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Memoranda Personalia 2012-03 Thursday, 1st of March 2012
院試面接試験。詳細は決して書いてはいけません。
3時間半ほど、ほぼぶっ通しで13名の面接。面接は受験者も大変だろうが面接する方も大変。それぞれに重いものを背負ってやって来ているわけだから、こちらの気力が充実していないといろんなものをもらってしまう。予想以上に危険で大変な業務であることがわかった。
昨日、オンラインジャーナルからダウンロードしたファイルをDropBoxに保存して云々と書いたが、考えてみればiPadからオンラインジャーナルにアクセスできるので、そういう手間をかける必要がないことに気づく。
やってみたら、ややSafariの表示が最適化されていないところがあるものの、無事に目的のPDFにたどりつくことができた。やるじゃん。
しかしこうやってオンラインで入手できるテキストを喜んで大量に手に入れて、そのあまりの大量さに茫然自失するという経験はずっと以前にどこかでやったような気がする。ようするにデバイスが変わっただけで同じ事の繰り返しか。いやいや、iPadにかんしては、なにかもっと違うところがあるはず(、とずっと以前にどこかで考えた気がする(振り出しに戻る))。
Friday, 2nd of March 2012
今週は連日出勤。今日は単位計算とかで、ようするに、進級できなかった学生の成績表をチェックして、それぞれにどんな問題があるかを各専攻で認識しておきましょうという企画。私はこの係ではないが、なんか、諸般の事情で私が出ることになった模様。勤続30年以上の先生と一緒に仕事をしたが、どうもその経験が生かされていないような気がしたのはいかがなものか。以下当然のごとく自粛。
自宅ではようやくリビングのエアコンが設置される。この方面はマルガリータ隊長に任せていたが、無事任務を完了した模様。えらいぞ。
やっぱり最近のエアコンは優れていますなあ。余裕で部屋が暖かい。自分の部屋の10年選手エアコンと比較するのは失礼だが。
なんと目黒駅のAtreの地下に鮮魚店が。これはいろいろ便利。ということで、さっそくカツオを買って帰ってみる。妻の実家からは梅錦が届くし。ありがとうございます。なんか、禁酒時代が夢のよう。(おいおい)
Saturday, 3rd of March 2012
工場のような音を立てる給湯器の件だが、ようやく交換工事の日を迎える。2時間ほどでつつがなく終了。ようやく工場のような音ではなく、ふつうの給湯器の様な音を立てる給湯器になった。
給湯器を交換して追いだきができるようになったので、ジョギングにでかける。目黒駅往復を45分ほどで。予想通り、権之助坂は人が多くて走れない。それ以外は意外に人通りが少なく、比較的快適。
走ると土地の起伏がよくわかる。基本的に、家から目黒駅にかけてゆっくりと下っている。その間も小さな起伏があるが、消防署や警察署、郵便局など、大きな公共機関があるところは高くなっている。なるほど。
目黒通り沿いの歩道はよく整備されて走りやすい。一筋外れると嘘のように閑散としているし。もう少しコースを工夫すれば気持ちのよいジョギングコースになるだろう。
しかし、ネットなどで調べると、このあたりの人は、駒沢オリンピック公園総合運動場に向かって走っているようだ。まだ行ったことはないが道は簡単なので、今度試してみよう。
今日は[[7notes for iPad|http://7knowledge.com/7notes_top/]](800円)というのを入れてみる。手書き変換がすごい。ここまで来たか。これまで、大昔にPalm Pilotやザウルスなどを使ったことがあるが、手書き変換にかんしては実用的でないと感じていた。
しかしここまでレベルが上がると、ふつうに手帳に書き込むことと比較されてしまうだろう。いくらタッチスクリーンの反応が上がったとはいえ、やはり紙とペンの相性にはかなわない。
じゃあどうして購入したかと言われると、ジャストシステムの浮川氏が作ったものだから。もう一太郎は使わなくなったが、ATOKはいまだに==たまに==使っているし、とにかくPCの日本語環境の一時代を作った人であることは確か。だからこの方面も、何か新しいことが始まっているのではないかという期待があってのことだ。
Sunday, 4th of March 2012
駒沢公園まで行ってみる。だいたいうちから3km。公園内にジョギングコースがあるのがすばらしい。一周2kmほどなので、行って一周回って帰ってくれば8kmのコースだ。今日はそれを64分くらいで。コンディションが整ってくれば、2周回って10kmのコースにしよう。
この辺り、少し前までは田舎だったせいか、一筋入ると閑散とする。コースを工夫すれば、快適なジョギングコースになるだろう。
Monday, 5th of March 2012
通信教育課程の卒業論文の振り分け作業。初めてのことでよくわからないが、責任者の人が丁寧に教えてくれるので事なきを得る。来年はPCかiPadを持ち込んで、Web検索を使ってやると能率が上がるだろうということを備忘として書いておく。
昼は朝日屋で鶏南蛮そば。この店で温かいそばを食べるのがちょっと気に入っている。
会議二連発のあと学部懇親会。前のところだとこの手のものは積立金を使って学外で豪勢にやるのが恒例だったが、こちらでは学内の施設で比較的質素に行われるのが恒例のようだ。学会の標準的な懇親会に少し毛が生えた程度。
時節柄退職される方の挨拶があるのはよくわかるが、この場で新任者紹介も行われるのがお国柄。それはいいとして、なんと新任の先生の中に前の職場でお世話になった先生の配偶者の方がいてびっくり仰天。世間は狭いものでございます。
セクションの親分に従って二次会に行こうとしたら、親分がどこかの部屋に拉致されて、巻き添えで自分たちも同じ部屋に拉致される。なんかよくわからないがあまり書いてはいけないことなのかもしれないのでこれ以上書かない。
親分お気に入りのバーボンを飲んだせいか、ちょっと酔っ払うが、そのまま三次会に突入。ビールやスコッチを飲みながら、いろいろ言わんでもええことをペラペラ喋ったような気がするが、あまり考えると気が滅入るのですぐに忘れることにしたい。願わくば聞いていた方もすぐに忘れてくれるといいんだがなあ。うん、きっと忘れているさ。
Tuesday, 6th of March 2012
満を持して確定申告。自宅のMacからe-Taxで行うのが恒例。昨年は途中で職場が変わったり、自宅の売却などがあったりしたのでびくびくしながら数字を入れる。計算自体はすぐにできて驚愕の追加納税額が表示される。電子納税(ダイレクト納税)を設定しているので、問答無用でこの金額が引き落とされるわけだ。ひいい。
確定申告書を提出するあたりで、毎年引っかかることに今年も引っかかる。
*「Safariがキーチェーン...を使おうとしています。キーチェーンのパスワードを入力してください」のところでは、公的個人認証サービスの電子証明書のパスワードを入力すること。
*「利用者識別番号取得時の暗証番号」とは、住基暗証番号でも上のキーチェーンのパスワードでもない。最初に設定したe-Taxのパスワードのこと。(この言い方はやや普遍性がないかもしれない)
*送信後、「本人の電子証明書が登録されている電子証明書と異なるため、再度、電子証明書を確認のうえ送信してください。」という内容のエラーが出て受け付けてくれない件は、転居で電子証明書の内容が変更になったので、これを最初に登録しておく必要があったため。この登録作業もわかりにくいが、[[このトップ画面|https://www.keisan.nta.go.jp/h23/ta_top.htm]]左側メニューの「電子証明書の登録・再登録のみを行う方」から作業する。この「のみ」は誤解を与えるから取ったほうがいい。「電子証明書の登録・再登録」で必要十分。
*電子証明書の有効期間は3年間なので、3年後の自分は要注意。今年は1年目だから、平成26年の申告を行う前に更新すること。
駒沢公園を一周回って帰ってくる。今日は疲れが出たのかあまり体が動かない。8kmを73分くらい。早歩きよりも少し早い程度。あまり運動にならないように見えるが、しかし、この時間、姿勢を正しく保つのはけっこうキツイ。たぶん明日の朝は体幹筋がバリバリだろう。一気に以前の状態に戻そうとせずに、ゆっくりと調子を上げていこう。すべての面で。
Wednesday, 7th of March 2012
通勤オプションには実はもうひとつあって、バスの乗り継ぎというやり方があるので試してみる。裏のバス停から目黒駅まで乗って、そこで別のバスに乗り換えるとあーら不思議本社正門前に停まる。らくちんすぎる。しかし、この乗り継ぎは、東急バスと都営バスが入り組んでいるので料金体系がすっきりしない。同じ会社のバスだと割引があるが、違う会社の場合はそれがなく、他のルートに比べると割高になる。どれかのルートが圧倒的に有利にならないように、うまくできていると言えばいいのか。
これも懸案の散髪を片付けることに。オプションが多すぎて戸惑うが、会社の近くの普通の理髪店を攻めてみる。予約制の所も多いので念のため電話を入れると、かなり年配の印象を与える声の主人が出る。「今から行けばやってもらえますか?」と聞くと、「さあ、だれかが来ればその人からやるし、来なければまあできますけど」という、なかなか含蓄のあるお答え。
行ってみると、店構えこそ古びているが中は明るく清潔。掃除が行き届いてます、という感じ。年配のご主人と、そのご子息といった背格好の人がいる。いかにも「正しい床屋」といった風情で、30年前からあるような整髪料の瓶が並び、ラジオからは「新橋二丁目七番地」というような歌が流れている。
コミュニケーションも簡素で、最初に簡単に長さの指示だけすると、あとは黙々と仕事をする。たっぷり1時間くらいかけて、カット、顔剃り、洗髪とやってもらった。カットの技術などはよくわからないが、仕事が非常に丁寧だと感じた。欲を言えばもう少しリラックスした雰囲気があればいいが、あまりおしゃべりでこちらが気をつかうようなところも苦手だし。
今後のデフォルトになるかどうかはわからないが、有力候補であることは確かだ。
よせばいいのにまた走りに行く。昨日に比べると疲れが取れて体が動く。公園内の2kmのジョギングコースの最初の1kmは6分少々。しかし、これがややオーバーペースで、復路の途中でエネルギーが切れる。一時の調子の良さに惑わされて全体的なペース配分を誤る、というもっとも基本的なミスをしてしまう。まだまだリハビリ途中ということを肝に銘ずべし。
Thursday, 8th of March 2012
本当のことを言うと実はもう1つだけ出勤経路があって、裏のバス停じゃなくて、5分ほど歩いて大通りのバス停から東京駅行きのバスに乗るという手がある。これをやってみると30分ほどであ~ら不思議(もういい)本社の正門前に停まる。これも楽ちんだが、難点は、あまり本数が多くないことと、それから、かなり多くの種類のバスが走るので、その中から適切なものを選択して間違わずに乗るのに少し神経を使うこと。
しかし、先日、学生時代に自宅近辺に住んでいたという先生とお話する機会があり、その人は、この直通バスを利用していたそうだ。いずれにせよ、今後はバス通勤がデフォルトになることが予想される。
ジョギングで体が疲れているせいか、なぜか肉々しいものが食べたくなり飲食街をうろつく。ちょうど美味しそうな肉の写真が目に止まり、価格も手頃なのでご入店。さっそく写真にあった牛タン生焼定食というようなものを注文するが、出てきたものを見てびっくり仰天。写真とだいぶ違うでないの。
ここでふと我に返る。ようするに、メニューに写真を載せているような店は、その写真で客を釣ろうという魂胆があるのだから、最初の段階で選択肢から外すべきだったのだ。己の食欲に負けて合理的な判断をしそこなうという痛恨のミスである。
[緩募]大学近辺で、1,000円以内でたくさん牛肉が食べられる店。
Friday, 9th of March 2012
東大のDietzさんが新しいフォーラムを作ったようなので、ここでも宣伝しておきます。
[[Tokyo Forum for Analytic Philsophy|http://tf-ap.com/]]
とくに学生さんたちは、こういうのに顔を出して刺激をもらうといいと思いますよ。
今日も5分歩いて直通バスに乗ろうとしたら、たまたま来たのが目黒駅止まりのバス。その次の直通バスがどのくらい待てば来るのかとっさにわからず、気弱くそのまま乗車。デフォルトにするなら早く時刻表を頭に入れねば。
常々バスの方が電車ほど疲れないのはどうしてだろうと思っていたが、今日、いくつか思い当たることがあった。
*バスのほうが比較的人ごみに巻き込まれることが少ない。(田舎の人は、駅やホームの人の波を見るだけで血圧が上がる。)
*前を向いて座るので、Gのかかり方が自然。電車だと横Gを食らうので、体側の筋肉が疲れる。(都会で生まれ育った人は、このあたりの筋肉のつき方が違うと思う。)
Saturday, 10th of March 2012
{{isbn_detail '0195326091'}}
分析系トマス研究の新しい入門書が出たのでお知らせしておきます。このシリーズは、かなり「入門」を意識してそれほど内容が高度でないので、学生さんが自分の関心領域について読む最初の本として適しているとおもいます。
三田の図書館にも入れておきましたので利用してください。
気仙沼方面にボランティアに行く娘が途中に立ち寄るという意識で福岡からやってくる。ほんとうは福岡から仙台まで飛んだほうが安上がりだと思うが。
こちらとしてはなにはともあれ大歓迎だから、母親は近所のスーパーに行って食料をどっさり買い込んで料理を作り、そのあいだに父親は羽田空港まで迎えに行く。
しばらくぶりに会ったらまた一段とキレイになって誇らしい。このあたり親馬鹿丸出だから勘弁してもらいたい。
Sunday, 11th of March 2012
震災一周年ということでテレビはどこの放送局も特集番組をやっている。あれから一年、と言うが、私らには二重の意味がある。ある意味で、今回の転職は、家族と自宅を含む日常生活を吹き飛ばした大津波だった。
特集番組の中で、一年経って、再び自分の家を買った老夫婦がいたが、どうしても自分たちを重ねてしまう。
たまたま出ていた気仙沼のホテルは、娘がボランティアに行くそのホテルなんだそうだ。
急に走り始めて実は足首あたりが少し痛いんだが、関節痛と言うよりは、筋肉痛に近い様子なので、あまり気にせずまた走りに行く。この日は体がよく動く。前回、調子に乗ってペースを上げすぎて途中でガス欠になったが、この日は調子に乗ってペースを上げても最後まで余裕があった。リハビリ順調。
Wednesday, 14th of March 2012
ご成婚二十五周年記念行事として熱海に一泊旅行に出かける。
品川から新幹線で40分。下手をすると通勤圏だ。
梅園に行くと、今年は寒くて開花が遅れているとかで、ちょうど見頃。天気もよく、ゆっくり見てまわる。
MOA美術館というところにも行ってみる。なかなかの品揃えで、モネやレンブラントなどもある。O田M吉という実業家が個人が作ったものらしいが、どうやらこの人は某教団の教祖でもあって、その方面の人員や資金が流れ込んでいる模様。美術館らしからぬ一種独特の雰囲気はそういうわけか、と妙に納得。
旅館は離れの一室。古くからある宿らしく、静かで落ち着いた雰囲気だが、建物などはそれなりに老朽化していて、お得感という面では微妙なところ。しかしまあとにもかくにも、温泉に入って一晩ゆっくり過ごせたのはよかった。
Thursday, 15th of March 2012
朝風呂に入ってゆっくりチェックアウト。そのまま海岸まで歩くと遊覧船がいたので乗ってみる。30分くらい付近を遊覧する。松島で遊覧船に乗った時もそうだったが、ここも例によってカモメが追いかけてきて餌をねだる。乗客が餌を与えるのを知っているのだ。しかしここではカモメと同じくらいの数のトンビも参加しているのでちょっとこわい。
ちょうど通りかかったので「お宮の松」にも行って写真を撮る。柴又の帝釈天に行ったときにも感じた、「そもそも実話じゃねーし」感がすごい。
バスで熱海駅まで戻り、歩いて池田満寿夫・佐藤陽子創作の家というところに行く。この道は坂がきつい。まるで油山観音に行く道のようだ。ただしイノシシはいない。「創作の家」自体は、自宅に作品を飾って美術館っぽくしている。有名な芸術家の家にしては質素だが、当時のパソコンやオーディオなど趣味のものがそのまま置いてあるところが人間くさくてよかった。
アトレの地下で寿司を買って帰って乾杯する。二十五年というのはちょっとした年月である。
Friday, 16th of March 2012
{{isbn_detail '4883205517'}}
話題になっているので買おうかなと思っていたら、著者から送っていただいた。ありがとうございます。こちらが転職やら引越しやらで住所があちこちしたせいで届くのが遅れたのかもしれない。
実は、別の本を読んで遅れている礼状を書こうと思って大学に来たのだが、たまたまこの本が届いていて、読み出したら面白くて止まらず、やっぱり全部読んでしまった。
面白いというのは、もちろん、ミミズを使った生ゴミ処理という「エコ」なテーマも興味深いのだが、そういうことよりも、この本に登場する三浦さん自身が、なんか間抜けで妙に人懐っこくて、これまで多方面に展開されてきた三浦芸術の過激さを知っている人からすると、まずその落差に心がざわざわする。「あとがき」でちゃんとご本人がタネ明かしをしているように、自分とその実生活を材料にして「キャラクター造形」をとてもわかりやすくやって見せたということなんだろうけど、しかし、その見事さというか、一歩間違うと「へ~、三浦さんって実はこんな人なんだ~」という誤解を与えるギリギリのところの危険さというか、そのへんを多分ご本人も楽しんで確信犯的にやっているんだろうな、とか思っていると、やっぱりこんなにわかりやすいのはもしかするとダマされているんじゃないだろうかなどとまたハラハラするという、幾重にも楽しめるメタな本です。
Monday, 19th of March 2012
3月末〆切の原稿については、2月中に半分くらいまでやっておけば、あとは余裕で間に合うという心づもりだったが、ふと気がつくと3月19日でないの。3月のこれまでの20日ほどはいったいどこに行ってしまったのか。つくづく時間の経ち方というのは不思議なものだ。
今日は通信課程関係の某業務。この時期になってもこの手の業務が散発的に入っている。
Tuesday, 20th of March 2012
春分の日。英語のequinoxという言葉は「等しい夜」を意味するラテン語から来ているが、どうして夜なのか。現象としては「夜と昼が等しい」のだから、夜だけに注目するのはおかしい。equidies(等しい昼)という言い方でもいいはずなんだが。
いやむしろ「等しい」という関係は二項関係だから、夜だけや昼だけが「等しい」というのは意味をなさない。やはりこれは「夜と昼が等しい」という言い方の省略表現なんだろう。(ちゃんと調べろ)
失われた2/3の3月をとりもどすために祝日出勤。あまり人がいないので静かで良い。しかし廊下が暗くてトイレに行くのにも手探りをしないといけないのはどうにかならんのか。たぶんどうにかなるんだろうけど、その、廊下の電灯のスイッチがどこにあるかわからない私がいけないのか。
6時前に帰宅してジョギングにでかける。駒沢公園二周コースがデフォルトになってきた。公園のジョギングコースが組み込まれたことで、これまで過酷なまでに孤独だった活動が若干の社会性を帯びてきて楽しい。運動公園だから、みんな体を動かすためにやってきている。だから、ストレッチをしようが腕をグルグル回そうが、周囲から奇異な目で見られる心配はない。「ああ、腕をグルグル回しているな」という暖かい視線を感じる。
注意すべき点としては、ジョギングには決してあってはならない「競争」という意識が混入しがちであること。いろんなペースで走っているから、抜いたり抜かれたりする。とくに競っている意識はないが、人を抜くときはちょっとペースを上げるので、その上がったペースのままで走ってしまう。あるいは、無理をして一生懸命に走っている人がたまにいるが、そういう人を見ると、集団で生きてきた動物として、自分もちょっとだけ一生懸命になってしまう。
それはそれで楽しめばいいのだが、調子に乗っていると膝を痛めてしまうので、あまり調子に乗らないように、この点は十分に注意したい。
Thursday, 22nd of March 2012
朝から業務二つ。この手の業務に行くと必ずいるお気の毒な一義性の先生から明日の卒業式のことなどについて情報を仕入れる。
一つ目の業務は、他学部から編入する学生の単位の読み替えを、当の学生と教員と事務員が話し合いをしながらやるという企画。事務と教務委員だけで機械的にやってしまうところが多いと思うが、どの単位をどう読み替えるかで、今後の科目の取り方が変わってくるので、こういう方式になっているというのは興味深い。
学生さんにとっても新しい専攻のどんな方針で自分の単位が何に読み替えられるかを目の前でやってもらえるのでわかりやすいし、教員の方も、こういうことをやると自分のところのカリキュラムの仕組みが==基礎的に==多角的に理解できて勉強になるんである。
Friday, 23rd of March 2012
卒業式。一年前はできなかったので無事にできてよかったですね。
ちゃんと事務方から業務命令が来るのがお国柄。どういうことかというと、大学全体で式があって、そのあと、学部をすっ飛ばして、専攻単位での学位記授与式になる。その授与担当者という任務を拝命しているわけだ。ウチは対象者が20名ほどだが、来たのは10名くらい。
前のところだと、だいたいほぼ全員出席で、そのあと卒業パーティーとかがあって、そのあとも教員(プラス巻き込まれた卒業生や院生)で==無駄な==二次会があって、日付が変わってから解散というパターンだったが、こちらでは、正午近くに始まってほぼ2時間で終了。楽と言えば楽。どうやら、いろんな文脈でパーティー系をやっているから、公式には極力簡素にという方針になっているようだ。まあ、そのほうが自由でいいですな。
来年からは、ゼミ関係とか、院生関係とか、もうすこし(個人的に)充実した卒業式になればいいなあと思ってますが、なにはともあれ、卒業おめでとう。
Saturday, 24th of March 2012
遅れている原稿をやっつけるために出勤。土曜日だから静かだろうと思ったら人の出入りが激しくうるさいのなんの。卒業式の次の日だからまだなにかやっているんだろうか。どうもこのあたりの日程の把握がまだできていない。
早めに帰宅してジョギング。ゆっくり公園まで走って、公園内のコースは、5分30秒/kmくらいで2周(4km)。さすがジョギングコースというだけあって100mごとに印がついているので、自分のペースがよくわかる。
走ったあとは公園の大きな木を利用してストレッチをするのがお気に入り。長らくストレッチをサボっていたせいで、股関節の可動域が狭まっている。とくに後ろ方向に足が上がらない。この症状が進むと老人特有のちょこちょこした走りになってしまうわけだ。いつまでも足をびゅーんと後ろに伸ばして走りたいものだ。(すでにダメ)
Sunday, 25th of March 2012
先日久しぶりに革靴を出したら塩吹きがひどい。ところどころ白くなっているので、黒の革靴の全体的な印象が台無し。拭いたりクリームをつけたりすると一時的に白いものが取れるが、またしばらくすると浮き出てくる。
もう四五年履いているので買い換える時期かもしれないが、やるべきことはやっておこうということで水洗いをしてみる。ネットなどで調べると、革靴をバケツにつけて洗うということは、それほどひどいことではないらしい。
で、二日前にバケツの水でジャブジャブ洗い、1時間ほど漬けて塩抜きをしてみたんだが、まだ乾かない。天気が悪かったということもあるが、なかなか時間がかかるものである。それに、先ほど見ると、やっぱり白いものが浮き出てきている。完全に乾いたら、もう一度クリーナーで汚れを取って、ひと通り手入れをしてみるつもりだが、いよいよこれはもうダメかもしれない。黒の革靴はどうしても必要なものだから、==銀座にでも行って==一足買ってくるかな。
Monday, 26th of March 2012
この時期になってもまだやっている某業務。けっこう時間と集中力を使うので大変。
そのあと、残り少ない集中力を使って某原稿。あとひといき。
駒沢二周。いつものようにジョギングコースでは1kmごとにタイムを記録。
#6' 24''
#6' 03''
#5' 54''
#4' 48''
最初は、ゆっくり目に行こうと思っていたが、だんだん調子が上がってきて、最後の1kmは、ちょっと力を入れてみる。予想以上にタイムが上がったので自己満足。しかし本当は、タイムよりも、ちょっと力を入れて走ってみようかと思えるほど気力が戻ってきたことが喜ばしい。
Tuesday, 27th of March 2012
午前中原稿書き。だいたいできてきたことにしよう。
原稿書きに==あきたので==めどがついたので、昼食後、散歩に出かける。天気がよくて気持ちがいい。増上寺から旧芝離宮恩賜庭園へ。150円取られる。まあ、友泉亭のようなものだな。ちょっとこっちの方が広いか。梅も咲いていて気持ちがいい。
ちょっと散歩のつもりだからさっさと帰るべきなんだが、この近くにかなり大きな公園があることを思い出し、地図を頼りに行ってみる。浜離宮恩賜庭園というところ。300円取られる。ここは広い。しかし、とくになにがあるというのでもない。外国人観光客の集団があちこちにいるが、なにを見ているのだろうか。季節もあるんだろうが、150円の方がずっとよかった。
しかし、どちらの公園(庭園)も、ビルがびゅんびゅん建ち並ぶ中にあって、大きな道路も何本も近くを走っていてゴーゴー音を立てているし、なんとも異様な雰囲気だな。
先日水洗いした革靴だが、乾燥が完了したようなのでクリームを塗って手入れをしてみる。デリケートクリームで汚れを落とし、しばらくしてから、コロニルのDiamantを塗り、30分ほど放置してから磨く。
なんとか復活したような気がするがどうなんだろう。少し黒が薄くなっているところがあるような気もするが[[(1)|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/03/post-721.html]]
[[(2)|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/03/post-722.html]]、これはあとで靴墨を足しておけばいいか。しばらく様子を見て、塩が浮いてこないようであれば、今回の水洗い大作戦は大成功ということだ。
Thursday, 29th of March 2012
こちらの中世哲学の研究グループの懇親会に呼んでいただく。近所の中華の店。けっこうreasonableな値段で美味しいので、今後使うようにしよう。
一年前にも{{my '20110414#p04','同じような会'}}に呼んでいただいたが、一年経つとやはりかなり慣れて、酒量も会話量も格段に増えた。しかしまた例によって言わんでもいいことをペラペラとしゃべってしまったような気がする。何度も同じ反省をするのは反省をしていない証拠である。==ばれたか。==
11時前のバスはやっぱり普段より混んでいるが、一年前に受けたようなダメージは受けない。これもまた進歩のしるし。
Friday, 30th of March 2012
{{isbn_detail "9784000282383"}}
「トマスと言語哲学」という章を書きました。これも古い原稿で、調べてみると2008年9月28日に脱稿したもの。たしか待兼山方面で発表したことがもとになっている。
一義性の先生からの多義的な注文で苦労した記憶があるが、できあがったものを見ても、なんか自分のだけ内容が浮いているような気がしないでもない。==ま、いつものことだけど。==
この前ペースを上げて走った反動か、その後調子が悪い。一昨日は、走り始めたときは体が軽かったが、だんだん重くなってきて、まったくペースが上がらなかったが、この日は、最初から最後まで体が重く、だいたいずっと9分/kmくらいのペース。途中、1kmだけ「ちょっとくらい走るか」という感じで6分に上げることはできたので、体のどこかが悪くて走れないというわけではないのだが、まったくやる気がでない症状。帰宅すると、いつもより遅かったので家族が心配していた。
この不調がどういう意味を持っているのか、もう少し様子を見て、大きな流れの中で理解したい。
Saturday, 31st of March 2012
平成23年度もめでたく最終日を迎えた。ほんとうにいろいろと多方面にご苦労さまでした。どうか平成24年度があまりひどいことになりませんように。
某原稿の〆切日でもあるので出勤して最後のひと踏ん張りをやってみる。しかし土曜日が〆切ということは、実質的には月曜日に届けばいいということなんだろうな。==いや月曜日に発送すればいいということではないか。==
外はすごい風が吹いている。天気図を見ると大きな前線が通過中。これをもって春一番としたいところだが、残念ながら春分が過ぎているので、春一番と呼ぶことはできない。だけどみんな心の中で、「これが春一番だよな」とつぶやいているに違いない。
http:my_images/2012-3-31.png
午後4時頃に前線が通過した模様。薄着で出かけた娘が心配。