後は、いろんな授業や演習で、参加者による発表会形式を取り入れてみよう。
- 研究室のネット環境について、これまで、部屋にあるコンセントから線をつないでも認証されないので、てっきりこの方式は廃止になって、全面的にWi-Fiに移行したのだろうと思っていたら、いろんな人の証言により、やっぱり研究室では安定して速い有線ランが使えるらしいことが判明。思い切って担当部署に連絡すると、さっそく係の人が来てくれて、ちゃちゃっと有線でつないでくれた。どうやら、部屋に来ていたケーブルが断線(!)していた模様。
- さっそく有線でつないで使っているが、赴任以来のストレスがばからしく思えるほど安定して速くて快適。無駄なストレスのせいで費やされたエネルギーを返してほしい。
- ボナヴェントゥラ演習のあと、参加者と近くの鉄板鍋屋で軽く懇親。初めての店だが、基本的に韓国系か。辛めの味付けにたっぷりのニンニクで福岡のモツ鍋のような食材をいただく。たいへん美味しゅうございました。途中から熱燗に突入してやや理性が飛んだような記憶があるが定かではない。理性的な時間に解散して10時過ぎに帰宅。
Friday, 13th of January 2012
- 教養の授業も最終回。昨夜のニンニクの成分がまだ体の中に残っているような感じ。主観的に元気だが、客観的な出力の質については不安が残る。それでも徐々に調子が出て、無事に一年間の講義を締めくくることができた。講義後には何人か質問に来たりして感じが良い。講義後の先生というのは軽い「祭りのあと」感に襲われていることが多いので、質問に来てくれたりすると(それが良い質問である場合には)大変嬉しいことがある。
- そろそろ引越しの準備を始めないといけない。すべてに先立つのは引越の日付を確定すること。そのためには業者を決めないといけないが、今回は==成長した==奥さんが全ててきぱきとやってくれる。三件ほど見積をとって、内容・価格面を比較検討し、決定後、各社に電話報告。これまで、押しの強い営業に振り回されてきたが、今回はあっさりしたもの。ちょっと寂しい気もするが、本来はこれでいいのだ。
- 昨日の懇親会の席上、授業がないこの春の期間、歴史上の主だった哲学書にとりあえず日本語訳でいいからできるだけたくさん目を通したらいいよ、という話をしたんだが、早速その計画が動き出して==首謀者==主催者からリーディング・リストが送付されてくる。すばらしい。精読と多読は車の両輪のようなものとよく言われるが、実際にやるのは難しいのでなんとか一部を習慣化させたいところ。ぜひこの方面も頑張ってやってほしい。
Saturday, 14th of January 2012
- ちょっといろいろ年末年始の疲労が押し寄せている中、リフォームの打ち合わせに出かける。この方面に関しては、かなりひどい目にあった経験があり(その当時の日記をガオーさんが消してしまったのは返す返すも残念)、かなり神経質になるが、まずまずこの地方の風習に従って無難にお話ができたのではないかと思う。しかしどうしても「言い値で買うのは悪」という先祖代々の教え(?)が気になって、些細なところに価格交渉を入れてしまう。こういうのは文化の違いということでどうか大目に見てもらいたい。==しかしどうも関西とこちらとでは金銭感覚が違うと言うかお金にかんする感覚が違うような気がするなあややこしい。四国人としてはどっちも適応の対象でしかないんだが。==
- 夕方から頭痛。年末年始の疲れか。これから入試業務や引越でまた忙しくなるからこのあたりで一度疲れが出ていたほうがいいのは事実。このあたり、頭よりも体のほうがよくわかっているなと感じることがしばしばである。
Sunday, 15th of January 2012
- 遅まきながら初詣に出かける。が、新しい土地なのでどこに行ったらいいのか皆目見当がつかない。とりあえず、今度引っ越す方面の有名所として目黒不動尊に行ってみる。不動前から15分ほど歩くが、あまり人通りもなく、閑散とした感じ。境内もそれほど人は多くない。
- 初詣の時はいつも、前年のお札を返却(買ったんだが)して、新しいお札を買ってくる。それで、お札を返却しようとしたら、至る所に「ここで買ったもの以外は返却しないでね!」と書いてある。一瞬目を疑ったが、本当に至る所にそう書いてあって、返却場所にはわざわざライトまで付けて目立つようにして書いてある。これはそうとう他のところのお札を返却されるのが嫌なのに違いない。
- 念のために妻が売店(じゃない)にいる巫女さん(男だったが)に、「他所の土地から引っ越してきたんで、前のところのお札を納めてもらえないでしょうか」と聞くと、そっけなく、「他所のところはダメです。最近は郵送で返却できるところもありますからそうしてください」とか言われている。
- 所変われば品変わると言うが、あまりのことに開いた口がふさがらない。別にゴミを出そうとしているわけじゃなし、他のところのお札を受け取らないという法があるものかこの無法者め。だいたい善男善女が緩い雰囲気でこの新年の宗教行事を楽しんでいるお陰で成り立っている業界なんだからもっとお客様の都合に配慮してはどうか。
- ともかく、こんな所に無理やり返却しては、前年までの守護をお願いしていた宗像大社の神々に申し訳が立たないので、そのままお札を持ち帰ることにする。
- 郵送でもしようか困ったな、と電車に乗っていると、ふと、==前日アド街で見た==川崎大師のことを思い出し、そうだあそこなら真言宗だし、こっちの善通寺みたいなもんだし(そうなのか)、行ってみよう、ということになり、途中で特急に乗り換えて横浜まで出て、京急で大師前へ。
- 駅を出るとこんな時期なのにずいぶんの人出。長い参道の両側に==昨夜アド街で見た==店が立ち並びずいぶんと賑やか。境内も人の波とまでは言わないが、それでも普通のところの三が日の初詣くらいの混み具合。特筆すべきは、前年のお札の返却場所に、堅いことがなにも書いてない。当たり前だ。念のため妻が「別の所のお札ですが」と聞くと、「結構ですお受け取りします」とあっさり納めてくれる。こうでなければなるまい。さすがわがお大師さん、==あの目黒のケツの穴の小さい(失礼)ところとは格が違うわい==と、いい気分になった。
- お札については、こちらでは護摩木と言うらしく、それも、そのまま売ってくれるんではなくて、買ったものをいったん預けて、祈祷してもらって、あらためて受け取るという手間をかける。考えてみればそうするのが本当なんだろうけど、祈祷の時間が一日何回とか決まっているので、それを待つために時間がかかる。あまりそのへんは堅苦しく考えないで、何度も言うが、お客様の都合に合わせて柔軟に対応していただきたい。今回は祈祷後に郵送してもらうオプションを400円で選択した。==無駄なお金と言わねばなるまい。==
- 帰りは南武線経由で帰宅。途中で葛餅を買った。終わり良ければ全て良し。いい初詣になった。
Tuesday, 17th of January 2012
- 講義科目は試験。なんかいつもよりもずいぶん人数が多いような気がするが気のせいだろうか。このクラスの試験は二回目ということもあり、あまり失敗はなかったように思う。前の学期の試験でどのような失敗をしたかは秘密。
- さっそく採点。例によって皆さん自由にいろいろ書いている。しかしこれ以上のことはここに自由に書かないほうがいいだろう。
- 研究室にデスクトップのパソコンを設置するかどうか迷っている。今のところ、Letsnote R9という小さいやつを使っているが、とくにこれで不自由というわけではない。小さいのでやや画面が見にくいが、まったく見えないわけではなく(あたりまえ)、ワードとエクセルとインターネットなら十分これでいける。しかも、場所を取らないので机の上が広く使える。軽いから動かすのも楽。本棚に片付ければ部屋からパソコンの姿を消してしまうこともできる。
- しかし、静寂な研究環境というものが今後も期待できそうにないので、どうせなら工場のような音が出る大きなタワーパソコンを設置して自分の世界を作り上げるのも手かな、とも思うのだ。(歪んでいる)
Thursday, 19th of January 2012
- 週末は天気が崩れるそうなので、予定を前倒して銀行や役所を回る。某地方銀行東京支店は警戒してGoogleのstreet viewで予行演習をしていたので問題ない。区役所の方は、油断してそれをしていなかったらやっぱり迷う。こういう大きな公共施設は大きな通りに面していると考えたのがそもそもの間違い。そういえば区役所というのは、古くからあるので、周辺の開発についていけずに奥まった住宅街にあったりするのであった。広い道路をぐるっと回っても入り口がわからない。人に聞いてようやく、そこに行くにはいったん商店街に入って、その中の細い筋を行くのだということがわかる。
Friday, 20th of January 2012
- 教養の授業は試験。雪が降っているので交通機関の乱れを心配したが、案の定遅れて来る人もいたが数が少なかったので対応できた。前回の教訓を踏まえてつつがなく終了。
- さっそく採点。心なしか前回よりも全体のレベルが高い。前期の成績を参考にしてだいぶ私の基準に順応してきた模様。
- これでほぼ今年度の授業関係の業務は終了したはず。例年なら激しくホッとするが、今年はまだこれからなにが起こるかわからないという緊張感が残っていて、あまりそういう気分にならない。どのタイミングでホッとしたらいいのか、身体がまだよくわかっていないみたいだ。
Saturday, 21st of January 2012
- こちらに越してきて驚くのは、冬の天候。ほとんど雨が降らず、晴天が続く。前のところは端っことは言え日本海側なので、冬はけっこう荒天が多かった。まるで四国に帰ったかのような穏やかな天気が続くが、この週末は生憎の雨。
- 忙中閑ありで、この一週間は比較的拘束時間が少ないこともあり、原稿を進めることにする。
- 今回は専門外なんだが、ちょっと近いところで、思いっ切り専門外なら思いっ切り書けるが、あまり思い切れないくらいの領域なので非常にやりにくい。そのやりにくさを体験するために、ちょっと書き始めてみるが、あまりのやりにくさに驚いてそそくさと退散。
- 学生さんは卒論とか大変だと思うが、我々は、考えてみれば卒論を毎年2,3本は書いている勘定だから、まあ、これをクリアできるのが最初のハードルってことかもしれん。
Sunday, 22nd of January 2012
- 奥さんがなんか英語の試験を受けに行く。これまで培ってきた人間関係から引きぬかれて知らない土地で知り合いもなく一人で頑張っている姿には頭が下がりっぱなしだが、自分で色々と見つけてなんとかpositiveにやっていこうという運動の一環なのだろう。会場は地下鉄で30分ほどのところなんだが、「老眼で問題が見えません!」とか手を上げていないか心配。
- 2週間ぶりにジョギング。最近、ハムストリングを意識した歩行をしているせいか、あまり衰えていない。9kmくらいのコースを1時間弱で走る。日が長くなってきて最近走っている人が増えているみたいだから、最近の自分のチェックポイントを書いておく。
- *とにかく体を立てること。普通にしていると前かがみになる。反り返る感じでちょうどいい。本当に反り返っていることがあるからときどき店のガラスなどでチェックするといい。
- *膝から下はないような感じで。大腿骨で走る感覚。膝の部分で着地する。かなり腰骨を前傾させる必要がある。
- *顎を引く。普通にしていると頭が前に出る。これも、自分ではわかりにくいから、鏡になるようなものを見つけてチェックすること。
Monday, 23rd of January 2012
- 朝から転居準備モード。近所の銀行でローンの契約。こちらとしてはいろいろと検討した上でいろいろと決めているつもりなんだが、先方としては、こういう時にはやっぱりいろいろと説明をしてから契約をしないといけないみたいで、やっぱりいろいろと説明を受ける。激しく時間の無駄なような気がするが、まあ、念には念を入れててということか。
- このまま電車で引き返して出社する予定だったが、やはり引越に関して確認すべきことが見つかり帰宅。無事確認を済ませ、そのついでにいろいろと転居手続きをする。
- 最近はネット上で電気・ガス・水道・電話などの引越し手続きができるようになっていて、それはそれで便利なんだが、なんかあっさりしすぎて不安感が残る。確認メールをもらっても、なんか機械的で手応えがない(まさに機械が出しているのだ)。以前のようにいちいち電話をかけて話をしながらやるほうが安心感があるが、それはそれで面倒だし。難しいものだ。
Tuesday, 24th of January 2012
- 昨夜からの雪が積もって銀世界。しかし団地の壁はもともと白いから、今ひとつ美しくない。
- 一昨日、久しぶりにジョギングをして自分の姿勢の堕落に衝撃を受けたので、心を入れ替えて今日も走りに行く。以前にも紹介したことがあるが、基本となる文献は、{{'これ'}}。
- ジョギング中は、その日の心身両面の調子によって、いろんなイメージで体を動かすが、基本となるのは正しい姿勢。なにが正しいかというと、一番合理的な姿勢ということだ。疲れて前傾すれば余計に疲れる。その前傾姿勢をまっすぐにするのが体幹の力である。
- あと、注意点としては、とにかくゆっくり走ること。たまに元気に追い抜いていく人がいるが、プロから見れば「あれじゃああと2kmが限界だな」とか、すぐわかるのである(だれがプロじゃ)。がむしゃらに走ると必ずケガをする。とくにオジサンは膝をやりやすい。
- しかし、「ゆっくり走る」と言われても、どのくらいが「ゆっくり」なのかわかりにくい。意外なことに、早足で歩くくらいでちょうどいい。LSDといって、本当に長距離をゆっくり走るときは、それよりも遅いくらい。つまり、早足で歩く人に追い抜かれるくらいだ。以前、出張先の名古屋で、こういう美しいLSDをやっている人を見かけて感銘を受けた。どうせ走るんなら、ただ漫然と走るんじゃなくて、心身のすべてを支配下に置くようなイメージで走りたいものである。
Wednesday, 25th of January 2012
- スーツに慣れてしまって、最近はスーツばっかり。たぶん、私はずっとこういうきちっとした服装の人なんだろうと思っている人が増えていると思うが、実は、これほどスーツを着るのは今年が初めてである。だいたいはカジュアルジャケットに開襟シャツ、冬はタートルネックのセーターでした。
- ネクタイは、襟元が締まっているので、夏は暑いが冬は温かい。ちゃんとサイズのあったシャツを来ていたら、それほど締めつけ感もない。色や柄や材質が豊富なので、それなりに変化も楽しめる。
- しかし、これまであまりスーツを着なかったこともあり、ネクタイの締め方というものを、なんとなく自己流でやっていた。そこでふと思いついて、ネットで検索したら、やっぱり「ネクタイの結び方」という動画がたくさんある。図解じゃなくて動画なので、微妙なところがよくわかるのがすばらしい。
- これまでの自分のやり方は、だいたいシングルノットという種に分類されるやつだが、やはり細部が自己流でいい加減になっていたところがある。そこを修正すると、あっさりきれいに結べる。調子に乗って、今日はダブルノットという結び方をしてみたんだが、なんだか気持ちが良い。
- しかし、今頃ネクタイの結び方を習得したなどと、自分の年齢を考えると人には言えない。
Sunday, 29th of January 2012
- もう何度も聞いたので空耳ではない。こちらの人は、ちょっとした時に「申し訳ございません」と言う。
- いつ頃からなのか、このところの過剰敬語ブーム(?)の一端なのかはわからない。少なくとも自分はこれまでおそらく一度も使ったことがなかったし、実際に使われているのを聞いたこともないはず。
- 初めて聞いたのは、ジョギング中に、宅配のバイクに道を譲ったときで、バイクの==にーちゃん==店員さんが「申し訳ございません」と言って走り去った。こういう状況だと、まずその他の地域だと、「すみませ〜ん」とか「ども〜」とかが普通だろうし、無口な人が多い九州だと何も言わないか、ちょっと頭を下げるくらいで済ませるところだ。
- この時は、なんとまあ腰の低い店員さんだろうと思ったが、その後、比較的普通にこの言葉が使われているのを聞いて、その店員さんが特別ではないことが分かった。
- それで、最近は自分でも時々使うようになっている。言ってみると、「もぉ〜しわけ」のあたりにそこはかとなく感情を込めることができてそこそこ便利に使える。
- ついでにもう一つ、こっちでは、バスや電車の中で携帯で会話をする人がほぼ皆無である。もちろん、これまでのところでも、乗り物の中ではマナーモードにして会話はご遠慮ください、ということが言われていたと思うが、実際に電話がかかってきたりすると「まあ、そんなに堅いこと言わんと」という雰囲気で、自由に話をしていた。
- こっちで、車内でしゃべっていると、==無敵状態に入っている==年配のおばさんあたりから本当に注意を受ける。車内の携帯会話はご法度という雰囲気が強い。
- そう言えば以前、名古屋の空港バスの車内でしゃべっている人がいて、その人が隣の爺さんから厳しく注意されていたことがあった。あれは、九州の人と東京の人だったのではないか。
- そういうことなので、九州の人は、東京に来たら注意しましょう。しかし、なんかみんなわーわー言っている九州の車内が懐かしいような気がしないでもない。
Monday, 30th of January 2012
- 朝から近所の銀行で売買の実行。こういうのは3度目だが、非日常的な金額が目の前をびゅんびゅん飛び交う様はいつ見ても壮観である。売り主の人と同じ机に座って、たくさんの書類を前にひたすら署名と捺印を繰り返す。
- 1時間半ほどですべて終了。例によって、一瞬だけ、預金口座の中を大金が通過していく。
- 鍵をもらったときにちょっとテンションが上がる。
- 午後から、さっそく新居に出かけてリフォームの最終打合せ。どういう職人さんに当たるか、運を天に任せざるをえないが、そこそこ競争の激しいところだろうからその中で生き残っていることに信頼を置くことにする。
- 火の気のないところに長時間いるので防寒に気をつけて、ダウンコートの下に毛糸のセーターを着込んでいくと温かい。やはり冬はこの格好がストレスが少なくていいんではないか。
Tuesday, 31st of January 2012
- ちょっと前から迷っていた研究室のPC環境整備の件だが、思わぬところから資金を得ることができたこともあり、DELLのカスタマイズパソコンと{{'MITSUBISHI 27型ワイド液晶ディスプレイRDT272WLM(BK)'}}を生協で買った。
- カスタマイズのポイントは、CPUをCore i7-2600というちょっといいやつにしたのと、あと、メモリを8Gにしたことくらいか。OSはWindows7 Professional 64bit。
- これに、前から使っている{{'東プレRealforce108UBK'}}を接続して、所期の目的を達成。
- その後、少し茶目っ気を出して、Letsnoteとの相性がいまひとつであった{{'acer G5シリーズ 23インチワイドTFTモニタ'}}を接続して、デュアルディスプレイ状態にしてみる。メーカーも大きさも違うディスプレイを並べるとややバランスが悪いが、この広さは新鮮。
- このところ、Web上の辞書を使いながらWordで翻訳したりすることが多いので、そういうときには便利なんじゃないか。あと、〆切が迫った原稿を常に表示させておくことで、逃避のしすぎを防止する効果もあるかもしれない。
- あとはプリンタだが、これは少し迷っている。このところますます紙にきれいに印刷する必要が少なくなってきていて、原稿を提出するのもデジタルデータをメールに添付してということが多いので、はたして今後、場所を取る高機能なプリンタを個人の部屋に備える必要があるかどうか、少し悩むところだ。しかし、ごくたまに、手近なところですぐにコピーやスキャンができたら便利だと感じることもあるんだよな。