Memoranda Personalia 2018-11
Thursday, 1st of November 2018
- シカゴ三日目。今日は水族館と自然史博物館に行く予定。
- 二回目なので、駅のパーキングと一日乗車券の購入も問題ないと思ったら、カードの読み取りがうまく行かず手間取る。自動販売機のカード読み取り機が動かないことがこちらではよくある。
- Roosevelt駅で某氏と待ち合わせ。少し遅れて到着したA氏は朝ご飯がまだだというので、近くのスタバに入って軽く食事。
- 歩いて水族館へ向かう。風が強い。シカゴは「風の町」と言うらしいが、それを実感する。ミシガン湖から吹き付ける冷たい風で、体感温度は0度くらいに感じる。
- 水族館と自然史博物館は、湖沿いのほぼ同じ敷地内にあるので二つを見て回るのは簡単。
- 昼食は、水族館内のフードコート。シカゴピザがすごいという情報があったので、ピザを食べたかったが、メニューにはなく(正確に言うと、シカゴ風のすごいピザはなく)、シカゴ風ホットドッグにする。こちらも、ニューヨークのシンプルなのとは違う。
- 某氏と一緒にホテルの近くの1日目に行った店に行き、食事。店長に「美味しかったからもどってきた」と言って喜んでもらう。食事の他にビール2杯とワイン1杯をいただいたが、料理、接客、雰囲気ともよく、なかなかの実力店とみた。
Friday, 2nd of November 2018
- 9時過ぎにホテルを出る。Chicago市内へ行くのをやめて、途中のSpringfieldへ向かう。リンカーンゆかりの地ということで、博物館などがあるらしい。
- 途中、ガソリンを入れるついでにハンバーグ屋で昼食。注文のしかたを少し間違えて、チーズとハンバーグだけのハンバーガーになってしまった。これはこれで美味いが、レタスやトマトが乗っていた方が、さらに美味しかったに違いない。
- Springfieldでリンカーンの住んだ家と博物館をめぐる。たぶん政治がらみで資金が投入されていて、小ぎれいな町だが、それ以上に紅葉がきれい。
- セントルイスに入ったあたりで大雨になり、複雑な高速道路と相まって非常に走りにくい。なんとか切り抜けて、近くのスーパーに立ち寄ってから帰宅。ふぅ。
- なんとか無事にドライブを終えてほっとした。面白いのは、単位が違うにもかかわらず、自動車の走行速度がほぼ同じこと。安全に走行できると感じる速度は、同じ人間だからほぼ同じということか。
Saturday, 3rd of November 2018
- 午前中、レンタカーの更新に行く。2ヶ月借りているが、会社のシステムが1ヶ月単位になっているので、このタイミングで書類を更新しないといけない。担当者が変わると言うことが変わるのはいつものことだが、今回は、故障したときに、特定の業者に車を持っていくと、そこでの料金が無料になることと、次回にレンタルを延長するときは、事前の予約は必要なく、その日に行って、延長したい旨を告げればいいと言われた。本当だろうか。
- その足でClaytonのSchnucksへ。新しいTequilaを買ってみる。
- 昼は自宅でパスタ。
- 午後はゆっくりする。
- 夜は牛ステーキ。とてもうまい。
- 孫とFacetime。WiFiの具合が少し悪いが、ごねているところを鑑賞。
Sunday, 4th of November 2018
- Daylight Saving Timeが朝4時に修了。サマータイムとは言わない。日本で導入についての議論があると思うが、こちらでは、古い制度なのでそろそろやめましょうという論調が多いように思う。
- 長い午前中を利用して、片付けるべき仕事をいくつか片付ける。えらいえらい。
- 昼は自宅でラーメン。久しぶりに棒ラーメンを食べる。こちらで入手できる各種ラーメンの中で、これが一番美味いかも知れない。
- ずっと雨。夕方、晴れてきたので散歩に出る。Forest Parkの東の方をぐるっと回って、West Pineを通って帰宅。このあたりは広葉樹が多く、秋の景色が素晴らしい。
- 夕食はポークのロースト。チビポテトも一緒にローストして安定感抜群の美味さ。
- 最近、夜はNFLを見ている。
- 朝、MacBookでアップデートを始めたら、データ量が多く、結局一日かかった。
Monday, 5th of November 2018
- 論理学ゼミ。様相論理について引き続き。accessibilityを考えないモデルをライプニッツモデル、考えるのをクリプキモデルと分けて教えるのが定番みたいだ。テキストの先を見ると、今後、反事実的条件文を経て、様相述語論理までやるみたい。論理学の専門家向けの授業もいいが、哲学の学生向けに、こういうのがあってもよいのではないか。
- 外は大雨のようだがオフィスに窓がないので残念ながら鑑賞できない。
- 夕方ジム。
- 急に日が短くなって、帰宅時は暗い。冬はこれからずっとこうなんだろう。
- 今週は宿題が多くて大変。全部こなすのは無理なので(おいおい)、重要度を絞ってできるだけ対応したい。
- 先日奥さんが料理中に華麗に火災報知器を鳴らした件に関連して、大家さんがワンランク上のフライパンを供給してくれる。ありがとうございます。furnishedのアパートだが、備品がバージョンアップされるなど配慮が行き届いている。
- 明日は中間選挙。大きく民主党が巻き返すように見えて、意外に共和党が強いのではないか。そのくらい今のアメリカは保守に入っている気がする。
Tuesday, 6th of November 2018
- まだDST(daylight saving time)の影響で一時間早く目が覚める。
- 奥さんは図書館のESLに出かける。トルコのご学友の自宅に招かれてお茶をして帰宅。わしよりも数段充実した生活を送っているような気がする。
- 大家さんから感謝祭の企画のお誘い。感謝祭と言われてもピンと来ないが、こちらではかなり大きな祝日で、家族で外食をするのが決まりみたい。
- 今週はJGのゼミが二つあり、それぞれに宿題が大量にでている。ある程度目を通したところで、翻訳作業。
- 夕食はチキンのモモ肉のトマト煮。日本でも定番だが、こちらの方が数段うまいように感じる。
- 夜は某業務でSkypeによる遠隔面談。WiFiの調子によってはオフィスに行こうと思っていたが、なんとか自宅でできた。
- 中間選挙の速報を各局でやっている。上院は共和党、下院は民主党という状況。やはり民主党が巻き返したということなんでしょうか。ご当地はベテラン民主党上院議員が若手共和党議員に敗れるという波乱だそうだ。よくわからないが、州の名前や位置関係を勉強するにはうってつけ。
Wednesday, 7th of November 2018
- 徐々に寒くなる。昨夜は大家さんの部屋の室温が上がらず、ボイラーを動かしたので、三階の室温が上がりすぎて窓を開ける。
- 論理学ゼミ。いわゆるライプニッツモデルでメタ言語によるvalidityの証明の練習。今後の基礎となるということで、けっこう入念にやっている。
- 今日はJGのゼミが夜にあるので、午後はオフィスで翻訳に励む。ゴールが見えているので予想以上に捗り、とりあえず最後まで訳し終える。ぱちぱち。
- JGの臨時ゼミ。6:00-8:30という時間帯。内在主義・外在主義の話。講義中に急に話を振られて緊張するという一幕あり。
- 明日は第二週の木曜日なので、朝早くに大家さんからMessageが来ないように車を移動させておく。
Thursday, 8th of November 2018
- 午前中はJGの翻訳関係のお仕事。1st draftができたので、著者への質問などをまとめる。
- 昼前に近くのスーパーへ行き、重いものを買う。500mlのペットボトル24本入りの水が$1.75で売られていたので思わず購入。一本当たり7セントとは驚く。
- 2:30からJGの通常ゼミ。今回は論理学ゼミのJoeの認識論理のお話し。難しくなると予想していたが、主な話題は、indicative conditionalのこと。material conditionalを日常言語に当てはめたときにどんなに変かという話は昔から大量にあり、それをどう処理したらいいかということもたくさん議論されている。その中の一つの試みという位置づけでいいでしょうか。
- 例によって木曜ゼミの後はレセプションというか飲み会というか。Twisted Rootsで地元のIPAビールを飲みながら、JGさんと翻訳についての話ができたのがよかった。
- JGさんと論理学のJさんと3人で、場所をCWEに移して
さらに飲む食事。前回の続きでバーボンをいただく。なぜか日本の「響」が出てきたりして、この店のバーテンダーはスコッチとバーボンの区別がついていない模様。夕食としてはローストチキンをいただく。なぜかぐだぐだに盛り上がって11時時半頃まで居座る。とりあえず翻訳が最後まで終わったことを祝してこの店は奢らせていただく。
- Ernest Sosaがキューバ生まれで英語が第一言語でないということを初めて知った。
- 霙交じりの雨が降って寒い。歩いて帰るのはきついと思っていたら、論理学のJさんが車で送ってくれた。先ほどまでバーボンを飲んでいたことは考えないようにする。
- 奥さんは国際親善でイラン人のご学友の自宅に招かれ、トルコ人やインド人のご学友たちとランチをしてきたらしい。
Friday, 9th of November 2018
- 9:15からJGの博論検討会。SJの発表。出席者が少ないので発言を求められていろいろ言わなくてもいいことを言ってしまう。
- 午後はオフィスでお仕事。
- 夕方ジム。
Saturday, 10th of November 2018
- 少し雪が降ったようだ。最低気温は華氏18度。この時期の最低温度としてはタイ記録らしい。
- ClaytonのSchnucksへ買い物。今週は寒くなるらしいので、食料品を多めに買い込む。
- 昼は自宅でパスタ。
- 昨日あたりからどっと疲れが出ているようなのでひたすら休養。
- 夜はミートローフ。たいへん美味しい。
- 大学でもらってきたNew York Timesを読む。さすがに滞在7ヶ月目なので、少しは楽しみながら読めるような気がする。ポイントはやはり固有名詞と発想の違い。
- 日本では某学会の大会が終わった頃だろう。優秀な事務幹事諸君なので運営上の心配はしていないが、過労になっていないか心配。
Sunday, 11th of November 2018
- 日曜日。ひたすら休養。
- しかし、月曜日に授業があるので、やはりその宿題などをしてしまう。
- 昼はピザ。
- 夜はポークのロースト。
- 運動もしていないのに少し食べ過ぎかもしれない。しかし、先日TVのニュースで、体重を量ることによるダイエットを紹介していたが、その論調が、「週に1回しか量らない人よりも、週に3,4回体重を量る人の方が、体重が落ちる傾向があるが、ただし、毎日量ると、自己評価が下がり、不規則な食生活になる危険が高まる」というもので、お国柄を感じた。
Monday, 12th of November 2018
- 今日は午後から雪の予報。
- 論理学ゼミ。Kripkeモデルに入る前に、学生から質問を受けて妥当性証明の練習。Treeを使うが、あまり洗練されてない方法なので、黒板に書き切れない。Fittingのprefixを使うやつの方が簡単だと思って、授業後、JSと少し話をする。その後、メールでfollow-up。
- ついでに、JGの翻訳について、疑問点のリストと、著者紹介原稿の材料をお願いするメールを出す。
- メールついでに、伊国留学で苦労している某君の支援でわが社の某センターにメール。クレームではなくご協力に感謝しますという趣旨。来月、伊国文化会館に出向いて運用について話し合う予定があるらしいが、もう少しきちんと制度を作らないと学生が可哀想だ。
- 夕方ジム。体が温まって、氷点下の中をTシャツにジャンパーで歩いて帰宅。零下5℃くらいまでならまったく問題ないはず。そういえば以前、New Yorkで零下20℃を経験したが、さすがにそのときは、顔が痛く、長時間屋外で活動するのは危険だと感じた。
- 大谷選手が新人王というニュース。こちらでもMLBチャンネルなどで報道されているが、残念ながらこの時期はアメフト、バスケットボール、アイスホッケーに人々が夢中になっているので、知る人ぞ知る地味なニュースという感じ。
- そういえば、日米野球も録画で放映されている。
Tuesday, 13th of November 2018
- 最近このメモの更新が滞りがちだが、原因は不明。
- 起きると芝生が真っ白。道路には積もってない。気温はマイナス6℃。今日の最高気温は0℃の予報。
- 某弁護士の誕生日なのでメッセージを送る。今年は時差がないので難しく考えなくてもよい。
- 奥さんは公立図書館のESLに出かける。日本ではあまり体験したことのない低温なので少しびびっている。
- 昼は自宅でサンドイッチ。
- 翻訳が一段落したので、訳文の見直しや索引について試行錯誤。
- 奥さんの眼鏡にひびが入っていることが発覚し、壊れてしまう前に新調することにして急遽Galleriaに出かける。薄々予感していたが、眼鏡だけは作ってくれず、その前に眼科に診てもらって処方箋を持ってきてくれと言われる。ちょっとだけ粘ったがダメで、隣にある(だからダメ)眼科診療所に行って診察を受ける。私も英語の補助で診察に参加。眼圧、眼底検査、視力など、簡単な検査をする。支払いの時に、一万円くらいの額を請求されたので、保険に入っているからいらないはずだと主張。結局、保険会社に請求してみて、結果を後日保険会社から自宅に郵送してもらうことに。医療保険でまかなえるはずだが、病気ではなく眼鏡のための処方箋というあたりが微妙なところ。
- その後、お隣の眼鏡店でフレームとレンズの選択。これも、旅行中の動産の損害賠償保険がきくかもしれないので、サービスセンターに電話をして確認。上限10万円なので気楽に考えていたら、新しく購入する眼鏡ではなく、壊れた眼鏡の現在の評価額が保証されるとのこと。考えてみれば当然か。
- 遅くなったのでフードコートでCajun料理を買って帰る。暗くて慣れない道なので、Highwayからの出るのに少しまごついたりして緊張する。
Wednesday, 14th of November 2018
- 奥さんは今日はご学友を自宅にお招きするんだとかで早起きして寿司やケーキを作っている。
- 論理学ゼミ。Kripkeモデル。いろんなフレーム条件について。先日のFittingのTree methodについては反応がない。このあと、反事実的条件文と様相述語論理をやる予定。
- 某学会の方はつつがなく終了したようで目出度い。MLに議事録などが回ってくる。
- スイスに留学中の某氏の生存報告ブログが面白い。オーブンがあるんだからもっと肉を焼いたらいいのにと思うが、それ以外では(おいおい)精力的に頑張っているみたいだ。伊国留学挑戦中の奮闘ブログや某学会事務局の忸怩ブログも読んでみたい。(冗談ですから)
- 夏に作成したオフィスのドアの張り紙を新調する。冬なので、雪や霰など、あめかんむりの漢字の解説記事を追加。
- 夕方ジム。帰りに国際センターで異なる新聞を3部もらってくる。
- 夕食は、ちらし寿司とみそ汁と鱈の料理。たまには和風のものもよい。
Thursday, 15th of November 2018
- 起きると雪が積もっている。6インチと言っているから15cmくらいか。午前中はどんどん降っている。テレビのニュースでも、道路で立ち往生する車や、公園でソリ遊びをする大人を報じている。
- 奥さんは図書館のESLに行く気満々だったが、さすがにこの雪で中止になったみたい。
- 自宅で明日のJGの講演会の準備をする。
- 夕方、雪が止んで少し日が差してきたので、少しだけ周囲を歩いて写真を撮る。この時期に雪がこれだけ降るのは31年ぶりという報道がある。先日立ち寄ったSpringfieldは45cmの積雪だったとか。ちなみに「積雪」はaccumulation。
Friday, 16th of November 2018
- 午後からJGのゼミがあるのでその準備。
- 奥さんがトルコのご学友と美術館に行く約束をしているというので、車で送る。雪がまだ積もっているところがあるので少し緊張したが、なんとか行けた。帰りは自分でLyftを呼んで帰ったらしい。
- JGのゼミは現代認識論で元気な人を片っ端から呼んでしゃべってもらう企画で、今回は、Lisa Miracchi氏。Williamson以降、Knowledge-firstと言われる立場が一定の注目を集めているが、その論客の一人。JGに比較的近い、Knowledge-first virtue epistemologyという立場を弁護している。年齢的にはウチの院生あたりと変わらないのだが、非常にクリアな議論で好感度。Knowledge-firstにはややうさんくささを感じていたが、かなり印象が変わった。
- Talkのあとはいつものように近所の喫茶店でレセプション。赤ワインを少しいただく。感謝祭とは何かという話でLと盛り上がる。帰り際、今日の発表者のLM氏に挨拶をしたとき、「あなたが私にとって初めてのK-firsterだ」と言うと、「それほど変でもないでしょ」と言われた。
- 今日は食事会はないようなので、そのまま帰宅。久しぶりにカレーをいただく。
- スイスの人は無事にオーブンで肉を焼いたみたいだ。肉の温度を測る温度計が安く売っていると思うので、そういうのを使うとチキンやポークがとても美味しく食べられますよ。ビーフは脂の処理が難しくへたをすると火災報知器が鳴るので注意しましょう(実話)。
Saturday, 17th of November 2018
- 午前中買い物へ。来週は感謝祭なので多めに買い込む。七面鳥のまるごと(whole turkey)とクランベリーが大量に売られているが、明らかに二人では食べきれないので購入しない。
- いろんな人の証言やテレビのコマーシャルや店の様子などから判断して、感謝祭というのは、ちょうど日本の正月のようなもので、七面鳥とクランベリーソースはお節料理に相当すると考えるとわかりやすい。そしてフットボール観戦は紅白歌合戦。学生時代に一人で寮にいたときは、このあたりの感覚がよくわからなかった。
- 午後は休養。
Sunday, 18th of November 2018
- 昨日買い物をしたので今日は自宅にいる。
- 昼は自宅でパスタ。
- 家にずっといるのもよくないので1時間ほど散歩。家の中が暖かいから油断して比較的薄着で出たら、けっこう冷える。気温は3℃くらいだったから、とくに帽子をかぶっておけばよかった。
- 夕食はローストビーフ。これに合わせてカリフォルニアワインを買ってきた。
- 明日の予習に追われる。月曜日の午前中に論理学ゼミがあると日曜日が忙しい。
Monday, 19th of November 2018
- 論理学ゼミ。Kripkeモデルでの証明問題。学生から質問を受けてかなり丁寧にやっている。しかしこれでは様相述語論理と反事実的条件文をやる時間がなくなるんではないかと心配する。
- 夕方ジム。例によって新聞をもらって帰る。
Tuesday, 20th of November 2018
- 感謝祭シーズンで、明日は全国的な移動日。年末の帰省ラッシュのようなものか。
- 午前中は論理学ゼミの予習で反事実的条件文のStalnakerモデルとLewisモデルについて。簡潔な説明でわかりやすい。このあたり、日本でも学部後半から修士1年生くらい向けの入門書が望まれるところ。
- 奥さんは図書館のESLへ。イランのご学友が一時帰国するのでお別れだとか。
- 午後、奥さんの眼鏡ができたので取りに行く。わしもほしいが、念のため眼鏡は二つ持ってきたので作る理由がない。
- ClaytonのSchnucksに寄って帰宅。Whole Turkeyの写真を撮ろうと思っていたが忘れた。安売りのSamuel Adams 12本入りを$14ほどで購入。
- JGの翻訳の初稿ができたので、revision1ファイルを作成し、第1回見直しを開始。iPadのNotabilityで、原文と訳文の対照ができる環境を作る。合理化ではなく、こういうのは環境整備が本当に大切。
- 夜は魚料理とミートボールと、ローストビーフのサラダ。後者二つがボリュームたっぷり。
Wednesday, 21st of November 2018
- 今日から週末まで感謝祭休暇。今日は全国的な移動日らしいので外出は控える。
- 大家さんちも息子さんが戻ってくるとかで、クッキーを焼くそうで、妻が手伝いに呼ばれていく。こうやってアメリカの家庭生活の様子を教えてもらうのが一番の楽しみだとか。
- スイスで生存している人も、無事に温度計を使ってオーブンで牛肉を焼いたらしい。写真を見たら見事な出来映えで感心する。このブログは留学関係の情報もあって有益なので、本人の許可をもらってアドレスを書いておきますので、興味のある人はどうぞ。新・フリブール日記
- オーブンで肉を焼くときは、一緒に野菜(ポテト、タマネギ、芽キャベツ、ニンジンなど)も焼くといいと妻が言っていた。
- たまたま自分の過去の備忘録を読み返していて、この数年に起こったことの記憶が非常に薄れていることに気付いて驚く。そのときは神経を使って忙殺されたようなことが、まったく記憶からなくなっている。とくに業務関係がひどく、そうでもしないと心穏やかに生きられないということなんだろうか。
Thursday, 22nd of November 2018
- いい天気。Thanksgiving holidayで、大家さんご夫妻と息子さん、そして、ご近所の骨董友達のGさんとで、Innsbrookというリゾートに出かける。行きはGさんの車に乗せてもらう。40分くらいのドライブ。
- ビュッフェ形式で、伝統的なというかお決まりのThanksgiving料理をいただく。息子さんは、「食べ過ぎるのも伝統だ」と言っていた。七面鳥、ポークハム、かぼちゃパイ、クランベリーソースなど、たっぷり二食分はいただく。その後、少し周囲をドライブしたり散策したりする。
- 帰り道、St. Charlesという町に立ち寄る。このあたりでは一番古い町だとか。ミズーリ川に面した小さい町だが、歴史的保存地区になっていて、レンガの道や町並みがきれい。
- 3時半頃に帰宅。お腹がいっぱいすぎて少しうとうとする。
- 夕食は省略。妻は軽く和風のものを食べたみたい。
- 今日の夕方から、Black Fridayという大安売りになるらしい。日本だと、年末年始のセールという感じか。しかし地元テレビでは冷静に、ネットのセールで買うのが一番安いとか言っていた。
Friday, 23rd of November 2018
- 曇り。気温は10℃前後。
- 大家さんLの誕生日なので、カードにメッセージを書く。
- 通りの街灯にクリスマスの飾り付けをするのを手伝う。ご近所の弁護士さんのDさんのガレージで脚立を借りて、太い針金で街灯の首の部分に取り付けていく。単純作業だが、けっこう力を使う。大家さんLとDさんと、昨日車に乗せてくれたGが参加。お向かいのTさんも少し参加して世間話に聞き耳を立てる。所々わからないが、ご近所の情報を仕入れる。
- 昼は自宅でサンドイッチ。まだ今日は金曜日なのだ。世間で休日休日と言うから調子が狂う。
- Google Calendarとorg-modeを連携させる作業。Webの情報を手がかりにして、それほど苦労せずに連携させることができた。
- 夜はチキンのロースト。
- このところ(いつから?)の疲れが出てやや頭痛がするので早めに就寝。
Saturday, 24th of November 2018
- 昨夜は早めに就寝したが、がんばっていつもの時刻まで寝る。夢をたくさん見た。
- いい天気なので、Cahokia Moundsというアメリカ原住民の遺跡に行ってみる。車で20分ほど。感謝祭休暇中なので渋滞や人混みを警戒したが、こちらに来てからその手のものに遭遇したことがない。
- 僧侶の丘のてっぺんまで上ると、周囲360度地平線が見える。これはすごい。あまり期待していなかったが、天気もよく、けっこう楽しめた。写真は、北側西から東にかけて180度ほどのパノラマだが、やはり写真にすると大きさがわからない。
- 帰りはClaytonのSchnucksまで足を伸ばして買い物。最近は一週間に一度大量に買うようになってきた。
- 夜は、先ほど安売りで買ったチキンレッグのロースト。見た目がすごいが骨が多く、身は意外に少ない。しかし美味い。
Sunday, 25th of November 2018
- 朝食後、床に寝て少し肩を揉んでもらう。
- AKのrevision1を進める。第2章のコネクショニズムのあたりまで。
- 昼食はペンネ。ふつうにもっちりして美味い。これまでのがパサパサしていた理由は、whole grain(全粒粉)のパスタを買ったせいかもしれない。
- 午後から雨。寒冷前線が通過して、夜は風が強く、気温が下がって雪になるかもしれない、という予報。4時半頃、雨が上がったので、1時間の予定で散歩に出る。1時間後にはまた嵐になるという予報。しかし、最後の10分ほどで嵐に追いつかれ、雷が鳴り雹が降る中、ずぶ濡れになって帰宅。
- 夜はNFLの観戦。感謝祭の週の日曜日はアメフトを見ることになっているようで、昼からずっといろんな試合を放映している。
- 寒冷前線通過中。気温が15℃くらい下がって、明け方は氷点下3℃になるらしい。
Monday, 26th of November 2018
- 論理学ゼミ。反事実的条件文。哲学科の論理学としてここまでカバーしておきたいという気概は買うが、気のせいか、説明が今ひとつうまくいっていない気がする。今週もう一度水曜日に授業があって、おそらくそれで今学期は終了するので、様相述語論理はたぶんほとんどできない。
- 今学期は、この論理学ゼミのせいで、床屋に行くタイミングを逃し続けていたが、意を決してSupercutsへ行く。Webで予約すると13:15に時間が指定されたので、その時間に行くと、先客が二人いて、45分待ちだと言われる。しょうがないと思いつつ、ネットで予約したことを告げておくと、一人が終わった時点で、先に来て待っていた紳士を飛ばしてやってくれる。その紳士は、また来ると言い残して店を出ていった。一人で切り盛りしている店員は「私もネット予約のことはよくわからないのよね〜」と言っていたが何かその紳士に気の毒な気がした。
- これまで、メルという人にやってもらって、そこそこ満足していたが、今日はメルがいなくてパイという体格のいいお姉さんがいる。その英語が非常に聞き取りにくい。なんだかんだ言ってくるのだが、半分くらいはわからない。適当に愛想笑いでごまかしながら切ってもらうが、心の中では「そこはそう切るんじゃない! ああ! 切りやがった! ぎゃああ、またそういうふうに切る!!」という感じ。おまけに、シャンプーも頼んだのに、カットが終わると、さあ終わったわよ!と言ってレジに向かうので、こちらも疲れていたのでシャンプーは省略。安上がりはありがたいが、髪の切りくずが帽子や衣服に付着してあとが大変。
- 夕方ジム。学生が多く混雑している感じ。感謝祭休暇が終わって、試験シーズンなので、これからは混み合うだろう。
- 国際センターで新聞を三紙もらって帰宅。零下4℃くらいだが、風がなければ大丈夫。
- さっさとシャワーを浴びる。案の定、Tシャツに無数の短い髪の毛がくっついているので取り除くのに苦労する。
- 夜はターキーの詰め物のロースト。感謝祭終了で安くなっていた七面鳥を焼く。肉は淡泊だが詰め物をするとちょうどいい具合に濃厚な感じでこれも美味い。クランベリーソースとの相性もよく考えられている。今回の滞在では、アメリカ文化の奥深さのようなものを感じることが多い。条件さえ整えば、ずっと楽しく暮らせる感じ。もちろんその条件を整えるのが大問題なのだが。
Tuesday, 27th of November 2018
- 最低気温はマイナス7℃。家の中が暖かいのでそれほど寒さを感じない。
- 奥さんは図書館のESLに出かけていく。ちょっと前までマイナスの気温にびびっていたが、もう慣れたみたいだ。帰りはインド人のご学友のアパートに招かれてお茶をしてきたらしい。
- 明日の授業の予習に励む。ちょうど訳している本の一部なので校正も兼ねる。
- 変な方向にやる気が出て、久しぶりにorg-captureのtemplateの整備。日常のメモや記録はorg-modeでやるようになってから久しいが、まだ機能を使いこなしているとは言えない。
- 夕食は昨日の七面鳥の詰め物とスープ。温かいスープが美味しい季節になりました。
- これも変な方向にやる気が出て、The Simpsonsを連続で視聴する。わからない単語があるのはしょうがないが、集中して聞くと、ほぼ何を言っているか聞き取れる感じ。これも調子の波があって、集中する気になるときとならないときとがある。
Wednesday, 28th of November 2018
- いつもより1時間後倒しで論理学ゼミ。Counterfactual。StalnakerとLewisの違いについて。QuizはKripkeモデルでの証明問題。これで終わりと思っていたが、もう一週間あった。
- 夕方6時半から8時半までJGの認識論ゼミ。Achieving Knowledgeの内容をもとにして、知識の価値問題と本性問題についてなど。何も食べないで参加していると、1時間経過した頃にエネルギー切れを感じたので、自動販売機でカロリースティックのようなものを買って食べる。
- 9時頃に歩いて帰宅。0℃くらいだとあまり寒くないと感じる。
- 夕食はチキンモモ肉とドラムのロースト。温かいスープ付き。
Thursday, 29th of November 2018
- 温暖前線が近づいていて、徐々に暖かくなる。気温の変化が激しい。
- ふとしたきっかけで、過去のmemorandaファイルが文字化けしたり変なコードが残っていたりするのに気付いて、正常化作業。その過程で、昔のメモをかなり大量に読み直す。改めて思うが、忘れていることが多い。そうでもしないと気軽な気分で生きられないということだろうか。
- Movable Typeや、tDiaryに移行していた期間が、やはり読みにくいし、一部は完全になくなっていたりする。HTML直書きでずっと継続していればよかった。
- JGの認識論ゼミ。Testimonial Knowledgeについて。Testimonyは普通「証言」と訳すが、証言とは言えないような事例が扱われていて戸惑う。質問をしようと思っていたが、今日は学生の質問が多くて機会を失う。
- 奥さんは夕方から大家さんが骨董市のようなところに行くのについて行っているはず。授業がなければ一緒に行ったんだが。
- 骨董市でクリスマス飾りを買ってきたようだ。
- 夕食はビーフシチュー。
- 大学のメールシステムが変更になったのに伴い、初期に使っていたアドレスの転送設定が、この1ヶ月ほど働いていなかったことが判明。あわてて処置する。この一ヶ月くらいにメールを出して返信がないと思っている人はあらためてご連絡いただけると助かります。
- 来年度の出講日やシラバスなどの依頼が来ていたことも判明。一気に現世に引き戻される。
Friday, 30th of November 2018
- 昔に出したチザムの翻訳について、読者からの質問を出版社からもらったので、出勤して回答を書く。結局、現行の訳文で問題ないという結論だが、反応があるのはありがたい。
- 忘れずに来年度の出講希望日を登録。他の授業との重なり具合を検討して、火曜木曜とも、2、3限を第一希望にする。日吉は金5。本郷は前期で金3の予定。これを見ている人でもし不都合があったら至急知らせてください。
- org-modeとGoogle calendarの関係についても検討。今の
気楽な生活だと、org-modeがちょうどよく、Google calendarだとやや過剰な感じ。しかし、今の段階でorg-modeにしてしまうと、帰国後が怖い。もっと忙しくなると、結局、能率手帳プラス付箋紙ToDoに落ち着くこともすでに実証済み。
- シラバス関係も検討に入らねば。
- 今年も専攻ガイダンスに出られないので、参考資料を係の先生に送る。
- この日は大変慌ただしい気分で過ごした。日本の仕事のことばかり考えていたら表情が険しくなるのはどうしてなんだろう。(自明)