Memoranda Personalia 2013-05
Wednesday, 1st of May 2013
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- ちょっと前に、編者の一人である松田氏から送っていただく。ありがとうございます。
- なんか硬い題名の本だなと思って中を見ると、なんとこれは、京都大学西洋近世哲学史講座の小林道夫教授の定年退職記念論文集ではないの。しかも、総勢10名の研究者たちが、寄ってたかって小林さんを批判し、小林さんは返す刀で、それらの批判を一つ残らずばっさばっさと切り捨てるという、なんとも痛快な哲学的論争の本。
- あとがきに、「よくある退職記念論文集ではない」とあるが、まさにその通り。というか、哲学者・研究者の退職記念論文集はかくあるべしという、後世に範を示した記念碑的労作と言えよう(褒めすぎ?)。
- 以前ある機会に、退職記念論集というのは、みんなで寄ってたかって批判してこそ意味がある、というようなことをしゃべったことがあり、今回、同じような感覚の本がじっさいに出て、少し溜飲を下げる思いだ。
- その意味でも、これはタイトルが間違っていて、『小林道夫をめぐる論戦』とか『小林道夫との対決』とか『小林道夫とその批判者たち』とか、もっと小林先生の名前を前面に出した方がキャッチ−だったはず。とはいうものの、たぶん小林先生がやめてくれと言ったんでしょうね。
- ちなみに、小林先生の「西洋哲学史研究会」には、とくに博士課程になったころから通って、大きな刺激を受けた。留学というものを現実的に考えるようになったのは、小林先生の影響が大きいように思う。ちょっとここに書いて、こっそり感謝の気持ちを表明しておきます。
Thursday, 2nd of May 2013
- いろいろ記録。
- 今年度第1回関東七隈会総会が吉祥寺の鳥良で開催された(参加人数4名)。今年度から八王子大学に転出した、時代からけっして遅れることがない8階のT教授の名誉会長から平会員への降格人事が提案され、満場一致で可決された。今後、あらたな名誉会長の選出が急がれる。
- 東急渋谷駅が新しくなって、前とはずいぶん離れた場所になってしまった。せっかく覚えたのに。この日は、同じ路線を使う某M教授のあとをついていって事なきを得る。今後、何号車の何番扉から乗ると云々、という細かい調整が急がれる。
Friday, 3rd of May 2013
- 連休でいい天気なので、新宿御苑を散歩。新緑やツツジやバラがきれい。
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- 昼食は、駅前のポンパドールで買ったサンドイッチをベンチに座って食べた。気持ちよかったが、少し風が冷たい。
Saturday, 4th of May 2013
- 昨日、薄着で体が冷えたのか、連休なのに体調が良くない。
- おまけに、休日とあって台所の蛇口を入念に掃除していた奥さんが、誤って蛇口をゆるめてしまい、水漏れが発生。この連休中にえらいこっちゃ、とややあわてる。冷蔵庫に張ってあった水漏れ110番のような広告を見つけ、あまり考えずに電話。数時間後、巡回作業員がやってきて、キュキュッとネジを締めて解決。ネジを締めればいいことはわかっていたが、素人はそれをやる工具を持ってない。驚いたのは請求額で、基本料金が1万5千円で、2千円==謎の==割引で1万3千円なんだとか。基本的に、急な水漏れで困っている人を相手にした商売だから、あまり良心的な価格設定にする必要がないことは理解できるが、それにしても大胆。
- 【教訓】急な水漏れでもあわてないように、自宅の水栓がどこにあるか、止水するのにどのようにすればいいか、一度くらいは経験しておきましょう。水を止めてから、インターネットなどを使って、ゆっくりと業者の選定をしましょう。可能なら相見積をとるなどして、事前に価格も確認しておきましょう。
Sunday, 5th of May 2013
- 奥さんの体調が今ひとつなので、一人で散歩。というか、体がなまっているので、二時間のwalking。
- 事前の計画では、玉川通りまで行って、駒沢公園に北側から入り、適当に運動してもどってくるつもりだったが、玉川通りをどこまで歩いても駒沢公園がない。あとで確認すると、そもそも駒沢公園は玉川通りに接していないことがわかった。おまけに、休日(それも日曜日)なのになぜか駒澤大学の近くで大学生の群衆が歩道一杯にあふれている。walkingどころではない。渋谷のスクランブル交差点を延々歩いているような感覚。
- そのうち、明らかに駒沢公園を通り過ぎていることに気づいて、どこかで左折しようと思っていると、呑川緑道が現れたのでそこに入る。あとは延々それを歩いて都立大学へ。少し通りすぎて鉄飛坂を上り、環七に出る。
- 距離としてはだいたい10kmだが、地図も持たずに知らない道を歩いたので精神的に疲弊する。
- 【教訓】任意の公園に行く時には、その公園の出入り口がどこにあるかちゃんと確認してから行きましょう。
Monday, 6th of May 2013
- どうしても研究室でやらないといけない仕事があって、休日なら静かだろうと思って出勤。最初は人の気配もせず調子よく進めていたが、午後からやっぱり某共同研究室に人が来て、なにやら大きな声でしゃべっている。うんざり。
- まあ、この件も、最初に比べるとずいぶんよくなってきて、廊下での立ち話や、ドアを開けたまま学生たちが騒ぐというようなことはなくなってきたが、しかし、基本的に防音の悪い構造の部屋なので、そこに学生を集めて授業をしたり、大きな声で面談をしたりすると、周囲に迷惑がかかるのは避けようがない。
- 部屋を変わることは可能みたいがだが、それで解決する問題でもないということが最近わかってきて、ようするにこれは、カルチャーショックのようなもので、研究室での仕事というものについての認識を改めないといけないようだ。少なくとも、うんうんうなりながら難所を読み進める、というような仕事を研究室でやろうと思ってはいけない。
- 【教訓】だからさっさとノイズキャンセリング機能付ヘッドフォンを入手すべし。
- 夜は、東京の大学に通っている甥と姪をウチに呼んで、栄養をつけてやる。
- ちょっと前まで子供だったのに、すぐに大きくなるもんだ。
- 唐揚げやスペアリブなど、お子様メニューが食卓に並ぶのも久しぶり。
- つられて食べて、昨日の2時間walkingのダイエット効果を粉砕する。
Tuesday, 7th of May 2013
- あっという間に連休が終わって、連休明けに突入。
- 連休明けということで、かねてから予告されていた某大岡山博士のサブゼミ(論理学講義)炸裂。ぼんやり途中から始めて記号操作ができる程度で喜んでいてはいけない、という観点から(ほんとうか)、論理と論理学について根本から考えてみよう、という趣旨。論理と哲学の関係に興味がある人、あるいは、大岡山博士に興味がある人は、火曜4限のゼミの前の時間、同じ教室でやってますから是非参加してください。
Thursday, 9th of May 2013
- 「[[「能率手帳」は「NOLTY」へ変わります|http://www.jmam.co.jp/new/newsrelease/1281625_1362.html]]」というショッキングなニュースが飛び込んできた。これまで何度も書いたように、2011年から使い始めて3年目、抜群の安定感で激動の日々を支えてくれているが、来年度からNOLTYという商品名になり、「若年層」に売り込んでいくらしい。
- しかし、若者受けを狙って商品名をアルファベット表記にするという発想には毎度のことながら目眩を感じる。そういうのは昭和な発想で、じつは「能率手帳」というのが、==周回遅れにせよ==けっこう今の時代から見ればオシャレな感じだと思うんだがなあ。
Thursday, 16th of May 2013
- 気温の変動幅が大きく、室内外を問わず服の選定が難しい。とりあえず、その日の予想最高気温が25℃以上ならクールビズ(半袖ポロシャツ+チノパン+スニーカーソックス+スリッポン)、以下ならサマースーツという原則を立てている。この日はちょうどその中間だったので、長袖ポロシャツ(袖まくりができるタイプ)を着ていったが正解だったようだ。
- 夕方突然の雷雨。小さい傘では濡れるほど。このところしばらく、スーツ姿の外見の完成度をより高めるために、茶色の革の手提げカバン(使用17年目)を使用していたが、クールビズの服装が交じるようになって、もとのナイロン地の2wayビジネスバッグにもどしていた。雨の日は傘をもつのでやはりショルダーストラップ付きのカバンが便利。