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Memoranda Personalia 2011 Saturday, 1st of January 2011
いつものように着物を着て神棚にお参りし、お屠蘇(たんなる熱燗の梅錦)とお雑煮とお節をいただき、お年玉を手渡し、今日が誕生日の母親の誕生祝いを渡し、集合写真を撮る。南に山があるので、日の出は9時半頃。外で写真を撮ると、その光がまともに入ってうまく撮れないので室内に勢揃いする。最近のカメラは画角が広くなって、ふつうのデジカメでも余裕できれいに撮れる。
少し寒いが天気がいいので善通寺に初詣。高速道路を走れば小一時間で到着する。いつも入れない正面の駐車場が空いていたのでそこに停める。今年は人出が少ないような気がした。
お参りして、屋台の==ジャンクフード==おいしいもので昼食がわりにする。
いったん自宅に戻り荷造りして妻の実家へ移動。昨日は高速が雪で通行止めになっていたので国道が混むかと心配したが、通行止めは解除されてその心配はなかった。
寿司、カンパチとマグロの刺身、焼きエビなどいつものように大御馳走で宴会に突入。ビールと日本酒(酔心)をたらふくいただく。
宴会の開始が早かったので、たぶん9時頃に撃沈するなと思っていたら、その通りに9時に撃沈。そのまま就寝。
Sunday, 2nd of January 2011
明け方4時頃にトイレに起きたが、その後また寝て8時半に起床。11時間ほど寝た。年末からのしつこい風邪も、少しずつ抜けているようだ。
おとうさん(義父のこと)は元気に新春ゴルフ。雪を心配したが案外いい天気だったようだ。このところ月に3, 4回はコースに出ていて、この日も余裕で90を切るスコアだったとか。そのうちエージシュート(年齢以下のスコアで回ること)を達成するんじゃないだろうか。
箱根駅伝や高校サッカーを見て過ごす。
松山のいもうとがやってきてしゃべっていく。甥や姪が受験やらなにやらでいろいろとたいへんみたいだ。昔横浜の○クターに勤めていたので近辺の地理などについていろいろと教えてもらう。
夜は焼き肉。またまたビールと日本酒をしこたまいただく。
とんねるずがゴルフをしたり人間野球ゲームをしたりしている番組を見る。遊びが仕事というのは楽しいようなかわいそうなような。
Monday, 3rd of January 2011
9時半頃に出発。しまなみ海道を走る。対向車線は数カ所で渋滞していたが、こちらの車線はどこも混んでない。
1時過ぎ、下松で昼食を取ろうと思ったが、食堂が混雑していたのでパンを買って車内で食べる。
午後4時頃福岡着。
夜は持たせてくれた赤飯と、キムチ鍋。
年賀状がたくさん届いているので出していないところから来ているんじゃないかと恐れたが、チェックするとそうでもなかった。
Tuesday, 4th of January 2011
かなり激しい雨。福岡地方は昨日に引き続いて、強風・大雪・波浪・雷・着雪注意報発令中。
体重は約1kgの増加。この程度なら問題なかろう。
仕事始めは明日なので、今日はまだ仕事しないふりをする。
帰省中、家族全員の携帯やデジカメの充電のために、コンセントが不足すると予測して{{'こういうタイプ
'}}の平型タップを持ち帰ったのだが、実家のコンセントが柱に隣接していてうまく使えなかった。いいのがないかと調べてみたら、{{'こういうの
'}}があるんですなあ。オスの形状はさまざまなので、メスの方がこういうふうに分離している方が使いやすいだろう。というわけで今年の初ポチ。
年末から天気が悪くてあまり走れてない。今日も朝からずっと雨であきらめていたが、5時すぎてから雨が止んだ。というわけで初ジョグ。70' 10''/10km。体の疲れが取れているので軽い散歩という感じ。寒いせいか、少し無理をすると足首や膝が痛くなりそうなので動きを慎重にする。
Wednesday, 5th of January 2011
今日から職場は仕事始め。明日から授業と思っていたら授業は明後日だったので、今日はまだ自宅にいることにする。
amazon Kindleのsoftwareがいつのまにやら2.5にver. upしていて、collectionという名前でいわゆる「フォルダ」が使えるようになっていた。さっそく、
* philosophy
* fiction classics
* science
* social science
* reference
* dictionaries
というcollectionsを作成して整理。Home画面がすっきりした。
これに関連して、先日「乱」と見ながら、これは「リア王」の翻案だが「リア王」ってどんな筋だったっけ、と思ったこともあり、Shakespeare全集を$3.99で購入する。
シラバス入力作業。いろいろわからないことが多いので教えてもらいながらなんとか鋭意作成中。
来年度から箱崎近くに下宿をすることになっている娘の1Rマンションについて、昨日あたりから事態が急展開。仲のいい友人のマンション名を検索するとちょうどいい部屋に空きがあることがわかり、仲介の不動産屋に電話を入れると、今からでも予約申込ができるというので、ちょっと車を飛ばして現地を見学。とくに問題なさそうなので、そのまま仮予約を済ませる。このように両親が東奔西走している間、当の本人は友達とカラオケ中。
Thursday, 6th of January 2011
今年はなぜか元日から6日連続あん餅雑煮を食べる。じつは家族のなかで自分だけあん餅雑煮がきらいで、小さい頃からずっと食べてなかった。朝から濃厚に甘いものを食べるのがいやだったのだが、慣れるとうまいものだ。
明日は七草粥。明後日からはふつうの朝食に戻る予定だとか。
明日からちょっとずつ忙しくなっていくので、今日初詣に行っておく。正確には、初詣は元日に善通寺に参ったので、たんなる「詣で」である。
宗像大社に参ってお札やお守りを返却し新しいのを求める。福みくじを引いて屋台のたこ焼きを買って食べる。
帰路途中から雪が降り始めだんだんひどくなる。大きな牡丹雪がぼたぼた降っていた。(牡丹雪は擬態語か?)
夕方雪が止んだので走りに行く。とくに問題なく、69' 15''/10km。寒いのでちょっと小走りに走ってきました、という感覚。
今年は100円ノートと能率手帳の併用作戦で行こうと思っていたが、100円ノートを1ヶ月使ったところでもう半分ほどになってしまった。このペースだと、2ヶ月で1冊使うことになる。ここでふと足を止めて考える。1年で6冊になるな。そんなでかい束を1年後は持ち歩くのだろうか。
それほど熱心に使ったわけでもないのにこの消費量ということは、基本的に1件につき2ページを使用するという方法に問題があるのではないか。たとえば52枚綴りの標準的なノートの場合、全104ページをこの方式で使えば、書けるのは56件である。1日1件のペースでも約2ヶ月で使い切ることがわかる。
そこで数日前から、ついに能率手帳一本でいってみている。いまのところ、感触はいい。もちろん、スペースが足りなくなるのではないか、あとから検索ができないのではないか、という不安があるが、スペースに関しては、非常に小さい字で簡潔に書き込むので、意外にたくさんの情報を詰め込むことができる。
たとえば、手帳を見直すと、昨日と今日、それぞれ6件のメモを書いている(日記的なものは除く)。これだけで、100円ノートを使っていたら、24ページを使ってしまうことになる。それだけの情報が、能率手帳なら約1ページに入っている。
能率手帳のいちばん大きなポイントは、実は、このように、限られたスペースに小さい文字でぎっしり情報を詰め込むという行為自体にあるのではないかと思う。書き殴れば24ページ使う情報を、小さい字で1ページに凝縮して書くという行為が、なんか刺激的というか、なにかを活性化させるような気配を感じる。
いまのところ、いちばん不安なのは検索だが、これについても楽観できる材料としては、こういうふうにぎっしりと書いていけば、必然的に、情報が時系列で並ぶので、ちょうど「超」整理術のように、時間軸を手がかりに探すことができるのではないか、と思われる点だ。「あれは、あれがあった頃にメモした記憶がある」というところまで思い出せたら、一冊の手帳の中からそのメモを探し出すのは容易だろう。
Friday, 7th of January 2011
雲が多いがようやく晴れた。
{{my '20110104#p02','こないだ'}}注文した4つ又電源タップが届く。[[案外でかいものだな|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/post-570.html]]。これを出張に持って行くかどうか微妙なところ。
年明けにひとつだけ残った(残した)某専門科目の最終回。ここでの最後の授業でもある。試験前ということもあり、いつものように授業カードにお答えするかたちで総復習を試みる。いろいろ問題も残っているが、数年かけて、いちおう筋の通った話になったのではないかと思う。
最後の回想モードのときと、思いがけず3年生有志から[[花束をもらった|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/post-571.html]]ときには、不覚にも泣きそうになった。修行が足りない。(その修行は必要か)
授業カードにもあたたかい言葉をたくさん書いてもらった。これは屏風にして代々の家宝にしよう。(脚色あり)受講生のみなさんどうもありがとう。
さっきの四つ又タップはやっぱり出張などで持ち歩くにはでかすぎるので、ちょっと探してみたら、{{'こういうの '}}を見つける。これくらいならいいんじゃないか。
さらに{{'こういうの '}}や{{'こういうの '}}も見つけたので注文してみる。どうせ電源タップはいくらあってもいいものだから。(そうなのか)
""Shtyle.fmに写真を掲載していますのでぜひご覧下さい
""
""私は、自分の写真をアップロードしたり、ファイルを共有したり、新しい
""お友達を作るためにShtyle.fmにプロフィールを作成しました。あなたをお友達として追加してもいいですか。
""
""[自分のプロフィールと写真を見る]
""
""よろしくお願いいたします。
""
""○○○○
知っている人からこういうメールが来た。なにかfacebook系のサービスに登録したのかな、と思って、リンクをクリックすると、Gmailのパスワード入力を求められた。ここで(内的)警報装置が働き、操作をストップ。その後、○○さんが関係している人たちが宛名になって、数通同じメールが届いている。検索するとGmailのコンタクトリストなどを勝手に使うspamのようだ。東鴨川大学某講座関係の人たちは注意してください。
Saturday, 8th of January 2011
今日も晴れだが雲が多い。
訳者の方から{{'デイヴィドソン『真理・言語・歴史』
'}}を送っていただく。ありがとうございます。このシリーズもいい仕事が多いなあ。
年末にたまたま目にしたテレビ番組の影響でリーマンに興味がわいている。経営破綻した方じゃなくて素数の話。それで
{{'『素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦』
'}}を読んでいるが面白い。こういうのが一番癒される気がする。
定年で退職される日文の某教授の最終講義のアナウンスがあったので出かけていく。教室いっぱいの盛況。芥川がご専門で、その最期についての淡々とした講義であった。まだまだお元気そうなので、これからもご研究のご発展をお祈りいたします。
たまたま知り合い数名がその講義を聞きに来ていたので、ちょうどいいから新年会でも、と思ったのだが、急だったためか不発。また後日ということで、さっさと帰宅して走りに行く。しかし最初から何か妙な空腹感を感じて調子がよくない。ペースを落として最期まで走ることを目標にする。79' 16''/10km。年末年始は雑煮などたくさん食べていたので胃が拡張したのかも知れない。
Sunday, 9th of January 2011
冷たい雨が降っている。
酒を飲まずに布団に入ると足が温まるまでに時間がかかる。こたつを使えばいいんだが、こたつを使うために書斎を和室に改装するのは大げさなので、ここは手軽に{{'電気敷き毛布
'}}を導入することにする。タイマー付きなので安心。
視聴者は「低燃費」をTNPと呼ぶことに強烈な違和感を感じるであろう、ということを前提にしたコマーシャルが最近流れているが、以前、「学習到達ゾーン」をGTZと呼ぶことになんの違和感も感じない人々に遭遇した経験を踏まえると、このコマーシャルのボケがどれだけ理解されているか、他人事ながら心配になる。少なくともGTZという言葉をさらっと使う多くの人々は、このコマーシャルの意味がわからないはずだ。
休日恒例、奥さんの護衛でwalking。今日も10km、2時間walkに挑戦。北よりの強い風が吹いてコンディションはあまりよくなかったが、無事に予定通り歩き終える。ただ歩くだけとはいえ2時間はキツイ。足はどうもないが、なんとなく全身がだるい感じがする。しかし奥さんは何事もなかったかのようにぴんぴんしている。どうなっとるんじゃ。
Monday, 10th of January 2011
今日も冷たい雨が降っている。
年末からの風邪がようやく抜けてきた。日記をたどれば昨年11月下旬あたりから心身の調子を崩している。12月は全般的にかなり調子が悪かったようだ。体調管理も大切だが、これ以上どうしようもないというところもあるので、今後も、「疲れたときには無理をしないでしっかり休む」ということを大切にしたい。
そういうこともあって、docomo携帯のiコンシェルサービスを復活させ、待ちキャラを[[例のあのクマに設定|http://www.imagineer.co.jp/p/rilakkuma/]]する。むふふ。(べつになにかに対抗しているわけではない。)
かつて長らく旗艦機として活躍してくれたvaio VGN-T72Bを廃棄することに。用途によってはまだ使えると思うが、いかんせん現状のメモリが512Mで、増設が困難ということであれば、今後使うことはあるまい。新たに管理者アカウントkillerを作成して、killerでログイン、現アカウントをデータごと削除。インストールしたプログラムなどにも個人情報が含まれているのでそれらも丁寧に削除した。
vaioをさわっていて、あらためて、それにつないであるマウスの機械式ホイールが使いやすいなあと思ったのだが、ふと、それをホイールの感度が悪くなったmighty mouseの代わりにMacにつないだらどうだろう、という想念が浮かぶ。いったん、windows用のマウスだからosxで使うにはドライバを捜さないといけないだろうから面倒だと思ったのだが、ものは試しにつないでみると問題なく動くでないの。愕然。これまでmighty mouseを紙の上でひっくり返してぐーりぐーりしていた苦労はなんだったんだ。なんとなく右クリックでコンテキストメニューを出す操作もできているし。そろそろmagic mouseを入手しないといけないと思っていたのにその理由がなくなってしまった。
Tuesday, 11th of January 2011
午前中事務仕事。いろいろ書類を出したり電話をしたり。迅速なメールの対応に感銘を受ける。こういうときは素直に「感銘を受けました」と返信すると、相手はますますやる気になるんである。
箱崎はまだまだ授業がある。今日は条件文について。受講生の予習が充実しているのでどんどん進む。今月中に教科書を終わりそうだ。
相田みつをの「にんげんだもの」は"ut homo"と訳せるんではないか、というのがウケる。
寒いので体がどうしても縮こまるので、意識的に胸を張って走るとたちまちペースが上がる。65' 01''/10km。気分的にも少し前向きになってきたか。
先日注文した能率手帳の[[補充ノート|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/post-577.html]]が届く。30ページのノートが10冊入って500円というのは少し高いが、[[手帳に挟んでぴったり収まる絶妙のサイズ|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/post-578.html]]がすばらしい。
能率手帳に一本化してから、どうしてこれなしに過ごせていたのかと思うほど快適に使っている。しかしやはり自由メモが増えるペースが日付の進行よりも速いので、そのうち補充ノートのお世話になることだろう。
web上には、この補充ノートを、テーマ別に複数冊使うという事例が見られるが、すでに述べたように、この手帳の検索システムは、時間軸を用いることにしているので、この方法は採らない。
今日の午前中も、いろいろと細々した事務仕事を過去のメモを参照しながらこなしたのだが、まだ日にちが浅いこともあって、どこにメモしたかわからなくなることはなかった。やはり時間軸上に情報を並べていくというやり方は、案外機能するのではないかと思う。
ちょっと興味が出ている電源タップだが、[[今日は3個届く|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/post-576.html]](もうしませんから)。それぞれに特徴があって魅力的だ。これで、コンセントが少ないホテルに宿泊するのが楽しみになってきた。(手段と目的の関係を再考せよ)
帰省のとき、息子がSAで見つけて以来家族でブームになっているタルト人(クルド人ではない)だが、[[web上にもサイトを発見|http://taruto.velvet.jp/]]。携帯用らしく、なかなかどこが見所かわかりにくいが、最初のリンクの「タルトのつぶやき」あたりで伊予弁を観賞するのがよろしいかと。しかし、実際の伊予弁を聞いたことがない人にはなんのことやらさっぱりわからないだろう。なんちゃーわからんで。
Wednesday, 12th of January 2011
はじめて電気毛布の威力を知る。床に入ったときに布団が暖かい。まるで風呂に入ったときのように、体の筋が伸びて、疲れがほぐされる感覚。こんなものを知ってしまっては、もうもとには戻れない。明け方たくさん夢を見た(実は宇宙大戦争に巻き込まれた)のは、よく寝たからだろう。
引き続き空いた時間はリーマンの本を読んでいる。ぜんぜん別だと思っていた数論と解析の話が融合しているのが面白い。
発表会に向けての準備。レジュメの一部を羅和対訳にしたいが、どうするのが一番簡単できれいなんだろう。Wordで。
今日はこのあとずっと会議の予定。==たまにはまじめに出席するかな。==
Thursday, 13th of January 2011
寒い日が続きよる。
(どうも、タルト人の影響で、地元の言葉がおもしろい。)
診療所の日。先日の大腸内視鏡検査の件を報告。それはそれでよし。毎回診察の日は血液検査をしていたので今朝も食事を抜いてきたのだが、血液検査については「やりたいならやりましょう」というので、そこまでやりたいわけではないのでやらないことにする。今後は、健康診断を中心に様子を見て、なにか調子が悪ければその時点で対応することに。そろそろ診療所も卒業か。
いろいろ電話したりメール書いたり。能率手帳が大活躍だ。ちなみにウチの奥さんも、この能率手帳の活躍ぶりを見て自分も使ってみたいと言い出したので、普及版をもう一冊買う。
気になるのは例の100円ノートで、{{my '20110106#p04', '先日書いたように'}}日常のメモとして使うのには難があるが、末尾のインデクスとページの印で内容を整理・検索するというシステムは捨てがたい。こういうことは、研究ノートにこそ応用ができるのではないかと思い、100円ノートならぬ[[100枚ノート|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/100-1.html]]を入手。今日から使ってみることに。
今までだいたいこういうのはルーズリーフでやっていて、[[それなりに整理もできている|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/01/post-581.html]]んだが、この方式の不満な点は、こういうふうに本棚に整理して入れてしまうと、あらためてその内容を読み返すということをしにくい。この点が、一冊のノートに書き込むようにすると、改善するんではないかと期待するんよ。
今日は意図的に方言でつぶやいてみているが、なかなかむつかしい。考えてみれば、自分にとっての方言は話し言葉であって書き言葉ではない。その音が本当にアイウエオで表現できるのかどうかも怪しい。方言で文章を推敲した経験がないからなかなかぴたっと収まるように書けない。これは面白い分野を見つけた。こっそり修行して、そのうち方言を使った珠玉の短編を書きたい。(うそ)
そこまでいかなくても、本当のレアな方言は忘れつつあるので、できるだけ思い出して忘れないようにして、そのうち地元で最初から最後まで方言で講演して喝采を浴びるようになりたい。(これもうそ)
Friday, 14th of January 2011
久しぶりにええ天気じゃなあ。放射冷却でマイナス0.6℃まで下がったみたい。
昨夜{{'リーマン予想の本 '}}を読み終えた。最後の数章はついて行けなかったが、久しぶりにわくわくして最後まで読んだ。いろんなアイデアがぎっしり詰まっている好著だとおもう。
前回でエチカを読み終えたので、今日は自由発表の日。TさんとSさんがそれぞれレジュメを用意して==勝手なことをしゃべる==発表を行う。大幅に時間を超過して4時まで。最後はフォイエルバッハの唯心論批判まで出てきてなかなか壮大な感じに。お名残惜しゅうございますが、市民センターでのゼミはこれにて終了。来週は打ち上げ。
Saturday, 15th of January 2011
大雪の予報だったが雨。朝の最低気温は3.3℃なのでそれほど気温も下がってない。
センター試験を尻目に研究室の片付け。太古の未整理コピーを発掘したのでできるものについてはscanして廃棄。コピーはコピーで役に立つことがあるかもしれないが、こういうのは捨てた方が圧倒的に気持ちいい。
久しぶりにWindows用のEvernoteを起動してみたら、バージョンが3から4にあがってまっせというメッセージが。どうでもいいけどバージョンアップしてみたら、以前にあった、xkeymacsを使ったときの不具合が解消されているではないの。ctrl+Dやctrl+Hがちゃんと一文字ずつ削除される。これでまた使ってみようかという気になるなあ。まあ、最近手書きモードなんであまりつかわないだろうけど。
Sunday, 16th of January 2011
朝から風がピューピュー吹いて寒い。午前中は気温も氷点下。昼頃から少し気温が上がったが、それでも最高気温は2.9℃。
このメモのデザインは、なんとなくhsbt(提供ありがとうございます)を使わせてもらっていたが、ちょっといじりたくなって、大々的にデザインを変更する。
今回はなんとなく、ミニマルな感じで第一印象勝負。ごちゃごちゃしたものは削除して、各種リンクも一番下にまとめています。
cssファイルを直接編集していたので、タイミングによってはひどい表示になっていたかも知れません。この場を借りてお詫びします。
能率手帳と100枚ノートで新たなスタートを切ったわけだが今のところきわめて快調。自ずと手書き量が増えるが、ふと「鉛筆の持ち方」で検索すると、自分の持ち方がどうも間違っているらしいことに気づく。そこでweb上のその手のイラストや動画を参考に矯正してみると、ウソのように楽に書けるようになってびっくり仰天。
今までも、ときどき、ペンの持ち方が少し変だと言われたことはあって、それは自分では、横文字の書きすぎだと思っていた。とくに留学中にアメリカ人学生のあの右斜め上に書いていく書き方が不覚にもカッコイイと思って真似てから、日本語を書くときにも変にペンを寝かせて書くようになってしまった。
それ以前から、やや親指に力が入りすぎてペンが小指の側に傾いていたのだが、ペンを立て、親指と中指で支えて人差し指をペンの真ん中をそっと押さえる感じにして人差し指で書くようなイメージにするとすごく楽に書けるのだ。
もちろん、まだ慣れてないから意図しない変な字になったりするのだが、これはこれから慣れていけばいいこと。
いやしかし、この年になって「正しい鉛筆の持ち方」という領域でめざましい進歩を遂げるとは。あらゆることをゼロベースで反省してベストを探求することの重要性をあらためて身に染みて感じたことである。
Monday, 17th of January 2011
昨日ほどではないが、相変わらず冷え込んでいる。朝の最低気温は0.5℃。
今週の金曜日の会合に間に合うようにと先週の金曜日にwebで注文した品について、「メーカーに在庫を確認できたので3日~5日後に発送します」という連絡が来てむきー!!amazonの電撃発送に慣れているせいか、このスピード感にはめまいを感じる。滅びればいいのに。ダメ元でさっさと発送してくださいメールを出してみるがたぶん無駄だろうな。
来月頭に計画している某方面の日程をどうにかこうにか調整して、最終確認の電話を入れると、「その日は定休日で営業してません」だと。むきいい!!幸いまだ変更がきくので致命的ではないが、週のど真ん中を休むという発想はなかった。調整をすべて最初からやり直し。
{{my '20110117#p02','さっきの'}}件だが、さっそく返信があって、水曜日入荷で即日発送、木曜日に到着するように手配しますとのこと。きもちええやないかい。いろいろ事情もあるだろうにこの迅速で適切な対応はうれしい。お礼にお店のURLを貼っておきましょう。
[[【楽天市場】ペンルーム|http://www.rakuten.ne.jp/gold/penroom/index.htm]]
Tuesday, 18th of January 2011
喉が痛いので、薬屋で喉に直接吹き付けるタイプの喉薬を購入。シュッとやってみるがたしかに直接的な感じがする。
箱崎はラス前。間接話法について熱く語る。韻律についても少しだけ。来週は和訳問題をして、この島での授業は終わり。
四月から社会人になる息子があこがれの一人暮らしのねぐら探しに母親同伴で不動産屋に行ったものの、一日いろいろ巡って結局決まらなかったらしい。人生至るとこに理想と現実のギャップあり。
Wednesday, 19th of January 2011
朝から試験監督二連発。休憩時間を入れて約3時間立ちっぱなしの業務。二限目に一緒になった某氏がいかにも疲れた様子で「二時間連続はキツイですね」と言っていた。私はぜんぜんキツイと思わなかったが「日頃の鍛え方が違うんでこのくらい平気です」とは言わなかった。
昼食に久しぶりにポンジュースを買ってみる。このところ風邪気味で体調が今ひとつなので。(因果関係がいまひとつ謎)
卒論発表会の準備。15分間の発表というのは帯に短したすきに長し。想定質問もいろいろ考えているうちに通常の卒論ゼミのようになってしまった。
なんか最近よくあるような気がする会議。今日は比較的早く終わったようで、一眠りして起きるとだいたい終わっていた。
咳が出るのでどうしようかと思ったが、とくに咳以外に調子が悪いところはないので、あえて攻めの体調管理を試みる。調子が悪かったらすぐに引き返すつもりだったが、だんだん気分がよくなってきて、ふつうのペースで10kmを走る。しかし、最後の1kmが足にきたので、この点に少し不調が現れている。74' 48''/10km。
Thursday, 20th of January 2011
先日花束をもらった授業の試験監督。空調機の風が強く、というより吹き出し角度が悪く、机の上に置いた答案用紙が飛んでいくような教室。
一緒に監督をした同僚の人の奥さんがこのメモをごらんになっているという情報をいただきびっくり仰天。恐縮です。
しかし、いろんな方がこのメモをご覧になっているということがこの頃ますます明らかになりつつあり、うれし恥ずかし痛し痒しである。
昼は大銀杏のパン2個。この頃パン2個では腹が空く。正月に食べ過ぎて胃が大きくなったのではないかと思っていたが、もうそろそろ通常サイズに戻ってほしいものだ。
さっさと採点して成績を集計して提出。今日は4つの科目を片付けた。えらいえらい。(もっと丁寧にやりなさい)
一昨日失敗に終わった息子の新居探しだが、今日は成功して無事に予約を済ませてきたらしい。まあ住居の契約というのは人生で最初に人間のむき出しの欲望に触れる機会でもあるよなあ。(遠い目)
気づいてみれば家族全員が何らかのバージョンの能率手帳を使っている。どこから情報が漏れているのか。
Friday, 21st of January 2011
先週目出度く最終回を迎えた市民ゼミだが、今日は打上ということで、地元ではまあまあ有名な寿司屋で食事会。出産と育児で最近参加していなかった初期主要メンバーとも久しぶりに顔を合わせる。一通り思い出や反省や展望について語ったあと、これからは各自自分でゼロから自分のテツガクを作っていってください、という意味を込めて、{{'真っ白の200枚ノート '}}を一人一人に贈ったらとても喜んでいただいた。いくつになっても真っ白なノートを手に入れるというのは心弾むことなのだ。
最後に市民のみなさまからこれも地元の吟醸酒を記念にいただいた。ありがとうございます。そういや禁酒については語っていなかった。
Saturday, 22nd of January 2011
昨夜、市民のみなさまからいただいた吟醸酒をサッカーを見ながら飲んだんだが、その影響が朝になっても少し残っている。二日酔いというほどではなかったが、昼頃になって、だんだん症状がひどくなってきた。アルコール処理器官が廃用性萎縮を起こしているものとおもわれる。
しかしそろそろ酒離れをして1年が経つ。二日酔いの日にこんなことを言うのは噴飯ものかもしれないが。最近は、禁酒しているといっている場合ではないような状況なので、宴会などではふつうに飲むようにしている。この様子ではまた飲むようになるのではないかと==わくわくしている==ご心配の方もいらっしゃるだろうが、自分としてはまずそういうことはないと感じている。
禁酒して、あまり体調に目立った変化はない。(ガンマGTPを除く)血液検査の値がほとんど変わらないのはむしろ驚き。精神活動のほうは、多少、その量が増えるかもしれない。以前なら飲んで酔っぱらっている時間が使えるのはたしかに大きい。ただし、仕事が進むかどうかは微妙なところ。小人閑居して不善を為すとは耳が痛い。逆に、飲まないとストレスがたまるでしょう、ということをときどき言われるが、それはない。ストレスを解消させるものなどこの世にはあふれるほどある。あと、やっぱり体が楽。疲れたと思うことが少ない。
まあだから、自分から飲もうとは思わないけど、お酒には緊張感を麻痺させる作用がたしかにあるので、会合など、緊張感が邪魔になるときには、その目的で摂取するのはそれほど悪いことではない、というくらいには軟化してきている今日この頃。
怒濤の採点。答案の中に、「記述試験はただ準備した原稿を書いているように見えるかもしれないが、書いているうちに筆の流れでどうしようもなくて自分でも思ってもないことを書いてしまうことがある」と書いている人がいて妙に面白い。なんかよくわかる。しかしそこのところを論理的構成力つーもんで克服してほしいと思っているのだよ。いや自分もだが。
明日は町内のリサイクルボックスが空くので、ふたたび激しく捨てる予定。まだまだ捨て方が足りない。とくに、思い出の品を捨てるときには過去の自分を捨てるような感覚に襲われるが、そういう思い出に縛られている自分から自由になるという側面もあることを忘れないようにしよう。
Sunday, 23rd of January 2011
いい天気なので久しぶりに洗車。真夏のようにすぐに乾いてしまわないので作業がしやすいけれども、しかし水を使うにはまだまだ寒い。しもやけになりそう。
またまた大量に本を捨てる。今回は、科学雑誌のバックナンバー、写真・カメラ関係の年鑑、大学時代の歌舞伎関係文書など。持っておけばいつか見ることもあると思うともったいないが、もう捨ててしまったので後の祭りである。
引っ越し先の最終検討。Google Mapが大活躍。なんじゃかんじゃ言って、ストリートビューはたいへん役に立つ。実際に周辺を徘徊してみて、店や町並みを確かめることができるのだから。
夕食はとんかつ。どういうわけか一緒に買い物に行くと、とんかつになる確率が高い。「今日の晩ご飯は何にしようか」と話し始めるタイミングが、いつも精肉コーナーのあたりで、そこにある豚肉に目が行くためではないだろうか。
纒向(まきむく)遺跡で桃の種が大量に出土したのでこれは鬼道をやっていた卑弥呼の宮殿じゃないか、というようなテレビ番組を見る。ずいぶん飛躍した論理ではらはらしたが、最終的には文字資料が出てこないと決着は付かないでしょうね、と研究者が言っていたのを聞いてほっと胸をなで下ろす。
Monday, 24th of January 2011
あらためて酒を飲まない日常は午前中が気持ちいいなあと感じる。この感覚は、あまりにも生物として当たり前のことなので、すぐに忘れてしまう。朝からコーヒー飲んで気合い入れてさあがんがん行くぞ!というようなモードには、前日の酒の影響がある状態ではなかなかなれない。こういうことを思い出すために、たまには晩酌するのもいいんじゃないか。(着地点はそこか)
採点結果から成績を出す作業。今年は少し苦労する。苦労のもとは、出席管理システムの名簿に休学者や退学者が含まれていて、成績管理システムの名簿と一致していない点。成績管理システムの方にはそういう人たちは含まれていないので、データを貼り付けたときに、数が合わずにありゃりゃとなってしまうのである。
これを回避するには、==ファッキン==エクセルでvlookup関数を使う。退学者が含まれている表のなかに、
=VLOOKUP(A1,Sheet2!$A$1:$A$300,1,FALSE)
こういう式を書いて計算させると、A1にある値(学生番号)が、Sheet2に貼り付けた正しいリストに含まれていればその学生番号が、含まれていなければエラーが表示される。つまりエラーが表示されている学生が、退学などで成績評価対象になっていない者ということだ。この場合、最後のFALSEがキモで、これを指定しないと完全一致検索をしてくれない。以上備忘。
来週新居の下見に行くのでその準備==という口実のもとに==で道具をそろえる。
*{{'kokuyoの野帳 '}}
**部屋の寸法などを記録するため。スケッチブックを持っていこうかと思ったが、かさばるのでこれにする。本来は測量技師の人が使うものみたいだが、野外活動ではこれがとても使いやすいことを写真の修業時代に知った。
*{{'タジマツール Gロック19 5.5m GL19-55BL '}}
**この外見にぐっときて以前から欲しかったのだが家に別のがあるので買えないでいた。今回いい機会なので(なのか)。
*{{'水平器 '}}
**本当はもっと大きい方がきちんと測れるんだが、携帯用ということでこの大きさ。建物は水平が大切。
Tuesday, 25th of January 2011
以前から予定していた某団地の予約の日なので朝一番にインターネットから予約。次いで電話を入れて日程と手続きの確認。ここは担当者によって規則の適用の厳格さに違いがあるんだが、今日はまた一段とゆるい人で、いろいろと助かる。どこがどう助かったかを書くとまずいのだろうけど。
能率手帳に「コーヒーフィルターを買う」と書いておいたおかげで、忘れずにコーヒーフィルターを買うことができた。
こういう細かいToDoは、頭に□を書いて箇条書きにしておくのだ。
昼は牡蠣フライ定食。牡蠣自体は味が濃くて美味しいが、タルタルソースが付いてくるのが不満。好みとしては、牡蠣フライは単純に醤油か大根おろしで食べたい。
箱崎は最終回。ついに教科書の最後の最後まで語り終える。「付録」も全部読む。暦の説明までしてしまった。引き継いだときは==崩壊の危機に瀕していた==受講者が少なくてどうなることかと案じたが、今年は最終生存者が7名。ラテン語を勉強する人は多いけれどもいったいそのうちのどれだけが間接話法中の条件文の帰結節の規則を知っているかと思うと感慨もひとしおである。(えらそうにいうな)
思いがけず、二名の受講生から「最後なので」と贈り物をいただく、それぞれの地元のお菓子だとか。感激である。ええとこあるなあ。このクラスのこともずっと忘れんとこ。
Wednesday, 26th of January 2011
奥さんが5日前くらいから風邪を引いている。わしが移したんだろうか。同じ風邪なら一週間くらいかかるのでもう少しの辛抱だ。
区役所で各種証明書を発行してもらう。役所というと何となく時間がかかるイメージがあるし、じっさい、左京区役所や伏見区役所ではずいぶん待った記憶があるが、今日は3種類合計7枚の証明書をもらうのに約20分。考えてみれば検索してプリントアウトするだけだからこのくらいでできて当然。あとは自宅からできれば言うことない。
授業も終わったしゆっくり本でも読んで過ごしていると電話がかかってきていろいろと奔走する羽目に。(やや誇張あり)
結果的に、先延ばししていたことが片付いたのでよしとする。
昨日はジョギングに出かけてとくに強度を上げたわけでもないのに10kmを62分くらいで走った。体重も落ち着いてきたし。ようやく正月気分が抜けてきたと言うべきか。
最近timeline上に見かけた{{'『虐殺器官』 '}}を読む。なるほど納得。この分野まったく不案内だが面白い領域なのだろうなあ。
話の筋とは関係ないが、読みながら、先日、大腸内視鏡検査の技師が人の大腸の中で狼藉三昧をはたらきながらもらした「肝臓の色が透けて見えるくらい、腸ってのは薄いんです」というセリフを何度も思い出した。日常目にする手とか足とかは硬くてあるていど頑丈そうだけど、内臓や脳などその他の部分は、信じられないほど柔らかくて弱い。だから体を大切にしましょうということじゃなくて、そういうものが何十年も存続したり、その中にクオリアが発生したりすることにあらためて腰を抜かす。
そういや新居の内覧に携帯用の懐中電灯も必要だった。少し==わくわく==いやな予感がしながら調べてみると、この分野もすごいことになっている。いろいろとスペックを比較したのち、{{'GENTOS(ジェントス) 閃 305 '}}に決定。しかし、電灯のない室内を調べるのにたしかに懐中電灯は必要だが、100ルーメンもの光量が必要かどうかは意見が分かれるところだ。
Thursday, 27th of January 2011
よく寝た。夢の中に、膨大な仕事を残して昨年亡くなった某先生が、とても陰鬱な顔で出てきた。たぶん昨夜読んだ本の影響。
猛烈にどうでもいいが、ホークスの今年のスローガンがたいへんなことになっている。
http://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/6979.html
昨年はたしか、[[「今年はやらんといかんばい」|http://www.youtube.com/watch?v=2nsc4yk81Ng]]という妙に散文的というかそのまんまというかそのへんの中学生が考えたようなというか、まともすぎて聞いている方が赤面するようなスローガンだったのだが、もしやその反省が変な方向へ向かったのでは。
スローガンといえば「増える酒量に減る寿命」とか「酒屋太れば妻子は痩せる」とか、そういうのを言うんだと思うが(サンプルに偏りがないか)、「ダ」でいいというのは相当大胆な決断ダ。
ちなみにウチの分野では、トマスのエッセは「だ」である、というウソのようなホントの論文が存在する。
そういやtDiaryにはn年日記のように年単位で過去にさかのぼる機能が付いていたのだった。気づいてみればこちらに移住して1年が経過したので、めでたくその機能が使えるようになったというわけだ。日付の右に付いている[past todays]というリンクがそれです。
授業が終わってなんだか体調が上向いている。今日は走り始めたとたんに道が下り坂に見えた。軽く走って、57' 39''/10km。
Friday, 28th of January 2011
昨日書こうと思って書けなかった礼状を午前中にしたためる。ちょっと早いがシロツメクサの封筒と便箋。しかし、ちょうどそれに合う切手がなかったので、引き出しの中にあった冬景色の切手を貼ったのだが少しバランスが悪かったかもしれない。
昨日その手紙を書けなかった理由==のごく一部==は、読んでいた本の論理構造がどうにも理解できなくて苦労していたせいなのだが、じっくりと腰を据えて読み直したところ、どうやらもともと間違った推論をしていることがわかった。もともと間違っているんだからタブローが閉じないのも当然だ、と納得。このせいで時間を無駄にしたとは思わないようにしよう。
後期一度も授業に出なかった学生から丁寧なメールがあり、こういう事情で出席できませんでした、もし欠席分を補う救済措置があったらお願いしますと書いてある。補うもなにも一度も出てないんだから。しかし、単位に対する強い気持ちには感銘を受ける。こちらもこのくらい強い気持ちで単位判定をしないとな、と思いを新たにする。
Saturday, 29th of January 2011
修論・卒論発表会。修論の方は関係するものだけ聞いて失礼する。
卒論の方はとくに前半が面白かった。外界の実在を「煩悩」と言い切ったやつもぐっときたし、戸舛のラテン語を5分くらい読み上げるやつもよかった。自然神学と「人格(person)」についてもいろいろと質問や意見が出たんでよかった。
ある社会人学生が「私の人生経験からすれば」という前置きで懐疑論に対して批判的な意見を述べていたが、人生経験で哲学の問題を論じられると思っているとすればその平和な脳みそをもう少し鍛え直す必要があるんで今後さらにがんばっていただきたい。
夜はいろんな意味を込めて某同僚と居酒屋へ。来し方行く末を語りつつ黒霧島をたっぷりといただく。
Sunday, 30th of January 2011
一日中風が吹いて寒い。テレビの部屋でマッサージをしたりミカンを食べたりチーズケーキを食べたり。
昨夜の酒の影響が少し残っているが、基本的に食事をしっかり取りながら焼酎のお湯割りを飲んだときはダメージが少ない。
Monday, 31st of January 2011
某営業所に駐車場の件で電話をすると管理会社が違うので別のところに電話をしてくれと言われる。そこに電話をするとその場で空きを調べてくれて一気に仮予約まで話が進む。インターネットにも情報が流れているが、やはり現地の生情報はちがう。うまいぐあいに出入り口近くの一階部分に駐車場を確保することができた。
しかし機械式の駐車場って使ったことがないんだが、一階部分でよかったのかどうか。一説によると、地階の方が露出していないので保安や汚れの点でいいとか。しかしこれに対しては地階は湿気が多くて車が傷むという反論もある。そういうこともあってとりあえず一階が空いているので一階にした。
なるべく人に会うように、社員食堂を利用するつもりで出勤したが、やっぱり面倒になって購買部で鶏飯弁当とポンジュースを買ってきた。
試験も終わって学内が静かになってきた。今から入試までの短い間、なんとなく構内にほっとした雰囲気が漂うのだが、この時期の大学の雰囲気が好きだ。
なんかいやな予感がしていたが、鞄の中に==未知の==原稿を発見。そういやこれをそろそろ送り返さないといけないのであった。もうずいぶん前に書いたので、読み返したらどんどん反論を思いつかないか心配。まあしかし、そのくらい反論を思いつくようじゃないと進歩がないということにもなるな。
このところしばらくGoogle Chromeを使っていたが、やっぱりFirefoxにもどすことにした。Chromeにも長所はたくさんあって、起動が速いこと、内部PDFビューアが軽いことなど、全体に動作が軽快でデザインがいいのが気に入っていたが、拡張機能の完成度がまだまだ低い。とくに、FirefoxのDelicious Bookmarksに相当するものがないのが致命傷となった。これがないので、Deliciousから遠ざかっていたが、やはりブックマークの管理が大切と痛感する機会が立て続けにあって、優先順位を組み直した。
ちょっと起動が遅いけど、いったん立ち上がればその後の動作は軽快だからその点は我慢する。なによりやっぱりDelicious Bookmarksを使えるのは気分がいい。Chromeでこれに相当する拡張機能が出現したら、そのときにまた考えよう。
{{my '20100131#p10','昨年の今日の日記'}}を読んでいて、そういや昨日の大阪国際女子マラソンの終盤でアルフィーの歌が流れなかったことに気がついた。もしや、昨年のわしの提案をもっともなことだと受け入れてくれたのだろうか。だとしたらアルフィーはむちゃくちゃすばらしい。
軽く65' 06''/10km。授業が終わってからウソのように体が軽くなっている。このことからもわかるように、体が軽いとか重いというのは、じつは、心が軽いとか重いということなんである。
Tuesday, 1st of February 2011
なにか猛烈に停滞しているような気配を感じるので、滞留邪気除去装置({{'ふわふわキャッチャー '}}とも言う)を使って部屋に積もったホコリを払う。
「急ぐ必要はありません」と書いている某校正に一通り目を通し朱を入れて急いで返送。この場合、指示を無視したことになるのかどうか。
Firefoxから離れていたのは半年くらいだと思うが、いろいろと進歩していて驚く。とくに[[Tombloo|https://github.com/to/tombloo/wiki]]。ChromeにもTaberarerooという移植版があるが安定度が違う。Chromeでは登録が失敗することが多く使えないと思っていたが、Tomblooは安定してサクサクと動く。
twitterクライアントもいろいろ一長一短で使いにくいなあと思っていたが、[[yoono|http://yoono.com/]]というスグレモノが出現しているようだ。この世界は油断ならぬ。
Wednesday, 2nd of February 2011
このところエジプト情勢にくわえて俄然[[新燃岳|http://weathernews.jp/kirishima/]]からも目が離せなくなってきた。空振ってのもすごそうだ。==白ひげが使っていたアレかな。==実に見に行きたいが世間体というものがあるので我慢する。
なんか昨日から空気が停滞していると思ったら卓上カレンダーがまだ一月のままだった。
ここ数日学内書類Aのやりとりをしていて、今朝完成版を送付したところ、その同じ部署から電話がかかってきて、「そろそろ書類Aを出してもらいたいのでそれについて説明します」ともったいぶって語り始めたので気を失いそうになる。君んとこの部署の業務連絡伝達システムは大丈夫なのか。
そういやMacでFirefoxを使うときに致命的な欠陥があったのだった。なぜかこのtDiaryで日記を書こうとすると、テキストエリアでcontrol+Dが日付欄へのジャンプとして働いてしまい、一文字削除にならない。私にとって、control+Dがdeleteの役割を果たすことはキーボード操作のかなりコアな部分に位置するので、これが使えないと話にならない。
よーく思い出すと、以前はこのためにIt's All Textというテキストエリアの編集を外部エディタに飛ばすアドオンを使っていたのだった。さっそくインストールしてみるが思ったように動かない。設定で、編集に使うエディタを指定するが、Macの場合、通常のやり方ではプログラム本体を指定できない。ファインダーに見えているXXX.appというのはファイルではなくフォルダなのだ。このフォルダの中身を見るにはターミナルを開いて地道にlsで見ていけばいい。するとたとえばmiならば、
/Applications/mi2.1/mi.app/Contents/MacOS/mi
というところに本体があることがわかる。しかしこれを指定しても「保存」でテキストエリアに編集内容が反映されるはずが、反映されない。むきいい。
そこでIt's All Textの作者のヘルプページを読むと、どうやら通常のtxtファイルをデフォルトのエディタで編集するのならopenを使え、と書いてある。この意味がよくわからなかったが、調べていると、これはosxの標準エディタを起動させるコマンドで、場所は
にあるという。そこで、標準エディタをmiに指定したうえで、It's All Textのエディタの指定に、この上の一行を書くと、無事にmiが起動して編集内容がテキストエリアに反映されるようになった。だけど文字が化けている!!
文字化けに関しては詳しいことがよくわからないが、結局、It's All Textの設定で、文字コードをutf-8にしてやると化けなくなった。最初これで化けていたような気がするが、もうなにがなにやらわからなくなってしまった。もう少しスマートなやり方があるような気がするが、今日のところはこれで勘弁してやる。
Wednesday, 9th of February 2011
2年ほど使ったTime Machine用の外付けHDDが突然認識されなくなった。電源は入るがPCから認識されない。ケーブルを変えたり接続先の本体を変えたりしても同じなので、あきらめて二代目を購入。{{'BUFFALO USB2.0 外付けハードディスクドライブ 2.0TB HD-CL2.0TU2/N '}}。例によって価格.comで一番安くて評判がいいやつ。2TBなのに1万円を切る価格なのはすばらしいと思うが、2年くらいで壊れてもらっては困る。
しかし、HDDと言えばいつも思い出すが、金がなかった学生時代(妻子あり)、ICM SR-80という、PCの内部記憶が640kilo bytesだった頃に80mega byptesというものすごい容量のHDDを13万円ほどで買って、「これで一生、外部記憶装置を買う必要がなくなった」と(まじめに)感動したことを思い出す。今日9980円で買ったのは2tera bytesですかなんかもう気が遠くなってしまいそう。
【教訓】この分野はあまり長大な見込みに基づいた計画を立てないようにしましょう。
忘れていたが久しぶりに「[[amazon物欲店|http://astore.amazon.co.jp/wayway-22]]」の方にもこのアイテムを追加しておく。他にも最近買ったものを追加しておきましょう。
Thursday, 10th of February 2011
今週は祝日や週末を含め某業務でずっと忙しいが、今日だけは休み。ちょうどタイミングよく娘が国博のゴッホ展を見に行きたいというので午前中から出て行く。急きょ奥さんも合流して三人で。兄は先日友人と見に行ってきたようだ。
展示の方はそれなりだが(おいおい)、注意を引いたのは音声ガイドのシステム。ふつうは小型のIC録音機のようなものを首から提げて、解説がある展示の場所が来たらスイッチを押して順に解説を聞いていくが、今回は、小さい棒状の器具と「音声ガイドシート」という特別のパンフレットを渡され、特定の展示場所に来たら、その棒でパンフレットの絵や番号に触れると解説が流れるという仕組み。なるほどこのようにすれば、これまでのように、スイッチを押し忘れたり押しすぎたりして展示品と解説がずれてしまうということがない。
しかし、これがどのような仕組みなのか気になってゴッホどころではなかったのだが、帰宅してweb検索してみて謎が解けた。これは[[タッチ式ボイスリーダーペン U-SPEAK|http://www.nlcco.co.jp/]]という製品で、ちょうどバーコードリーダーのような仕組みになっていて、棒状のものは読み取り機、そしてパンフレットの方に、肉眼ではほとんどわからないような細かい印刷で、特定のドットパターンが印刷されている。それを読み取って音声を流すというわけだ。
http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/02/post-616.html
写真には写らないが、この番号の円の中と、絵のフチの部分に、細かいドットパターンが印刷されている。
ガイドシートに超小型のICチップを埋め込んでいるのかと思ったが、それにしては薄い普通の紙だし、大量に用意するのに余計なコストがかかると思ったのだが、こうすればたんなる印刷なので、特別なコストはかからないのだろう。
そのページのリンクをたどると、これを利用して野鳥の声が聞ける図鑑なんかが出ているみたい({{'バードボイスセット '}})。ふーむ。たしかに図鑑では鳥の鳴き声を擬音語で表現しているのでわかりにくいが、これがあれば一目(耳?)瞭然だ。しかしちょっと高いなあ。
{{my '20110202#p04','先日'}}の、Firefoxでこの日記の更新画面でcontrol+Dがdeleteとして動作しないという問題だが、その後、FirefoxのアドオンやtDiaryのcssを調べてみて、どうも自宅Mac特有の現象だというところまで絞り込んだ。それで、自宅Macだけにあるキーボード関係の設定とはなんだろうと考えて、ふと、[[KeyRemap4MacBook|http://pqrs.org/macosx/keyremap4macbook/index.html.ja]]というのを入れていることを思い出した(遅い!)。空気みたいに使っていたから忘れていたのであった。その設定のEmacs modeで、control+Dをforward deleteに設定すると、無事動くようになった。めでたしめでたし。
しかし、tDiaryで、現在使っているのとは違う別のテーマだとこの現象が出なかったりするので、引き続き、原因不明ではある。
Saturday, 12th of February 2011
ずっと雪。
某監禁業務最終日もつつがなく終了。
全体打ち上げのあと、8階の住人ことT教授と渾身の懇親。いろいろとこの日記についての論評や講評もいただく。今後もあまりサボらず続けるので引き続きよろしくお願いします。
しかし正直なところ、最近いろいろたいへんでこちらまでエネルギーが回らない。ま、「無理しない」というのは継続の大原則なので、書けないときは書きません。
Sunday, 13th of February 2011
昨夜は飲んでタクシーで帰ったので、午前中、駐車場まで車を取りに行く。気温が低いせいかギアを入れるとエンジンが止まる。しばらくアイドリングして温める。こんなことはめずらしい。帰りにスタンドに立ち寄って給油。
夕方、昨日の業務関連で、何もなければすぐに終わるがなんかあったらたいへんなことになる業務のために出勤。ちょっとだけですんだのであまりたいへんなことにはならなかった。これで今年度の業務はほぼすべて終了(のはず)。
時間があるので80分走をしようと思ったが、30分走ったあたりでキツイと感じたので無理をせず自販機でジュースを飲んで休憩。その後もゆっくり走って、結果的には75分くらい。精神がまったくジョギングの方を向いていない。
先日のR1グランプリ優勝者の「井戸のおばけ」の歌のメロディーが頭にこびりついて離れない。全体的にあまり明るい気分ではないのに頭の中だけあの明るいメロディーが流れ続けているのはなんか変な感じだ。
先日のKeyRemap4MacBookの件だが(しつこい!)、どうしてcontrol+Dをdelete forewardに割り当てていなかったのか不思議だったが、思い出した。これを設定すると、日本語変換FEPが動作しているときも、control+Dがカーソル位置1文字削除をしてしまうのであった。実は、基本的にemacsなのだが、日本語入力FEPの動作はvjeなのであった。だから、このときのcontrol+Dは、「注目文節を後方に移動」じゃないとダメなんだなこれが。というわけで、ぐるっと回って再びIt'sAllTextを入れてmiで書いている。今度はわすれんようにせんとな。
Monday, 14th of February 2011
それぞれの転居先も決まったのでそろそろ引越の日程などを決めないといけない。今回は二カ所から四カ所への引越になるのでいったいいくらかかるのか見当も付かない。とりあえず四社に見積もりを依頼する。
16年ほど前に京都から四国に引っ越したときにはA社とB社が値引き合戦を始めてたいへん面倒なことに巻き込まれて往生したが、結果的に安く上がって助かった。あれからこの業界もずいぶん勢力関係が変わったようだがはたしてどうなりますことやら。
図書館から電話がかかってきて、遠回しにそろそろ借りている本を返却してもらえませんかと言われたので、とりあえず借りている本を一カ所に集め、付箋を外すなどの作業を始める。ずいぶんここの図書館にはお世話になっていたのだなとあらためて感じる。
主な本は自分で買うようにしてきたつもりだが、返却するのが惜しい本もたくさんある。なんか強制的に武装解除させられているような気持ちにさえなる。攻撃するなら今がチャンスだ。(なんのことやら)
Tuesday, 15th of February 2011
朝から四社が引越の見積に訪れる。短いところで30分、長いところで2時間超。途中昼食を5分で済ませるなどばたばたしたが、なんとか交渉を済ませる。時期が時期だけにものすごい数字が飛び交っていたが、なんとか許容範囲に収まったのではないでしょうか。
短期的には一番気になっていた部分なので、なんとか先が見える形で片付いてほっとした。もちろん長期的にはもっと気になることがあるんだが。
ストレスがすごいのでリラックマコンシェルに続いてリラックマ着せ替えを導入。二つも必要ないのではないかという意見もあろうがこれでいいのだ。少しでもこれで緊張感をほぐすようにしよう。それと、あまり携帯を人に見られないように注意しよう。
Wednesday, 16th of February 2011
来年度の学科内の各種委員を決める会議。自分に関係ないのでこれほど気楽な会議は出たことがない。しかし今ごろ知らないところで来年度の自分の役割分担が決められつつあるんではないかと思うと気が気ではない。
図書館から強制的に武装解除させられている件だが、いちおうこちらの作業を終えたので職員の方に取りに来てもらう。その場で200冊弱をチェック。このような場合、よく聞くのは、何冊か紛失図書があって、実費で弁償したという話。人によるとかなりの金額を支払ったという話も聞く。びくびくしていたら、見事紛失図書はゼロ。ほっと胸をなで下ろす。当たり前といえば当たり前なんだが。
今夜は学科の送別会。引越が早まったので本当に最後の人もいるかもしれないなあ。できるだけ懇親した方がいいんだろうとは思うが、まだ何となく気持ちの準備ができていない。(さっさと準備しなさい)
学科退職者送別会@しばこ。こんなところにこんな店があるとは知らなかった。けっこう落ち着いたいい店だったんじゃないでしょうか。ここで挨拶をさせられる。ふつうこういう場合はアドリブが原則だが、今回は==ヒマなので==周到な準備をして飛行計画を練っていく。しかしアルコールが入っていたせいか途中で乱気流に巻き込まれ着陸地点を探すのに苦労する。あとで口の悪い某教授に笑いながら「挨拶が長い!」と言われてしまった。==おぼえとれよ。==
やはり、事情説明などは簡単に済ませて、一度盛り上がったらさっさと着陸してしまうのが聞いている方には楽なんだろう。今回の反省を生かして本番では簡潔にまとめるようにしたい。(本番じゃないのか)
二次会は比較的若手7名で近くの店へ。久しぶりの人が多かったので機嫌良く芋焼酎を飲み過ぎる。
Friday, 18th of February 2011
午前中、電子納税システムで確定申告をしようと思ったら、源泉徴収票がない。少し探したが見つからない。なくなるはずがないのでまだ届いていないのだと判断する。
このところ日常生活じゃないところに気が向いているので日常生活の記録をつける気になりにくい。
在学生の成績発表が行われているようだ。この時期いろいろやっかいなことが発生しがちなので注意が必要。
先日、研究室の引越の見積をしてもらったら、荷物量は段ボール(小)に約65箱だと言われた。私は同業者の中では比較的本を持っていない方だと思うが、それでもこれだけの量の本を所有しているということに驚く。いや、退職したらどうするんだという話。当然自宅には置けないから古本に出すとかどこかに寄付するとかいうことになるんでしょうなあ。そう考えると、身の回りの本との付き合いも、永遠に続くわけではない。ちょっと今のところいっしょにいるというだけのこと。
このところ時間を決めてゆっくり走ることをやっていたが、今日は久しぶりに、以前と同じように1kmごとのラップを取って10kmふつうに走る。70' 02''。ちょっとゆるめているとてきめんに脚力が落ちるように感じる。違う見方をすれば、脚力というようなポジティヴな概念に注意が向いているということは、かなり精神面のリハビリが進んでいるともいえる。
職場で源泉徴収票をもらったのでさっそく自宅で確定申告。電子納税は三回目なのでずいぶん慣れてきた。しかし今回は一箇所、最後の送信段階で「safariがなんたらを使用するんでキーチェーンのパスワードを入力せよ」という窓が開き、ふだんこんなパスワードを使わないのでかなり焦る。しかも、用心してweb検索をすると、どうやらこれはMacに設定しているキーチェーンではなく、電子証明のパスワードのことであるらしい。惜しかったな。ここがすんなりいけば合格点だったのに。
ともかく自宅で小一時間で作業が終了したので、まあ便利といえば便利になったものだ。しかしまだまだパソコンに慣れていない人には敷居が高いだろう。
納税額については、適度に寄付をしたり必要経費を計上したりしたせいか、ほんのちょっとだけ還付金があるみたいだ。
夕食は、妻がお友達に教えてもらったという博多流水炊き。なんかの宴会のときにちょっと食べたことはあるが、実はあまり本格的なのは食べたことがない。「水炊き」と言えば、実家の方では、あまり味が付いてない、白菜と鶏肉が目立つ、大人は美味しいと言うが子供にはあまり美味しくない鍋料理という印象なのだが、博多のそれはずいぶん違う。基本的に、鶏を鶏だけでじっくり煮て、鶏肉の風味を楽しむものらしい。たしかに、じっくり煮た手羽は、柔らかくてぷりぷりして、他では食べたことがないような食感。そのあとにつみれを入れ、最後に野菜を入れて全部楽しむ。たいへん美味しゅうございました。次の任地では「博多仕込みの水炊き」ということでまた活躍の場があるんではないかと思う。
Saturday, 19th of February 2011
引越準備たけなわ。今日はまとめて電気、ガス、水道、電話の契約終了+新規契約をやってしまう計画。水道まではなんとかうまく進んだが、最後の電話でつまずく。昔みたいに116に電話をして移転手続をしようと思ったら、まず現在はBBIQという光電話を使っているのでそもそも116につながらない。なにか根本的にわかっていないことがわかり、とりあえずwebなどで電話回線とプロバイダの関係について基礎部分を学習。ふむふむ。NTTは電話回線で、その上に、インターネットプロバイダというものが乗っかっているわけだ。それならと、BBIQを解約したのちNTT東日本に電話をして新規に契約。いろいろ引き回されたがなんとか新しい電話番号をもらって工事の日取りを決めるところまでたどり着いた。あとは、プロバイダをこれに付け加えればいいんだなと、例によって価格.comの最安値を調べる。@niftyが大々的にキャッシュバックキャンペーンをやっているのでこれはおトクだと申し込もうとしたら、このキャンペーンは、価格.comの画面から、NTTのフレッツ光と@niftyをセットで申し込んだひとだけに適用されるので云々、と言われる。むきいい。どうしてもこのキャンペーンを受けたいんならNTTの契約はいったんキャンセルしてもう一度はじめからやらないといけませんだとむきいいい。
NTTに電話をかけ直してこの点を相談すると、現在いろんなオプションでいろんな料金があるので非常にややこしいことになっていて、NTT自体としてもあまりそういうことは把握してないことがわかる。いったんキャンセルしてもういちど価格.comからやりなおしたらどうですか、というようなさばけたことも言われる。
しかしこのキャッシュバックの額が大きすぎるので、もう少し冷静になって考えると、そもそもここは単独で3万3千円ほどの値引きをしていて、それが価格.comならさらに1万円ちょっと値引きするということ。1万円という金額は大きいように見えるが、これは月額料金なので、たとえば3年間に引き延ばすと約300円/月という数字になる。この程度なら、大々的にキャンペーンを打って新規顧客を獲得した方が利益になるんだろう。
ユーザーとしてはもちろん安い方がいいわけだが、基本は月額料金ということを忘れずに、あまり目先のキャッシュバックに振り回されないようにしたい。
この間、母親は子供たちを連れて新居用の家具を買いに似鳥へ。かなり予算を超えてしまったとか。明日は電気製品を準備する予定だが、どこかに打ち出の小槌は落ちてないだろうか。
FireFoxのアドオンでNoSquintというのを入れてみた。ページごとに拡大縮小率を記憶して、読みやすい大きさで表示してくれる。こりゃあいい。細かい字のページは拡大して、大まかなページは縮小する。このページなどは、自宅のMacなら90%くらいの表示が読みやすい。新聞などは120%で問題ない。最近細かい字をじっと見ると目が疲れて、、、とお悩みの諸氏にオススメ。==しかし要するにこれは老眼鏡の代わりみたいなもんだよな。==
Sunday, 20th of February 2011
引越に伴い子供たちは各自で冒険の旅に出ることになったのだが、旅をするにはいろいろと装備が必要だということで近所の電気屋へ出かける。妻が作った装備品リストにネットで調べた適正価格をメモしたものを持っていったが、これがけっこう役に立って、それほど予算を超えずに主な装備品を手に入れることができた。
*冷やす箱
*洗う箱
*絵が映る板
*電子の温める箱
*炊ける釜
*しわ取りの鉄
時間がなかったので8kmを66分ほどで。買い物に3時間あまりかかったせいか、体にあまり力が残っていない。全体にスピードは遅め。
Monday, 21st of February 2011
目先のキャンペーンにまどわされてはいけないという教訓を得た先日のプロバイダ契約の件だが、NTT東日本に電話をして、目先のことはいいからOCNあたりを追加契約できないかと相談すると、本当に目先のことはいいんですか?と逆に心配される。そういう風に心配されるとやっぱり目先のことを考えた方がいいんじゃないかという気になり、じゃあ全部キャンセルしてやり直してもかまいませんか?と聞くと、ウチはまったく大丈夫です(キッパリ)と言われ、なんだか変な気分になる。どうやらあまり商売気がないようで、そうなるとこちらとしては俄然商売に集中したくなり、いったん気にしないことに決めた目先のキャンペーンにやっぱりまどわされることにする。
すべて白紙に戻したあと、価格.comのページから、最安値の@niftyに申し込み。「市内電話番号」というのがよくわからなかったが、白紙に戻す前に聞いていた新しい電話番号の市外局番以下の部分を使わせてもらう。これでよかったんだろうか。これで、2日後以降にNTTから電話がかかってくれば成功だがちょっと心配。
「旅立つ人へ」(仮称)という学内文書が回ってきて、いろいろ書類を書かされる。淡々と記入欄を埋めていってあっさり終了。しかしその書類の中に、これらの書類の説明会の出欠調査という書類があり、意味がわからないので電話をして尋ねると、別に自分で書けるんなら出席しなくていいですと言われた。なんじゃそりゃ。
Tuesday, 22nd of February 2011
だいぶぬくなってきた。きいつけとらんとすぐに虫がわくで。
さっそくNTT東日本から電話がかかってきたのはいいんだが、「お客様は別にもう一つ申し込みをされているみたいなんで手続きができません」ときた。むきいい。昨日の==あのやろう==オペレーター氏がキャンセル作業をやってなかったみたいだ。しかも、==そいつ==そのオペレーターが今日は休みだそうで、キャンセル作業に手間取り2時間ほど待ちぼうけを食らう。ようやくキャンセル作業が終了し、新たに契約の確認と工事予約を入れる。新しい電話番号も決まった。やれやれ。
しかし、今ひとつわからんのだが、むかしのほれ、NTTの電話の権利というのは今どういう意味があるんだろうか。今も、そして今日契約したやつも、光ファイバー通信であって、あの2本の電話線は使ってない。たしか大昔にn万円で権利を買ったような気がするが、今現在はそれを「休止」にしているはず。昔はその権利を売買できたりしたんだが、こんなみんな携帯を持つ時代にそんな権利を欲しがる人がいるとは思えない。よって市場原理によりもう価値がなくなっているんでしょうなあ。なんか釈然としないが。
こんどこの町のA地区に下宿するようになった娘が、家賃の引き落とし口座を作りにB地区のJAに行くと、B地区の口座からA地区の家賃引き落としはできませんと言われたとかでぶつぶつ言いながら帰ってくる。わけがわからん。しかしこういうことを通してこのわけのわからん世界で生きていく術を学んでいくのだからあえて口出しをしない。
夕方から送別会@たつみ。この七隈の店は2ヶ月間で3回目。決して風情がある方ではないが出てくる料理がすべて一仕事加えてあって好感が持てる。今回は、いつもたいへんお世話になっております「きらきら星」の携帯着信音で有名な休酒大魔王あらため元の木阿弥上人ことN教授と、阿蘇カルデラスーパーマラソン連続出場記録保持者(ほんと?)でありかつまた錦江湾遠泳大会まさかのドタキャンで有名な(もう許してやれ)W教授。けっこう具体的な話の進展もあって、たいへん有意義で楽しい会でした。W教授の意外な悩みについては時間が足りなかったので次回に持ち越しといたしましょう。
Wednesday, 23rd of February 2011
昨夜はかなり焼酎をいただいたが最後に水を飲んだのが効果があったのかあまりひどい目覚めではない。そういや飲酒に体が慣れてくると、翌日もあまり苦しまずにすむようになるのであった。(慣れてきたのか)
それにしても猛烈に腹が減って体重も1kg落ちている。けっこう食べたと思うが実際にはカロリーが不足していたのであろう。
ちなみに、飲酒すると体重の変動が激しい。飲酒後はおそらく脱水症状も重なって体重が減り、その後、太りやすくなる。飲酒しないと、とくにご飯などの炭水化物について、たくさん食べてもあまり体重の変化がない。そういうこともあってこのところ体重管理については全く苦労していない。
思ってもみないことでちょっとモメる。根本的な価値観にかんすることなので元気ならがんばってもいいが今回は厭戦気分が高まっているのでトラブルを回避する方向を選択する。結果的にいろいろとご迷惑をかけることになってしまったがどうか笑って許していただきたい。(だめ?)
ほぼ1年間KindleでNew York Timesを読んできたが、ちょっと目先を変える意味もあって、Financial Timesに変えてみる。いろいろ比べてみないとね。時節柄financialという言葉に敏感になっているのも一因。
Thursday, 24th of February 2011
午前中、昨日のもめ事の後始末のために出勤。関係した人の度量が大きかったおかげで無事に事態を収束させることができたようだ。それに引き替え(ry。
本体の引越に伴う白物家電と黒物家電の調達。例によって、事前に価格.comなどで人気商品をいくつかリストアップして価格を調査。さらに、たまたま廊下で出会った決して時代から遅れることがない家電教授こと8階のT教授に最近のトレンドについて助言をうかがったうえで賀茂のヤマダ電機へ出かける。白物の方は奥さんに任せ、黒物の検討。ついにわが家にもブラウン管テレビじゃないあの薄いやつが来ることになった。
液晶とプラズマが最初の分かれ道だが、どう見てもプラズマの方が数段きれい。あんなので液晶が勝負になっているのが信じがたい。見比べた機種のせいかもしれないが、液晶の方は第一印象は色が飛び込んでくるようだが、レンジが狭く、白がすぐに飛んで黒がつぶれる。色の落ち着きもない。ということで、プラズマに決定。あとは自動的に青光線録画機も決まって一件落着。
久しぶりに夕方走りに行く。76' 38''/10km。ずいぶん遅いなおい。とくに調子が悪かったわけではないので、たんに気持ちの問題だろう。
夕食後、テレビの前でくつろいでいると、突然子供たちからプレゼントをもらう。今回==一家離散==それぞれが独り立ちをするので、その記念というか、これからもがんばってね、という意味を込めて、兄妹で話し合って決めたのだそうだ。猛烈に泣ける。親の方は現実的な引越の段取りをこなすことに精一杯で、そういう情念的な方面は後回しにしていたのだが、子供の方はしっかりと感じていて、それをかたちにしようと思ったのだろう。ええ話やないかい。もらったデジタルフォトフレームにはマジックで日付を入れて、末永く大切に使いたい。
Friday, 25th of February 2011
今後カダフィー大佐がどうなるのか新聞で追いかけているが、この人の英語表記はいろいろあるんだな。GaddafiとかGadhafiとか。wikipediaには القذافيという綴りが載っているが、私の太古のアラビア語学習の記憶によれば、これはアル・カザーフィー(qathāfī)であって、g音やd音ではない気がする。「カ」は、軟口蓋を使った喉の奥で発声する「カ」で、口の前の方で発声する「キャ」のような音と区別される。「ザ」は、英語のthatのthaだと習った。「フィー」は、英語のfeetのfeeだ。ddaやdhaの部分はまだわかるが、なぜGaになったのかが謎。リビア方言なのかな。
引越に伴う片道切符を予約する。しかし、純粋に片道料金を支払うよりは、ホテルパックにして往復料金を支払った方がお得なので、そちらの方を予約してもらう。だんだん現実感が強くなってくる。
Saturday, 26th of February 2011
仕事量の概算をするために研究室の比較的使わないファイル類を梱包してみる。本棚4段分のファイルを梱包するのに段ボール(大)3個使用。所要時間は約15分。だいたい段ボール1個作るのに5分くらいかかる。先日の見積で全体量が段ボール65個だったから、本棚全部を梱包するのにだいたい325分。残りの小物の片付けなどを含めてざっと6時間というところか。2時間ずつの作業としてだいたい3日見ておけばよい。
梱包作業に入ると不要物を選別して廃棄する作業は別プロセスなので平行してやりにくい。選別作業は梱包作業の前にやっておくこと。梱包の観点から選別するとまた違った基準が出てきて面白い。
能率手帳(普及版)が快適すぎる件のその後だが、この嵐のような引越作業のなかでも大いに活躍してくれている。やはり、一つの手帳にすべて書いておくことが大切。心配していた検索性についても、たしかに右側の自由記述欄には雑多なことを書いているので一瞬で見つけることは難しいが、しかし、必ずどこかに書いているという点と、基本的に時系列で並んでいるという点で、実用上は問題ない。一瞬では見つからないが、数分内には必ず見つかるという感じか。
http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/02/post-633.html
しかし、このように自由記述欄の有効性がわかってくると、やはり現行の能率手帳(普及版)の自由記述ページ数は少なすぎるように思う。今はまだいいが、たとえば今年の10月頃になってくると、補充ノートが2,3冊加わった状態になり、使い勝手が落ちるんではないかと思う。
そろそろ来年の手帳について考え始める人もいると思うが(それはきみだけ)、もう少し自由ノートのページ数が多い手帳を検討する余地があるかもしれない。
{{my '20110225#p01','昨日の'}}カダフィーのローマ字表記の件だが、どうやら、Gadhafiという綴りの方は、本人が自分で署名するときに使った綴りに由来するらしい。「フセイン」が、人によってHusseinやHussainと綴られるのと同じ。しかしなぜ、カダフィーなのにGadhafiと綴ったかという問題が残る。たぶんそっちの方が強そうだと思ったのだろう。サンダーやサンダラよりもサンダガのほうが強そうなのと同様である。
Sunday, 27th of February 2011
子供たちの引越を来週に控えて、なんか家の中が引越前の家の雰囲気になってきた。ナフコに行って布団圧縮袋を買ったりする。
Monday, 28th of February 2011
昨夜は目を覚ますほど激しい雨が降った。
今日は追再試験があるので忘れずに出勤。おそらくこれが最後の業務。その最後の答案が、「この試験は自分の大学での最後の試験だから私の四年間について述べます」という内容。いろんな最後が交差して趣深い。
今日は机から最も遠いところにある本棚一本分の本を八箱の段ボール(小)に詰める。
*部屋に段ボールを積み上げていくと下の方の段にアクセスしにくくなるので、下の段から詰めていくこと。
*隙間をあまり気にしないこと。だいたい詰めたらちゃちゃっとテープで閉じるべし。
*面倒でつい捨てたくなるが、詰め始めたら捨てることは考えないこと。言い換えれば詰め始める前に捨てるものを捨てておくこと。
このペースで段ボールを消費すると明らかに足りないのでそのうち追加で持ってきてもらうようにしよう。(もう少し隙間を気にした方がいいのではないか。)
決してドラマを見ない我が家だがなぜか今回の大河ドラマだけは==惰性で==見ている。しかしなんか違和感がある。年齢か?ちょっと調べると、市、茶々、初、江は、それぞれ、1547, 1569, 1570, 1573年の生まれなので、本能寺の変(=柴田勝家と再婚)の1582年には、それぞれ、35, 13, 12, 9才である。
たしかに役者自身の年齢からはかけ離れているが、まあそれはよくあること。むしろ戦国時代のこの年齢の姫様たちは今よりずっと大人びていただろうから、案外地で演じられるんじゃないかとすら思える。やはり問題は13才の茶々が35才の母親より==老けている==貫禄があるってところなんだろうか。
箱崎大のK氏が送別会を開いてくれる。たまたま集中でいらしていたM大のISSKさんも参加。大名にあるよく名前を聞く店。料理も会話もたいへんよかったが、隣席にタバコをふかす輩が二名いて、たまに吸うと言うよりは、会話の間を持たせるためにやたらぷかぷかやりやがって煙いの臭いの。換気扇の場所が悪く、煙がもろにテーブルの上を横切っていく。いい店だがもうあの店には行くまい。というかあの店はやっぱりカウンターに座るのがいいんだと思う。
Tuesday, 1st of March 2011
東鴨川大のカンニング事件が話題になっている。ハイテク機器を使ったとか大規模なグループが関与しているとか諸説紛々だが、今まいちばん心穏やかでないのは試験監督を担当した教官諸氏ではないだろうか。だって、犯人を捕まえてみたら、別にふつーにケータイ使ってました、ということになったら責任問題でしょうからなあ。
子供たちの引越を明日に控えて落ち着かない。引越用品を買いにナフコに行ったりする。
そこで[[メモ主義|http://item.rakuten.co.jp/fueru/58010/]]という気になる商品名の手帳を見つける。ナカバヤシの製品。最初の方にスケジュール記入ページがあって、そのあとに、なんと160枚の自由メモページが付いている。さすが「メモ主義」と名乗るだけのことはある。手帳と言うよりは、分厚いメモ帳の最初にちょこっとスケジュール欄を付けただけと言った方がいい。思わず買いそうになったが自分がなにをしているかを考えて辛うじて踏みとどまる。
冷静に考えると、紙質があまりよくないし、スケジュール欄が見開き二ヶ月の簡素なものなので、実際にこれを使うことにはならないと思うが、発想がよろしい。能率手帳も、もうちょっと自由ノートのページを増やしてくれないかな。今は自由ノートが10枚ほどしか付いていない。160枚とは言わないから、せめて50枚くらい付いている「能率手帳・メモたっぷり版」というのが出たらすぐに買うんだが。
こっちはこっちでいろんな手続書類を作成。よくわからないことや未定のことがあるので調べたり問い合わせたりしながら作成するんで意外に時間がかかる。落ち着かない気分なのでこういう書類作成にはもってこいであるとも言える。
Wednesday, 2nd of March 2011
子供たちの旅立ちの日。
8時30分に引越業者が作業員2名でやってきて作業開始。いつもながらさすがの手際。もうこの業者には5回ほどお世話になっているのだがいつも感心する。
約2時間弱で積み込み終了。途中、近所の人が本体の引越と勘違いしてあわてて餞別を持ってきてくれるというハプニングがあった。そんな挨拶もせずにいなくなりませんよう。
市内二箇所で荷下ろし。息子の方は協力者がいるようなので娘の方に集中。家具屋や電気屋が大物を持ってくる受け取りもこなしつつ順調に荷ほどきをするが、似鳥で買ったお客様組み立て品の食器棚にハマる。狭い部屋で苦労しながら2時間ほど奮闘するがどうしても観音開きの戸が合わない。試行錯誤の末、謎の調節ネジを発見してなんとか閉まるようにできた。高機能と言えば高機能だが、たかが単身向けの食器棚にあのような複雑な仕組みの蝶番は必要ないだろう。
7時頃にへろへろで帰宅。同じ頃も息子も腹ぺこで帰宅。明日からは各自の部屋で生活を始めるらしいので、まあ最後だなという意味もこめてビールで乾杯。用意してあったおでんは一瞬でなくなった。
湿っぽく考えるといくらでも湿っぽくなるが、まあ要するに、子供大人化計画の成功を祝して乾杯ということだ。あとは各自しっかり楽しく生きるように。親の方もその意味では決して負けないつもりだ。
Thursday, 3rd of March 2011
息子チームと娘チームに分かれて旅立ちの後片付け。
娘を連れて下宿近くの似鳥へ。台所の収納用品やデスクランプ、折りたたみ椅子などを購入。その後鈍器でLANケーブルをひとつ。LANケーブルなんてたくさん余っていたのにもう使うことはないと思って全部捨ててしまった。もったいない。
昼はモスでエビプリバーガー。エビの部分がちょっと冷たいのは仕様かそれとも制作ミスか。
娘の下宿でカーテンの取り付けなど。台所の収納用品は危惧したとおり流しの下に入りきらない。この体験をとおして、「ものを買うときには収納場所の寸法を測ってから買うこと」という格率を身につけてもらいたい。
某カンニング事件の容疑者が逮捕されたとか。速報によれば単独犯で普通の携帯を使った模様。なんか恐れていたことが現実になったような。わしこないだものすご鋭いことゆーてしもたかなあ。
このところ何回か({{my '20110202#p04', 'ここ'}}や{{my '20110210#p02','ここ'}}や{{my '20110213#p06','ここ'}})、自宅tDiaryの更新画面でcontrol+Dが日付部分にジャンプしてdeleteとして動作しない現象について書いたが、ついに解決。ポイントは、編集画面でaccesskeyが有効になっていたこと。編集画面のソースを見ていて気がついた。version3.0から、tdiary.confの中で
@accesskey_enabled = false
と指定することでこれを無効にできる。やってみたら、見事、control+Dが謎の動作をしなくなった。めでたしめでたし。
Friday, 4th of March 2011
早朝は雪が舞っていたそうだ。
旅立つものがいれば旅立たれるものがいる。これを作用・反作用の法則(広義)という。家の雰囲気ががらりと変わる。しかしまだ本体の旅立ちが残っているので気は抜けない。
区役所で転出届を出し、転出証明書をもらう。これを引越後2週間以内に新しい役所に出さないと罰金を食らうんだそうだ。
メール転送の申請もしておく。今の大学メールアドレスは来年度も使えますので。
来週になるとばたばたするので某再校もさっさとやっておく。
学内JTBで支払い。担当者が本学科卒業生だということで、いろいろとご挨拶やお話し。このJTBにも長い間お世話になりました。
なんと福友会という==謎の==組織から退職記念品料という名目で現金をいただく。のし袋には「職員一同」とあった。職員の皆様どうもありがとうございます。しかし、記念品の渡し方にこういうやりかたもあるのかとちょっと感心。もらっても困るようなものをいただくよりはこの方がずっとありがたい。贈る方も、品物をなににするかかんがえなくてもよい。だけどこれはどこまでふつうに使える技なんだろうか。
携帯で掲示板にアクセスするのはダメで神経回路で脳にアクセスするのはOKであるのはどうしてなのかという問題。
Saturday, 5th of March 2011
放射冷却で明け方は0.8℃まで冷え込んだようだ。
ケータイカンニング事件でいろいろと新聞に論評が出ている。いろんな観点から考えさせられることが多い。
認識論の観点からは、これはアクセス内在主義の「主体の反省のみによってアクセス可能なものだけが正当化に寄与しうる」という要件の緩和に見えるかもしれないがそれは錯覚。今回のカンニングは、「辞書・本・ノート持ち込み可」とは本質的に違う。試験時間中に掲示板を使用することによって、試験を受けている主体の同一性が損なわれることが問題。
ネット上のさまざまな情報を駆使して正解を見つけ出す能力を試すという試験はありうると思うし、そういう能力が今の社会で必要とされているというのも正しい。しかし、そう思って「ケータイ持ち込み可」という試験を実施すれば、リアルタイムの掲示板やそれに類する手段を用いることによって、いったいその試験を受けているのは誰なのよ、という状況を生み出してしまう。
内在主義か外在主義かという以前に、その認識論が個人認識論なのか社会認識論なのかというところが揺らいでしまう。今回の事件が示すのは、「ケータイを持った個人」が、簡単に認識主体としての同一性を喪失しうることであり、そこが入試を含めてあらゆる制度の根本を脅かす点なんじゃないかと思う。
午後から娘の前撮り。成人式は来年だが、その記念撮影を全員がこの地にいる間にやっておこうという企画。市内三箇所から天神の写真館に集合。撮影自体は決まった手順で決まったポーズをどんどん撮っていく。デジカメだから全部で160枚ほど撮影。最後は家族写真も撮った。それを27インチのiMacに読み込んでiPhotoで表示して、みんなでなんじゃかんじゃ言いながら写真を選んでいく。写真屋さんにすべて任せるしかなかった昔とは違う。まあ時代も変わったものだ。
時期的に倹約しようという心づもりで挑んだのだが、晴れ着を着た娘の写真のあまりのすばらしさについつい財布の紐がゆるんでしまう。(親ばか丸出し)
Sunday, 6th of March 2011
午前中は窓ふきや部屋の片付けなど。中学時代に買った文庫本などをまだ持ち歩いているんだが、そろそろ捨てる時期かもしれない。しかし、「思い出品」としての価値があるから捨てがたい。
午後はヤマダ電機で買い忘れていたガスコンロを買う。レジ近くに、花粉症に効果があるという宣伝文句の甜茶のパックがあったのでついでに購入。飲んでみると甘い。だから舌が甘いと書くのか。花粉症に効果があるかどうかは不明。
夕方、明日から卒業旅行でふらんすへ行く息子がやってきて泊まっていく。たぶんウチでゆっくりしするのも最後だろうということで、鍋にする。
すでに息子の部屋は電気もないがらんどう状態。居間でしらふで顔を突き合わせているのもなんなので刺身を買ってきて日本酒でプチ宴会に突入。一年以上使っていない酒器を取り出してきてパックの松竹梅をいただく。
Monday, 7th of March 2011
新聞トップに前原外相辞任というニュースが。外国人から献金を受けていたのが辞任の理由だが、なんかすっきりしない。献金してくる人の国籍を全部調べるなんて無理だろう。だから「そんなこと言われても無理ですよ」と開き直ればいいのに。むしろそうしないのは、なにか理由があって辞任するチャンスをうかがっていたのではないかと勘ぐりたくなる。
『{{'論理パラドクシカ '}}』を著者の三浦さんからいただく。ありがとうございます。少しずつ読んでいるが今回はますます話題の幅が広がって、数学や物理学にかんするパズル・難問も含まれていて興味深い。
Tuesday, 8th of March 2011
なんか頭痛がすると思ったら、昨日、二階の電子ピアノを運び下ろしたときに日頃使わない筋肉を使ってその疲労が来ているのであった。なさけない。
いろいろと持っていけないものを近所の人に引き取ってもらったりして、だんだん家の中が空っぽになっていく。どこから見ても「引越前の家」になってきた。
今日は職場の人が非公式の送別会をしてくれるというので、GRDで通勤路を撮影しながら歩いて出勤。
途中、郵便局で手続き書類を新しい職場宛に提出。ついでになにかと話題のピーターラビットと花の切手を購入。
さらに某自動車整備工場に立ち寄りお別れのご挨拶。
研究ノートに{{my '20101206#p02','100円ノートの技法'}}を応用させて快調に使っているが、こないだLOFTに行ったときに、この目的にピッタリのノートを見つけたので買っておいた。{{'ジークエンス 360スリムノートLL ブラック '}}というやつ。この手のノートはいつも携帯してどこでも思いついたことを書き留めるという面では、多少乱暴に使っても持ちこたえてくれる頑丈さが求められる一方で、ときには机の上で長い思索の友となるわけだから、その面ではしっとりとした落ち着きがほしい。この両方を兼ね備えたノートを頭の中でイメージしていたが、ようやくそれに近いものに出会った。早くこっちのノートを使いたいな。
ちなみに、このノートにはかなりのバリエーションがあって、A5サイズで200枚(400ページ)というのにもかなりひかれた。もしかしたら能率手帳の発展形があのへんにあるのかもしれない。
非公式送別会@たつみ。今週は送別会が3回あるんだが、これは比較的親しくしていただいた方々との気楽な飲み会。途中からスピーチが始まったりして本格的な送別会になりそうだったが、なんとか気楽なムードを維持する。その後盛り上がって2次会まで行ってしまった。
帰宅後、いろいろと思い出が押し寄せて以下省略。
Wednesday, 9th of March 2011
直前は自宅にいた方がいいだろうから先に研究室を片付ける計画。本やファイルはほぼすべて[[梱包を完了|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/03/post-648.html]]。あとは引き出しの中身や小物類。しかし本当に全部梱包してしまったら研究室でなにもできなくなる。今日も一件、某学会の仕事をやろうとしたら、該当する資料が梱包されていて作業できなかった。
最後まで使うものだけを最後まで梱包しないでおくのが難しい。
Thursday, 10th of March 2011
診療所へ。今回は引き継ぎのための紹介状を書いてもらったり、内視鏡検査の写真をもらったりするのがメイン。検査などは特になし。花粉症のアレルギーの薬を多めに出してもらう。
このところ快調な某運動部の新人戦を観に県営プールへ。今日も某国立大に5-0で勝利。この調子でぜひとも優勝してもらいたい。試合でテンションが高まっている部員を前に挨拶をするのが苦手でベンチではなく観客席で観戦したが、そのうち見つかって最後はやっぱり試合後の更衣室で一言言わされる。
研究室の片付けは三日あれば大丈夫と思っていたが、最後の方に残っている小物の片付けに意外に時間がかかる。机の中とか、キャビネットの中とか。こういうのは種類ごとに小さい袋に入れて、ぽんぽん段ボールの中に入れていくといいと思うのだが、そのようなちょうどいい袋が見あたらない。なにを使えばいいんだろう。
しかし、もうあと2時間もあれば片付いてしまうくらいには片付いた。
もう一つ予想外だったのが、職場パソコンを初期化する作業。短期間であっても、だれか他の人が使うことが予想されるので、個人データはもちろん、自分でインストールしたソフト類もすべて消去しておかないといけない。これにけっこう時間がかかる。
Friday, 11th of March 2011
すっかり忘れていたがちょっと伸びてきたので散髪へ。いつものように予約電話を入れるとちょうど今一人やっているから20分くらいしてから来てくれとのこと。それで20分ほどして行くと、今しがた「すっと」一人客が入ったところだから30分くらい待ってくれとのこと。意味なし。それで近くの本屋で20分時間をつぶしてようやくやってもらう。今回は「春らしく」ちょっと短くしてみたと言っていたが、前回と同じだ。前回はたしか12月。
学部から退職慰労金というものをいただく。ご苦労様という意味だと思って「ご苦労様と言われるほどの働きはしていません」と謙遜すると、「いや、積立金みたいなもんだよ」と言われた。
夕方会議。恒例、退職者の挨拶が回ってくる。6人中5番目というゆるい順番。前回、周到に準備をして失敗したので、今回はまったく準備しない計画。(計画と言えるか)
最初の送別会では「挨拶が長い」と言われ、その次の回では「きれい事を言うな」と言われたので、今回は、この二つの批判をネタに笑いを取る。うまく笑いが取れたと思っていたら、今回は「そこは泣くところだ」と批判された。うーむ。この批判は明日の送別会の挨拶で使うことにしたい。
研究室の片付けは、最後の最後で手間取る。パソコンまわりやコーヒーメーカーなどの家電、そして引き出しの中など。普通の引越ならこう言うのは全部そのまま運んでくれるが、机をはじめ備品をすべて置いていかないといけないので、引き出しやキャビネットの中のものをすべて取り出して、ぐじゃぐじゃにならないように箱詰めするのがたいへん。
しかしなんとか片付けを98%まで終了。
http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/03/post-652.html
片付けを済ませてふと携帯を観ると電車の運休情報がずらずら。変だと思ってニュースを見るとなんと東北地方の太平洋岸のプレートが大規模に移動する記録的な大地震が発生していた。まったく気づかなかった。
帰宅してニュースをつけると、ひどい災害の映像が続々。阪神淡路大震災のときを思い出す。あのときも、当初は犠牲者の数も少なく報道されていたが、だんだん情報が集まるにつれて大災害だということがわかったのであった。
ニュース解説で震源域が南北400kmとか言っているから、これはすごい。
Saturday, 12th of March 2011
学部送別会@T市。まさかこの会のひな壇にこの時期に座ろうとは思ってもみなかった。新任のときに座っただろうと言われるかもしれないが、新任のときはまだ誰も知らないから、まあ==じゃがいも==匿名の人たちの前にいる感じだが、今となっては、あいつやこいつや、あの野郎やこの野郎といった、具体的な個人の集団の前に座るわけで、それだけで体に悪い。
おまけに、挨拶がなかなか回ってこず、その間に、ありがたくも挨拶に来てくれた人たちと酌み交わしてすっかりできあがってしまい、ふだんなら大脳皮質を使うところを脊髄あたりでご挨拶をしてしまう。
二次会は中洲の謎のスナック。まあ、福岡で飲むのはこれが最後だろう。最後にしては、文化的にとてもトホホな雰囲気でした。もうちょっとどうにかせんといかんのじゃないでしょうか。まあそこは今後の課題にしてください。[[お世話になりました|http://www.youtube.com/watch?v=bKzDDdtXfwU&feature=related]]。
Sunday, 13th of March 2011
二日酔いでぼんやりした頭で悪夢のような地震のニュースを観る。
M8.8がM9.0に修正されている。海外の新聞では当初からM8.9と報道されていたんだが。
マグニチュードは常用対数なので、この0.2の違いはエネルギー量としてはほぼ2倍に相当する。
たった0.2の修正に見えるが、100だと言っていたのが200だと訂正されたようなもの。ちょっと調べると、マグニチュードの計算方法には複数あるようで、津波があった場合などはその規模を参考にしたりするらしい。地球規模の巨大なエネルギーの計算だから難しいのだとは思うがもう少し精度が上がらないものか。
東京方面から、災害グッズが店からなくなっているので、引っ越し前に福岡で買っておく方がいいよ、という忠告をもらったので買いに行く。とりあえず家具の突っ張り棒を3セット、水、カセットコンロ用のボンベなどを購入。
この忙しいのに某運動部追い出しコンパ兼部長交代式。地下鉄の駅まで車で行ってくるまで戻ってくる。やっぱり飲まないと便利。最後は意表を突いて胴上げをされる。天井が低いので怖かった。
Monday, 14th of March 2011
明日引っ越し。もう少ししたら自宅のインターネットも止まる。
災害用品を買い込んで、災害地方面に飛び込んでいく感覚。引っ越し前の気分としては最悪だが、なんとかやっていくしかあるまい。
Tuesday, 15th of March 2011
9時に梱包チームがやってきて梱包開始。4名の作業員がどんどん梱包していく。その間、水道、ガス、ケーブルTVの担当者が相次いでやってきて使用を停止していく。
福島第一原発第二号機の放射能漏れのニュースをずっとやっている。気になって作業中もずっとTVをつけている。
午後から運搬チームがやってきてまずは研究室の段ボールを運搬。これはものすごいスピードで小一時間でやってしまった。研究室等の受付で部屋のかぎを返却して帰宅。
ガスも止まり暖房器具がないので冷える。だんだん暗くなるし。外回りをしていると学生風の人を発見。なんか用事があるように家の中をのぞき込んでいるから声をかけると、なんと今年度の授業を受けていた学生さんが挨拶をしに来てくれたことが判明。運搬チームが動き回っている傍で立ち話をして握手をして別れる。どうもありがとう。これからもがんばってください。
予定をかなり超過して、6時半頃に搬入を終了。もう外は暗い。最終小物を息子に引き取ってもらって、今夜の宿泊先に向かう。
宿泊先で子供たちと落ち合い、福岡編最後の夕食を共にする。百貨店のバイト帰りの娘だけ服装が違う。あとはみんな引っ越しモードで運動靴とかジーンズなのだが。10時過ぎに解散。
Wednesday, 16th of March 2011
9時にロビーで不動産会社の担当者に自宅の鍵を預ける。今月中にもオープンハウスをするようなので、城南区で良質の中古住宅をお探しの方はどうかよろしくお願いします。
いったん空港に行って荷物を預ける。引き返して、最近オープンした博多駅の大型商業施設を見学するふりをしてそこでバイトをしている娘の勤務姿をこっそり見に行く。本来なら探偵ナイトスクープの企画のように、かぶり物などで変装して応対などもつぶさに観察したいのだが、そういうわけにもいかないので、物陰からこっそりのぞき見るだけ。
昼食はその建物の8階にある食事コーナーのうどん。中世風とかで工夫をしているみたいだが、私の口には合いませんでした。
飛行機は少し遅れたが順調に飛んで横浜駅西口の老舗ホテルにチェックイン。ワンドリンクサービスの券を利用してコーヒーでも飲もうとホテル内の店に入る。疲れたので甘いものが欲しくなりケーキを頼むと、それほど特殊なケーキでもないのに一つ700円もした。
このホテルは客の扱いなどは丁寧で社員も感じがいいのだが、いかんせん設備が古い。たまたま入った部屋が悪かったのかもしれないが、
#テーブルがぐらぐらするので使用するときに注意が必要。
#いまどき暖房便座でなく、座るときに気合いが必要。
#シャワーカーテンが短く、バスタブの中心に寄ったところに設置してあるので、シャワーを浴びているとそのカーテンが体にまとわりついてくる。冷たいカーテンがシャワーを浴びているときに体にまとわりついてくる。冷たいのが体にぺたっとひっついてくる。それでシャワーを浴びているときにものすごい忍耐が必要。
#夜中の2時頃にエレベーターの定期検査を始めて、モーター音やワイヤーが壁に当たる音がかなり大きく聞こえてくる。てっきり朝が来て妻が部屋の中で何かやっているのだと思ったら、夜中の2時にエレベーターの定期検査をやっている。これにはさすがに参ってフロントに電話をして苦情を言う。うとうとしていると、「苦情があったことを作業員に伝えたので静かになったと思います」という電話がかかってくる。しかしやっぱり大きな音がしているので「こんな夜中にやめてもらえますか」と言って電話を切る。ようやく静かになって眠りにつこうとしているとまた電話が鳴って「作業員に作業を中断するように言ったのでもう静かになったと思います」といちいち電話がかかってくる。それでやっぱりものすごく忍耐力が必要。
どうやら昼のうどんあたりから運気が低下したみたいだ。
Thursday, 17th of March 2011
注意深くラッシュを避けて9時頃に最寄り駅に到着するように計画。おかげで電車や駅はかなり空いていた。
事務所で鍵を受け取り、9時30分頃から搬入開始。搬入チーム4名がテキパキと作業。みるみる部屋の中が段ボール箱で埋まっていく。
昼過ぎには電気屋もやってきてTVが設置されたので、午後はずっと震災のニュースを流す。搬入自体は15時過ぎに終了。心づもりとしては即日荷解きをすると思っていたが、荷解きチームがやってくるのは翌日なんだそうだ。
段ボールばかりでなにもできないので、弁当でもないかと近所のスーパーに買い物に出かける。そこで目にしたのは、噂に聞いていた首都圏のありさま。商品がないじゃないの。牛乳や卵、パンやインスタント食品などがなにもない。他の客もあきれたような顔をして店内を歩いている。
困っていたら、韓国料理店が営業していたのでそこに入ってユッケジャン定食。温まる。店員さんも==暇なのか==ものすごくフレンドリーで、近隣の店や町の様子についていろいろと教えてくれる。メモ用紙にボールペンで地図まで書いて優しく教えてくれる。
私の目には店になにもないと映ったのだが、あとで妻に聞くと「野菜も肉もあるから大丈夫」と思ったらしい。視点が違うのだろう。
段ボールの間に辛うじて空間を見つけて布団を敷いて眠る。被災地のことを考えると布団で寝られるのだけでもありがたいと思った。
Friday, 18th of March 2011
朝はレンジでチンするピザのような食品ですませる。
9時に荷解きチームが到着。明らかにこれまでのチームとはテンションもやる気も技術も劣るような気がするのは気のせいだろうか。一緒にがんばって昼過ぎに作業終了。以前にやってもらったときには段ボールなどもすべて片付けていってくれたのだが、今回は、そういうサービスはなし。このあたりいろいろ地域によって差があるみたいだ。
ようやくPCが出てきたのでインターネットの設定をする。しかしこれが予想外の難航。今回、フレッツ+@niftyというやり方を採用したが、フレッツの方の設定CD-ROMに入っているツールがWindowsにしか対応していない。それはそれで手動で設定すればいいんだが、説明書によると、Macの「システム環境設定」→「ネットワーク」で新たなPPPoEサービスを作成するという風に進むのだが、それではうまくいかない。しばらく悩んで、ウチの場合はNTTのルーターからBuffaloの無線LANルーターを経由して接続するので、この方法ではダメだと理解する。もう一度手元の書類を眺めていると、NTTの業者さんが残していった「重要」と書いたメモが目にとまる。これは「ルータ設定情報シート」というもので、そこにNTTルータのアドレスとユーザ名、パスワードが書いてある。これだ。ブラウザを起動して、URLに192.168.1.1を入力。そこで表示されるページにNTTのユーザ名、パスワードでログインして、さらにそこで@niftyのユーザー名とパスワードを入力してそこをメインの接続先に指定。それですべてが解決した。
Saturday, 19th of March 2011
ようやく自宅でいつもの食事ができるようになってほっとする。食事の力はすごい。
お見舞いも兼ねて茨城の親戚に電話。その身内に放射線科に勤めている人がいるので今回の状況について意見を聞く。
偵察も兼ねて昼前から駅前に買い出しに行く。歩いて15分ほど。天気がよければいい散歩だ。昼食はイタリア料理店で日替わりパスタ。雰囲気がよく料理もけっこう美味しかったが全席喫煙OKなのでもう一度行くかどうかは微妙なところ。
駅前の電気屋で一番安い温水洗浄便座を購入。帰宅してから設置作業。もう三回目なので手慣れたもの。
今日はわが社の卒業式だったな。無事行われただろうか。こちらでは中止になっているところが多いみたいだが。今ごろ卒業パーティーをやっているところだろう。卒業おめでとう。行けなくてすまん。
Sunday, 20th of March 2011
リビングのTVとオーディオの接続作業。こういうのは一度やるとあとは放置するので詳細を忘れてしまうがなんとかやり終えて音が出るようになった。団地の中では音を出せないと思っていたが、部屋の気密性が高いので意外にちゃんとした音で音楽が聴けることが判明。
先日の韓国料理屋で教えてもらった情報をもとに近隣の大規模家具店へ。電車を乗り継いでまるで都会の人みたい。当初の予定とは違うものを買うことにしたため、若干寸法に不安を抱えつつ買い物を済ませる。しかしシーズンのためか地震のためか、配送方面が混雑して納期が二週間先。まあ楽しみに待つことにしよう。
福岡の自宅を偵察に行ってくれた子供からの情報によると、転居通知を郵便局に出していたにもかかわらず、郵便受けに重要と思われる郵便物が何点か入っていたらしい。最近は、宅配会社のメール便などが使われるので、そういうものが入っているものと思われる。あわてて宅配会社に転居届を出そうとするが、メール便などには対応していない模様。しょうがないのでちょっと早いが学会など思いつくところに転居通知を出しておくことにする。
4月初旬の京都出張の手配。これまでのように学内JTBが使えないので[[web上のJTB|http://www.jtb.co.jp/]]に予約。初めて使ったがなかなかのシステム。JRの往復チケットとホテルのパックをクレジットカード決済で手配できる。チケットは貴重品扱いの宅配便で郵送されてくるらしい。
Monday, 21st of March 2011
今日あたり一度ゆっくり休んで疲れを取る計画。実際は、今日あたりに引越の疲れが遅れて出てくるのであった。
なにもかも捨てていくのは寂しいからという理由で売り払わずに持ってくることにした愛車が到着。着く前に電話が入ると聞いていたので油断していた。あわてて傘を持たずに外に出たので放射能の雨を浴びる羽目に。「どこから運転してきたんですか?」と聞くと「有明から」という答え。まさか有明海から運転してくるはずがないと思って再度聞くと「有明埠頭。江東区の」と言われてだいたいわかる。いちおう23区の主なところは事前に学習してきたのだ。Google Mapで距離を測定してみるとだいたい20kmくらい。自宅から箱崎の非常勤先くらいの距離だな。近いもんだ。
昼はお好み焼き。三度の食事がふだんの感じに戻ってきたのは精神的にとてもよい。
午後は恒例の足踏みマッサージ大会。今回、青光線盤録画機を導入したので、録画しておいた四川省・九寨溝の番組を見ながらいつもより入念に行う。しかし転居直後に録画したので途中で緊急地震速報が流れたりして緊張感が蘇る。
シーベルトとベクレルの違いというか使い分けがいまひとつしっくり来ないのでweb上でちょっと調べてみる。
wikiによれば、ベクレルはかつて「壊変毎秒」(disintegrations per second)と呼ばれたもので、一秒間にいくつの原子核が崩壊するかを表す数値。この値は放射性物質によって決まっている。原子核が崩壊すると放射線が出るので、ベクレルは、ある特定の放射性物質がどのくらいたくさんの放射線を出すかを示す値である。
これに対してシーベルトの方はちょっと複雑で、放射線が生体に当たったときに、その放射線がどのくらいその生体に有害かを示す値。吸収線量(単位は「グレイ」)に、放射線の有害度に比例する係数(放射線加重係数)を掛けて算出する。有害度などは直接に測定できるものではないので国際放射線防護委員会というところが話し合いで決めている。だからこの係数は大雑把で、1, 5, 10, 20しかない。通常のX線を1として、その5倍、10倍、20倍人体に有害なもの、というわけだ。
テレビの報道などで、各地の放射線量を示すのにシーベルトが使われているのは、それが人体にどれくらい有害かが問題だからであり、食品の汚染を示すのにベクレルが使われているのは、食品は体内に摂取するものだから、摂取したものがどのくらいの放射線を出すかが問題だからだと思われる。しかし、結局は人体への影響が関心事なのだから、食品の方もシーベルトで統一してほしいものだ。
Tuesday, 22nd of March 2011
だいたい家の中のことが片付きつつあるので、今日は社会的な方面の片付けに取りかかる。放射能の雨が降っているので行きはバス。みんな同じことを考えているのか、平日の昼前だというのに大濠の花火大会のときのように混んでいる。この混雑にはしばらく慣れないだろうな。
まず区役所に赴き転出証明書と共に転入届を提出。これで晴れて某区民になった。その場で住民票の写しを何枚かもらって警察署へ。我が国での実質的なIDカードとも言える免許証の住所を変更。そこから引き返して今度は銀行へ。新住所が記載された免許証を使って口座を開設。昼前に家を出たので余裕で終わると思っていたら意外に時間がかかった。銀行が3時に閉まるのも問題。
隣のスーパーで買い物をして帰ろうと思っていたら、例の計画停電で閉店している。どうしようと思いながら自宅近くに帰ってくると、近所のスーパーが閉店間際だけどまだ開いていたので事なきを得る。
途中、亀屋万年堂で季節限定の抹茶クリームとイチゴのナボナを購入。ついてきた奥さんがあちこち引き回されてしんどそうだったので、その他にも甘いものをいろいろと購入。おやつは大切。
今回開設した銀行口座を今後は主要口座にするつもりなので、そこから引き落とすものやら振り込んでもらうものやらについての書類を作成。そういや車の住所変更もしないといけないのでまだまだ先は長い。
昨日密林に注文した{{'Canon PIXUS MG6130BK '}}がもう届く。今回は無線LAN対応の複合機。設定は非常に簡単。玄関横の新書斎からリビングのプリンタに印刷できるのだ。むふふ。
考えてみれば「放射能の雨」というのも誤用だな。だいたい「放射能」という日本語がわかりにくい。一文字くらいケチらずに「放射性能」と訳していたらはるかに誤用は少なかっただろう。
へー。[[こんなタスク管理サービス|http://tasskr.com/]]があるのか。わしの場合タスク管理というより基本的に〆切管理だから、これは使うかもしれない。
Wednesday, 23rd of March 2011
昨夜は車の住所変更について調べていたせいもあってあまり眠れなかった。ようやく引っ越しの疲れも出てきたこともあり、あまり体調がよくない。いつもを100とすれば、99.8あたりか。(高楊枝)
車のナンバープレートを転居先のものにするためには、要するにこの地区の陸運局に行けばいいのだが、そのための必要書類として車庫証明というのを警察に出してもらわないといけない。その車庫証明をもらうための手続きというのがまたあって、その手続きのために、現在の駐車場管理会社の証明書類が必要である。いわば手続きが入れ子構造になっている。この場合、現在の手続きがどの階層に属しているかを意識しておかないとパラドクスが生じる。(ほんとうか)
午後は各種公共料金の振替口座を設定するために再び駅前の銀行へ。ちょうど、新しい会社の同僚になる人が、一度出てこないか案内するからと声をかけてくれていたので、お言葉に甘えて社内の設備を案内してもらう。
この工場での最初の仕事になる現場にも行ってみたが、かつてここで学会をやったときに、事務局として某出版社の親分と重要な交渉を行った印象深い場所で、不思議な縁を感じる。その後、駅前商店街の喫茶店で質問時間を設けてくれる。
原発のことが気になってTVを見ていると、今日はみんなベクレルとシーベルトの話をしている。まさか{{my '20110321#p05','この日記の記事'}}が引き金になっているんじゃないだろうな。(自意識過剰)
Thursday, 24th of March 2011
転居に伴う非日常業務が目白押しで緊張しているのか、このところあまり眠れない。いつもの調子を100とすれば今日は99.7あたりか。(もういい)
昨日FAXで依頼した書類が駐車場の会社から速達で届く。仕事が速い!さっそく警察署からダウンロードした書式に車検証の内容を記入して警察署に出向く。前回行ったときに駐車スペースに余裕があることを確認していたので、地理の勉強も兼ねて車で行ってみる。行ってみると約20分で到着。近い。初めて首都圏の道を走るので緊張したが、それほど違いはない。
しかしそれにしても警察署の窓口対応というのはどうしてああも態度がでかいのか。今日も、ある書類の注意欄に「氏名は空白にしておくこと」と書いてあったので、その欄になにも書かずに提出すると、応対した==やつ==係員が、「ここも書かなきゃダメだろ」と==ぬかしおった==発声。こちらも頭に来たので「氏名は空白にしておけと書いてますけど」と声を荒げると、あわてて隣の職員が「氏名は空白だけど住所は書いておくんですよ」とフォローする。それならそう書いておけ、と言いたい気持ちをぐっと抑えて、しかしやっぱり腹が立ったので「わかりやすいなあ」と発声してしまったのは今後の反省ポイントである。
車で走って周囲の様子が少しわかったので気をよくして夕方からジョギングコースを探しがてら走りに出かける。地図でだいたいの道を確認して行くが、そもそもまったく知らない土地なので、曲がり角の目印をしっかり覚えることに気をつける。急な坂を下りて、ピンクのマンションを左折して、日産とパナソニックの間の道をずっとまっすぐ行くと、新幹線の高架があり、それをまだまっすぐ行くと、大きな河の土手に出た。時間から考えて、この時点で約4km。ここで引き返せばよかったのだが、その土手があまりにも気持ちよかったので、自宅方向へ向かって約1km走ったのがよくなかった。通常、頭の中の道は実際の道と一致しない。ようやく今日車で通って見覚えのある道に出て、交通量も歩行者も多い道の歩道を苦労して走り、ようやく日産とパナソニックの間の道に到達。あとはピンクのマンションを見つけるだけだが、この時点で日が暮れて、どれがピンクなのかわからない!非常に心細くなり、これは迷子になったかなと思っていたら、見覚えのある交番を発見。その後少し迷ったが、無事に急な坂を駆け上って、捜索願を出される前に自宅に到着。時間は82分。今日のペースはだいたい7分/kmくらいだと思うので、11km近く走ったと思う。
しかし明らかにこれはオーバーワークで、夕食後、頭痛が発生。歯茎が腫れたようになってしまった。考えてみれば引っ越しの疲れがちょうど出る頃なので、もう少し控え目にすればよかった。すべてはあの川の土手が悪い。
Friday, 25th of March 2011
ゆうべは頭痛薬を飲んで早く寝たので今朝は回復。しかし引っ越しの疲れが出ていることは事実。ジョギングのおかげで筋肉が目覚めて体自体はシャキッとしているんだが。
午後から新入社員説明会。3階なのを2階だと勘違いして2階の社長室のあたりをうろうろしていると秘書みたいな人に尋問されたりする。各部署の担当者が15分交替で説明を行っていく。途中5分ほどの休憩を挟んで3時間ぶっ通し。==眠いのなんの。==この非常事態にご苦労様です。質問コーナーがあったらもっとよかったが、契約形態の違ういろんな新入社員がいたから下手に質問を受けると収拾がつかなくなる恐れがあったのだと思われる。お土産に関連文書を一袋いただいて帰宅。
電気料金をクレジットカードで払うための申請書を取り寄せたら、「お宅がどこで電気を使うのかまだ確定できていません」という文書が同封されている。電気使用申込書ならとっくの昔に返送したはずだが。思い当たるのは、なぜか使用者番号が違う申込書が二通あって、おかしいと思いつつ、その片方を返送したのだが、それがまずかったのか。それで電話で確認しようとしたが、この電力会社は今それどころではないので電話がつながらない。面倒なので、もう一通の申込書に同じことを記入して返送してみる。さてどうなりますことやら。
{{my '20110320#p04','先日'}}web上のJTBから注文した旅券が貴重品扱いの宅配便で到着。なるほど。こういう仕組みか。
Saturday, 26th of March 2011
引き続き新居周辺の偵察活動。車で15分くらいのホームセンターに行ってみる。ナフコをでかくしたようなやつ。せっかくなので収納用品や整理用品をいろいろ買い込む。その足でアピカへ。ダイエーをでかくしたようなところ。自宅周辺の店に品物が少ないと思っていたが、ここは品数がそろっている。魚もそれほど高くない。店内をひとまわりして鯛焼きを二個買って帰る。
夕方から某夫妻と駅前で飲み会。うっかりしていて遅れそうになったが、待ち合わせ時間10分前に家を出てバスに乗り、2分遅れで到着。時節柄放射線の話などで盛り上がり11時過ぎまで。タクシーで帰宅してすぐに就寝。
Sunday, 27th of March 2011
昨夜は久しぶりにけっこう飲んだが、最後の方は水を飲んでいたこともあり目覚めはあまりひどくない。しかし、朝食後、PCでローンの計算などをしているとだんだん頭痛がしてきて、昼頃には歯茎が腫れてきた。先日のお疲れがぶり返した模様。無理もない。新学期が始まる前に体調を戻しておかないとな。
恒例の足踏みマッサージのあと意図して昼寝。なんとなく緊張感が残って眠くなかったが、保育園のお昼寝の時間のように強制的に昼寝をしてみると、ぐっすり眠って夕食まで起きられない。いい休養が取れたと考えることにしよう。
Monday, 28th of March 2011
昨日はいい休養が取れたと思っていたが、そのせいかたまっていた疲れがどっと噴出して肩凝りやら頭痛やら歯痛やらでたいへん。頭痛薬を飲んで安静にする。
そろそろ仕事部屋の引っ越しだと思っていたのだがそれが延びているようで、体の方がチャンスとばかり強制休養モードに入ったようだ。
Tuesday, 29th of March 2011
車庫証明の交付予定日になったので最寄りの警察署に出向いて証明書をもらう。今回は仕事が速く窓口対応も申し分ない。やればできるじゃないか。その足で陸運局(県運輸支局)へ。ここはいろいろと引き回されると聞いていたので覚悟をしていたが、結果的に1時間弱ですべて終了。
問題はやはり、広い敷地内に①②③④と4つ建物があって、それを次のように③→②→④→③の順番で回らないといけないのだが、この手順の説明が②の建物で行われること。
#申請書の購入と手数料の支払い③
#申請書の作成・提出・交付②
#自動車税の申告④
#ナンバーの返納と交付③
つまり、申請者は、登録受け付けがある建物②に行って、そこではじめて、申請書を③の建物で買ってこないといけないことを知らされる。==気の短い人==経験値の低い人はここでくじけるかもしれない。
どうすればいいかは小学生でもわかることで、全体の流れの説明を③で行えばよい。つまり、まず利用者は③の建物に来るように案内して、そこで申請書を渡して②に行けば、全体の流れが滞らない。こんな簡単なことができていないのは利用者にプロが多くそんなところに苦情が来なかったからなのだろう。
もう一つ言えば、最初から申請書を②の建物の中で販売すれば、移動距離もずっと減る。それに高い税金を取っているんだから申請書をそもそも売るな。
窓口対応してくれた職員のみなさんはそれなりに感じがよかったのでこのシステム全般のレトロさがいっそう際立って感じられたことよ。
これから行くひとは、[[このあたりのページ|http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/toroku/trk03.htm]]でしっかり予習をしていくといいでしょう。
Wednesday, 30th of March 2011
このところ休むのが罪悪であるかのような緊張感の中でやってきたが、予定していた用事が入らなかったこともあり、久々になにもせずのんびり過ごす。
ふと気づくと明後日から新年度なんだが、新しい会社の日程がいまひとつはっきりしない。いちおう、お客様向け説明会が10日すぎからぼつぼつ始まりまっせという連絡はあったんだが、それまでなにをすればいいのか。辞令交付式みたいな形式張ったことはウチはやりませんから、というのは好感が持てるが、こうまで放置されると少し不安になってくる。みんな震災の対応に追われて新入社員のことなど忘れてしまっているのではないのか。まさか壮大な詐欺にはめられているんじゃないだろうな。
今回の新たなチャレンジのひとつに定期券というものがある。高校時代に寒川⇔新居浜間のJR通学定期券を使って以来のことだ。簡単に、得意技のモバイルSuicaに定期を入れたらいいだろうと思っていたら、これは少なくともひとつの末端がJRになる経路にしか使えないらしい。そうじゃない場合は、pasumoというんですか、聞いたことのないようなICカードを使うらしい。しかも携帯では使えない。せっかくモバイルSuicaで武装完了だと思っていたのにはじめからやりなおしだ。おまけに、福岡の「はやかけん」勢力圏内との互換性がない。はやくひとつの携帯でどこでもピッと行けるようにならないかな。
Thursday, 31st of March 2011
年度末。言い換えれば明日から新年度。いくらなんでもそろそろ新しい仕事部屋の準備をしたいが連絡がない。しかし時節柄こちらから問い合わせるのもはばかれる。それで待っているとようやく夕方になって連絡があり、明日から使えるらしい。ぎりぎりセーフと言うべきか、明日から仕事をするには遅すぎるので実質アウトと言うべきか。
体調と相談して今日は走りに出る。先日走ったコース。4km地点で川の土手を走る誘惑を断ち切り引き返す。だいたい8kmくらいのコースを65' 30''。このコースは、自宅から1kmあたりに400mくらいの急な坂がある。行きは下りで帰りが上り。大型車両は通行禁止になっているような坂だ。それが最後にやってくる。ジョギングコースの最後に山登りがあるようなもので、トレーニングにはいいだろうが健康増進という観点からは少しきつすぎるかもしれない。もう少し体にも心にも優しいコースを探したい。
Friday, 1st of April 2011
初出勤。入社式みたいなものはなにもない。震災のせいか、事務の人たちも心なしかばたばたしている。
引っ越しの荷物を別室に保管していると聞いていたので、一人で台車を使って運び上げないといけないと思っていたのだが、突如多数の用務員さんが出現してずだだだだっと運び込んでくれる。秀樹感激。
新しい仕事部屋は古い仕事部屋の約80%ほどの面積。地震対策のためか、8本の本棚がすべて壁に固定されている。以前の仕事部屋では本棚を自由に動かせたので、状況によっては迷路のように配置して敵の侵入を阻止することができたのだがその技は使えない。
少しがっかりなのは、部屋の中に洗面台がないこと。よく、仕事の合間に手を洗ったり顔を洗ったりしていたので、それができないのはちょっとつらい。しかし、近所に共用の給湯室や洗面台があるので、実害はないだろう。
あと、以前の仕事部屋にはキャビネットがあって、==ひとに見せられない==空のファイルや古い書類をそこに入れていたが、今回の部屋は本棚だけでそういう収納用品がない。これもどうするか今後の課題。
その後、見学を兼ねて社内をいろいろ動き回って各種申請などを行う。いろんな部署の職員の方々と話をしてようやく社員としての実感がわいてきた。
帰宅後、区切りをつける意味も込めて白ワインで乾杯。
Saturday, 2nd of April 2011
新しい仕事用メールアドレスの設定など。sshでログインできるので、ドットファイルを編集して全部Gmailに転送するようにする。
午後から京都へ。新幹線で行くので少し気が楽だ。
夕方から某ホテルで間もなく一周忌を迎える某先生の思い出を語る会。もう一年になるんですね。ご挨拶せねばと思っていた人たちにまとめてご挨拶ができたのでよかった。二次会は錦小路近くの店。けっこう酔ってしまって不用意な発言をたくさんしてしまったように思うが許していただこう。三次会は(おいおい)三条のバー。前を向いた話をしすぎて2時前にホテルに戻る。
Sunday, 3rd of April 2011
昼前の新幹線に乗り昼過ぎに帰宅。なぜか小さい子供が多い車両に乗り合わせてしまい、あまり休めない。
帰宅するとちょうど2週間前に買った家具が搬入されていた。==めずらしく==予定していた場所にぴったりと収まる。これでようやくすべての段ボールを片付けることができると思ったが、実際に入れてみるとなかなかうまくいかないみたいだ。
高校野球の決勝戦をやっている。そういや神奈川と福岡の対戦。世界が自分を中心に回っているような気が一瞬だけした。
Monday, 4th of April 2011
いろいろまだまだ転居関係の事務手続きが残っている。新しい住所など一体何回書いたことだろう。人はこうやって新しい住所を覚えていくのだ。今日出したのはNHKの受信料の支払い書類と、団地のプチ工事申請書、それから会社の生協への入会書と、そこで備品を買うための売掛カード申請書。まだあったかもしれないが忘れた。
いつものように電車で出勤。一駅前で下りて歩いてみる。人はなぜ知らない駅で降りても地上に出たら方向がわかるだろうと思うのだろうか。わかるはずがない。しかしなんとなく太陽の位置から見当をつけて歩いてみるとぴったりだった。こういう成功体験を一般化してはいけない。
昼食は最近よく行く中華。いつも混んでいる。いつも日替わり定食を頼むが試しに担々麺を頼んでみたらすごくうまい。こんなうまい担々麺は初めてだ。やっぱり競争の激しい土地でやっているだけあってこういうところはしっかりしていると妙に感心する。
夕方までがんばって、本類はほぼ本棚に収納したが、それでもまだ段ボールが20箱くらい残っている。やっぱりキャビネットがないのが痛い。喩えて言うと新居に押し入れがないようなものだ。押し入れに入れていたものは、押し入れがないと片付かない。しかしよく考えると、研究室に押し入れがある方がおかしいのであって、押し入れに入れるようなものを持ち込んだりため込んだりすることの方を考え直さないといけないのかもしれない。しかしこういう大々的な方針の再構築を行うには時間が足りなくなったのでそのまま中断して帰宅。
知っている学生さんに教えてもらって、ようやく最寄り駅の最適な出口がわかった。これまで、別の路線のホームを歩いたりしてなかなかたどり着かなかったのだが、とても簡単に行ける経路があるのだった。
Tuesday, 5th of April 2011
本棚がほぼ満杯になったのにまだ20箱の段ボールが残っている研究室の片付けのために出勤しないといけないのだが、その解決策が見つからないせいもあって足が向かない。おまけにここに来て再び引っ越しの疲れがぶり返して今度は腰が痛くなってきた。正確に言うと痛くなる手前の張っている状態なのだが、ここで腰をやってしまうと来週からの業務に重大な支障が出る。というわけで、急きょ出勤を取りやめて自宅研修に切り替える。なにをどう研修したかは秘密。
Wednesday, 6th of April 2011
今日も出勤しない攻撃。研究室の解決策が見つからないので行きたくない。こんなことばかり言っていてはいけないことはわかっているが、気が向かないのだからしかたがない。
というわけで、奥さんと鎌倉に行ってみる。北鎌倉で下りて神社仏閣を巡りながら鎌倉まで歩くという初心者コース。暑くもなく寒くもなく、天気もよく、絶好の観光日和。おまけに平日だから人が少ない。途中で買った煎餅や、最後に食べた抹茶クリームあんみつが強く印象に残った。(そこか)
Thursday, 7th of April 2011
本棚がほぼ満杯になったのに床に20箱の段ボールが残っている状況をなんとかせんとな。収納力の問題と言うよりは、収納にかんする発想が異なるので、新しい環境をよく理解して適応することだ。
ハンギングフォルダで整理していた大量の雑誌文献のコピーについては、ハンギングフォルダ本体が存在しなければ意味がない。そこでこれはすべてハンギングじゃない普通のファイルフォルダに入れ直して、机の袖部分に並べることにした。普通のファイルフォルダは20個くらい余っていたのを持って来ていたが、足りないので生協に買いに行くと、案の定在庫がない。必要なものは在庫がないものである。しょうがないのでややタイプの異なるフォルダを15個購入する。
細々したものを地道に片付けて、20箱がようやく10箱になる。これまでのところ半減期は約1日といったところだ。ここまで片付けて、ようやく片付けに必要なもの(ホッチキス、ハサミ、マジック、付箋紙、セロテープなど)が出てきたので、これからの見通しは明るい。
昼食は、こないだ学生さんに紹介してもらった和食の店に行ってみる。なんか板前さんがいるような本格的なところ。刺身定食を頼む。刺身はたいへん美味かったが昼食としては量が少なすぎる。ここは昼食よりも夜一杯飲むところじゃないかと思う。
Friday, 8th of April 2011
昨夜、寝る前に地震があった。この地に越してきてからおそらく最大の揺れ。震度3というからそれほど激しく揺れたのではないが、ぐらり、ぐらり、と、長い間大地が動いた。ほぼ毎日地震があるが、はっきりと二種類の揺れかたがある。ドンと一発揺れるのと、ぐらり、ぐらり、とガイアが動くのと。
彼の地では、朝、一仕事してから出勤していたのだが、此の地でそれをやると仕事場に着くのが昼前になってしまう。このあたりもいろいろと再構築が必要。
ようやく仕事場の机周りを整備して、椅子に座ってPCを使えるようになった。目出度し。ネットワーク接続も、IPアドレスやらの各種設定をしないといけないと思っていたら、敷地内を無線が飛び回っているようで、そこら辺を飛んでいる無線をひょいと捕まえて認証すると、あっけなくつながる。これは便利だ。iPadやらにも対応しているようなので、構内で使う限り、自前でWiFiルーターを準備する必要がない。
今日は魚料理の安い店を見つけたので入ってみる。入口で食券を買うようなところ。タイムサービスで美味しそうな定食があったので注文しようとするが、食券が「売り切れ」になっている。時間としてはまだ始まったばかりなので売り切れは間違いだろうと判断し、「タイムサービスの定食はどうやって注文したらいいですか」と質問すると「まだやってないんです」というお答え。しかし自分の時計ではその時間を過ぎているので「○時になってますけど」と言うと、「まだ準備ができてないんです」というお答え。うーむ。順番としては、準備ができてから「タイムサービス」の看板を出すべきだっただろう。でも美味しかったからまた行こう。
調子にのって、次は部屋でコーヒーを入れられるようにしようと思って、ペットボトルの水を買うために近所のスーパーに行くと水がない。そうでした。此の地ではまだペットボトル入りの水は貴重品なのであった。部屋の近所に給湯室があるからそこを利用すればいいんだろうとは思う。
Saturday, 9th of April 2011
引き続き仕事部屋の片付け。いちおう、入る前に全体の掃除をしてくれているはずだが、ブラインドや窓や壁などに、長年のホコリが堆積していて、うかつに湿ったクイックルワイパーなどで拭き取ろうとすると、固体だったホコリがペースト状になり、まるで絵の具を塗りたくったようになってしまう。この問題を解決すべく、バケツと雑巾を車に積み込んで出社。
初めて車で行くので緊張したが、地図で見る限り、あまり複雑な経路ではない。実際に走ってみても、思ったよりも走りやすく、約30分で到着。電車だと70分ほどかかるので、約半分の時間だ。こんなに近いのにどうしてみんな電車で行くんだろう。みんなよっぽど電車が好きなんだな。
一緒に来てもらった妻と二人でブラインドを中心に拭き掃除。バケツの水がたちまち真っ黒になり、何回も水を換える。細かく見るとまだ汚れているが、それでも、うっかり触れないような危険なホコリの層はほぼ取り除かれた。
せっかく来たので新しい我が社の周囲をぐるっと散歩。学生さんに教えてもらったチーズケーキが評判の店にも入ってみる。たしかにケーキもコーヒーもレベルが高い。
帰りは少し道が混雑したが、それでも約40分で到着。この程度なら毎日車で行きたいが、たしか毎日車で来るのはやめてくださいとオリエンテーションのときに言われた気がする。駐車スペースの問題があるんだろう。
しかし、土曜の午後あたりの空いている時間帯を使えば、車で簡単に行けることがわかったのは収穫だ。ちょっとしたものでも通勤電車では運びにくいので、荷物があるときなどに利用できそうだ。
先週一週間、こちらで初めて電車通勤というものをやってみて、いろいろと観察できたことがある。ひとつは、みんなかなり荷物が少ない。大きなリュックを背負っている人もいるが、大半は、小さくて薄くて軽いバッグひとつ。このようにして極力体力の消耗を抑えているに違いない。余計なものを山てんこ押し込んだ重いバッグを持ち歩くのは、比較的通勤時間が短い地方のスタイルだろう。
というわけで、ここはかねてから準備していた必殺[[Glenroyal(黒)|http://www.decentages.jp/onlineshop/productDetail.do?p=1&id=160850]]の出番ではないかと思う。とにかく余計なものは入れず、いざというときに役に立つかもしれないようなものも入れず、まず必要ないのに持っていることだけがうれしいようなものも入れずに、ノートと財布とiPodだけを入れて旅に出よう。(どこへ行く)
Sunday, 10th of April 2011
高校時代の友人が近所に住んでいるから一度遊びに来いということになって遊びに行く。車で10分ほどのところの閑静な住宅街。夫婦二組4人のうち3人が同じクラスにいたことがあるという妙な設定で、猛烈にローカルな話題で盛り上がる。
ちょうど桜が満開なので近所を散歩したが、整備された歩道を歩いて一度も車道と交わることなく最寄り駅まで行ける。すごい。ウチの近所は狭い道で車と歩行者のバトルが絶えず繰り広げられているのでうらやましい。
すっかり長居して気がつくと夕方。地震対応でいろいろたいへんなようだが、今後も引き続き元気でがんばってもらいたい。
Monday, 11th of April 2011
最寄り駅から職場まで歩く途中に有名なパン屋があると聞いたので立ち寄る。たしかこれは福岡の大丸にある店だ。なかなか雰囲気のある店で、パンもとても美味しそうなのだが、やはり値段がそれぞれ大銀杏の倍とは言わないが30%はUPしている。試しにいくつか買ってみたがたしかに美味しい。しかしここがコストパフォーマンス的に二代目大銀杏になれるかどうかは微妙なところ。
追加書類があって発行が遅れていた家族用の健康保険証をもらう。学校名がついた健康保険組合なんて珍しいんじゃないだろうか。
先週申し込んでおいた校費使用カードを生協でもらう。さっそく、名刺とプリンタを注文。転居通知用の葉書も頼んだが、さすがにこれは校費で落とせないだろう。
今回注文したプリンタは{{'これ '}}。本当はスキャナやFAXがついた機能満載の仕事用プリンタがいいんだが、いかんせん部屋が狭いので置く場所が限られる。それならと、今回は部屋のデザインを重視して、なるべく小さく、使わないときは本棚に入れて片付けられるくらいのを選んでみた。ただし、カタログで選んだので、実物を見るまで今ひとつ不安だが。
夕方結構大きい地震。ぐらり、ぐらり、とガイアが揺れるやつ。1分くらい揺れたんじゃないだろうか。その後も、余震の余震とみられる揺れが何度か。「地殻の安定化へのプロセス」という表現を目にしたことがあるが、安定化したらエネルギーがたまりやすくなって次の大きな地震が起こる準備が整うわけだから、適度に不安定であってほしい。
Tuesday, 12th of April 2011
定期券は結局3ヶ月分を買うことに。シミュレートしたら毎日行くわけじゃないから定期でも通常運賃でも総計はほぼ同じなんだが、通勤費のことを考えずに出勤するというところに通勤費の意味があるのだと判断する。オートチャージのpasmoを入手してそれに電車とバスの定期を入れる。これ一枚で行けるのはらくちんだがmobileじゃないのが返す返すも残念。
例のパン屋にまた寄ってみる。焼き立てのチーズパンと定番のクロワッサン。大銀杏なら大体400円弱といったところだろうがお会計はほぼ600円。パン2個で600円というのはいかがなものか。しかし食べてみるとこれがまたうまいのよ。絶妙の、と言いたくなるような、大銀杏の荒々しさとは対極にある完成度。しかしここまで洗練されてなくていいから400円くらいでほどほどのものが手に入らないかなあと思う今日このごろ。
今日はガイダンスの日。初めてお客さんたちの前に出て今学期に提供する商品の説明をする。何人か初対面の同僚の方がいたのでご挨拶も。もう少し新人扱いされるかと思っていたが、比較的放置してくれるので気が楽。前任校ではおそらくこの時点で3回ほど新入社員の通過儀礼があったと思うが、いまだに一度もない。もしかすると今後もないような雰囲気だ。
Wednesday, 13th of April 2011
「将軍様の家」はコストパフォーマンスの点で問題があるので、学生さんからの情報に基づいて国鉄の高架下にある別の店に行ってみる。パン3個でお代は395円。いいじゃない。すごくいい。味も悪くないというか、むしろ美味しい。
基本的に昼食はパン3個が好ましいと思っていて、それぞれ、
#前菜(サクサクした軽いパン)
#メインディッシュ(どっしりしたカロリー高めのパン)
#デザート(甘いパン)
という感じなのだが、例えば大銀杏だと
#めんたいフランス
#ジャーマンポテト(またはカレーパン)
#メロンパン(またはクリームパン)
ということになるんだが、今日は、
#クロワッサン
#ベーコンフランス
#クイニーアマン
ということでこの面でも完璧。
問題は、デフォルトの降車駅からこの国鉄の駅に行く経路が迷路のようでわかりにくいこと。
某研究会から案内が届く。ご苦労様です。会場が聞きなれないところなんで会場案内のリンク先を見るとまるで[[前衛芸術のような地図|http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/profile/intro/facilities/kyoshokuin/izumi/access.htm]]が。これはそうとう土地勘がある人じゃないとわからないんじゃないか。「大文字の向かい」と言ったほうが分かりやすいと思うが。(余計にわからん)
夕方会議。おそるおそる参加したが、かなりてきぱきと進行して比較的短時間で終わった。新人なんでひとこと挨拶でもさせられるかと緊張していたが、冒頭に議長が「たくさん新しい人もいますので、よろしく」と言って全て終わり。すばらしい。
Thursday, 14th of April 2011
健康診断の結果がちょっと貧血気味だったので診療所に呼び出される。赤血球の数が少なく血圧も低いので立ちくらみが起こりやすいのだそうだ。そう言われるとそうかも知れない。
尿酸値の方は、前任校での話では、定期健康診断の結果を見ながらぼちぼちと、ということだったが、その間に値が高くなるのはやっぱりまずいのでさっさと検査しときましょう、といってさっさと血を取られてしまう。結果は月曜日。
今日も昨日の店でパン3個。
#バジルドッグ
#ポテトグラタン
#クイニーアマン
お代は450円。余裕で許容範囲だ。ポテトグラタンが主菜にしては少し軽い。クイニーアマンは早くも定番になりつつある。
発想を転換して小さいプリンタを入手したので、それに合わせてPCも外部ディスプレイや外部キーボードを使わずに、もともとのR9をそのまま使うことにする。せっかく無線LANが使えるので、その無線性を活かすべく、電源ケーブルも抜いて、デフォルトでバッテリ駆動にする。
プリンタの方も、ポータブル仕様なのでバッテリ駆動ができる。そこでこちらも電源ケーブルを抜いて、標準でバッテリ駆動にしてみる。
あとは、PCとプリンタの接続だが、幸か不幸か標準でプリンタケーブルが付属していない。本来なら、ここで「むきいい」となるところだが、これはふつう無線でつなぎなさいということだと判断し、bluetoothのアダプタを挿し込んでこちらも無線接続にする。
バッテリ駆動のPCとプリンタを無線でつないだわけだから、そこにケーブルはひとつもない。これは快適。ときどき充電しないといけないので使いやすいかどうかは微妙なところだが、おしゃれのためには多少の不便も我慢するのだ。(それでいいのか)
こちらに来て初めて学生さんたちと飲む。中には学生さんと言えない人もいたが、いろいろとこちらの事情などを教えていただく。
10時過ぎに店を出て電車で帰宅したが、いつもの帰宅時間よりも混んでいる。バスなどはぎゅうぎゅう詰めだ。幸いどちらも座ることができたので事なきを得たが、夜の電車も要注意であることがわかった。
Friday, 15th of April 2011
そろそろ自宅も研究室も落ち着いてきたところで、一番重要な引越し作業にとりかかる。それは心の引越し。一番後回しにしていたが、ふと気づくと来週から授業開始だ。心の引越しがまだだったので、先日のガイダンスでは今まで通りにサービス精神の赴くままに内容のないことをしゃべってしまった。
一日研究室にこもって、本棚の整理をしながら、来し方行く末について思いを巡らせる。ようやく夕方頃になって、今何が起こっているのかを自分なりに理解したような気がした。また新しい場所で新しい人たちと新しいことを始めるのだ。同じことをやっているようで求められる役割はぜんぜん違う。今まで宇宙船エンタープライズ号の乗組員だったのが、こんどはジャムおじさんのパン工場で働くことになったくらい違うのだ。(わからん)
初めて古い方の図書館にも行ってみる。なんか古くて怖いんですけど。研究室の壁にも大きなヒビが入っているし。建物の安全性という点では今ひとつ不安をぬぐいきれない。
先週生協に注文した転居葉書の校正がメールで届く。しかしどう見てもプロの目でチェックしたようには見えない。全体的なデザインやフォントの具合など、自分が持ち込んだサンプルのほうがましだ。これでは印刷所に頼む意味が無い。この段階でキャンセルすると組版台を取られることは分かっていたが、それを払ってでもキャンセルしたい気分が猛烈に湧き上がってキャンセルを決行する。幸い、ネット上にプロの仕事をしてくれる印刷屋さんを見つけたので、そこに注文。生協の印刷屋さんが1週間かかった仕事を1時間でやってくれて、すぐに校正がメールで送られてくる。納得して注文。なんとか今月中に転居通知を出せそうだ。
生協の受付の人が、「葉書の注文を受けるのは初めてです」と言っていた理由がわかった。
Saturday, 16th of April 2011
引き続き頭の中であれやこれやと授業準備。取り上げるかどうか迷っている教材をパラパラと読んでみる。特に面白そうではないけれども、いちおうこの時代の必読文献の一つだと言われているものなので、さっさと読んでおくほうがいいような気もする。
「読んだけど面白くなかったです」と言えるようにしておいてあげる親切心。
Sunday, 17th of April 2011
天気もいいしちょっと中華街にでも行ってみる。電車一本で行けるので楽ちんだ。例によって祭りでもないのに大変な人出。しかし、田舎の祭りは疲れるが都会の人ごみはそれほど疲れないのはなぜなのか。人がたくさんいるのにいない感じ。知っている人がいない安心感と言えばいいか。
海沿いの公園に行くと大きな船が停泊している。大きい船を見るとほっとする。
山のほうの公園へ回って、墓地の中などを散策。しかしこのあたり、「山下公園」とか「港の見える丘公園」とか「外国人墓地」とか、記述的・説明的な地名が多いのはどうしてなんだろうか。
午後ずっと歩きまわって相当量の紫外線を浴びてしまった。しかし紫外線は人体にそれほど有害でないので、シーベルトに換算しても健康に直ちに影響が出る値ではないだろう。
{{my '20110415#p03','一昨日'}}注文したハガキがもう届く。仕事が速い!仕上がりも申し分ない。今度からなにかあったら[[ここ|http://www.uonoprint.com/]]にしよう。
Monday, 18th of April 2011
また同じパン屋で昼食を入手。
#クロワッサンポテト 220円
#オニオンブレッド 200円
どちらも主菜。前菜とデザートを省略してメインディッシュを補強する計画というか、メインディッシュがかなり充実しているので、これだけで十分。この組み合わせもなかなかよい。
診療所。血液検査の結果、やはり尿酸値が少し高いので、引き続きこれ関係の薬は飲みましょうということになる。あとは、花粉症アレルギーの薬も。
健康保険のシステムがちょっと違うので、窓口での支払いはなし。全体的なところを見ないとなんとも言えないがちょっと得した気分。
お客さんの顔ぶれを見ないと準備をやりにくいが、とりあえず何が起こっても大丈夫なように、多めにプリントを作っておく。必要なければ使わなければいいし。
プリントを作成したのはいいが、さてこれをどこで印刷すればいいのか。同僚の会話の端々から推測するに、学内にそれ用の印刷室があるようだ。新学期の学内文書をあちこち読み返して、それがあるらしいところに当たりをつけて出かける。途中たまたま学生さんに出会ったので少し詳細な情報を仕入れる。このへんかなと思って入っていくと、ぜんぜんちがう。しょうがないから守衛さんに聞こうと思って別の建物に入って聞くと、そこがその建物だった。玄関に建物の名前がないからわからんですよ。
行ってみるととても使いやすい部屋で感心。
Tuesday, 19th of April 2011
二限目講義。考えてみれば新しい会社での初めての講義ということになるが、なんかごく普通にやってしまった。人数も適正で、多くもなく少なくもない。強いて言えば教室が大きすぎるくらいか。
四限目は学部ゼミ。ゼミとしてはごく普通の人数だと思うが、ラテン語を使う中世のゼミでこの人数が集まるというところに今後の可能性を感じる。何をするか相談して決めるということだったが、それほどの混乱もなく、すんなりと決まる。このあたりも受講生の意識の高さを感じる。
二代目大銀杏の座を不動のものにしつつある某国鉄駅近くのパン屋。今日は、
#白身魚クロワッサン
#チョリソーが乗ったパン
#カフェロッティー
前菜がなくて、主菜二つにデザート一つというところ。授業があるのでちょっとカロリー多めを狙ってみた。白身魚のフライとクロワッサンが合うのは驚きだった。
Wednesday, 20th of April 2011
明日は妻の誕生日だが忙しくてあまり落ち着いて生誕記念行事を行うことができないので、前倒しで今日にする。横浜にでも出て食事でもするかと思っていたが、先日友人から聞いたショッピングモールに行ってみることにする。車で15分ほど。あっという間に到着。「ららぽーと」とかいう名前が付いているが、まあ要するにキャナルシティーだな。それでもこちらに来てゆっくり買い物をするのは初めてなので、ぶらぶらと3時間ほど歩きまわる。==あこがれの==東急ハンズにも行って、鞄や文具の売り場を散策。久しぶりにきれいな空気を吸って気分が良くなる。
その鞄だが、もう探求の余地が少なくなってきたと思っていたが、少し課題が出てきている。今の鞄は、これまでの経験から、B4が入る大きさを基準にしている。ごくたまにだが、B4の封筒を持ち運ぶことがあるからだ。しかし、B4サイズの鞄は、通勤電車の中では少し大きすぎる。たとえば座って膝の上に鞄を置くと、少し隣にはみ出る感じがある。気にするほどではないかもしれないが、自分が明らかに占拠している空間よりはすこし外に出ていると感じる。そう思って周囲を観察すると、やはり、熟練の通勤者たちの鞄は、みなほぼA4サイズだ。B4サイズは、厳しい生存競争の中で淘汰されたのだろう。きっと。
そう思って、A4サイズのナイスな鞄はないかな、と探索してみたわけだが、なかなかいいのがない。
Thursday, 21st of April 2011
授業二つ。マイナーな領域なので参加者がいるかどうか不安だったが、まあまあの集まり。どちらの授業にも学生さんとは言えない人が混じっていて、若干緊張感がある。
テキストをコピーしたり補助ページにアップロードしたり、ばたばたと準備をする。あと、研究室で今後の勉強の方針なども。
そういや先日、電車の中で、20代くらいの若い男性が、同じく20代かせいぜい30代くらいの比較的若い女性に席を譲ったところを目撃した。譲られた女性のほうも、別段驚いた風でもなく、ごく当然といった感じで軽く礼をして着座したので、一連の動作がごく自然に感じられた。
しかし、初めて見る光景だったので、まだ記憶にのこっている。この地方ではよくあることなんだろうか。だとしたらこれは相当に民度が高い。例のあの公告の見過ぎじゃないかという気もするが、譲られた方の女性の自然さのほうに強い印象を受けた。
Friday, 22nd of April 2011
ちょっとした用事があるので出勤しようと思っていたが、なんだか体がだるくて動く気がしない。あまり無理をすることもないので、自宅研修に切り替える。
いろいろ研修をしているうちに居間のソファにつかまり半日ほど拘束される。油断禁物。しかしおかげでいい休養になった。
明日は大文字の向かいの某研究会に行く予定。
Saturday, 23rd of April 2011
前線通過で大荒れの予報。傘を持っていく。
昼は幕の内弁当「東海」を車内で。16号車15列E席という、いちばんうしろの席なのでなんとなく快適。
雨が降って富士山は見えない。
大文字の向かいの吉田泉殿というところで某研究会。おそらく斗升でいちばん難しい問題の一つであることもあり、発表・質疑応答を通していろいろと刺激を受ける。
研究会のあとは予想通り向かいの大文字へなだれ込む。なつかしい。大将もお元気そうで何より。
二次会はくれしま。ここも懐かしいが改装したのね。しかしおばちゃんはちょっと年を取ったけど昔のまま。帰り際に一言二言言葉を交わす。
少し飲み過ぎて12時頃にチェックイン。
Sunday, 24th of April 2011
昼過ぎの新幹線まで少し時間があるので、京都駅近くのヨドバシビルへ。6階のSeattle's Best Coffeeでラテを飲みつつ、昨日の問題をノートに整理する。えらいぞ。ここは初めて来たがなかなかオープンで気楽な感じ。適度にリラックスしつつこんがらかった頭を整理するにはいい場所だと思う。
昼は車中で穴子寿司。しかし途中でお腹が痛くなる。もしやSeattle's Best Coffeeでこっそり持ち込んだコンビニサンドを食べたバチが当たったのか。
4時頃に帰宅。京都は寒かったので温度差に苦しむ。今確認したら、京都は昨夜から今朝の9時ごろまで気温が10°Cを切っていたようだ。こちらは20°Cくらい。
Monday, 25th of April 2011
意表をついて家にいる攻撃。自宅からオンラインで図書館に入ってデータベースや電子ジャーナルをほぼ制限無く使えるのであまり出て行く理由がないとも言える。
いまのところKindleは新聞としてしか使ってないのだが、この機会にいろいろダウンロードした雑誌文献を入れてみる。電車の中で読めるのではないかという発想。しかし普通にPDFのままで転送すると、文字が小さく読みにくい。拡大できるけど画像として拡大されるだけなので、ページをめくったりするのが煩わしい。Amazon.comのKindleのページを調べていると、PDFやWordのファイルをいわゆるKindle形式に変換してくれるサービスがあるらしい。さっそくやってみると簡単に変換されて快適。
もうお馴染みかもしれないが自分の備忘のために書いておくと、やり方は、
#変換したいPDFファイルをメールに添付する。
#メールのタイトルにConvertとだけ書く。
#Kindleのアカウントがxxxだとすると、xxx@free.kindle.comに送る。
#すぐに、AmazonからKindle形式に変換されたファイルへのリンクがメールで届く。
#それをダウンロードして、USB経由で自分のKindleに転送する。
(xxx@kindle.comに送ってもいいが、これだと変換料がかかるみたい。)
Kindle形式だから、普通に内蔵辞書も使えるのがいい。
久しぶりにジョギング。近所の偵察も兼ねて知らない道を走ってみる。やっぱり迷う。このあたりは丘の上なので、ちょっと走るとすぐに急な坂道が出現する。単純なジョギングではなくて、なにかウルトラマラソンの訓練をしているようになる。通勤帰りの人がしんどそうに階段を登っているところを駆け上がっていくのは快感だが、あとのダメージが大きいので注意が必要。
Tuesday, 26th of April 2011
授業二つ。若干教室が広いがその他の点では話しやすい。あとでいろいろ質問を受けるが、こちらの言葉がある程度伝わっている感触があった。
ゼミは順番決めなど。履修登録が終わってないので確定メンバーを前提にしたことができない。簡単に全体的な説明などをしてお茶を濁す。
Wednesday, 27th of April 2011
明日の準備をしないといけないのだが、ちょっとここには書けない用事で家にいる。家にいるのも暇なので、奥さんの運転の練習をかねて近所のスーパーまで行ってみる。慣れない車なので、運転している方も助手席に乗っている方も緊張する。なんとか近所のスーパーの駐車場に駐車したところで、ここは一度来たことがあるので、もう一つ別のスーパーに行ってみることにする。複数車線の難易度の高い道を5分ほど走って、別の大きなスーパーに到着。
ちょうど昼食時だったので、どこかで昼飯を食べようと思って車を走らせるが適当なところがない。気になっていた駅の周辺の探索をかねて、駅近くの駐車場に停めて商店街を歩いてみたが、そのあまりのショボさにびっくり仰天。かろうじて見つけたサンドイッチ屋でサンドイッチを買って帰って食べる。このサンドイッチは手作りの味で美味しかったです。
Thursday, 28th of April 2011
3限目大学院ゼミはAnselmusの''Monologion''。昨日予習するつもりがいろいろあってあまり準備できなかったのだが、なんとか冒頭のさまざまな難所を切り抜ける。
終了後、5限目のラテン語購読の準備。Bonaventuraの''Itinerarium''。こちらの方は、ラテン語の勉強という面が強いので、実は存在している日本語訳を秘密にしていたのだが、あっさり見つけて持ってきている人がいる。やはり侮れない。
Friday, 29th of April 2011
ようやく教養の授業が始まった。しかし今はガイダンス週間なので、通常授業時間内を二つのセクションに区切り、同じ内容紹介授業を二回行うというシステム。学生ができるだけ多くの授業を回って実質的に選択できるようにという配慮なのだそうだが、なるほどよくできている。
なんか世間の様子が変だと思ったら今日はいちおう休日なのだな。地震などの影響で、今学期は休日とかは二の次であるかのような進行だ。
午前中に授業をしてそのまま帰宅。なんか新鮮。いろいろと書類などを作成してすぐに投函。
午後は自宅でゼミの予習など。オンラインでいろんな資料が使えるので助かる。
夕食はタケノコご飯。食後に甘夏。季節を感じる。
そういやどこかのウイリアムが結婚式をしている。ハンカチ王子も真っ青の本物の王子だから世間が騒ぐのも無理はない。
Saturday, 30th of April 2011
昼から某研究会@3田。新しい建物なので迷う。直々にお誘いがかかったので参加してみたが、ちょっと自分は場違いな感じ。いろんな学会や研究会があるから自分に合ったものを探すのが大変そうだ。
その後T町の駅ビル地下で懇親会。学生さんと言うにはちょっと苦しいけどまあ学生さんのような人たちと懇親。気楽に参加しているつもりだったが、あとで聞くと私の歓迎会だったようで恐縮する。
帰宅すると、ついに出た[[『応用哲学を学ぶ人のために』|http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&style=full&code=1527]]が届いている。ありがとうございます。なにはともあれこれだけの人が集まって一冊の本を作ったというところがすごい。編者二人による渾身の「総説」を読めばこれがどんなにすごいかがわかる。編集者への謝辞も通り一遍でない。ごくろうさまでした。いいお仕事をされましたね。
しかしふと自分だけ参考文献を挙げ忘れていることに気づいてしまったがこの段階で気づいても後の祭りである。まあ自分の論文が応用哲学の名に価するかどうかは別にして、中世哲学史研究にもこういう切り口があるのかと思っていただければ幸いです。
Monday, 2nd of May 2011
夕方から某同僚のゼミコンに==乱入==招待されて参加。大学近くの学生向け居酒屋。狭いところに押し込められた上に店内がうるさいのなんの。隣の人の声もよく聞こえない。しかしまあ個人的には新しい環境のリサーチ月間でもあるので、いろいろとデータを収集することができたので収穫は大きい。
わしの学部向け授業に出ている人がいて、内容のレベルが低すぎるのでもう少し上げて欲しいと言っていたのが印象的。もう少しマニアックな内容のほうがいい、とも。スコラ神学をスーパーポチ学に読み替えるという屈折した内容をこれ以上どうマニアックにすればいいというのか。
レベル云々についてはこちらもかなり意図的にやっているので、現在の設定が間違っているとは思わないし、この問題はいろいろ奥が深いようにも思う。そういう事も含めていいデータを貰った。
大学近くで24時頃まで飲んで公共交通機関を使って25時前に帰宅。
Tuesday, 3rd of May 2011
教養の方は授業をやっているようだが世間と本社は連休なので買い物にいく。横浜駅のそごうでこれからの季節のジャケットを一着お買い上げ。今まで試したことのないストライプ主体のデザインなのでやや新鮮な気分。
屋上の自動販売機でそれぞれアイスとカフェオレを買って休憩。こりゃあ安上がりでよい。
何の気なしに立ち寄ったバッグ売り場で大量のTumiに遭遇。サラリーマン御用達のこのバッグが今まで琴線に触れたことはなかったが、実物をいくつか手にとって細部を見ているうちに、確かに作りがよく使い勝手がいいような気がしてきた。いかんいかん。しかし今後のことを考えると長く安定して使えるバッグをひとつ持っておくことも必要かもしれん。とくに、ベストセラーと言われるものはそれなりに理由があるのだからして、とりあえず一度使ってみることも無駄ではあるまい。はっ。いかんいかん。
すでに購入を検討している人もいるかも知れないが、ネットだと店頭の半額以下で帰るようですよ。たとえば[[こちら|http://item.rakuten.co.jp/ss-k-mart/26108-alpha-2/]]。
Wednesday, 4th of May 2011
せっかくこの地方に来たからこの地方らしいところに行ってみようということで柴又へ行く。3回くらい乗り継いで、1時間半くらいで到着。すごい人。なんの祭りぞ、という感じ。
参道を歩き、帝釈天に行ってお参りをする。しかしどうしてこの寺が有名かを考えるとなんとなく有難味がないような気がする。
ぐるっと回って「Tさん記念館」という所にも行ってみる。入場料500円。まあそんなとこだろ。中庭でTさんに似た格好をした芸人さん?が歌ったりしている。
近くに江戸川が流れていて、なんとそこには「矢切の渡し」がある。行ってみるとひとり100円で「渡し」に乗せてくれるとかで、大勢の人が行列を作っていた。昔ながらの渡しなら乗ってみたい気もしたが、なんかエンジン付きの普通のボートだったのでやめる。その後しばらく、脳内BGMは当然のように「矢切の渡し」(ちあきなおみバージョン)。
ぐるっと回って帝釈天に裏から入り、そのまま参道へもどる。名物草だんごを買わねばならないが、「とらや」と「高木屋」という二つのよく似た団子屋があるという観光客泣かせのトラップがある。どちらが本家かということについては双方言い分があるようだが、まあ仲良くがんばってください。
忙しいのと地形が厳しいのとで最近ジョギングの回数が減っている。これはなんとかせねば。今回はOKストアの方へ抜ける道を走ってみたが、最初と最後に急なアップダウンが2kmずつある。なんとか走り終えたがかなりきつい。まるで油山ランだ。
Thursday, 5th of May 2011
連休最終日ということだが、このあたりは連休中も営業している大学が多く、普通に事務的なメールがバンバン入ってくる。朝から三本ほどそういうメールの処理に追われる。
あまり遠出をするのも疲れるので銀座に行ってみることにする。自宅から小一時間といったところ。歩行者天国の真ん中で地図を広げたりしてお上りさん気分を満喫する。
昼食はうどん屋。ミニ天丼セットを頼んだが、ちゃんと揚げたての天ぷらで、うどんもそれなりに美味しいので感心する。
帰りがけに福岡でもお世話になった鳩居堂に立ち寄り季節の便箋を二つ購入。
そろそろ伸びてきたので散髪に行きたいが店を知らないのでどうしようかと思っていた。バス停の近くに典型的な床屋があるが、いかにも時代を感じさせる店構えに二の足を踏んでいたが、思い切って入ってみる。予想通り、==こちらが心配になるくらいの==とてもお元気そうなご高齢の店主。しかし、この地方特有の軽い会話のノリで、気持よく刈ってもらう。電話番号も教えてもらった。
Friday, 6th of May 2011
教養の授業は実質初回。登録者の半分くらいしか出席していないような気がするが気のせいだろうか。このキャンパスには自室がないのでちょっと早めに到着してしまい、教室にもちょっと早めに行ってしまう。初回ということもあり受講生も非常に熱心で集中力が半端でない。キーワードを口にするとすぐにペンを走らせる音がする。ひいい。もうちょっとゆるい雰囲気のほうがやりやすいんだが、それは贅沢というものだろう。
しかし、初回から飛ばしすぎて来週やる予定のところまで踏み込んでしゃべってしまった。早急に来週の分を補充するか。あるいは、白熱教室の真似をして受講生を巻き込んだ討論会にしてしまうか。
連休で心身がなまっているのでジョギングへ。OKストアへ抜ける道を通って64分ほど。まあ大体コースの雰囲気としては油山の中腹に自宅があってぐるっと一時間くらい走って戻ってくる感じです。(ローカル)
体幹で走れば多少の坂は問題ないが、心拍数が少し上がる感じがあるのでその点に注意しないとな。
Sunday, 8th of May 2011
第一回関東7隈会@渋谷。事実は小説より奇なり。とりあえず、名誉会長として8階のT木教授を指名・議決して、あとはぐだぐだ。
Monday, 9th of May 2011
昨日メガネを作りに行ったら左目の方が視力が出ないので眼科に行ってみてくださいと不吉なことを言われたので朝から眼科に行く。こういう検査をするのははじめてだったが、なにやら光を当てたり光ったらスイッチを押したりかれこれ二時間半くらいかかって検査をする。ほんで視力の方はまあ疲れてたんでしょうということで問題なかったのだが、視野の関係でちょっと気になるデータが出ているのでもう少し詳しく検査をした方がいいですねと言われて来週別の眼科へ行くことになった。
瞳孔を開く目薬を差したので、しばらく手元が見にくいですよと言われていたが、外に出てみてその威力を実感する。眩しくて目を開けていられない。職場に辿りつくまで、今日はけっこう強い日差しだったが、顔を思い切りしかめて歩く。たまたま見かけた人はそういう事情で厳しい表情をしていたのだとご了解ください。
明日の授業準備をしようと思ったが、目の具合がこんなことで、あまりよく見えないし、検査でかなりストレスを受けたせいでひどい疲れ目のような症状に見舞われて、なかなか準備が進まない。
Tuesday, 10th of May 2011
授業2つ。主観的には快調に進行。ガイダンス期間やお試し期間が終了して、そろそろ本格的な授業になってきた。新しい環境で授業をするのはいろいろと新鮮なことが多い。調子に乗ってしゃべり過ぎないように注意しないとな。
今日の東京の最高気温は27.2°C。静岡の清水では5月の最高気温を更新して34.3°Cだったとか。この時期にこんなに高温になるのは接近中の台風1号の影響があるんだろうか。それよりも問題は、明日の最高気温の予想が14°Cであること。これはそうとう気を引き締めていないと風邪を引く。
定価の2/5で売りに出ていたTumiのバッグが本日到着。あまりにも安いので、もしかしてTsumiとかいう偽物ではないかと恐れたが、正真正銘の本物が届いた。びば。定番商品だけあって、細部の作りがよく、全体のバランスも良好。この完成度にはしびれる。
Wednesday, 11th of May 2011
こっちに住んでいる大学時代の下宿の先輩が転職祝いをしてやるというのでホイホイと出ていく。目黒の焼肉屋さん。このへんの老舗でけっこう有名なところらしい。マッコリというのも初めていただいたが==どぶろくのようで==飲みやすい。
考えてみると20年ぶりなんであまり共通の話題もないんだが、昔話や今後の話で10時ろごろまで盛り上がる。いただいた名刺を見るとかなりの偉いさんで、学生時代からは想像もできない。
焼肉はさすが老舗だけあって大変おいしゅうございました。お代の方はこわくて見なかったけどごちそうさまでした。
しかしこの先輩の業界はいろいろと厳しいところで、そういう話をうかがっていると、今日は私は一日部屋で本を読んでました、とは言いにくい雰囲気(言ったんだが)。しかし、一日本を読むということもこれはこれでやってみるとなかなか厳しいということをどうかひとつ理解していただきたい。
Thursday, 12th of May 2011
家を出るときには降っていなかったが、駅を出ると雨が降っている。しかしTumiのバッグには、折りたたみ傘を入れる防水仕様のポケットがある。颯爽と傘を取り出してさそうとおもったら傘の骨が折れて開かない!! 【教訓】折りたたみ傘は、骨が折れていないかどうかを確かめてから颯爽と携帯しよう。
いつもいつも二代目大銀杏のパンでは早晩破綻することが見えているので、昨日偶然見つけた弁当屋に行ってみる。500円以下で、いろんな弁当がある。試しにサバの弁当を買ってみるが問題ない。今後はここも利用することにしよう。問題があるとすれば、どこから見ても弁当に見えるナイロン袋を下げて出社するのが美的観点からどうなのかという点。
ゼミ二つ。最近ちょっと疲れ気味でやる気が出ないのだが、なんとか終えることができた。こちらで全部お膳立てしなくても、次々と質問が出てくるので楽といえば楽。
Friday, 13th of May 2011
教養の授業二回目。前回は早く着きすぎたので、ちょっと遅めに家をでたら5分くらい遅刻してしまった。いろいろ試行錯誤中。
なぜか時間がたつのが遅いので内容をかなり補充して、そのうえ最後に質問タイムを設ける。最初だから質問は出にくいだろうと思っていたが、それでもひとり手を上げて質問した。
忘れずに折りたたみ傘を購入。
その足で本店の方へ移動。ちょっと調べものをしようと思ったのだが調べてみるとちょっと調べたくらいではわからないことがわかる。
夜も授業準備。絵に描いたような自転車操業だ。
Saturday, 14th of May 2011
にってつ@本郷。今年から新橋のサンルートからじゃなくて自宅から直接行く。1時間くらいで行くと思ったが、乗り換えなどで少しずつ時間を食い、結局予定していたよりも30分以上遅れて到着。
昼は九州地方と関西地方の知り合い3人で蕎麦。その後、九州地方の知り合いと喫茶店を求めて彷徨うがなかなかいいところが見つからない。結局1時間くらい歩きまわって病院のドトールに落ち着く。いや、このドトールは落ち着いた雰囲気でよかったですが。
共同討議はヒュームの方。提題者の某先輩は、シャツもハンカチもタータンチェック柄だったので、その行き届いた配慮に感銘を受ける。しかし、あとでご本人に確認すると、とくに意識はしていなかったとのこと。
ついでにタータンについて調べると、いろいろ名前のついた柄があるらしい。[[Hume柄|http://www.tartans.scotland.net/tartan_info.cfm@tartan_id=280.htm]]というのもあるみたいだが、どうやらこれではなかった。残念(なのか)。
Sunday, 15th of May 2011
にってつ二日目。二日目の朝一番の発表の司会という罰ゲームのような役割を果たすべく、30分くらい時間の余裕を見て出発。しかしこういう時に限って30分早く到着してしまう。いい天気だったので==時計台==安田講堂の脇の大きな木の下でぼんやりして時間をつぶす。
司会しようとすると声が出ない。ちょっと疲れ気味だと思っていたが、喉に来たようだ。その後他の部屋の発表を二つほど聞いたが残念ながら体調不良。
午後はあきらめて帰宅しようと思って門を出ると某被災論理学者と遭遇。台地を降りたあたりで昼食をとりながらいろいろと近況を聞く。心配していたがなんとか元気そうでよかったよかった。
しかし、昨日1時間歩きまわって病院のドトールしか見つけられなかったのに、台地を降りたあたりの界隈にはナイスなお店がたくさんある。何事にも先達はあらまほしきことなり。今度から三田線にそのまま乗って春日で降りて歩いて行こう。(備忘)
3時頃に帰宅して足ふみマッサージしてタイガース観ながら夕食まで眠る。夜も早めに就寝。今週もけっこう予定が立て込んでいる。
Monday, 16th of May 2011
昨日喉をやられて半日休んだのだが、起きてみるとまだ抜けずなんか熱っぽい。さっさと診療所に行って診察をしてもらい薬をもらってくる。家の近所の方のキャンパス所属じゃないので少し不安だったが、無事に本社の方からカルテを取り寄せてくれた。
夕方、例の眼科の検査に行こうと思っていたが、やや頭がぼーっとする。どうせ家にいても仕事が進まないんだから検査に行ったほうが時間を有効に使えるんではないかとも思ったが、そのへんの判断力がそもそも低下しているというメタ判断にもとづいて家で安静にしておくほうを選択。
Tuesday, 17th of May 2011
今日は娘の生誕二十周年記念日なのでお祝いメールを送る。しかしやっぱりちょっと前に生まれてきたような気がするんだが。
総合感冒薬のおかげか熱も出ず普段の調子に戻る。授業二つ。なんだか順調に受講者が減ってきて教室の大きさが際立つ。これくらい広いと各自快適な受講空間を確保できていることだろう。しゃべる方としては、もうすこしキュッとまとまってくれている方がやりやすいようなきもするが。
ゼミは受講者の語学力にかなりムラがあるのでちょっとやりにくい面が出てきた。日本語訳だけを手がかりに厳密な議論をするのは困難なので、少し調整が必要。
ボランティアの福島くん(不正確表現)の発表の心意気は買うが、持ち込んだものはきちんと自分で処理してくれないとなあ。
Wednesday, 18th of May 2011
以前に事務局をやった頃についた習慣で、朝食後コーヒーを飲みながらPCを起動して出社前にひと仕事してしまうんだが、通勤時間を取られる今の環境でこれをやるとヘタをすると出社時刻が昼前になってしまう。このあたりも適応が必要。
出社して診療所で薬をもらう。前回1ヶ月分しかくれなかったのに今回は3ヶ月分くれたのは不思議。
同僚の某ドイツ人教授と社員食堂でランチ。「じゃあ今度暇なときに昼食でも一緒に」という社交辞令が実現することは珍しいが、これは先週偶然会ったときに無理やり二人で予定を入れた成果である。1時間ほど情報交換をすると研究上でいろんなところに接点があって面白い。お互い非英語圏同士なので英語での会話も緩くて楽ちんだ。
午後も比較的快調に授業準備。しかしこう準備ばかりしているとたまには準備じゃないこともやりたいなあ。まあとりあえずはあと二ヶ月の辛抱。
Thursday, 19th of May 2011
授業二つ。どちらも少人数のゼミ形式なので体力的気分的には楽だが知的に過酷。塾講師からはじまっていろんな授業のいろんな怖さを経験してきたが、今回のこの怖さはまた格別である。
しかし、ようやく周囲でなにが起こっているかが分かってきた。今はまだカーブにさしかかると一旦ぶつかってそれから方向転換する感じだが、そのうちぶつからないでうまく曲がれるようになってくるだろう。
やはり今のところ一番の問題は生活リズムがうまく作れないことか。通勤時間10分だったのが60分になったこともあって、すごく一日が短く感じる。
本当は空いた時間に職場の近所をぶらぶらしたりしてみたいんだが、昼食をとってちょっと眠くなってこれではいかんと気合を入れてようやく調子が出てきたと思ったら仕事が半分も終わってないのにもう帰宅時間、という毎日。
Friday, 20th of May 2011
今日は教養の授業の日。なぜだかわからないが前任校の1/2倍の速さで時間が過ぎていく現象に対処すべく、二倍の仕込みをしていくがあえなく準備したネタのほぼ全てを放出してしまう。今日は約1/4倍の速さで時間が過ぎたことになる。この地方で今何が起こっているのか。
すぐさま本社に戻り通信教育課程とやら言うものに関係する面談を済ませる。いろいろこれまでの経緯があったと思うがそのおかげで今日はあまり時間を取ることもなく終了。この件については今ひとつよくわかっていないのでフォローがあれば助かります。
前件が予想外に早く終了したので、久しぶりに開放的な気分になる。あ〜開放的だな〜と、約30秒開放的な気分に浸ったあと、通勤電車に乗って近所の百貨店へ。夏物の基本アイテムをいろいろと購入して帰宅。しかし今ひとつどのようなものが基本なのかよくわからない。「基本セット」とかゆーて、あまり考えなくてもいいようにしておいてもらいたい。
ほぼ2週間ぶりにジョギング。走り方を忘れそうだ。事実、3kmあたりでしんどくなって、これはおかしいと脳内を検索し、正しい走り方に修正して残りを走り切る。運動というのは、ちょっとした意識の持ち方や注意点の違いで劇的に効果が現れるので面白い。やっぱり時間がなくてもジョギングは続けたいなあと思い直したことであるよ。
Saturday, 21st of May 2011
気合を入れて休養を取る。昨夜はワインを飲んでリラックスした。自宅で飲むのはこちらに来て二回目だ。午後も恒例の足ふみ相互マッサージをしてからソファで昼寝。予定通り、夕刻まで起きられない。もしかすると熱が出ないだけでこの一週間ほどずっと風邪を引いているのかもしれない。
Sunday, 22nd of May 2011
夏の節電のため今のうちに授業回数を稼いでおこうという本社の意向に沿って授業。ふだん何も出来ないがこういうことは協力する。しかし予想通り出席率が悪い。講義科目の方はしょうがないかと思っていたがゼミの方は発表者が来ていない。ちなみにこれまでゼミの担当を無断ですっぽかした学生に単位を与えたことはないはず。
あと、発表者以外の学生もゼミなのに比較的自由に欠席しているようだがあまり単位への執着心がないのだろうか。複数回無断欠席したら単位はないというのは常識だよな。このままだと半分以上脱落するような気がするが、単位のシステムが前任校とは違うので、これはこれでいいんだろうと解釈する。
Monday, 23rd of May 2011
午前中授業準備をしたあと眼科へ。例のCT検査をする。結果はやはり網膜に異常があるが先天的なものなので心配ないとのこと。悪い病気の前兆でないことを確かめる検査だったので、その点では安心したが、なんかやな感じ。左目の網膜が一部欠損しているとかで、要するに視野の中で見えていないところがある。今後左目だけで戦うときにはいつも以上にきょろきょろするなど注意が必要だ。
時間が余ったのでその足でメガネ屋に出向き新しいメガネを作る。今のメガネは実は少し壊れているのだ。せっかくだから遠近両用と言って遠いところも近いところもよく見えるやつにしてみた。昔はこういうレンズは高価だったと思うが、通常の値段+5,000円くらいでできるらしい。
高校時代の数学の先生がなにかの会議で東京に来たので出てこないかと呼び出され、ほいほいと渋谷へ出て行く。お元気そうで何より。地図を握りしめてお目当ての店を探り当てて歓談。個室じゃないけど少人数グループをターゲットにしたなかなか感じのよいお店。高校時代、なんとか数学でひどいことにならなかったのはこの先生のおかげなので今でも感謝している。
10時半頃に帰宅。こちらの暮らしで慣れないのは、この時間帯の電車やバスがひどく混んでいること。10時頃と言えば、人々が自宅で安らかに一日の疲れを取っている頃。その時間帯にこういう混雑を目にすると、自分の中のなにかが狂って気分が悪くなる。この日も少し気分が悪くなったので帰宅後少しドリンクを追加。
Tuesday, 24th of May 2011
今年は1号からちゃんとコースに乗って接近したので期待が持てると思っていたら、いきなり本格的な2号が同じコースに乗ってやってきている。沖縄から本州南岸をかすめて関東地方に上陸という最悪のコースを取りかねない。今月末あたりが要注意。
授業二つ。講義の方はトムの有名な議論のあたり。いろいろ盛り込みすぎて消化不良かもしれない。しかし、講義というのはちゃんと消化してもらうというよりは、メニューを見せて自分の地図を作るときに役立ててくださいという感じがいいんじゃないかと思っている。
午後からゼミ。一転して活発な議論。発表者の準備もよい。いつもこうやってくれたら教師は楽。しかし質料形相論というのは何度説明しても難しい。当時の自然科学だから当たり前か。一見素朴に見えて、その奥にはかなり精密な体系がある。一度きちんと勉強したい。チャート式「自然学 IIB」とかないかな。
新たな試みで、さっさと帰宅して走ってみる。電車に揺られて帰宅してすぐに走るのは精神的にきついが体力的には問題ない。また、自宅近辺の急坂については、無理して走らず、準備運動と整理運動というかたちで歩くようにすれば、精神的にぐっと楽であることがわかった。
Wednesday, 25th of May 2011
これまで強迫観念のように出勤して授業準備をしていたが、ネット上の資料を使えば自宅でも十分仕事ができることがわかって今日は自宅にいる。なんか平和な気分。
都内に下宿している姪っ子が遊びに来たので焼肉で栄養をつけてやる。一人暮らしを始めたばかりなので心細そうだ。そろそろ焼肉とかは油っこくて苦手になってきたが、ペリエを飲むとすっきりする。ペリエ無敵。
一日じっくり授業準備をして、徐々に気分が落ち着くのを感じる。少しずつだが新しい環境に慣れつつあるのだろう。しかし慣れたら終わりではなくてそこがスタート地点であることを忘れずに。
Thursday, 26th of May 2011
試験的に仕事の本拠地を自宅にシフト中。今日も午後からの授業なので午前中は自宅で準備。ゆっくりしすぎて危うく時間に遅れそうになる。
いつもと違う時間帯に電車に乗ると乗客の客層が違う。
授業の合間に来客。某補助金関係の受け入れ依頼なんだが面白そうな研究なので引き受けることにした。
授業の方は心なしか学生さんたちの意欲がUPしていてやりやすい。お互いにちょっと慣れてきて調子が出てきたといったところか。
5限目の授業の教室に鞄を持って行って部屋に戻らず直接駅に向かうという技を使ってみる。これだといつもの帰宅時間に間に合うが、なぜかかなり電車が混んでいる。今日だけなのか、いつもそうなのかは不明。
帰宅後電話相談一件。
教養部の授業について教務から連絡あり。7月は節電のために教室の使用を制限するとかで、私の授業も第一週目のやつが強制的に休講になるんだとか。それで残りの授業回数を数えてみると、想定していたよりもかなり少ない。==びば!== これは授業計画の大幅な修正が迫られる。時間の進み方が遅いという怪現象も、これで一挙に解決するかもしれない。
チノパンとシャツとジャケットの組み合わせもマンネリになってきたので、冷仕事とかいうスタイルで、夏用のスーツに柄物のシャツでノーネクタイというのを試してみる。スーツというのはこれだけ多くの人が長年にわたり毎日着用しているだけあって快適だ。とくにオジサンが不快に感じやすいあたり(それはひみつ)の処理がたいへん良くできていてリラックスできる。もう今後いっそスーツを基本にしようかと思うくらいだ。
Saturday, 28th of May 2011
6月上旬に不動産関係の用事で福岡に行くので、そのホテルやチケットを取りに駅前のJTBへ。羽田福岡便は便数が多く機材も大きい。
その足で横浜に夏のスーツを買いに行く。昨年の夏に買ったシリーズを買おうと思っていたが、さらに薄く軽量なものが出ていたのでそちらにする。とくにサマースーツは毎年新しい生地がどんどん出てきているのでこの分野も目が離せない。
さっさと帰ってきて授業準備。夕方走ろうと思っていたが雨が激しくなってきたので断念。
なぜか解放的な気分になって近所のスーパーで白ワインを買ってきてしまう。最近田舎から送ってもらったそら豆をシンプルに揚げておつまみにしたらほくほくしてうまい!
しかし、ここ数カ月送別会や歓迎会が目白押しだったのですっかり禁酒が緩んでいるが、今日はなんとなく飲みたい気分になって自宅で飲んでしまった。♪このみち〜は〜、いつかきたみ〜ち〜
Sunday, 29th of May 2011
ふと気づくと三日ほど書いてなかったな。ちょっとこのところ意識が別の方向へ向いている。
台風2号ソングダーのせいで朝からまとまった雨。こちらに来てから一番の雨量かもしれない。いろんなところで土石流とかが心配。
我が社の野球部が今季リーグ戦の優勝がかかった試合を某ライバル社の野球部と行うとかで、野球中継を楽しみにしていたが雨で中止。明日に順延らしい。試合がある場合は授業は休みになるというんだから本格的だ。わしもそのうち暇になったら応援に行ってみようかな。
Monday, 30th of May 2011
台風一過。いわゆる「吹き返し」で強風が。横浜の最大瞬間風速は18.6m/s。
このところ月曜日は自宅で授業準備の日ということで落ち着いている。
今日の試合、我が社の野球部が勝って優勝したらしい。おめでとうございます。それで、もし負けていたら明日は休講だったのだろうか。そのあたりのことが今ひとつよくわかっていない。というか、この手のインサイダー情報はどこかでちゃんとアナウンスされているんだろうか。
風が強すぎてまたまたジョギングは中止。しかしこのまま運動しない日が続くと病気になるので、夕方、新しいメガネを取りに駅まで歩く。噂に聞いていた遊歩道をはじめて歩いてみたが、なかなか素朴で好感が持てる。人の手は入っているが、あまり人工的にならず、適度に荒れていて、田舎の道を歩いている雰囲気が良く出ている。田舎の道にかけてはスペシャリストが言うんだから間違いない。
Tuesday, 31st of May 2011
授業二つ。講義の方は五つの道の2から5までを一度にやる。1と3だけあればいいんじゃないか、という疑念については今年も結論が出ない。
昼は二代目大銀杏のパン3個。体重的観点からは2個にしておいた方がいいと思うが、初代のパンに比べて二代目のパンは8割程度の大きさなので、ついつい3個買ってしまう。
ゼミの方はまあ安定してきたか。しかし昨日の祝賀会の影響か、明らかに体調が悪そうな人がいるので少し心配。心配といえばあの福島くんがあれ以来顔を見せないのも心配。
さっさと帰宅してジョギング。最初と最後の坂道を準備運動と整理運動と見なして歩くようにしたら気分がすごく楽。おまけに全体のタイムもあまり変わらない。坂道を走るときはゆっくり走るので早足で歩くのとあまり変わらないのと、準備運動をしてから走るので平地のタイムが上がるのと。
夜も授業準備。こんな事ばかりやっていては語学教師のようだ。でも学期中は我慢。辞書を引いたり前後の文脈から意味を探ったり、頭を使って楽しいが、哲学の頭の使い方とは違うので、こればっかりやっているとあほになることがわかっている。
Wednesday, 1st of June 2011
ようやく授業準備のポイントもわかってきた。ようするに余計な気を遣わずにど真ん中を狙ってシンプルに直球を投げ込むことだな。本当はこれが一番簡単なはずだが、これまでの習性がまだ完全に消えていないのでついつい変化球に頼ってしまう。
夕方会議。区役所にも用事があるので時間を合わせて計画的に出勤。ところがなぜか二度も忘れ物をして家に戻る。今日は忘れ物が多い特異日のようだ、と思っていたら今度は小銭入れを研究室に忘れてきた。明日の昼食はEdyが使えるところにしなければ。
Thursday, 2nd of June 2011
木曜日は本社の日。
小銭入れを研究室に忘れたので、Edyが使えるコンビニで冷やし中華を買う。初めて買ったが、タレを掛けてもうまく麺がほぐれず食べにくい。トッピング類はそれなりに工夫してあるのに残念だ。
授業二つ。語学系の少人数クラス。アクセントを注意したらみんなアクセントに注意するようになってきた。よしよし。内容の方は分かったような分からないような話が続くが、まあ一度目を通しておいて損はあるまい。
例によって教室に鞄を持って行って、研究室に戻らず直接駅に向かうという技を使う。たしかにあまり遅くならずに帰宅できるが少し気ぜわしい。また、当然のことながら、学生さんたちの帰宅時間と重なるので、電車の中で「あらこんにちは」ということがあったりする。
Friday, 3rd of June 2011
教養の授業。今日は一転して時間の進み方が速く、予定していたところまで辿りつけなかった。当初、想定外の静けさに戸惑い駆り立てられるように早口でしゃべっていたのが、少しずつ余裕を持って冗談を交えながら話せるようになってきたということで実にめでたい。
節電モードの臨時進行ということもあり、そろそろ試験のことも気になってきた学生さんの質問を受けたりする。今学期はお互いにお手並み拝見というところだな。
夕方jog。今日のポイントは、着地した足の上に頭を持っていくというイメージ。こうすると楽に速く走れるが、速く走るのでそのうちバテてくる。いずれにしろ色々なイメージを試せるのはすこしずつ調子が戻ってきた証拠。
頼まれた書類を書くために専門外の論文を読むが、意外に面白い。当然、分かるところと分からないところがあるが、視点が違うといろいろ新鮮。自分の研究にとっても刺激になる。しかし、この面白さが書類作成に役立つかどうかは微妙。
Saturday, 4th of June 2011
午前中書類書き。書きながら、自分の研究もまたそろそろ方法論的に根本的な反省の時期を迎えているということを漠然と感じる。常に自分の基本的な部分を乗り越えること。(かっこえーげにゆーて)
Sunday, 5th of June 2011
先日作ったスーツが届く。むふふ。今シーズンは本気でスーツにしようかと思っている。涼しいのと、あと、収納力。カジュアルでこれだけの収納力があるのは他にカメラマンベストくらいだ。しかしチノパンはともかくカメラマンベストを着ていくのはかなりの勇気が必要。
靴の手入れ。時節柄防水クリームをたっぷり塗り込む。革は正直なので手入れの具合が如実に現れる。あまり手入れしないまま長年履いているやつは革の表面がだいぶダメになってきた。
雨雲が近付いて来ているので夕方早めにジョギング。いつもどおり15分歩いて30分走って15分歩く。このペースで週3回は走りたい。
Tuesday, 7th of June 2011
授業二つ。実体形相の排他原理によって物体価値のデフレスパイラルが起こっているという説明(やや脚色あり)に対して、それはもともとの教義に反するんではないかという質問あり。たしかにここは解釈の余地があるところなのでこういう質問が出ることは喜ばしい。
インクがなくなってきたのでインクを買う。コンパクトさが売りのプリンタだけあって、インクが無くなるのが速い!
業者の人から業務内容についてのレクチャーを受ける、と言えばいいのか。
今日もスーツで人遁の術を使う。サマースーツは心地よい。
Wednesday, 8th of June 2011
某手続きのために奥さんが一日早く出発。いい大人なんだから心配することなどないはずだが、一人で電車に乗れるかとか、横浜駅で迷わないかとか、飛行機の中で荷物の上げ下げができるかとか、いろいろ気になる。
考えてみれば、自宅で一人で居るのは、非常に久しぶり。一人で出張することはよくあるが、こういう逆出張のようなことはおそらく20年ぶりくらい。慣れてないので、のびのびするどころか、自分の居場所がないような気がして妙に緊張する。
New Yorkの某弁護士から来週仕事で日本に来るので会えないかという連絡あり。そろそろわしも国際的に展開するので法律関係の事情を教えといてもらうかな。(脚色)
Thursday, 9th of June 2011
昼過ぎに福岡へ。ホテルにチェックインしてすぐに銀行へ。某要件を済ませる。書類をひとつ書くだけなのに、本人がそこに出向かないといけないというこのシステムは、人間が半径20kmくらいの中で生涯の大部分を過ごしていた時代の制度だろう。
諸般の事情で急に夕食をひとりで取らなければならなくなったので、ダメもとで関東七隈会名誉会長であるけっして時代から遅れることのないT教授に電話を入れると幸い夜は空いているとのこと。急遽天神にて関東七隈会福岡大会(ややこしい)を開催。関東七隈会メンバーの近況を報告するとともに、七隈近辺の近況も色々と教えていただく。
ふつう地元の人は屋台へは行かないが、なんとなく行きたくなり、最後は屋台。偶然かもしれないが、居合わせた見知らぬ人と話をしたりして、こういう都会のどまんなか(というほどでもない)でプチ下町風情が味わえるのが福岡のいいところだと認識を新たにする。
Friday, 10th of June 2011
ゆっくり起きてロシア料理のツンドラでブランチ。ピロシキが大変おいしゅうございました。
昼過ぎから某本店で某手続き。前回とは打って変わって和やかな雰囲気の中でつつがなく終了。
銀行などを回って、夕刻より某所で長い間大変お世話になった某氏と会合。店の人が名前を覚えてくれていて、当方は失念していたボトル(麦焼酎)を出してきてくれる。こういうのはうれしい。このところの疲れを癒すという目的設定だったが、主観的には所期の目的を十分に達成することができた。
Saturday, 11th of June 2011
ゆっくり起きて、昼間は日展を見に行くなどして時間をつぶし、夕刻から子供たちと合流。某(比較的)有名店で食事。家族水入らずで食事をしようと個室を予約したら、ちょっとこれが失敗。個室を予約する場合には一緒に会席料理を予約しなければならず、これがフランス料理みたいに一皿ずつだらだらと出てきてまったくパッとしない。メイン料理が最後に出てくるので、その頃には待ちくたびれて腹がいっぱいになっている。おまけに隣の部屋が小さい子供連れで子供が騒いでうるさい。混んでいる店なら仕方がないと我慢もするが、他の部屋はガラガラだった模様。こんな接客では地元ではそこそこ有名なこの店もそう長くはあるまい。
というようなマイナス要因を吹き飛ばして久々に少し大人になった子供たちと飯を食ったのは良かった。元気が出た。
二次会は息子の部屋でコンビニで買ったアイスを食べながら話をする。
Sunday, 12th of June 2011
程々に起きて帰宅準備して空港へ向かう。外はすごい雨。傘を差してもずぶ濡れになるレベルなので、5分ほどロビーで待機。ちょっと雨脚が弱まったのを見て近くの地下鉄の入口に飛び込む。
飛行機は心配していたほど揺れず快適。しかしあいにくの雲で外の様子はあまり見えなかった。行きは富士山が見えたと妻が喜んでいたので帰りも見えたらいいなと思っていたが残念。
Monday, 13th of June 2011
某氏が近くまで来ているので会いませんかということになり、学食でランチ。いろいろ近況や新しい企画などについて話を聞く。
業務について、そろそろ応用問題のようなものにも対応していかなければならなくなり、いろいろと情報収集。尋ねると親切に教えてくれる。
職場のPC環境は、このところLetsnote R9と{{'PIXUS IP100 '}}をともにバッテリ駆動して、両者をBluetoothでつないで使っていた。これはこれで軽快な感じがよかったのだが、背に腹は代えられなくなってもとどおりディスプレイと{{'キーボード '}}をつないでお仕事。やっぱり能率が違う。
Tuesday, 14th of June 2011
先週の福岡の疲れが出るかと思っていたが、(まだ)出ずに比較的快調。
授業はトマスの質料形相論のあたり。少数精鋭になってきた受講者の食いつきがいいのでついついたくさんしゃべってしまう。
ゼミもトマスの心身論だが、ついに==恐れていた==〈私〉が登場。本場だからもっと人気があるのかと思っていたらそうでもない==のに一安心==。
ゼミのあと、研究室でいろいろと質問を受ける。やはり『チャート式・アリストテレス自然学』というようなものの需要が高いようだが適当なものが思い浮かばない。たしかにアリストテレスというのは実際に読んでみるとぐだぐだで、スッキリと明快に論じているわけではないので、教科書的なものは実は書きにくいんだろう。
夕方ジョギング。走ってみると、体の方は少し疲れていることがよくわかる。無理をせず30分経過した地点で引き返す。
最近、カロリーオフで長生きというような番組を見て、ちょっとご飯の量を少なめにしている。たしかに腹いっぱい食べるというのも飲酒と同じ祝祭的気分への無意識の渇望がもとにあるんであって、実際には腹八分目というのが体にも心にもいいような気がする。
某NYの弁護士さんが明日泊まりに来るという連絡があり、妻は早速もてなしの準備に入ったようだ。いろいろと料理を作っているが、こういう祝祭的な料理を作っているときは本当に楽しそうだ。
Wednesday, 15th of June 2011
午前中、某補助金の関係で某銀行に口座を開設。
帰宅後しばらくすると、某NYの弁護士から電話あり。夕方くらいに来るんだと思っていたら、もう仕事が終わったのでこちらに向かっているとのこと。あわててこちらも仕事を片付けて迎えに行く。
四年前の夏に現地で会って以来なので、それほど久しぶりという気はしないが、今回は、仕事の話などをじっくり聞くことができたので良かった。留学時代に大変世話になった人で、学生時代の様子しか知らないので、ほんとうに彼が弁護士になっているのか、嘘じゃないだろうけどなかなか信じられなかったのだが、名刺も見せてもらって、実際に日本の会社の弁護士としてけっこう重要な仕事をしていることを聞いて、ようやく現実のこととして感じることができた。
妻が準備した料理と私が準備したドリンク類で盛り上がり、気がつくと午前1時を過ぎようとしていたので慌てて就寝。
Friday, 17th of June 2011
午前中授業して、午後は予習。夜は非常勤講師の方々を招いた懇親会。
事前に店を調べると、福岡でよく行ったリバレインの某レストランHの系列店。知っている店員さんが何人か東京進出で転勤して行ったので、だれかいるかなと思っていたら、入った途端に顔見知りと出くわす。名刺をもらうとこの店の支配人になっているようだ。なんと世間は狭いですなあ。
Saturday, 18th of June 2011
某学会理事会@名古屋。先日某論理学者から勧められてEX-ICシステムを導入したが、今回初めて使用する。新幹線の予約から運賃の支払いから改札の通過から、ぜんぶ携帯だけでできる。脳内シミュレーションでは車掌が座席確認に来たときに面倒だと思っていたが、改札通過時にEX-IC専用の「利用票」が出力されるのでそれを見せればよし。
乗車前なら何度でも予約の変更ができるという点もポイントが高い。急な用事や急な心変わりに対応できるというわけだ。
名駅から八事日赤へはどう行くのが正解なのか。去年までいつも空港から金山経由で行っていたので、軽く考えて、JR東海道本線で金山に行き、そこで地下鉄名城線に乗り換えたんだが、あとで地元の人に聞くと、JR中央線で鶴舞まで行き、そこで鶴舞線に乗り換えるのが正解でしょう、と言われた。あるいはシンプルに、地下鉄東山線で本町乗り換えというのもいいような気がする。
いずれにせよ、名古屋の地下鉄を乗り継ぐのにSuicaが使えないのは返す返すも残念なので、この地方のICカードを購入してみた。名前が、ええとなんですって、[[manaca|http://manaca.jp/]]ですか。まあ、よけいなお世話かもしれないが、いいかげんそろそろ「中央」とか「中心」とか「真ん中」とかいうイメージから離れたほうがいいんではないかと思うが。
会議の方は事務局の周到な準備もあってつつがなく終了。しかし、大きな危険が頭上をかすめて飛んでいって、ほっとひと安心していると、思わぬ方向から狙撃されあえなく撃沈。厄介な仕事がまた一つ増えてしまった。
懇親会の二次会は恒例の某幹事御用達の丸八寿司。毎回お邪魔しているが今回も大変満足。いつもながら寿司や刺身や焼き魚が美味いが、今回感心したのは枝豆。ほくほくして、普通の居酒屋で出てくるような冷凍物とは味が違う。聞くと、店員が作っているのを収穫して茹でたんだそうだ。
Sunday, 19th of June 2011
エクスプレス予約システムは、携帯メールで「利用案内通知」を送ってくれる。もうすぐ列車が出るから遅れるなよ、という内容。それを受け取って、なぜか自分が出発時刻を30分ほどあとに勘違いしていたことを知る。どうやら、メモするときに、到着時刻の分の部分を、出発時刻に書き写していたらしい。列車が出発すると、その予約は無効になるのであぶないところだった。
というわけで、このシステムは全体的に大変便利で役に立つものであることが初回使用時から身に染みて明らかになったことであるよ。
Monday, 20th of June 2011
終日授業準備を兼ねて休養。(省略表現)
夕方休養を兼ねてジョギング。走る前に体幹体操をして、ふだんあまり使わない筋肉に刺激を加えてから走ると楽。
某学会のホームページ引越し作業。あたらしく「さくらインターネット」に場所を借りることにした。作業としては、元のサイトがよくも悪くも手書きの手作りだったので、sshでログインして
wget -r -k -np -P / http://wwwsoc.nii.ac.jp/xxx
とやると、内部リンクも全部書き換えてくれてローカルの下のxxxというディレクトリ以下にコピーされる。とても便利。これがないと、いちいちFTPでファイルを移動させて、内部への絶対アドレスを書き換えるという厄介な作業をしないといけない。
今後、これをもとに色々とテストをして、来年度からの運用を目指す。
Tuesday, 21st of June 2011
授業二つ。急に暑くなったせいか、頭がうまく回らない。帰宅後、何もする気がせず夕食まで寝てしまう。早く寝ようと思ったが、こんな時に限って隣のガキが夜中に自転車の分解掃除をしてやがる。
Wednesday, 22nd of June 2011
早く寝たがなんども目が覚めて、夢もたくさん見た。印象的なのは、なぜか知らないが集団自殺のようなものに巻き込まれて、白い毒薬をご飯にまぶして食べたんだが、なかなか死なないで変だなーと思っている夢。起きても疲れが取れていない様子を見て、妻が臨時マッサージをしてくれる。これは現実。
休養を兼ねて授業準備。主観的に眠りが浅かった割には睡眠が足りているのかあまり眠くならずに仕事がはかどる。
今日の館林の最高気温は36.5°C。横浜も32.2°Cまで上がった。しかし風があって、まだ比較的湿度が低いので、暑くてたまらんというふうではない。まだまだこれから。
夕方ジョギング。体幹体操をして出かける。膝が前に出ないように、おしりを後ろに突き出すように屈伸運動すると、ふだんとは違う筋肉を使う感覚がわかる。それを意識しながら走ると、脚の後ろ側の筋肉で走っているような、新鮮な感覚がある。
Friday, 24th of June 2011
関東地方各地で軒並み6月の最高気温記録を更新。横浜は30.6°Cでそれほどでもなかったが、それでも、熱風が吹いて、尋常ならざる雰囲気が漂っていた。[[気象庁ランキングページ|my_images/20110624.jpg]]
Saturday, 25th of June 2011
汗だくで目覚める。見るとすでに室温が30°C。涼しくなると言っていたのに。
Sunday, 26th of June 2011
靴磨き。このところ鞄と靴とスーツにしか興味がない。(脚色あり)
いつもは{{'コロニルの防水クリーム '}}を塗って乾拭きするだけだが、今日はいわゆる靴墨を使う。{{'M.MOWBRAYのシュークリーム '}}(食べられません)。黒の方はそれほどでもないが、茶のほうが少し色がくすんでいたのでかなり改善された。
さらにピカピカにするには、ワックスを塗ればいいんだが、ワックスは革を痛めるのであまりやりたくない。しかし時には、「おまえそれどしたんぞ」と言われるくらいピカピカに光らせた靴を履いてみたい気もしている。
夕方、近所のデパートに出かけてkiwiのshoe polishを買ってくる。鏡面とまではいかなくても、もう少し光らせたいと思ったので。やってみたが、革の性質もあって黒の方はあまり光らず、茶の方は、かなり光沢が出た。本当のピカピカにするには{{'これ '}}なんかを使うみたいだが、あまり無意味に光らせるのも大人げないので要注意。
ぶらぶらしていて、紳士服店で半袖シャツを買う。990円。同じようなものがとなりのユニクロで2,900円だったので思わず手を出してしまった。本来スーツには半袖シャツはご法度だと思うが、それも最高気温が30°C以下のときの話。実際には半袖も必要だろうということで。
支払いの時、メールマガジンに登録すれば500円値引きできますとかいう話に引っかかって、うっかり携帯を店員に手渡し、得意の「リラックマ待ち受け」をしっかり見られてしまったのは痛恨。
Monday, 27th of June 2011
もう何もかも嫌になったので(脚色)、奥さんを連れて周辺をドライブ。
まずIKEA港北店へ。一度行ってみたかった。自宅から20分ほどの所にある謎の巨大施設。折本交番を右折したのはよかったが、すぐに左折する道が狭くてわかりにくい。もっと大々的に表示しておいてほしい。
昼食は二階のレストラン。雨の日セールとかで、999円のローストビーフが699円だったので[[おもわず手を出す|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/06/post-679.html]]。ドリンクバーは会員無料。豪快にペプシEXを。
いろいろ買ったが目当てのものがなかったので、その足でコーナンへ。目当てのものを見つける。
またその足でOKストアへ。食料品の調達。
しかし車に乗ったのは4月20日以来。たまに乗んりょらんと乗れんようになるわ。
Wednesday, 29th of June 2011
現在の住居は仮の宿りなので、そのうちどこかに落ち着くつ場所を探さないといけないのだが、この地方は交通機関の発達もあって選択対象地域が広すぎる。そういうことを考えていると、時には気分が塞ぐこともあるので、妻とパイレーツ・オブ・カリビアンを観に行くことにした。
3Dメガネというのを装着して立体映像を楽しむ。たしかずっと昔子供の頃に、赤と青のセロファンを貼った紙のメガネを装着して映画を見た記憶があるが、その時は全然立体に見えなかった。しかし今回は、大人になったためか、あるいは技術の進歩か(そっちだろ)、ちゃんと立体に見えた。目が疲れるという感じでもない。今後はこれが普通になるのだろうか。
平日の昼間なのでガラガラの館内で、洪水のような感覚刺激に身を晒すのは確かに非日常的な経験だったが、なにか過剰なものにやられている気がする今日この頃、気分転換になったかどうかは不明。
映画が終わって客席の階段を降りるとき、みんな歩き方がジャック・スパロウになっていた。(嘘)
非常に珍しい朗報が一件。
Friday, 1st of July 2011
教養の授業は今日が最終回。節電対策とかで7月は建物の使用制限があり、来週は講義をする建物が使えなくなるのだ。
ようやく慣れてきたところで終わりというのは残念な気がするが、なにはともあれ春学期が無事に終わったのは目出度い。
専門の方も来週で終わり。こちらは試験がないゼミ科目が多いので、最後まで予習に追われる予定。しかしこちらの方も、だいたい目処が付いた。
Saturday, 2nd of July 2011
なんか10日前くらいから腰が痛くて、用心して暮らしているんだが治らない。症状としては、普段はどうもないが、前かがみになって物を取ろうとしたりしたときに苦痛を感じる。やーねー。まあ、今学期が終わる頃に、一度これまでの疲れが出てくるだろうと覚悟しているので、その一環と理解する。あまりひどいことになりませんように。
昼頃、某有名書店から宅急便が届く。また誰か本を出したのかなと思ったら、自分の原稿でした。もう3年前に出したものがようやく動き始めたらしい。あの頃は、まだ元気で、湯田温泉、待兼山、東鴨川と、年に3度も集中講義に出ていた頃だったなあ。そんな時に書いた原稿だから、いまさら見たいとは思わない。いや、見ますよ。ちゃんと見ますけど。
今日はスポーツ観戦の日。(TV) 録画したU17対ニュージーランド戦、阪神横浜戦、ウインブルドン女子決勝。
Sunday, 3rd of July 2011
腰痛の気配があるので用心して自宅で静養。
気分転換に、日記のテーマを変えてみる。これは、widthfixという出来合いのもの。シンプルだがかっちりして見やすいと思う。
そろそろ夏休みの計画を立てる時期だ。今年ははっきりした〆切仕事が少ない割に、やることは多いので、ぼんやりしてしまわないように注意が必要。
ということもあり、==Excelの練習も兼ねて==夏休み用の記録用紙を作ってみた。小学生向けみたいだが、大人でもこういうのは必要だと思うので、使う人は持って行ってください。[[PDF|daily_schedule.pdf]], [[Excel|daily_schedule.xlsx]]
B5版の無地ルーズリーフに印刷して使うことを想定しています。時間とか、細部を自分用に変更したい人はExcelファイルの方を使うといいです。
Monday, 4th of July 2011
昼過ぎから不動産屋へ。専門家の解説を聞きつつ、車で1時間ほど調査対象地域を走りまわる。代表的な物件の固有名など、基本情報をいろいろと仕入れる。何事も基本が大切。
Tuesday, 5th of July 2011
今学期は定期試験を基本的に行わないわが社の方針に従い、最終回に授業内試験を実施。つつがなく終了、と言いたいところだが、答案内容以外にもいろいろとここに書けない問題点を見つける。犠牲者が出るくらいの大騒ぎをしてもいいのだが、赴任早々大活躍をするのも気が引けるので、まあ今回は生きた情報が得られたということにして、今後に生かすことにしようかなと、今のところは考えている。
ゼミも最終回。前任校ではゼミについてもセメスター制だったので、後期はまたゼロからはじめるのだと思っていたら、こちらでは通年で履修することになっていて、後期もメンバーは変わらないのであった。学生さんに指摘され、あわてて後期初回の担当者を決めて事なきを得る。
問題は無断欠席の多い学生。あっさり落としていいものかどうか。事情があれば情状酌量ということもあるんだがなあ。
Wednesday, 6th of July 2011
夕方から会議なので、夕方まで家にいて夕方に出ていく。収容力抜群のスーツの上着を着ると手ぶらで行けることに気づき、若干暑い中、やや無理して上下のスーツで出勤。やはり手ぶらは抜群に快適。
新しい職場で感心していることのひとつに全体会議が非常に短いことがある。1時間かからない。まえの職場もそれほど長い方ではないと聞いていたが、それでも平均2時間くらいはやっていた。しかし今日は、選挙があったり偉い人が来ていたりして、堂々の3時間。久しぶりに、「寝て起きたらまだやっている」を味わう。
Thursday, 7th of July 2011
授業二つ。信じられないことだがこれが今学期の最終。厳密に言うと、来週、教養の試験があるのだが、まあそれは業務というほどのことでもない。
変則的な春学期が終了し、なんか感慨があるかと思ったが、まだそういうものはない。前のところだと、終わったことがただ嬉しかったが、今回はそういう感じでもない。データの収集が終わったので、さあこれから分析だ、という感じ。
とにかく遮二無二前に向いて進まないといけないというプレッシャーから解放されて、ゆっくり==ワインでも飲みながら==来し方行く末を考える週間にしたい。
Friday, 8th of July 2011
繰り返すが、今日は節電対策で、建物使用制限があり、教養の授業は強制的に休講。
休みとはいいものだな。
自宅でいろいろごにょごにょ。前の会社だと、成績とかは、Webで入力してから、それを自分でプリントアウトして、それを事務チームに提出しなければならなかったのだが、今の会社は、Web入力で全て終了。どうして前の会社で印刷物を持っていかないといけなかったのか、説明できる人はいるのかな?
校正も==やっつける==入念に。大型郵便物を入れられるポストを求めて近所を散策。ついでに立ち寄ったスーパーのワインコーナーが充実していたので思わず白いのを二本購入。いかん。
しかし、この暑い中、冷えた白ワインにまさるものなし。
Saturday, 9th of July 2011
横浜の最高気温は32.5°C。朝から室温が31°Cを超えている。多分これまでで一番暑い。覚悟はしていたが、団地の最上階というのはやはり人間が暮らすには暑すぎる。
今まで、クーラーというのは、若干生活の質を上げるための贅沢品という理解だったが、この地では、水道やガスと同じような、生活必需品である。どうしてこういうことになってしまったか。昔の人に申し訳ない。
これまで、クーラーをつけていると、なんか不自然な感じがして、体に悪いような気がしていて、それでもつけるのは、ちょっと堕落して贅沢な気分だから〜、という感覚だったが、こちらでは、暑すぎて体に悪いからつける。
学生時代、東京出身の友達が、昼間からクーラーを付けているのを、なんて贅沢なやつだと思ったことがあるが(私の下宿にはもちろんそういうものはなかった)、彼らにしたら普通のことだったのだ。
しかし当時でも、35°Cとかになっていたわけで、それでも下宿で団扇だけで過ごしていたのであって、要は、軟弱になったということなのか。
いや、そうじゃないな。真夏は、そもそも勉強したり仕事したりすることを諦めていた。4時か5時に起きて、午前中勉強して、あとはぼーっと「あっついな〜」とか言いながら外でぶらぶらして、夕方大文字に登って、銭湯に行って、阪神の試合をビール(500ml一缶)飲みながら見て、10時過ぎには寝ていた(4回生の頃)。そういう夏に対する本能的な対応ができなくなってきているのが問題だ。真夏なのに、春や秋のように暮らそうとしている。関東地方も梅雨が明けたそうです。
機嫌よく新しい翻訳の仕事をしていると、Twitterで某大学の名前がトレンド単語にあがっている。ほう、なにかな、とクリックすると、たいへんがっかりするような内容であった。
賢い学生はもう知っているが、Twitterはチャットじゃないんだから、チャットのように使いたいんなら、ちゃんとロックしときなさい。
どうも、若い人達は、チャットの文化が先にあるもんだから、Twitterをチャットの一変種のように捉えているようだ。Twitterはもっとオープンで西洋的なシステムだから、あまりよくわからん人は使わないほうがいいぞ。
このあたり、新入生の導入教育とかで、ちゃんと教えておいたほうがいいような気がする。Twitterが使えている人は、一見==アホに見えて==簡単そうで、実はそうとう高度なITリテラシーがあるのだよ。
Monday, 11th of July 2011
激動の半年からなんとか軟着陸を成功させるために、ここらで温泉にでも行くべきだということになり、近場を探して河口湖に行ってみる。
横浜青葉から東名高速に乗って、御殿場で下りる。大体自宅から2時間弱くらい。近いもんだ。
昼は山中湖畔の郷土料理屋で「ほうとう」。大分のだご汁のようなもの。店内はクーラーをかけなくても湖畔の風が涼しい。
山中湖から河口湖に向かう途中に、忍野八海という名所があるので寄ってみる。ちなみに、今回のルート計画はすべて奥さんがやってくれた。
富士山の湧水が出ているところで、最初の方にある池はきれいだったが、菖蒲池とか鏡池とか、本来の八海の方は軒並み全滅。まあ、偶然、光と波の具合から、印象的な写真がとれたのでよしとする。久しぶりに[[picasaに上げておきましょう|https://picasaweb.google.com/yueeda/UpGYNG]]。
土産物屋の駐車場に車を停めたが、「無料」と書いているのは嘘またはあえて誤解を与えることを意図した省略表現で、実際には「600円以上の買い物をした人は無料」という意味だ。こういう表記が許されるなら、世の中に有料のものは存在しない。誇大広告を取り締まるあの機関に通報しとこうかな。
その後、富士スバルラインを通って五合目に行ってみる。雲が多かったが、時折雲の隙間から下界が見えた。気温は低く、上着が必要なくらい。大量の中国人観光客がいて大騒ぎしていた。元気があって大変よろしい。が、ウチの田舎のおっちゃんおばちゃん連中も集団になったら負けていないはずだ。
途中、公園で写真を撮ったりしながら、河口湖をぐるっとひと回りして旅館にチェックイン。部屋から河口湖と富士山が見える。すばらしい。最上階の温泉や食堂からも同じ風景が見える。眼福眼福。
Tuesday, 12th of July 2011
夏の富士山は、気温が上がると雲が湧きでて頂上が隠れるみたいだ。昨日も、夕方の6時前から頂上が出て、暗くなるまで全体が良く見えた。朝もよく見えたのだろうが、8時頃に起きたらもう頂上が半分くらい隠れていた。
今日は最初に洞窟巡りの予定。西湖のコウモリ穴洞窟はヘルメット着用で青木ヶ原樹海の中を通って行く。こんな溶岩だらけの森の中に観光用の歩道を整備するのは大変なことだっただろう。おかげで普通の運動靴で簡単に行ける。
次は、風穴と氷穴。どちらも洞窟内の気温が0°C。ウインドブレーカーを持ってきていたが、どちらかというと風穴の方で必要か。ただ、そんなに長い間滞在するわけではないので、普通の半袖で、うーさぶいさぶいと言いながら歩いている人もたくさんいた。
西湖の次は精進湖と本栖湖も一周する。精進湖は小さい。本栖湖は、あまり人の手が入っていないし、山が迫り神秘的。五つの中では一番魅力的かもしれない。ただ、道路は整備されていないので運転するのは一番苦労した。
最後に、富士山田の道の駅で山田うどんを食べる。名物らしいが、牧のうどんのカタ麺のような、たんに固く茹でてあるだけのような、あまり印象には残らなかった。これなら昨日の「ほうとう」の方が数段美味い。
夕方帰宅。室内温度が34°Cを越えている。ひどい。
Wednesday, 13th of July 2011
台風6号(マーゴン)が発生。今年はどうやら久しぶりに台風の当たり年のようなので、こいつも==期待大==要警戒だ。これから西進するあいだに大きく成長するようだと、来週後半頃にひどいことになるかもしれない。
昼は、道の駅「かつやま」で買った[[糸力カレー|http://www.itoriki.com/]]。通販生活で糸井重里が絶賛していたやつ。本店の味には劣るらしいがレトルトだから当然だろう。たしかにスパイスが効いて、ぶらっと立ち寄った居酒屋でこれが出てきたら驚くだろうけど、はじめからおいしいカレーだとハードルが高い状態で食べると、それほどでもない。あっさり薄味なのはいいのだが、なにか物足りない。素人が明治屋でいろいろスパイスを買い込んできて作ってみたら意外に美味しかった、という感じか。
夕方、眠くなったので少し横になると、たちまち睡魔に捉えられて2時間くらい起きられない。プチ旅行でしばらく涼しいところにいたので、体が油断したのか。
そういうこともあってジョギングができないので、以前から妻がやっている[[にこにこステップ運動|http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/hosp/nikoste/2525step.html]]をやってみる。妻は毎日これを20分やっているらしいが、意外ときつい。週に2日10kmジョギングするよりも効果があるかもしれない。
Thursday, 14th of July 2011
録画しておいた女子サッカー世界杯の試合を観戦。途中、ハーフタイムの時間を早送りで飛ばそうと思ったら、早送りさせすぎて最後まで行ってしまい、図らずも結果を先に知ってしまう。痛恨。前回は、延長後半のいいところでHDDの容量不足になって録画されてなかったし、いまひとつ録画機能との相性が悪い。
写真を印刷して額に入れて飾る。しかしA4版というのは飾るには小さいなあ。せめてA3が欲しいが、そういうプリンタを常備しておくだけのスペースが今の部屋にはないしなあ。福岡の家ならA1だって置こうと思えば置けたんだがなあ。(前を向け!)
この夏休みは6教科システムで自宅勉強のスケジュールを組んでいるが、今日は今のところまだ3教科しかできていない。昨日は1教科しかできなかったから格段の進歩とも言える。能率手帳の月間スケジュールページに横線を引いて、簡易のチェック表にしている。
Saturday, 16th of July 2011
怒涛の採点。今年からぐっと数が減ったが、自分のほうのレセプターが十分に育っていないので、例年より注意して内容を追う。専門と教養と合わせて150枚ほどを約4時間で終了。
成績は、以前にも書いたとおり、Web上で入力する。A, B, C, Dの4段階評価なので、該当するボタンをクリックするだけ。答案の順番が採点表の順番と違うので、少し手間取るが、このくらいの数ならあまり問題ではない。
今日は北から風が入って午後もクーラーを付けずに過ごすことができた。
室内気温は[[夕方でも32度を越えている|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/07/post-689.html]]が、風があるのでそれほど暑くない。
しかし、このくらいの気温でもクーラーがないといられないこともあり、体調その他の要因が関わっていると思われる。
例年なら、そろそろどこかから、「学期も終わったことだし、ビアホールでも行きませんか」というお誘いが来る頃なんだがなあ。こっちの様子はまだわからないなあ。
Sunday, 17th of July 2011
今日も朝から暑い。強烈な日差し。やむなく屋内退避。待避するついでに仕事をしてしまう。
まだだいぶ先だが某業務のため朝8時15分までに本社に出社せよという命令が郵便で届く。ひどい。7時過ぎに家を出て通勤ラッシュのスシ詰め電車で行かねばならない。と、ぶつくさ言っていたら、「6時頃から出勤しよる人はなんぼでもおるんよ」と妻に笑われた。
Monday, 18th of July 2011
朝食後、録画しておいた蹴球女子世界杯決勝戦を見る。二回追いついたところがすばらしい。優勝トロフィーを持って、紙吹雪が舞うところ(男子ではここにいるのはふつう南米かヨーロッパのチームだが)はリアルに感動した。
午前中はスポーツ観戦で棒に振ったので、午後は気合を入れて読書。読書というのは、第三者から見て「気合をいれている」というのが分かりにくい分野だが。
強制的にさせられている某分野の勉強だが、意外に面白い。しかし、自分が面白いと思っている時点で、解釈が歪んでいるのではないかという恐れがある。(謙遜)
最近虎チームも調子がいいので夜も機嫌よくスポーツニュースを鑑賞していると、手元にビールが出現するというひさびさの怪現象。
教育的見地からも学生にTwitterの使い方を示しておく必要があると思って(うそ)、自作(改作)のtwitter_js.rbを再設置してみる。Twitterはほんとうにパワーのある凄いツールだ。それだけに使い方が難しい。別の角度から見ると、学生にはとても勉強になるツールかもしれない。そういう意味では若いうちにどんどん使って(致命傷にならない程度に)恥をかけばいいと思う。
Tuesday, 19th of July 2011
台風6号マーゴンくんは高知に突き当たって急に右折。まるで四国山脈に行く手を遮られたかのよう。高知では降り始めからの雨量が1mを超えたところもあるようだ。その他の地域でもこの台風は水害に注意だ。
いちおう四国の実家を心配して電話を入れてみるが、あまり風雨は激しくないようで一安心。子供たちのいる福岡もあまり影響はないみたいだ。
明日から明後日にかけて、よろよろと小笠原諸島方面に向かうようだが、こんな変な動きをする台風は珍しい。「日本列島上空に偏西風が吹いてないと台風の進路はどうなるでしょうか」という問題の解答を見ているようだ。
こちらに来ていつも雨雲レーダーを見ていて思うが、このあたりは、西からやってきた雨雲が箱根の山に当たって雨を降らせて、==残念ながら==なかなかこのあたりまで本格的な雨雲が届かない。今回も、けっこう大規模な雨雲が飛来しているが、やっぱり降るのは箱根。まあ、恨めしそうに言うことではないが。
出勤してするべき用事もあるのだが、いちおう台風に敬意を払って自宅待機。今日は某翻訳の方を進めてみる。==なんかあまり内容が面白くないので==一日中部屋にこもって「お仕事」気分を満喫する。
Wednesday, 20th of July 2011
台風6号は引き続き紀伊半島付近を自転車程度の速度でよろよろと小笠原諸島の方向へ進んでいる。いちおう大雨警戒ということで、自宅に退避しているが、時折ざっと雨が降る程度で、とくに台風という感じではない。やっぱり台風の本場は関西だという認識を新たにする。(おいおい)
各地を放浪していると(誇張表現)、その土地々々の生物に触れ合うのが楽しい。九州では巨大生物(オオゲジ、ナナフシなど)に度肝を抜かれたし、イノシシの桃子や花子は元気でいるかなあ。そしてこちらでは、[[オナガ|http://www.yachoo.org/Book/Show/671/onaga/]]というきれいな鳥が普通にカラスと縄張り争いをしているし、今日はミンミンゼミが鳴くのを聞いた。
ミンミンゼミというのは、映画やTVではセミの代表のように扱われているが、実際に鳴くのはあまり聞いたことがない。西のほうの市街地にはいないんではないか。セミといえばニイニイゼミ、アブラゼミ、そしてクマゼミだ。厳かに、みーーーんみんみんみぃーーーと鳴くのを聞いて、これはちょっと違う土地だと感じた。
そういやクマゼミのことを、小さい頃は「せんだ」と呼んでいたことを唐突に思い出した。アブラゼミも別の名前で言っていたが、なんだったか。「ガラガラ」だったような気もするが確信がない。
Thursday, 21st of July 2011
寒いよう。冗談じゃなく、9時の気温が18.3°C。真夏の格好では寒い。(参考:[[横浜の今日の気温|my_images/20110721yokohama.jpg]])
動きやすいのでいろいろと活動。
教養部に行って試験関係の書類を提出。その後本部に移動して研究棟に入ると蒸し暑い!!換気の問題か、と部屋の窓を開けると、例によって積年のホコリが雪崩のように落ちてくる。この部屋の窓を開けるのは何年ぶりなんだろうか。ぶるぶる。
メールボックスを開けるとたくさんの書類が。当然か。
某書籍の受取と支払。お世話になります。
「例年通り〜を作成してください」という簡単な文書にめまいを覚えつつ、例年どうしていたかがわかるところを探し当ててその後作業。
某研究費の使い方について担当の人と打ち合わせ。例のExpress予約の「ご利用票」は領収書にはならないので、どうすればいいかということなど。
某学会のWeb Pageについていろいろと相談。リダイレクトという技を使うかどうかで悩む。あまり高度なことをすると継承が難しくなるので、できるだけシンプルに行きたいのだが。
なぜかiTune Storeで初めて曲を買ってしまう。昔のお相撲さんのような名前のひとたち。わかっていたことだが、こんなに簡単に曲が買えるのは危険極まりない。
Friday, 22nd of July 2011
涼しい。今日も記録に残しておくべきだろう。[[横浜の今日の気温|my_images/20110722yokohama.jpg]]
なんとか以前の調子を出そうと、調子が良かった頃のスケジュールでやってみているが、根本的なところが解決していないので調子は出ない。表面的には仕事をしているが、所詮表面は表面。
ほぼ一ヶ月ぶりにジョギング。こないだ階段を登りながら、「あれ?なんか足が」と思った。どんなところでも平地と同じように、いやむしろ下り坂のように通過するのがポリシーなんだが(脚色あり)、やっぱり油断すると体は衰えるものだな。
一ヶ月ぶりにしてはタイムも変わらず普通に走る。今日は少し違うルートで、東急の高架下を走ってみた。久しぶりの高架下で感慨深かったが、ちょっとコースとしては距離が短い。
夜は==霧島のロックを飲みながら==ハリーポッターを鑑賞。筋が複雑すぎてわからない。魔法使いなんだから「世界樹の葉」とかで生き返らせたらいいのに、と思ってしまうなあ。魔法使いの物語にシリアスなストーリーはどこまで可能か、または、矛盾を許容した世界でなにかをシリアスに語ることができるか、という問題。
来週末は某研究会に行くことにしたので宿を取ろうとするといろいろ満杯。何かあるんだっけ?カプセルホテルはいやなので、辛うじて1つだけ空いていた五条室町のホテルを予約することに成功。ちょっと高いんだが趣旨からしてやむを得ない。
Saturday, 23rd of July 2011
やっぱり涼しい。[[今日の横浜の気温|./my_images/20110723yokohama.jpg]]。このまま秋になったら、異常気象なんだろうけど、異常気象でもいいから、このまま秋になって欲しい。
身内関係の事情でマルガリータが実家に帰省。
夕方ジョギングをしようと思ったが、一人なので心細くなってあまり無理をしないでwalking。違う道を歩いていろいろと探索する。
なぜか白ワインを買ってきて晩酌というかなんというか。先日購入した{{'昔の相撲取りのような名前の '}}グループのCDをiPodで聞いているとなんだか変な雰囲気に。
そういや、下宿時代に、よく夜中にヘッドフォンをして好きな音楽を聞いて、違う世界に行っていたもんだ。考えてみれば、その違う世界のほうがほんとうの世界だと思ったことが、今の自分を決めているような気がする(やや解釈の余地あり)。
その当時にいつも必ず異次元に連れていってくれたBach無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番を聴く。当時はこれをギターで弾けたんだよなあ。(遠い目)
もうwebで日記を書いている人は少なくなってしまった。ブログとか言い出したのが衰退の契機かな。それにしても、力のある人は、ブログがつぶやきに変わっても、コンスタントに力を発揮している。このCDを知ったきっかけになった人も、つぶやきの質が尋常じゃない。こういうのは才能だな。つぶやきには独特の才能が必要だ。
いつか書こうと思っていたが、通勤電車の中で聴く音楽として一番優れているのは、自分の中では、リヒャルトストラウス「4つの最後の歌」なんだよな。なんでかわからん。一秒たりとも無駄にしないという雰囲気が周囲と一致しているのか。
Sunday, 24th of July 2011
寝坊。一人で寝坊するというのはなんか新鮮。
昼は近隣の駅で焼き鯖定食。ちょっと焼き過ぎで焦げているんだが。まあ、鯖は脂が乗って大変美味しい。
その足で横浜へ。ぶらぶらするつもりだったが、なんか体力的に今一つで、ハンズへ行ってバッグ関係と文具関係を見回ったらもう疲れて帰りたい気分。いかんなあ。ジョギングとかで基礎体力は維持しているつもりだが、こういうぶらぶら歩き体力が、近年とみに衰えているような気がする。
夕方また出なおして大倉山で某氏と懇親。なんかなごむ。ちょっと入ったところにいい店を見つけた。
Tuesday, 26th of July 2011
無事燃えないゴミを出すことに成功する。
気楽な格好で出勤。なんか車内で人々の目が気になる。そんなに今日おれは輝いているのか、と思ったが、ようするにいつものようにスーツ姿で人遁の術を使ってないというだけのことだった。
昼は更科で天ざる。人が多くて落ち着いて味わえない。あまり美味くなかったような気がする。だけど空いている時間にもう一度行ってみよう。
近所のスーパーでおやつに[[草加せんべい|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/07/post-690.html]]を買う。美味いのでたちまち4枚も食べてしまった。
例の翻訳を進める。下訳はだいたい終わりに近づく。学生さんがいない大学は静かでよい。しかし相変わらず空調レベルが低く蒸し暑い。
夜は大戸屋で定食。周囲を見渡すと老若男女たくさんのお一人様がお食事中。
Wednesday, 27th of July 2011
某学会の学会誌の校正作業が我が社の一室で行われると連絡があったので、別に自分は責任者でもなんでもないんだが、知らんぷりもできないので出勤。
いろんな大学から7名ほど語学に堪能な人々を集めて作業が始まる。ぶらぶらしていると質問されたりするので、その場は幹事に任せて早々に自室に引き上げる。
昼はサバの文化干し定食。近所に干物主体の定食屋があるので入ってみる。こちらに来て認識を新たにしているのは、干物が美味いこと。以前は、干物というのは、刺身にできないような古いものを干してるんで、ようするに保存食でしょう、という程度に思っていた(ひどい)が、干物にすることによって味が濃厚になり、うま味が増す。ご飯のおかずに激しくぴったり。このサバの干物もたいへん美味しゅうございました。
作業を終えた校正チームの面々と慰労を兼ねた打ち上げ。あるメンバーの実家がなんと新宿の某有名横丁の中にあるということでそこに行く。駒場の某氏も合流して盛り上がり、この学会の行く末について熱く議論する。(やや脚色あり)
熱くなりすぎてふと気づくと11時半頃。若干焦りつつ、しかしなんとか無事に公共交通機関を乗り継いで1時間後くらいに自宅に到着(渋谷駅でわからなくなり駅員さんに教えてもらったことは秘密)。しかしいつものように、この時間でも電車やバスが満員。皆さんご苦労様ですと言うか何と言うか。
Thursday, 28th of July 2011
自宅でお仕事。某翻訳の下訳第一回目が終了。まずまず予定通り。はじめはあまり面白くないと思ったが、だんだん面白くなってくる。秋の某所のネタに使えるかもしれない。
台風9号ムイファーくんが誕生。来週半ばくらいには接近してくるかな?
Friday, 29th of July 2011
外気温は低いが湿度が高い。さらにウチは団地の最上階なので外気温とは関係なく室温が高い。今も外気温が25℃なのに室温が30℃ある。むきいい
[[新潟ですさまじい豪雨|./my_images/20110729niigata.jpg]]が。洪水に注意。一時間雨量の目安については[[このページの記述|http://weather-gpv.info/gp.php]]がわかりやすい。
夕方少し歩く。コースの起伏が激しいので最近はジョギングではなくて歩いている。しかし今日、比較的平坦なコースを見つけたので、また走り出すかもしれない。
Saturday, 30th of July 2011
10時前の新幹線で某研究会へ。以前も書いたが、新幹線は飛行機と違って乗客の元気がよい。飛行機では緊張している人も新幹線だとリラックスしている。今回は前の席に元気いっぱいの四名の小学生がいるという最悪に近い状況。これに匹敵するのは、前の席に四名の男女の若者グループがいる場合と四名の田舎のおっさん・おばさんがいる場合くらいだ。ともかく、目を閉じてiPodの音楽を聴いて時間を過ごす。Stonesをいっぱい聴いた。
研究会後は懇親会。今回はめずらしい祝い事もあって盛況。会場は学生時代にたまに行った店だが雰囲気が変わっていた。昔は「時価」の刺身があったりしてうっかり注文するとひどいことになる怖い店だったが、なんか飲み放題があるようなふつうの店だった。
Sunday, 31st of July 2011
ゆっくりチェックアウト。五条室町だがそのまま地下鉄で駅に行くんじゃなくて、ぐるっと堀川を回っていく。久しぶりに西本願寺の境内に入ってみた。
しかし暑いのでさっさと切り上げ、ヨドバシカメラのコーヒー店で一休み。
帰りの新幹線は、あまり問題ない。落ち着いた気分でポリーニの平均律を大きな音量で聴く。とくにC#mのフーガがすごい。絶妙なテンポというのはたしかにあるもんだ。
Monday, 1st of August 2011
8月ですか。なんか涼しいので実感がない。いや、不満じゃなくて、とても助かるです。
例の台風くんは今回はやってこないみたいな様子。まあこの時期の台風としてはこれがふつうとも言える。
昨日帰宅すると、山内さんの噂の新著『{{'存在の一義性を求めて——ドゥンス・スコトゥスと13世紀の〈知〉の革命 '}}』が届いている。ありがとうございます。
さっそく読み始めたが、例によって面白いので一気に読んでしまった。あいかわらず唖然とするほどの情報量と、今回はかなり山内さん自身がスコトゥスの核心部分に切り込もうとするスリリングな内容になっていて、読み物としても面白い。普遍や存在については自分も関心があるのでまたいろいろと教えてもらおう。
西洋中世思想に関心がある人にとって、情報ソースとして、読み物として、日本語で読めるものでこれ以上のものは今のところないんじゃないだろうか。
Wednesday, 3rd of August 2011
いろいろ業務上のメールが入っているのでやむをえず出勤。
来てみると、隣の部屋が工事中。これは先日入手した某大家の蔵書の一部を置くための棚を作っているのだと思う。迷惑だ。いや、棚を作る工事が迷惑という意味で。
ちょうど一義性の先生が部屋にいらっしゃったのでおじゃまして直接お礼を言う。いろいろとその他の情報も教えていただく。
昼は蕎麦屋。例の干物の定食屋に行こうと思っていたが、うっかり昼飯前に草加煎餅を食べてしまって食欲が中途半端に満たされたもので。注文は「大もり」。メニューにあったので、これは、「大盛りのもりそば」の省略表現だろうと思ったのだが、その通りだった。(そりゃそうだろう)
この前は客が多くて落ち着いて味わえなかったが、じっくり食べるとまずまず美味い。これならときどき利用することにしよう。
某翻訳チームのメーリングリストに、先日できあがった下訳を投げると、翌日に真っ赤になって戻ってくるという怪現象(じゃない)。丁寧にチェックしていただきありがとうございます。この調子で全部の訳稿をチェックできるといいんだがなあ。
これとは別に太古に投げた記憶のある原稿がそろそろ動き出しまっせという連絡が届いて感慨に浸る。たくさんの人が集まる企画ものというのはたいへんだな。編者も編集者も。
今日は少し調子が悪いように思うリスト。
*書類を持って生協からの帰り道に雨に降られた。
*草加煎餅を食べ過ぎた。
*部屋が蒸し暑くてあまり集中力が上がらなかった。
*通勤電車で聴く音楽がなかなか決まらなかった。
*帰りの満員電車で前の席があいたが横にいた小柄な女性に座ってもらおうと知らんぷりしていたらいつの間にやらガタイの大きい若者が座っていた。おまえは立っとれ。
*藤川がサヨナラホームランを打たれた。
まだあったように思うが。
Thursday, 4th of August 2011
今後の落ち着き先の調査が難航中だが、最近ちょっと気になる方面があるので奥さんが調査に出かけていく。大きな商店街があるところで、いろいろと歩きまわり、すっかり疲れて帰ってきた。
あとで写真を見せてもらったが住みやすそうなところ。このあたりに住めたら通勤も楽なんだが。
また今から不動産売買をすると思うと気が重いが、考えようによっては、どの街に住もうかとあれこれ考えることは基本的に楽しいことなので、できるだけプロセスを楽しみたいとは思う。
Friday, 5th of August 2011
そろそろ暑気払いでもどうですかというお誘いがあったので、ほいほいと出ていく。最初、構内のパブで下地を作り、その後、駅前の店を二軒ほどハシゴ。さすがわがクラスタの看板娘(男だ)だけあってハシゴっぷりにも年季が入っている。
色々と内部事情を教えていただき、随所で腰を抜かす。
Saturday, 6th of August 2011
うわ。ぼやぼやしていたらうっかり{{'Bootsyのアルバム '}}を買ってしまった。iTune Storeおそるべし。
今日は熱中症対策をとくに熱心に行おう。室温が31度を超えているので遠慮なくエアコンを入れる。
Thursday, 11th of August 2011
最近違う方面に頭が向いていたのでここのことを忘れていた。
いよいよ本格的な暑さ。なんのためらいもなく朝からクーラーをかける。今年はクーラーに慣れることを心がけよう。
横浜最高気温35.2℃。
Friday, 12th of August 2011
最近別の方向に意識が向いているのだが、書かないと書かなくなるように思うので、頑張って書くのである。
ええと、今日は、朝から暑かった。33°Cとかふつうに。クーラーというのは、贅沢品だと思っていたが、こちらでは生活必需品。生きていくために必要なもの。だからクーラーに慣れることも必要。
最近学習したのは、クーラーは、気づかないうちにけっこう体が冷える。だから、クーラーをつけたときにはちゃんと服を着ていないといけない。いつものように褌一丁じゃダメなんだ。(だれじゃそりゃ。)「暖ったかいお部屋でカルピスだ」状態の逆。
最近なにに現を抜かしているかというと、新しい住居のこと。ちょっと不動産に電話をすると、あれもありまっせ、これもありまっせ、と怒涛の情報攻撃を受けて、そういう中には心ひかれる物件もなきにしもあらずで、いろいろと翻弄されていたのであった。自分から飛び込んだんだけど。
しかし、つらつら惟んみるに、まだこちらに来て半年くらいなんであって、こちらのことはまだなにも知らないと言っても過言ではないレベルなんであって、だから、もうちょっと勉強してから決めようということに、今のところはなっている。
それにしても、こちらの不動産事情の特徴としては、「◯丁目戸建て」とか、そういうんではなくて、「コスモプランタ第3ジュールパークハイム(仮名)」とか、意味不明のカタカナの固有名詞が多くてややこしい。こういうのがすべて「ああ、あそこね」とかなった時点で、私の研究者生命は絶たれているんではないかという恐怖すら感じる。いっそ、全部通し番号とかにしてくれないもんだろうか。「○○駅XX番」とか。
そういうわけで、まあ、不動産情報募集中ではある。いまのところ、中延は、見てきたんだけどね。いいとこだね。あのへんは。
Saturday, 13th of August 2011
今年はお盆の帰省を諸般の事情で少し時期をずらすことになったのだが、13日なので自宅に電話を入れる。この時期に誰も帰省しなかったのは結婚以来初めてだ、と母に言われた。逆に言うと、毎年ちゃんと誰かが帰省していたのだなあ。
専門分野でも近親憎悪のような関係にあるところがいろいろあるんだが、その一つを強制的にさせられているので==しょうがなく==やっているが、意外に面白い所がある。柄にもなくちゃんとノートをとりながら読み進む。まあこの分野は全部つながっているんだから当たり前といえば当たり前。そのうち人々が意表を突かれるような論考が出来上がることでしょう。
連日の夕方散歩。日中は暑いが日が短くなってきたので夕方は意外に過ごしやすい。ただし外。室内は相変わらずクーラーを付けなかったらどこまで温度が上がるか分からない状態。
Monday, 15th of August 2011
今年は能率手帳一本槍のつもりだったが、いろいろ長期的な==野望==仕事の手当をするために、ふたたび[[Remember the Milk|http://www.rememberthemilk.com]]を使ってみることした。参考にしたのは[[この記事|http://blog.rememberthemilk.jp/2008/06/remember-the-milk%E3%81%A7%E5%BF%AB%E9%81%A9gtd-%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88/]]。
今まで「リスト」を遠慮がちに使いすぎていた、というか、使い方を理解していなかったのだが、比較的大きなプロジェクトごとに「リスト」を作成しておけば(たとえば「家を探す」「某原稿」「某翻訳」「某発表」「某野望」など)、構造化されたTo Doリストのようなものが簡単にできあがる。検索機能や期日指定などが多機能で柔軟なので、このリストさえ使いこなせば、かなり便利なツールになりそうだ。
e-mailで予定を投げられるのは前からだが、今調べると、Twitterのdirect message経由でも操作できるみたい。
Tuesday, 16th of August 2011
このところ、新しい分野の本をとりあえずひと通り読んでおこうと思ってずっと読書をしている。なかなか面白いと思う時点ですでに何かに取り込まれているのか。そうならないようにできるだけ前提を明示化しようとしているのだがさて。
夕方久しぶりにジョギング。このところ連日歩いていたので暑さに慣れてきたのと、そもそも日が短くなって気温が下がっているのとで、ずいぶん楽に走れる。しかし今日の日中の最高気温は34.4°C。午後6時時点でも29°Cほど。[[このページ|http://www.heat.gr.jp/prevent/wbgt.html]]の運動指針によれば「警戒」レベルなので油断しないこと。
恐れていた電気代の領収書がポストに入っていた。一日中クーラーを付けるという田舎では考えられないことをやってしまったら果たしてどのくらい電気代を取られるのか、とおそるおそる数字を見ると、意外に安い。一年前に福岡で家族4人で暮らしていた頃とあまり変わらないので、ほっと
胸をなで下ろす。これで大体年間の光熱費の見通しが立った。
Wednesday, 17th of August 2011
この夏のメインの仕事に疲れてきたので、ちょっと気分転換に某翻訳チームの仕事に手を出す。翻訳対象本がamazon Kindleで買えると聞いていたので調べてみると、{{'国内amazonで3,293円のもの '}}が$16.87で売られている。$1=80円としても1,350円ほど。半額以下だ。これは紙の本が売れなくなるわけだ。
前任校で大変お世話になった元同僚で、現在、都内住みたい街ランキング堂々第一位の某KJ寺在住の某教授から、そんなに引きこもってないで飯でも食べに来ないかと誘われたので(やや脚色あり)、二つ返事で出ていく。閑静な住宅街の一角にある戸建て。福岡にいた頃は==わけのわからん==赤ん坊だった娘さんも、おませでかわいい女の子になって、奥さんもすっかりやさしいお母さんになって、感慨もひとしおである。
奥さんの手料理をいただきながら、来し方行く末についていろいろと話しをする。前赴任地でのあれやこれやについて、「前世のことみたい」とふと漏らしていたが、本当にそういう気がする。
Friday, 19th of August 2011
昼前から雷雨。近所にどんどん落ちている。
福岡にいたときは時々こういうことがあったが、こちらに来ては初めて。やはり降るときは降るもんだ。
大きな前線が通過しているためで、気温変化を見ると正午頃に通過したらしい。
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雨雲レーダーでも発達した積乱雲が通過中だ。いつも周囲の山でせき止められるので、こういうのが通過するのは実に珍しい。
http:my_images/Yahoo20110819.jpg
某翻訳チームの作業の進展がすごすぎる。メーリングリストに原稿を投げたらみんなで寄ってたかって真っ赤になって帰ってくる。おそらくインターネットの威力が一番発揮される分野ではないか。
経験上、こういうシステムのもとでは、厳しすぎる基準が生き残ることがあって、いい意味でのあいまいさや個人の特性が消えることがあるので、その点にだけは注意が必要。しかし、これだけの規模でこんな活発な作業が行われている翻訳グループというのは、あまり聞いたことがない。校了から初稿、再稿まで、先は長いので最後までちゃんと機能しますように。
現在のメインの仕事の方も、いろいろと面白く思うことがあって、積乱雲や上記メーリングリストの活動に劣らず活発。一度根本から壊す覚悟で始めたが、意外に連動していて、旧システムの補強に役立つような見通しになってきた。これはとりあえずのところ当初の計画の失敗といえる。
失敗したので坊主頭にした某球団の新人投手だが、相変わらずその球団にありがちなアホなやっちゃと思っていたが、ちゃんと結果を出すなんて見上げたものだ。わしも余計なことを考えずに坊主頭にするくらいの気合でやらんといかんな、と思ったら急に気が楽になった。
寒冷前線が通過して、外気は22°Cくらいになっているのに、室内は30°Cを超えているというところに、この都会の高温現象の根本的な問題が隠されている。
Saturday, 20th of August 2011
今日は最高気温が25.3°C。このくらいじゃないとな。しかし湿度が高いので、さわやかな秋の感じとは程遠い。
某学会の某業務があるので出勤。責任者じゃないけど我が社の施設でやっているからなんとなく放っておけない。
某第三の道に知る人ぞ知る異読があることが浮上した件で、研究室にある過去のノート類を見てみると、一度そのあたりを調べた形跡があることが判明。自慢じゃないがまったく記憶にない。時期的に、テキストの異読について、あまり意識が向いていなかったのかもしれないが、痛恨であることには違いがない。人格の同一性について考えさせられる事例ではある。
某学会の某業務が終了したので例の打ち上げを例の渋谷の有名横丁で。大将が早退したのでどうなることかと思ったが、なんとか有意義な時間を過ごせたのではないかと思うがいかがなものか。やはり例によって終電近くの満員電車で辛うじて日付が変わらない頃に帰宅。
Sunday, 21st of August 2011
今日は最高気温が21.5°C。夜は時々寒くて目が覚めたくらいだ。
気温が低いので昼食は温かいものをリクエスト。チャンポンを美味しくいただく。
日曜日はできるだけ休養を取ろうと思っている。足ふみマッサージ+プチ昼寝。
夕方歩きに行くが気温が低く快適なので走りだすが湿度が高いせいか途中で苦しくなって歩く。まだまだ真夏の途中の異常に気温が低い日という感じだ。はやくさわやかな秋にならないかな。
夜はフィレカツ(へれカツ)を食べ過ぎる。なぜか最近空腹感が恒常的にあって、思い切り食べたい気分。動物としてとても正常だと思う一方で、なんか危険な兆候のような気もする。
哲学史の記述として、「この人はこんなにダメだから今後は歴史から抹消しましょう」というような記述は可能かどうかについて。だけど、今まで載っていたから今回も載ってます、というのはなさけないんであって、だからそういうのも可能なんじゃないかと思ったりしたり。(苦悩)
Tuesday, 23rd of August 2011
最近色々と不動産の人が物件のチラシを渡してくれるので、あまり無視するわけにもいかず、かといって言われるままに見学に出ていくような暇もなく、通勤途中で途中下車して自分で見に行ったりしているわけだが、今日も某急行停車駅近辺の物件を外から下見。
駅から平坦路を徒歩5分くらいでその点は申し分ないが、寂れた商店街のまんなかで、一階に居酒屋があり、窓の正面くらいにあるスピーカーから延々と商店街の音楽が流れている。いくらなんでもこれはひどい。
比較的値段が安いと思ったらこういう事情があったのか。「不動産に掘り出し物なし」と言うが、なるほど安いのには安い理由がある。
学内の某案件について事務方に軽い気持ちで報告をしたら、なんかどんどん話が進んでいって、かなりの偉いさんまで巻き込むことになってしまったようだ。わしゃ知らんぞ。いっぱい書きたいが、やっぱり書いてはまずいんでしょうなあ。
昼は、うどんの店に行ってみる。ぶっかけうどんの冷に、竹輪の天ぷらをトッピング。行列ができる人気店みたいなのでちょっと期待したんだが、最近どこにでもある疑似讃岐うどんで、太い麺がひたすら硬い。うどんはつるっと入って喉で味わうくらいじゃないといけないが、これでは口の中で噛むのがたいへん。しかし、これは、ぶっかけの冷だったからかもしれないので、今度はかけうどんを食べてみて、評価はそれからにしたい。
Wednesday, 24th of August 2011
この時期の自分としては、短期的な〆切仕事よりも大切な事として、まずはこの土地のことを学ぶこと、というのがある。わかっているが、なかなかそちらに時間を取れない。つーか、そういうもののために時間を取るとはどういうことかがよくわからん。
ということもあって、多少暑いんだが、まあこの土地の代表的な地域として、上野に行ってみる。これまでの上野のイメージは、千葉方面の学会の帰りに立ち寄って、公園じゃない側で異様にカッコイイおじさんたちに混じって焼酎をすする、という感じなのだが(歪んでいる)、上野といえば公園側でしょうということで、国立博物館と動物園に行く。
博物館は空海のことをやっていて、最近TVで特集を何度か見ていたので、その復習みたいなもの。ただ、実物とか真筆というのは、やはりなにか迫るものがあって、普段空海の書などは関心がないが(奥さん担当のため)、なんとなく、筆跡をなぞったりして面白かった。
最後のコーナーで、東寺の金堂の立体曼荼羅(抜粋)が展示されていたが、実際の東寺では暗くてあまり近くで見られないので、ぐるっと四方から見られたのはよかった。
動物園は、ようするにジャイアントパンダを見に行った。人もあまり多くなくてじっくり見られたが、一言で言って、でかい。たぶん、平均的な関西人が思っている倍くらいはある(どういう根拠で)。パンダは、「かわいい」というイメージが先行しているが、実際には、巨大で不気味な生き物だ。あんな動物に山中で遭遇したら腰を抜かすだろう。なぜあれが、「'''ジャイアント'''パンダ」と言われているかがよくわかった。
帰りは途中で別の路線に乗り変えて、気になっている不動産の近辺を探索。商店街などは、訪れるたびに印象が変わるので、もう印象が変わらないと思うくらいまで感覚を慣らす必要があるな、とか。
Thursday, 25th of August 2011
ちょっと気になることがあって、図書館で昔の人(日本人)の本を借りて読む。もうちょっとちゃんとした内容かと思っていたが、そうでもないので少しがっかり。半世紀以上前の本なので、なんかもう学問というものの性格がぜんぜん違う感じ。そういう意味では、旧態依然のように思えるけれども、この分野でも研究はすごいスピードで進んでいる。
Friday, 26th of August 2011
お気づきの人も多いと思うが、現在日本列島の南海上に二つの台風がある。11号と12号。ナンマドルとタラスと呼ばれている。
これが月末にかけて北上してくるわけだが、興味深いのは、二つの台風の相互作用(藤原効果)だ。とくに注目は12号タラスくんの動き。11号がなければ、偏西風の影響で、12号はこのまま==あれれれれと==東に抜けてしまうところだが、11号があるために、その影響で西方向にグイッと曲げられるかもしれない。そうすると、最悪の場合、関東地方直撃ということもありうる。
11号は逆に12号に頭を抑えられる格好になって、あまり北上できないように思われる。その間、勢力を保っていれば、12号が行ったあとに、続いて北上してくるということもありうる。
いずれにしても、これから一週間は、非常に珍しい気象現象が見られる可能性が高い。
じめじめした一日。ようやく夕方5時頃になって空気が変わり、激しい雷雨。
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かなり強い雨雲が通過したようだ。
Saturday, 27th of August 2011
南海上の双子台風のせいで、湿った空気が大量に流れこんでいる。黒い雲が空を埋めているが、昨日のように雨が降るでもない。なんとなく大気が満杯になって、身動きがとれない感じ。
こんなときにでも、人は、活動しようとして、しかし思ったように活動できず、自分を責めてしまう。自分はダメなやつだと思ってしまう。
未来永劫、自分を責めるのはやめよう。ほめるときだけ自分のことを考えよう。たまには自分の怠惰を台風のせいにしよう。ヤル気がでないのは台風のせいだ。この空気が悪いのだ。台風が去るまでじっとしていよう。台風が行ってしまえば、またもとの調子に戻るんだから。(重症)
Sunday, 28th of August 2011
魔都東京を実際に歩いてみてそれほど怖くないことを実感しよう企画第二弾。今回は目黒界隈。
目黒で降りて、権之助坂を下り、大円寺へ。行人坂を下って山手通りを渡り、目黒不動尊へ。途中で、寄生虫館の看板があったので、そこに行くことにするが、その前に食事をとっておいたほうがいいだろうということになって、ロイヤルホストで昼食。本当は蕎麦屋に入りたかったが、この近辺には見つからなかった。
食後、予定通り目黒寄生虫館へ。中はけっこう狭くて展示の方も素人には貴重なんだかどうなんだかよくわからない。しかし、個人の研究者がこういう展示を無料で行っているというところに感心する。
その後、歩いていると分譲マンションのオープンルームをやっていたので入ってみる。65平米くらいの2LDK、築10年そこそこで5千万円超。ぶひー。それでも見学者がひっきりなしに訪れている。すぐ売れてしまうんでしょうなあ。
五百羅漢寺にも行ってみるが、なんかビルなので有難味が薄れて入らなかった。けっこう歴史のあるお寺で、仏像もすばらしいらしいのだが、ビルの中にお寺があるのはなんだかちょっと。
林試の森公園へ。道がわかりにくいのでいろいろ聞きながら行く。教えてくれる人がみんな違うことを言う。だいたい、近所に住んでいるような年配のおばさんの信頼性が一番高いような気がする。お店の人や調子のいいおじさんはダメ。
この公園は気持ちがいい。木々が大きく、公園外と比べると気温も2,3度低い。たくさんの人が集まって遊んでいたが、ごちゃごちゃした感じがない。
南口から出て武蔵小山へ向かう。このあたりは住宅街ですな。ここでも年配の女性に道を尋ねたが、丁寧に教えてくれた。
バスを降りて、床屋へ。三回目なので顔を覚えてくれている。やっぱり家探しの話になって、いろいろと近辺のことを教えてくれる。やっぱり地元の人はよく知ってますね〜、と言うとさらにテンションが上がって、しまいには親子二代でやっている地元の不動産屋さんまで紹介してくれる。なんかみんな親切。
この床屋さんはこちらで唯一と言ってもいい顔なじみで、仕事帰りに会って会釈すると「おかえり!」とか言ってくれる。こういう歯切れのいい挨拶はなかなか他の土地では聞かれない。
ちなみに今回の企画で参考にしたのはこの本。『
{{'東京散歩マップ '}}』
Wednesday, 31st of August 2011
今度、例の西の大学に就職が決まった人を、かつてその大学にいた人たちが集まって就職祝いをしてやろうという企画@恵比寿。
本来、その土地の様子や大学にかんする基本的な情報から教えてあげるのがものの順序というものだろうが、そういうことは一切無視していきなり高度な内部事情の話に突入。彼の地ではけっして大きな声で言えなかったような固有名詞がばんばん飛び交う。
微妙な距離をとりながら手探りで始まるような都会風とはかけ離れた、いきなり肩に手を置いて呼び捨てから始まるような飲み会は久しぶり。新しく赴任する某氏にとってはいい経験になったことでしょう。
なぜか途中から、某参加者の身内が近くで飲んでいるからということで、そのチームが合流。こちらも久しぶりにお会いしたが相変わらず瓜二つである。帰りはこの社長のタクシーに同乗させてもらった(Thanx! 社長!)が、あとで携帯を見ると、ちょうどその時刻に電車が事故で遅延していたらしい。なんという偶然。
Saturday, 3rd of September 2011
本日帰省予定だったが台風12号のために延期。
11号との距離がありすぎたためか、藤原効果はあまり見られず、気圧配置の影響でやや西寄りに進路を取ったようだ。当初の予想では、東日本の海岸線上を北上するルートが浮上していたのだが。
Sunday, 4th of September 2011
1日遅らせて新幹線で帰省。しかし乗る前から「運転見合わせ」のアナウンスがある。いちおう定刻に発車するが、静岡での豪雨のために小田原あたりで運転を見合わせることが確定している列車に乗車するのは妙な気分だ。幸い、熱海で20分ほど停車しただけで運転再開。
この遅れのせいで、岡山から乗り継ぐ「しおかぜ」が一本遅れた。指定席の処理が気になったが、指定席車両の空いている席に座っていたら「あ、そこでいいです」という感じでそのまま座らせてくれた。すいている路線は融通が利くなあ。
実家に着くと先に娘が到着してる。久々の再開。
Monday, 5th of September 2011
==ヒマなので==娘を連れていろいろ親戚を回る。父親の車を借りて運転したが、勘が鈍って変なところに迷い込んだりしてスリル満点。いろんな人にあってご挨拶ができたのでよかった。
ほぼローカルな話なのでここに書くことはなにもないんだが、珍しいところでは、いとこの子がインテルの長友選手の先生だった人がいる中学校に行っていて、その人の指導でサッカーをしているとかで盛り上がっていた。なぜかその長友選手の55番の背番号が入ったサインも見せてもらった。
弟子が出世すると指導者に脚光が当たることがあって、ただでさえ==人間関係がドロドロの==封建的な気風が残るスポーツの世界では、指導者が神格化されることがよくある。指導者自身も自分がすごいと勘違いして、それを証明し続けるために指導に熱が入りすぎることがある、しかし長友がすごいのは長友の努力と才能のせいなんであって、そのあたりは勘違いせずに、楽しく少年スポーツをがんばってもらいたい。
とはいうものの、入り込んでいるときはとことんやらないと気が済まないものなんではある。だからますます指導者が大切なんだが。親御さんの心中が思いやられる。
Tuesday, 6th of September 2011
寒川駅まで送ってもらって予讃線の鈍行列車で中萩駅まで移動。高校時代に毎日通った鉄路なのでなつかしい。なつかしさが容量オーバーになってぼーっとする。垂れた電線が後ろに流れていく様が放物線に見えていたことなどを思い出す。
妻の実家でなぜか保険の説明を受ける。じつは今回の大移動で保険関係が壊滅状態になったので(脚色あり)、もう一度きちんと考え直そうということになり、ちょうど身内にその手のプロがいるのであらかじめ相談の上、今回目出度く契約の運びと相成った次第。将来のことは不確定要素が多すぎて考え出すと切りがないのだが、だからといってまったくなにも考えなくてもいいかというとそうでもないので、そのあたりのさじ加減が難しい。
Wednesday, 7th of September 2011
引き続き妻の実家で完全休養。これ以上休養できないくらいに休養する。
明日の切符を買いにみんなで新居浜駅まで行く。しかし、「最近新居浜駅に行ってない人はぜひ行っといた方がいいよ」と言いたくなるほど様変わりしていてびっくり仰天。あれが再開発というものか、駅前の風景が一変して、あの店もこの店も、あの建物もこの路地も、全部なくなっている。辛うじて、主要な道路だけは確認できるが、その道沿いにあった商店などが全部なくなっているので、どこかの平行世界に飛ばされたような気分。こういうことは日本全国津々浦々で起こっているのだろうけど、自分の思い出の場所がああなると少しショックだ。
夜は焼き肉を食べ過ぎる。帰省4日目であまり腹が減らないと思っていたが、あまりに上質の肉なので別腹が作動。準備されていた焼き肉を全部ぺろりと食べてしまった。時節柄あまり牛肉を食べていなかったので、その関係があるのかもしれない。
Thursday, 8th of September 2011
しおかぜと新幹線で横浜に戻る。今回は娘がついてきている。本来は実家に戻るということになるんだが、半年一人暮らしをして、はじめてのところなので、「まるで旅館に来たみたいだ」と言っていた。
Friday, 9th of September 2011
娘は妻と町歩きをするんだとか。今日は横浜中華街あたりに行くらしい。
気になる業務メールが入っているので久しぶりに出勤。震災の影響で、いろんな部署が不規則に夏休みを取っているのでややこしい。それとも、これが通常で、私が慣れていないだけなのか。
先日は学部長に呼び止められて立ち話をしたが、今日は学部長補佐に呼び止められて立ち話。私の周囲でなにが起こっているのか。ううむ。
こっちは知らない人なのに、向こうは私を知っていて、「もしかしてU先生ですか」と声をかけられるパターン。もしかすると、要注意人物対策委員会とかで顔が出て、スクリーンに大写しになって、こいつは要注意だからみんなで注意しておきましょう、ということになっているのではないか。
Monday, 12th of September 2011
某業務のため5時半起床で出勤。こちらに来て初めて通勤ラッシュのようなものを体験する。利用する路線は、それほどラッシュがひどくないと聞いているが、それでもホームは人の波。それが、ただの無秩序な群衆ではなく、一定の規則のもとに整然と並んでいるんだから始末が悪い。基本的に、次にやってくる列車のドアの前に3列で列を作り、その横に、次の次にやってくる列車のために同じように3列の列があり、という雰囲気で並んでいる。だから、うかつに動くとそのルールを破る無法者ということになってしまい、無言の群衆の批判の眼を一身に浴びることになる。だからこういうときは、あまりオリジナルな動きをするのは控えて、前の人の後ろについていくことである。
冷や汗もので電車に乗り込むと、やっぱりだんだん混んでくる。だんだん、ドアが閉まりにくくなり、最盛期には、5回くらい閉まったドアが再び開いた。誰かの何かが挟まれているのである。なんか非常に息苦しい。毎朝通勤している人は慣れているんだろうけど、慣れているだけで、異常であることにはちがいない。
某業務については詳細を書いてはいけません。入社して初めてくらいに、同僚の人たちと気楽に話をした。周囲が忙しくてまだ歓迎会がないんですよ、という持ちネタを披露すると、良く似た話はどこにもあるらしく、極端な例としては、「私、本当にこの会社の社員ですか?」と事務に問い合わせた人がいるらしい。==同じようなことを考えていたので、==笑いながらちょっと気が楽になった。
同じく雑談の中で、「東京は毎年こんなに暑いんですか?」という、これもこちらでの持ちネタを披露すると、「今年は節電のせいか、例年よりも涼しい」という反応が返ってきてびっくり仰天。だいたいは、「今年の暑さは異常です。ここ数年、異常に暑いです」という返事なのだが。その人によると、例年は、もっとみんなクーラーを使ってヒートアイランド現象が盛り上がるんだとかで、それに比べると、今年はその盛り上がり方が大人しいんだとか。「お盆のときにみんな帰省して人がいなくなると、それをよく感じます」とか言っていた。
15分ほどの休憩をはさんで7時間、ほぼ立ちっぱなしの業務が終了。よく途中で==眠くて==倒れなかった。倒れそうになったけど、「ここで倒れたら大騒ぎになる」と思ってがんばったのだ。えらいぞ。
帰りの電車は座れた。
Monday, 19th of September 2011
昨日あたりから親知らずが痛む。正確に言うと、まだ生えていない親知らずが今後生えてくるスペースに相当する歯茎が腫れて痛い。疲れた時など、ときどき違和感があることはあったので、今回もそれだろうと高をくくっていたら、どんどん腫れてかみ合わせができないくらいになった。こうなるとモノを食べるのにも不自由する。
こういうことがあるから親知らずなどさっさと生えておいて欲しいのだが、万事大器晩成なのでしょうがない。
Tuesday, 20th of September 2011
歯茎の腫れが収まらないので、午前中仕事した時点でダウン。しかし、昼寝をしている間にマルガリータがビタミン剤と、それからボン・デ・リングとヘーゼルナッツチョコとレモンヨーグルト(以上ミスド)を買ってきてくれたので、それらを摂取して夕方には復活。
このドーナッツ店は、常に禁煙が保証されているのでだいぶ前から愛用しているが、最近の展開は目覚しくて付いて行っていなかった。定番商品のボン・デ・リングは、恥ずかしながら初めて食べたが、まだ食べたことがない人はとにかく食べたほうがいいと言えるくらいの完成度。これまでダブルチョコレートで満足していた自分が恥ずかしい。
それで台風15号ロウキーくんの件だが、ようやくその本体を現して、いよいよ列島縦断コースに入ったようだ。明日は午後から風雨が強まる予報だが、すでにかなり強い雨が降っている(24時現在)。明後日から授業があるので準備しないといけないが、明日は授業準備どころではないだろう。(落ち着け!)
Wednesday, 21st of September 2011
台風15号ロウキーくんは勢力を弱めないまま列島縦断コースに入る。昼前頃から明らかに台風の雰囲気が立ち込める。こういうのは久しぶり。ときどき非常に強い風が吹いて子供の叫び声が聞こえるような感じ。
腕時計の気圧計で1時間ごとの気圧を計ってみた。だいたい夕方5時頃に近くを通過した模様。
http:./my_images/201115.jpg
ニュースによると、夕方は交通がマヒして帰宅困難者が多数出たみたい。あんなふうに並ぶのはいやだ。後期の開始が明日でよかった。
こういうことに備えて研究室に{{'こういう寝袋 '}}くらい置いておくかな。
Tuesday, 27th of September 2011
二限の講義科目は初回から新しいところに入る予定だったが、事前に学内の授業補助システムで配布した新しい講義原稿をダウンロードしている受講者が少なかったので、前期の復習をする。しかし考えてみれば、前期の最後のほうは生存者がかなり少なくなっていたので、(ダウンロード数/科目登録者数)の値は小さくても、(ダウンロード数/リアル受講者数)の値はそれほど小さくなかったのだった。
ゼミはメンバー固定なので初回から新しいところに入る。「錯視」を使った議論は興味深いが時間切れ。
妻は用事で一人で大宮(四条のではない)まで行く。行きは湘南新宿ラインという技を華麗に使って順調だったらしいが、帰りになぜか気がつくと上野にいたというところが謎。携帯を自宅に忘れて行っていたので少し心配したが、それでもなんとか無事に帰ってきた。えらいえらい。
Thursday, 29th of September 2011
今日は携帯の占いに「予想外のラッキーが転がり込むので独り占めにせずお裾分けをしましょう」と書いてあったので、どんなラッキーが転がり込むのか楽しみにしていたのだが、とくにラッキーだと感じられるようなことはなかった。いや、そういやお土産をもらったな。あれのことか。ありがとう。
大学院の授業。どうも昼食のあとは少し眠くなって頭の働きが悪くなるんだが、今年はその時間帯に一番レベルの高い演習をやっている。今日も途中でどこを飛んでいるのかわからなくなってフライト計画を見直し、なんとか無事に着陸することができたが冷や汗ものである。今度から血の巡りが悪くなることを見越してもう少し入念に準備しておこう。
それにしても秋になって体が楽になってきたたせいか、体が油断して逆に疲れが噴出しているようだ。主観的にかなり調子が悪い。ぼんやりしているとどんどん気分が落ち込むような気がする。考えてみればこの急激な環境の変化によく壊れずにやっているよなあ。最近はさらに少し慣れてきて、数カ月前の自分がどれほど緊張していたかがよくわかる。もっと緊張を解かねば。だけど人が多いからなあ。知らない人ばっかり。人を見ると緊張するのを治さないとな。人と言うより人の群れだもんなあ。人の群れを見ると緊張するのは生物的な反応だと思うが、まずこれを克服せんとな。あと数年かかるだろうなあ。それまで壊れずにやってけるかな。
Saturday, 1st of October 2011
日経サイエンスに{{'『ぼくは上陸している』 '}}の書評があったので買おうと思ってamazonに行くと、まだ読んでいないものがいくつかあったので同じ著者のものをいくつか注文。
ともかく進化論はいまいちばん注意して勉強していかないといけない分野のひとつであることは確かだ。
ここしばらくのがっかり健康法が功を奏したか、少しずつリアルな元気が出つつある。昨夜は、元気が出過ぎてなかなか砂男が来てくれなかった。
このところ新しい会社に位負けしていた感があるが、中に入ってみればどうということはない。相変わらず、ここも問題点が山積。各方面に気合を入れないとどうにもならないということがよくわかってきた。まあ実名でやると喜ぶ人が多いだろうから、ここではあまりやらないけど。こういう気の遣い方についても、もうすこし感触を得たいと思っている。
新しいところに来たら、まず自分の方から順応しようと思う。日本人の慎ましいところだ。しかし、環境というのはお互い様なのだからして、相手が自分に順応することも必要なんだよな。もうこっちはだいぶ頑張ったから、あとは、おまえらがわしに順応せえよ。期待しとるぞ。
Sunday, 2nd of October 2011
こちらに来て驚いたことのひとつに、夕方5時のチャイムが鳴ることがある。今でも故郷ではこのチャイムが鳴るが、これは田舎の印だと思っていた。関西でも福岡でも聞かなかったように思う。
住んでいる町内では10月からこのチャイムのメロディーが「椰子の実」から「この道」に変わり、「この道〜は〜、いつか来た道〜」と日々の生活習慣の悪化を反省させてやまない。
Monday, 3rd of October 2011
そろそろ来年の予定が入ってきているので、来年の手帳を買った。もちろん[[能率手帳の普及版|http://shop.jmam.co.jp/diary/1259473_1377.html]]。大騒ぎして昨年末から使い始めたが、この激動の中、抜群の安定感で早々に来季の続投を決めた。
言い尽くされているが、この手帳の長所は、携帯性と記入スペースのバランスの良さ。予定を書き加えるだけなら、一般の月間カレンダーのようなボックス式か、最近流行のバーティカルタイプ(見開き一週間で時間軸がタテになっている)の方が使いやすいかもしれないが、あれだとメモを書くスペースが少なくなるのである。能率手帳普及版タイプだと、右ページがまるまる白紙なので、かなり自由にメモを書くことができる。もちろん、メモ用のページを追加すればいいのだが、そうすると、分厚くなって携帯性が損なわれる。軽くて薄くてメモたっぷり、というバランスを地味に実現させているところが渋い。
Wednesday, 5th of October 2011
社員健康診断の日。前のところとは色々と違いがあるが、それが場所が変わったからか一年経ったからかはよくわからない。ともかく{{my 'http://ueeda.sakura.ne.jp/tdiary/?date=20101209#p01','貴重な体験'}}を与えてくれた剣弁はなくなったのでほっと胸をなでおろす。
エントリー直後に血圧検査があるというのはいかがなものか。案の定、一回目は130を超えて二回目に突入。二回目は118くらいで事なきを得る。
全体的に、前のところに比べて穏やかな雰囲気でさっさと終わる。職員数は1.5倍くらいいると思うんだが、かなり振り分けができているのか、それとも受診者数が少ないのか。
昼は久しぶりに某蕎麦屋で大盛り(盛りそばの大)。盛りそばの大を「大盛り」というのはおかしいと思って、注文のときに「盛りそばの大」と言うと、「それはうちでは大盛りになります」と言われ、「あ、それでいいです」と言ってしまったが、なんか変だったんではないだろうか。
会議二連発。二番目の会議のあとに引継ぎの懇親会。いろいろと声をかけていただいたが、やっぱり、向こうは私を知っていて、私は知らないというパターンが多すぎる。やはり要注意人物対策委員会で名前と顔写真が出ているとしか思えないんだが。
こういう時に役立つのが、顔写真入りの教員名簿。あとで、ええとあの人は誰だったかな、というときに便利。前の会社でも、新任当初に影の学部長と言われた某Sさんが顔写真入りの地下名簿を渡してくれて重宝した記憶がある。あれはたしか普通のコピー用紙に印刷したようなものだったが、最近は出回っていなかったような。個人情報保護法の見地からどうなのかわからないが、ああいうのは業務上シンプルに便利。
ふと気づけば2週間を切っている某学会の発表だが、自慢じゃないがまだ何もできていない。ちょっと準備をしようと思ってPCを起動するが、あやまって{{'レーザーポインタ '}}を注文してしまう。パワーポイントで何とかしようと思った時点でOUT。
Thursday, 6th of October 2011
演習2つ。眠くなってもいいように、直前にしっかり準備をしていったら、今日は授業中にあまり眠くならなかった。この場合、準備が無駄になったと言えるのかどうか。
例の研究室がうるさい件で、事務を通したために予想外に大事になりそうになったのを阻止したのはいいんだが、やっぱりドアを開けたまま授業をするひとがいたり、ドアを開けたまま学生が中で大声を出していたりすることがある。やはりこういうのは監督当局をあてにしたりせず、当事者レベルで解決するのがてっとりばやい。これまでいろいろ遠慮してきたが、そういう遠慮にももうそろそろ飽きてきたので、ついに実力行使に踏み切る。「ドア閉めんかいやかましい!」と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「すみませ~ん、ドア閉めさせてもらいます~」と小声で言いながら授業中のドアをあっさり閉める。多分なかの人々はなにが起こったのかわからなかったと思うが、これでいいのだ。
Friday, 7th of October 2011
教養の授業。はじめて授業カードを書いてもらう。反応はまずまず。「すみません、寝てました」というようなものはさすがにない。しかし、いろいろ誤解したり理解不足だったりする点については、前のところとあまりたいした違いはない。よく書けているカードの比率はたしかに多いが、それほどびびるようなこともないという点をあらためて確認。
駅前のJTBで、来月の出張の予約を2件まとめて行う。これまで飛行機の出張は基本的にホテルパックを使っていたが、スーパー早割などのサービスを使うと、ホテルパックよりも安く上がる場合があることが判明。
Monday, 10th of October 2011
世間は三連休だったそうだが、いろいろ準備しているうちに終わってしまった。
某発表用のパワーポイントを作成中、関数グラフを使いたくなり、それ用のフリーソフトを探すがWindows用のものばかり。と、思っていたら、なんとOSXには標準でGrapherというソフトが「ユーティリティー」の中に入っていた。すばらし。3次元の空間図形の場合には座標をぐるっと回転させることもできる。ぱちぱち。しかし、目的のグラフがこれを使って書く程でもないのはかえすがえすも残念。
実はしばらく前に、マンハッタンパッセージの{{'Mr.Lau '}}を使い始めた。A5の小さい通勤カバンを探していたはずが、いろいろと迷っているうちにこれが目に入って、このベストセラー製品を一度は使ってみたいような気になってきたのであった。
かれこれ2週間ほど使っているが、使用感は上々。とにかく軽い。Tumiの26108は約2kgなのに対して、Mr.Lauは約1kg。それでいて、収容力は24リットルと余裕。前面ポケットは大きいのが4個ついているのでこの点も充実。
幅が43cmなので、電車で座ったときに少し大きすぎるんではないかと思ったが、ちょうど膝の上に収まるジャストサイズと言ってもいいんじゃないでしょうか。これより少しでも大きいとアウトだが、ぎりぎりセーフという感じ。
半分コレクション用(なにそれ)と思って購入したが、意外に長い付き合いになりそうだ。
Tuesday, 11th of October 2011
授業2つのあとゼミコンパ。
前のところでゼミコンパやゼミ合宿ではいろいろと苦労したことがあるので近年は積極的にやってなかったが、学生有志の発案でめでたくこちらでの第一回ゼミコンパを開くことができたのはまことにめでたい。大学近くの居酒屋。出席は半分くらい。やはり教室とは印象が違うので、相互にこういう機会は大切だと認識を改める。
皆さんいいお酒のようで、とくに酒癖に問題がある人もいなかったので、これからもちょくちょくやれたらいいと思った。
Wednesday, 12th of October 2011
秋学期になって急に仕事が増えるという怪現象の一環で、午後から某会議に出席。○×基金の来し方行く末について簡単なブリーフィングを受けたあと、これを今後どうやって使っていきましょうかというような話。会議のあと、少し実行部隊で相談をして、数年後までのことをだいたい決めてしまう。私のところには3年後に回ってくることになったが、覚えておくのが大変だ。
昨日の流れで某相談事1件。酒席で決めると後悔することがあるのでちゃんと素面のときにもう一度確認してから動きましょうという中国四千年の知恵。その後、学内の詳しい人にも確認したが、たぶん大丈夫みたいですよええ。
Thursday, 13th of October 2011
某NYの弁護士が仕事で日本に来ているので、いっぺんウチに来て飯でも食って泊まっていけ、ということで(やや脚色あり)、仕事帰りに連れてくる。
駅前の百貨店で懐かしい菊姫を見つけたので、久しぶりに買って帰る。刺身もあったので、久しぶりに純粋に日本的な晩酌を執り行う。やはり日本酒というのは不思議な酒だ。味の表現が難しい。単体で飲んでもとくに香りが豊かとか味が複雑というわけではないが、刺身などと合わせると、とたんになんとも言えない芳醇さが生まれる。
深夜、だいぶ酔っ払ったところ、酔ったら甘いものを食べるといい、という==アメリカの迷信を==ことを主張したので、これもおみやげにもらったカステラを切って食べる。たしかに甘いものを食べると少し酔いが落ち着く感じがしたが、日本酒とカステラは合わないこともわかった。
Friday, 14th of October 2011
いやだからほれ、50歳の誕生日なんだって。やめてくれ。たのむからやめてくれ。
ちょっと油断していたので、自分が50歳になったときにどうしたらいいかということを考えていなかった。自宅の体重計は乗った途端に年齢が50と表示された。
しょうがないから、今後は、50歳です、ということで生きていきます。ど中年と言っていいでしょうね。もしよかったら、今後ともよろしくです。(弱気)
Sunday, 16th of October 2011
今年のカンテツは実は行きたかったんだが、もろもろの事情で行けず。罪滅ぼしに本の紹介でも。
*{{'神崎、熊野、鈴木編『西洋哲学史 I「ある」の衝撃からはじまる』 (講談社選書メチエ) '}}
**全四巻のシリーズの第一巻がとうとう出版されたようだ。メチエなのに456ページもある分厚い本。しかしメチエだからお値段は1900円。学生さんのお財布にも優しい。私が参加している第二巻は12月に出版される予定と聞いております。自分で言うのも何だが、けっこう画期的な哲学史シリーズになるんじゃないかという予感が。
*{{'江口聡 編監訳『妊娠中絶の生命倫理 哲学者たちは何を議論したか』(勁草書房) '}}
**生命倫理、とくに中絶問題をめぐる英語圏の重要論文の翻訳。英米ではこの手のアンソロジーが充実していて、研究上非常に助かることが多いが、手間がかかることもあって日本ではあまりない。特筆すべきことは、本書が、英米ですでに編まれたアンソロジーの翻訳ではなくて、日本での問題状況を踏まえた上で、編者が重要だと判断した論文を独自にピックアップしていること。しかも、そのあたりの事情が、Web上で詳しく公開されていて(以下のサポートページ)、だれもがアクセスできる状態になっていることだ。
**[[編者によるサポートページ|http://melisande.cs.kyoto-wu.ac.jp/eguchi/abortion/]]は、たんなるサポートページを超えて、この問題領域への実に親切な道案内になっている。編者の力量と誠実さがひしひしと感じられるので、秋の夜長にこちらも一読を薦めます。
Monday, 17th of October 2011
今週末の某発表、まだ微調整が必要だが、なんとかドタキャンしなくてすむくらいには準備が整ってきた。持ち時間は45分ほどと聞いているので、パワーポイント50枚くらいあれば足りるだろう。
自分としてはけっこうナイスなアイディアが昨夜降りてきたんだが、マニアックすぎて変な人と思われないか心配。
真弓監督解任で後任は梨田監督ですか。たしか昔、イケメントリオという==お笑い==グループでいっしょだったような。まあ監督の力量としては梨田のほうが上かもしれないが、あの真弓監督の、現場感のない、いままで外野席で見てました、という雰囲気の試合後の監督インタビューも嫌いじゃなかった。まだもうちょっとあるけど、3年間ご苦労様でした。
Tuesday, 18th of October 2011
2限目講義科目。ちょうど講義内容と関係するので、この前思いついたアイデアをしゃべってみる。かなり良好な反応。授業後も質問が途切れず、数名が教室に残って議論を続ける。
4限目はゼミ。前回ゼミコンパを行った効果で、若干和やかな雰囲気。雰囲気は和やかだが議論は難しいところにどんどんはまっていく。説明が追いつかない。やはり来年からはもう少し体系的に幾つかの授業を組み合わせてみようかな。
授業後、少し難しい相談事。
授業をしている間に、奥さんが一人で不動産屋からもらった最新物件の下調べに行ってくれていた。たいへん助かる。知らないところに電車やバスを乗り継いで到達し、周辺の様子をビデオに収めてきているとは。こどもの成長の速さに目を細める。(大人だ)
Wednesday, 19th of October 2011
大学に出て発表準備。一度リハーサルをやっておく。研究室の防音が悪いので、廊下や隣にいる人に発狂したと思われない程度の小さい声で、パワーポイントを操作しながらしゃべっていくと、ほぼぴったり時間通りに終わる。こういった時間感覚というのは、やはり長年の勘というべきものなのか。
某会議。詳しくは書けないが、なんか既視感がある。どこも同じような役回りの人がいて同じような雰囲気で同じような議論をしている。だれか、これまで見たことも聞いたこともない発言、というのをやってくれないものか。
最初のうちは昼食のパンにいろいろ工夫していたが、最近、コンビニのサンドイッチ類が意外においしいことを発見して、途中のコンビニで買っていく。それでついついレジの近くのスイーツ類も買うわけだが、今日はWクリームエクレア150円をお買い上げ。コンビニの食物全般に共通するきわめて軽い食感が、これまた軽いクリームとチョコレートに合って、たいへん美味しかった。唯一の欠点といえば、食べにくい。どないして食べえっちゅうねん。これはナイフで二つに切ってフォークで頂きたい。それに食べているうちに何かの水分が垂れるし。会議後に「あー小腹空いた」とあわてて食べたので、けっこう気に入っているエンジの無地のネクタイにシミを作ってしまった。痛恨である。
Friday, 21st of October 2011
教養の授業。前回は無線マイクがうまく使えず、教卓に備え付けのマイクに講談師のようにしがみついて講義をして疲れたが、今日行ってみると今度は教卓がない。正確に言うと、本来の場所から大幅に移動されて、教壇の隅に片付けられている。無理に動かすと床を傷つける恐れがあるので教卓なしで授業を始めたが、じつにやりにくい。ステージの上でマイクを握って、まるで綾小路きみまろになったような気分。これまであまり気にしなかったが、教卓というものの重要性を再確認する。
授業カードを書いてもらったが、前回よりも出来が悪い。だんだんこの時期いろんな行事などで気が抜ける頃なのだろう。後ろの席の私語が迷惑だったと書いていた人もいた。ちょっと気づいていたがあまりひどくないと判断して様子見をしたんだが、甘かったようだ。私語の注意については、前のところでずいぶん鍛えられたので、こっちでもその熟練の技を使う機会があるのは素直にうれしい。(おいおい)
明日は==限りなく業務に近い==発表なので、とりあえず準備を進める。自宅でもオンラインジャーナルやデータベースを使えるので、準備しようとすると切りがない。だから適当なところで強制的に切り上げることにする。(こらこら)
Saturday, 22nd of October 2011
MIPSという==謎の==通称をもつ三田哲学会で発表をさせられる。今回は自己紹介的な要素もあるので、これまでの某方面の研究と、ちょっとだけ新しいアイデアについて==パワポでごまかす。==発表する。今回用意した自慢用品は{{'レーザーポインタ '}}。手元でパワポの操作(開始・終了・送り・戻し)もできるので、きっと聞いている人たちは、どうやってスライドをめくっているんだろう、と不思議に思ったことでしょう。ふふふ。
しかし、ふと気づくと、他の院生たちはiPadやKeynoteなどを使ってもっとスマートにやっていた。orz
懇親会は近くのイタリア料理店。ふだんあまり話をしない人々といろいろと懇親する。ワインがたいへん美味しゅうございました。さらに二次会にもついていくと、洋酒が非常に充実したバー。久々にアイラモルトを堪能する。あのへんにはこういう実力店がいっぱいあるんだろうなあ。
Sunday, 23rd of October 2011
発表も終わったので、久しぶりに家探しに出かける。いくつか地域を絞っているが、まだ知らない街がいっぱいあるんでしょうなあ。3件ほど見て回るが、まあ勉強になりましたと言えばいいか。
帰りにくらし館(じゃない)に立ち寄るときれいな刺身があったので、久々に買って帰って自宅で晩酌。こちらに来てから鮮魚類には期待していなかったが、もともと漁業も盛んな地域なので、適切な店に行けば安くてうまい魚が手に入るようだ。
Monday, 24th of October 2011
午前中に必要最小限の仕事を済ませ、午後からちょっと気になる物件を見に行く。駅から少々遠いがバス便が比較的便利で、住宅地なので環境もまずまずといったところ。
Tuesday, 25th of October 2011
講義とゼミ。講義の方は少数精鋭になって雰囲気が落ち着いてきた。淡々と説明をして早く終わる。たまにはいいだろう。
ゼミはあいまいにしていた出席についての注意を喚起したせいか、あまり見かけない人も出てきて盛況。担当者の発表も、素朴に哲学的なところを突いていて、議論が盛り上がる。
授業後、あまり見かけなかった学生からドイツ土産のグミをもらって食べたらタイヤの味がした。「ドイツ グミ タイヤ」で検索すると一発でヒットするくらい有名なものらしい。少なくとも始めて納豆を食べたときと、あと始めてLAPHROAIGを飲んだときと同じくらいの衝撃を受けた。
研究室環境改善キャンペーンは引き続き個人的に絶賛開催中。今日もドアを開けたまま授業を始めたのでさっそく出て行き、今度はきちっと顔を合わせて「すみません、閉めさせてください」と言って戸を閉めた。こないだは、上の階のフローリングの共同研究室でハイヒールのような硬い靴で歩き回っている人に==苦情==お願いを言いに行った。手間のかかることだ。
まったく研究室が廊下や共同部屋の学生の雑談でうるさいなんて信じられん。恥ずかしくて他所では言えない。研究室ってのはな、もっと殺伐としたところなんだ==、というコピペを読んだことがないのだろうか==。
狭い空間で人々がひしめき合って暮らしているからしょうがない部分があるのかもしれないが、そういうことに慣れていない人が「やかましい」と言い続けることも大切。なんか某カント学者の先生に似てきたかもしれない。
Wednesday, 26th of October 2011
今日は授業がなく会議だけなので手ぶらで出かける。収納力抜群のスーツだからこそなせる技。手ぶらは快適だが若干手持ちぶさたでバランスが悪い。電車待ちをしているときの手の位置が定まらないなど意外な盲点も。
会議は昼休みの時間に開かれるせいか弁当がついている。その弁当というのがおにぎり三個だけ。というと、さすが質実剛健と思うかもしれないが、箱には「銀座十石」と書いてあった。たしか日吉の東急にも入っている店。明太子のおにぎりもあって懐かしさに涙があふれる。(やや誇張あり)
Friday, 28th of October 2011
午前中支社で教養の授業をしたあと本社へ移動。通信教育課程の卒論指導。三名を一時間ずつやるので三時間。けっこうキツイ。
一人一人キャラクターが違うので、それぞれに合わせた話題と対人インターフェースが必要。最初の人は、いきなり「私の結論は〜」と話し出したのでびっくりしたが、なんとか結論が最初にあるのは論文じゃないということを理解していただく。二人目は==こちらが眠くなってしまうくらい==非常に内省的で、言葉の意味をじっくりつかみながらゆっくりしたペースで話をする。こういう人の方がいい論文が書けるかもしれない。最後の人は、論文のほぼ最終段階で慣れているので、簡単に雑談のような話をして終了。
テレビを見ていると、magnus rexというすごい名前の故郷の企業の前会長かなにかが特別背任で起訴されるとかいうニュースが。なんしょんだろか。少し前から新聞などでも報道されていて気にしているのだが、いったい何が起こっているのやら。あの企業がないとどうにもならない地域だから、みんな「どおならい」と思っているに違いない。身内にもこの企業の関係者がいるので、河村のよっちゃんあたりに「ありゃどなんなっとんな」といろいろ話を聞いてみたい気分。
Monday, 31st of October 2011
こないだテレビを見ていて、どっかの大学のサークルがガムランを演奏して、それがあまりにひどくて余計に本物に興味を持ったので、amazonで{{'買ってみた '}}。やはり本場の演奏はいいですなあ。
問題があるとすれば、ウチの再生装置がすばらしすぎて、金属打楽器の音などが本物のように鳴り響くんで(やや誇張あり)、こんな音楽をかけていると、周囲の住民から、なんか変な宗教をやっているような家だと思われる恐れがある点か。
Tuesday, 1st of November 2011
もう11月ですか。こんな落ち着かない気分の11月は初めてのような気がする。まだ暑いし。
授業2つ。講義科目は、少数精鋭なのでやりやすい。こちらもペースがつかめてきたので、いろいろと実質的に得るところがある。
昼は、ローソンのベジサンド。このところ気に入っている。
なんと、研究室環境改善運動の一環で行った「静粛に」張り紙にレスポンスあり。学生あての文面で、「君らのわーわーきゃーきゃーいうんが迷惑になっとるからちーとは考えて静かにせーや」(激しく脚色あり)という内容の新しい張り紙が。すばらしい。ちゃんとこういうところにも反応しれくれるのはとてもありがたいことです。しかし、その張り紙には名前が書いてあって、名簿で調べると、なんかその方面のかなりの大物教授みたいなんですけど。ぶるぶる。
まあ、どんな大物教授でも、研究環境改善にはこちらもマジメに取り組んでいるんで、協力してがんばりましょう、とここでは言っておく。(しかし、どんなところでも新しい環境ではとりあえず最初にあばれてみせるというこの習性はそろそろやめたほうがいいんではないか。)
ゼミの方も、出席関係をきちんと注意したら、ちゃんとそれに反応してくれるのが好印象。ほぼ全員がそろって、かなり活発な議論。直観的におかしいんじゃないかというところを、誰が見てもおかしな議論に組み立てる技術というものを伝授してみたが伝わっただろうか。
帰宅途中に気になる物件の周辺情報を収集するために遠回りして帰ったので疲れた。しかし、半年住んだから、いろいろと近辺のことがわかってきた。1年経つともっとわかるんだろう。3年、5年、10年経つと、さらにもっとわかるんだろうなあ。しかし、全部わかって決断するということはできない。みんな時間圧の中で戦っている。
どうして疲れたときには気づくと手元にビールが出現しているのか。
Friday, 4th of November 2011
午前中、==ちゃんとマジメに==授業をしてから中世哲学会@西南大へ。久しぶりの福岡。
夕方到着して、そのまま関東七隈会福岡大会(ややこしい)へ。今回は、決して時代から遅れることを自らに許さないT会長と、常にお世話になっておりますS教授の3名で、最近福岡でよく行くB店。
さっそく相互近況報告を行うが、そこそこ自信を持って臨んだこちらの近況が、相手の近況に押されて意外な展開に。主として政治的側面でさまざまな激変があり、腰を抜かすことが一度や二度ではない。よくも悪くもとにかく民主的にやるところなんで、もしかすると、周回遅れではなくて実質的に先頭を走っているんではないかという気も==一瞬だけ==した。
Saturday, 5th of November 2011
中世哲学会初日。なんか古風な役職についてしまったので、最初から最後まで全部聞かないといけない。もちろん20代の頃から学会は最初から最後まで全部聞くのが楽しみで参加していますけど、それが楽しみでしているのと義務でするのとは違うんである。
懇親会では、主として福岡の魚類に焦点を合わせ、寿司を中心にいただくことができたので満足。あと3次会くらいまで行ったように記憶するが、詳細は省略してあげることにする。まあ、みんながんばれ。
いろんな人から、「もう慣れましたか」と聞かれる。お気遣いいただき本当に感謝します。しかし、言わなかったが、正直なところ、「まだここにいるのが痛いです」という感じ。まだまだ、福岡が「懐かしい」と感じられる状態ではない。引きはがされて(自分ではがしたんだが)、傷口が十分に治っていない。都会でも田舎でもない、なんか勘違いしているけど愛嬌がある、中途半端なこの土地で、ずっと暮らしていこうと決めていたのに。「どうして自分はここにいないんだろう」「どうして==あんなところ==あそこにいるんだろう」という感じ。たぶんこういう感じはすぐに失われるだろうから、あえて湿っぽいことを記録として書いておく。
Monday, 7th of November 2011
実は不動産関係もこのところ活発。ちょっと踏み出してみるために実況見分。いろんなグッズを活用して見分するが、いろんな観点から見ないといけないので本当に難しい。
本当は今日やる予定だった校正作業だが、午後ちょっと出かけるつもりが半日使ってしまった。夕方にちょっとだけ作業して返送。なんか申し訳ない気がするが、この段階であまり修正しても相手に悪いのでこのくらいでいいんである。(おいおい)
Wednesday, 9th of November 2011
こないだの学会で複数の人から「もう日記はやめたんですか」と聞かれたんだが、滞りがちでもまだやってますよ。おーい。ここにおるぞー。(ってここで叫んでも)
「継続とは、何度中断してもまたやり始めること」という師匠の言葉を胸にやっていきますきに。
夕方会議。なんと弁当が出る。しかし考えてみればこの時間から会議をやれば遠距離通勤の皆様方は帰宅が9時以降とかになるでしょうから、それなりに合理的なことではある。しかし、弁当を食べながら遅い時間に会議をするというのはなんだか変な気分だ。==いっそ、会議後に飲み会を設定してもらえないものか。==
研究室環境改善月間「研究棟内はピリピリした空気を」キャンペーンがなんかうまくいっているみたいでうれしい。あまりうるさくない。レベルの低い話をして恐縮だが、研究室で本を読んでいても、あまり邪魔が入らない感じ。よしよし。このくらい改善されたら、あとは個別攻撃でどうにかなるレベルになってきた。返す返すもレベルの低い話で申し訳ないが、ピリピリした雰囲気にもっていけそうな感じが出てきた。
しかし、建物の古さはどうしようもない。ありとあらゆるところから足音が聞こえてくるというのは、活気があるというレベルではない気がするんだがなあ。
改善された研究室環境で比較的機嫌良く本を読んでいたら同僚の一義性の先生がいらっしゃって来年の某学会のシンポジウムの仕事を置いていかれた。この先生が最近学務関係でたいへんなことになっているので断れなかったんである。
通勤途中のアトレとかいう百貨店みたいな商業施設で某NYの弁護士誕生祝品を物色。文具屋を中心に見て回る。それほど広くはないが、けっこう充実した品揃え。これはちょっとは使えそう。目的のものは残念ながら見つからなかった。
Friday, 11th of November 2011
教養の授業に向かうバスの中で某不動産店から電話が入る。降りてからかけ直すと、昨夜の条件でOKが出たという連絡。==上の空で==授業をこなした後、ネットバンキングやリアル銀行を駆使して資金繰り。なんとか準備を済ませる。
Saturday, 12th of November 2011
夕方から契約のため売り主の不動産店へ出向く。契約書の内容を1時間ほどかけて確認した後、売り主さんが登場して再び契約内容の確認。2時間半ほどかかって作業終了。最後にハンコをいろんなところにぺたぺた押して契約成立。
7月頃から探し始めたので、まあまあ手際よく決められたんではないかと思う。最初の頃は、こんなゴミゴミした都会に気にいる物件などありえないと思っていたが、見て回るうちに、そこそこ落ち着いた雰囲気の住宅街も点在していることがわかってきた。しかし、そういうところの駅近物件は概してお高くて手が出ないので、今回、最寄り駅からまんべんなく離れている(3駅いずれも1~1.5kmほど)物件で手を打ったというわけである。
ふだんはバス便を使うことになると思うが、都会のバスは田舎と違って1時間に2本しかないというようなことはなく、ラッシュ時には2分間隔くらいでやってくるので意外に便利。インターネットの不動産情報では、バス便は考慮されていないことが多いので、駅から遠くてもけっこう便利なところもあるのだ。(自己正当化)
Sunday, 13th of November 2011
久しぶりの休養可能な日曜日なので休むつもりが、契約でテンションが上がっていて、授業の予習などをどんどんやってしまう。
昼は味噌ラーメン。このところ、外で食べるのは蕎麦ばかりになっていていて、ラーメンを食べていなかったので美味い。
なんとなくテンションが高く、横浜に買い物に出る。NYの某氏への誕生祝品と、自分用のスーツを一着。明るめのグレー。いつも行く店なので、展示物の中から「これちょうだい」と言えば終了。もう成長期じゃないので細かい寸法直しなどは「いつものとおり」で。
なんかのキャンペーンで2割引だったので、ネクタイもついでに1本買っておく。薄い花柄でちょっと明るめのボルドー。むふふ。来週届くので楽しみだ。
帰りに駅前でミスドを買い、夕方4時過ぎに帰宅。仕事をしていた奥さんと遅いお茶。
ソファに寝転がるとすぐに寝てしまい1時間ほどかなりぐっすり眠る。そろそろ疲れを出しとかんとな。
Wednesday, 16th of November 2011
ついにゴールデンアワー進出を果たした福岡大学蹴球部。==学内的にはいろいろあるんだが==もちろん応援するも延長戦で力尽きて敗戦。しかし、プロチーム相手に善戦と言えよう。ちなみにアビスパはPK戦で勝利。なんとか面目を保った模様。
Thursday, 17th of November 2011
授業2つ。へろへろ。
しかし最近会得してきたが、へろへろでもそれなりに味を出せる。というか、対象によっては、あまりクリアにできないこともあるんであって、そういうものに関しては、へろへろで終わる方が、なんというか、対象の偉大さを表現できることもある。こういう技があることに気づくことができたのは収穫と言えよう。
昼食を取りながら、今週末の某フォーラムの打合せ。意外に大変だが、ここまでできていたらあとは体力。最近基礎体力の補強ができてないから少し心配。
夕方遅くから会議。例によって弁当が支給される。たいへん合理的だが、弁当を食べるとやっぱり眠くなってしまう。今後は、食事のあとでも眠くならないような訓練が必要だと感じた。
実は昨日から娘が来ていて、今日から某被災地方面へのボランティアへ行くんだとか。池袋に23時過ぎに集合して夜行バスで行くらしいが、それなら福岡から直接LCCで行った方が安上がりではないかと思うがまあ堅いことは言わないでおく。父親としてはどんなかたちであれ久しぶりに娘に会えて満足。
Saturday, 19th of November 2011
日中哲学フォーラム初日。8:00集合。ひどい天気の中、ばたばたと準備をする。こちらのキャンパス所属じゃないので機器の接続などはやったことがない。しかし当然のことのようにマイクやパソコンのセッティングの依頼が来る。しょうがないので備え付けの説明書をもとに作業する。
ますますひどくなる天気の中、午後の部もつつがなく終了。しかしその裏で事務方はどたばた。何をどたばたしていたかは書くと支障があるので秘密にしておく。
懇親会は駅前の普通の飲み屋の二階。濃厚な挨拶が延々と続く。あまり中心に近寄るとひどいことになりそうだったので、周辺で小規模に懇親に努める。
その後、会場校側の某指揮官は、やはり中心地域の暴風雨に巻き込まれて二次会以後ひどい目に遭ったことを後で知る。
Sunday, 20th of November 2011
日中哲学フォーラム二日目。8:30集合。
指揮官が別業務に拘束されて不在なので、指揮官代理を務める。==思い出すといやになるので==終わったことはすべて忘れるが、いろいろとたいへんだった。やはり指揮官がいないと現場は混乱する。そして当然のことながら「どのように混乱しましたか」と言われると、うまく説明するのが難しい。手際よく説明できたらそれは混乱した状況とは言えないだろう。
なんやかんやで結局6時近くまでやって、あと片付けをして解散。
中心メンバーはその後、送別会をやるんだとかで、三度夜の街に消えていった。その恐るべき==酒量==体力には==開いた口がふさがらない==頭が下がる。
とにかく疲労困憊。若鷹軍団が8年ぶりの日本シリーズ優勝をする試合をぼんやりながめて、早々に就寝。
Monday, 21st of November 2011
某監禁業務。9:30集合。前のところと微妙にやり方が違うが、それぞれ合理的でおもしろい。ある仕事を片付ける合理的なやり方は複数あるということが具体的によくわかる。
昼食も準備されたものを準備された場所で取る。この種の業務は給与手当よりも弁当などの現物支給が中心だというところも前のところと似ている。
言われていた時間よりもかなり早く終わったので久々に散髪。かなり長くなっていたので「短めに」と言ったら、ずいぶん短くされてしまった。
時節柄孫文の特集番組を興味深く観る。おそらく孫文という人は人間として非常に魅力というか力があったんだろうなあということを感じる。今まで、何人か、そういう人に会ったことがある。ほんとうに勝れていたいた人もいたし、ぜんぜんそうでない人もいた。今のところ自分としては、その手のものは信頼性が低いと感じている。
Tuesday, 22nd of November 2011
午前中、例によって授業の仕込みをしていると、「見晴らしのいいところでカルボナーラを食べたい」という妙に具体的な願望がむくむくと盛り上がってきた。これはここ数日のストレスが形をとったものと思われるが、ここまで具体的なものはめずらしい。やむを得ないので、奥さんを誘って「みなとみらい」という観光スポットに出て行き、なんとかタワーに登って見晴らしを堪能し、その後、5階のイタリアンで無事にカルボナーラをいただくことに成功する。最高に美味しゅうございました。
今後の日程を考えると今日あたりは来週の予習を済ませておくべきなんだが、たまには「そのうちなんとかなるだろう」精神を発揮することも大切。
ちなみに11月22日は「いい夫婦」の日なんだとか。
Wednesday, 23rd of November 2011
新嘗祭あらため勤労感謝の日。今年は学祭期間中ということもあって、勤労しないで感謝する。もちろん出勤しないだけで自宅で授業の仕込みに追われている。
某地元企業の前会長がカジノで105億円だとかを使って逮捕された件が繰り返し報道されている。こないだ母親と電話で話をしていたら、昔は珠算教室に来ていたりして、小さいときからけっこう知っているとか言っていた。あのテレビに出てくる地元の豪邸へも遊びに行ったことがあるとか。このエピソードもあまり自慢できんようになってしもたなあ。
ローカルなルールはいつか破綻することがわかっているのに、なかなか内部から変えることは難しい。こないだの9電の問題も同じ構造。うちにはうちのやり方があるとか言っていると、傍からどう見えているかわからなくなってしまう。他山の石とすべし。
Friday, 25th of November 2011
学会で福岡に行ったので子供たちを呼び出して福岡の基本を伝授する。西中洲の某仏料理店で盛り上がったあと、リクエストにお応えして中洲の某名物バーへ。基本的なカクテルとシングルモルトのお勉強と実習。たいへん財布が軽くなってしまったが、父親としてはこのあたりを伝授できるのもうれしいことである。
Saturday, 26th of November 2011
今月3つめの学会。ぜいぜい。
この日は発表が充実。ベルグソンとマクタガート、ストア派とD・ルイスなど。たくさん刺激をもらう。キャンドル照明でムード満点の懇親会を経て二次会は駅前の居酒屋。12名ほどで盛況。某先生が個人的に忘年会モードに突入しているのに感化されて若干羽目を外して盛り上がる。気がつくと形相的存在論の先生と大名で三次会。
今回は、挨拶回りがテーマだったので、それなりに目的を果たしたと言えるんではないか。
Sunday, 27th of November 2011
学会二日目。DavidsonとかAnscombeとかGriceとか。これほどAnscombeの話が頻繁に聞ける学会もめずらしい。いろいろ刺激にはなる。
大阪がなんだかたいへんなことになっている。大阪都になるんだろうか。いっそみんな「都」にすればいいんではないか。愛媛都とか。
大阪都になると、「府」は京都だけになると心配する人がいるみたいだがあほですか。だいたい、京都は京「都」なんであって、それを京都府というからややこしくなったんである。「京都」「東京都」で、なんの問題もない。くれぐれも「京都都」とかにしないように注意していただきたい。
Wednesday, 30th of November 2011
偉い人と昼食をとる業務。こういうのは中学生くらいの時に地元のライオンズクラブの人の昼食会に行かされたとき以来だと思う。
その中で本居宣長のことが話題になった。偶然かもしれないが、最近この人の名前をよく聞く。以前に某小林氏の同名の本を読もうとして挫折した経験があり遠ざかっていたが、これも何かの縁なので『古事記伝』でも買って来ようと思って某古本屋街へ。しかし岩波文庫のは絶版らしく新刊書店には見当たらない。とくにそれほど欲しいわけでもないのにないと意地になって数件古本屋を巡り、ようやく見つけて確保する。
この方面に詳しい奥さんにプレゼントしてあとで内容を教えてもらうことにする。
Thursday, 1st of December 2011
授業2つ。研究室環境が悪いなりに、これをどうすれば使いやすくなるかと考えるようになってきた。主観的にはダメな日々が続いているが、なんとか客観的に見れば、これだけいろいろと処理しないといけない案件が多い中、破綻することなく前進しているというのは、まあまあ頑張っているということか。
ちなみに、主観的には現在のパワーは20%というところか。(当社比)
研究室の壁に固定された本棚についてだが、明らかにスペースが足りないので、過去のルーズリーフ類の細かいファイルを大きなバインダーにまとめてみることを試行中。某恩師は、自分の若いころの研究ノートを製本していて、こういうふうにやるんですよ、と教えてくれたが、自分の研究ノートは、とても製本するほどのものではない。かといって、捨てるのももったいないし、やっぱり将来の院生には、「こんよにするんぞ」と言いたいから、バインダーにまとめておくのである。
ブラタモリ面白いなあ。こちらに来てから興味が増大している。あと、アド街ック天国とかいうのも、福岡にいた時からよく見ていたが、こちらに来てから、やはり興味が増大している。考えてみれば不思議な番組だ。本来ローカル番組であるべきものが全国放送されている。書店に行くと、東京をテーマにした本が多い。まるで関西や福岡と同じだ。みんな狭い世界に住んでいる。
Saturday, 3rd of December 2011
午後から[[専攻振り分けガイダンス|http://www.gakuji.keio.ac.jp/hiyoshi/bun/bun_senko-guidance2.html]]。2年次から各専攻に分かれる1年生のために、先生たちが集合して専攻の紹介や自分の研究の紹介をやってあげるという親切企画。2日間、2セット行うので、1年生は最大4つの説明会に出ることができる。なかなかよくできている。
例によって打ち合わせなどは一切なし。最初の人が作った流れに次の人が乗っかっていくというパターン。実は私もカリキュラムなどの説明を聞くのは初めてなので一生懸命メモを取る。(おいおい)
先生たちに聞きにくいこともあるだろうということで、3年生以上の学生さんにも3名ほど参加してもらう。たまたま全員うちのゼミ生だったので、終わったらちょっと駅前の居酒屋あたりで慰労でもしてあげようかと思っていたのだが、別の先生が「終わったら帰っていいよ」と声をかけたらしく、この企画はお流れに。
柏レイソルがJ1昇格1年目で優勝。すごい。おなじくJ1昇格1年目で華麗にJ2降格を決めたアビ(ry
Monday, 5th of December 2011
某英国人?教授が新しい研究会のようなものを企画していて巡り巡って私にもメールが届いた。当方としては、興味はあるけどあまり積極的にかかわって負担になるのも嫌だなあと、まず普通の人が思うような印象なのだが、こういう曖昧な雰囲気を英語で書くのは難しい。何度か推敲しているうちに、読みやすい英語になったのはいいが、内容のほうがかなり当初より積極的になって、「できることがあったら何でも言ってくれ!」みたいなノリになってしまった。力不足である。
こういうときに、全体として明るくポジティブだが、ちょっとした言葉の使い方や言い回しで、見かけほどボジティブじゃないんだよわかってねそのあたりのことは、というようなニュアンスが表現できるくらいの英語力を身につけたいものである。
昼食後、一週間前に修理に出していた革靴二足を駅前の靴屋に取りに行く。靴底がすり減ったので靴底を替えてもらった。スエードのスリッポンは傷みが激しいので踵だけでなく前半分にもゴムを貼ってもらったら別の靴みたいになってしまった。革底で実用性が低いのが魅力だったのに、滑りやすいタイル貼りのところでもどんどん歩ける運動靴みたいになってしまった。(歩きやすくていいじゃないか)
Wednesday, 7th of December 2011
==研究室の現状に絶望して==ふと思いついて、社内の専任教員用設備を探索することに。図書館を調べていると、専任教員用閲覧室のみならず、専任教員用個室まであることが判明。Bravo! もうそこにしかおらんきに。
夕方から会議二連発。最初の会議で入試関係の動員表が配布されて絶句。詳しくは言えないが、前のところが天国に見えたことだけは言わせていただく。やっぱり何かおかしいぞここは。
Saturday, 10th of December 2011
{{'『西洋哲学史2 「知」の変貌・「信」の階梯』(講談社メチエ) '}}がめでたく陽の目を見たようだ。私も「盛期スコラとトマス」という章で参加しています。
思い起こせばこの原稿の依頼が来たのは2009年の春。某学会の事務局と、某学科の主任(学科長)が終わってやれやれと思っていた頃であった。〆切は多少の紆余曲折の後、ほぼ1年後の2010年の春だったように思う。
自分の中では随分前に書いたものという意識がある。もちろん、まだ勤め先が変わるなど思ってもみなかった頃で、今後の哲学史はどのようなものであるべきかという、ブラームスが第1交響曲を書いたときのような苦しみの中で書いた。(美化)
中世哲学というと、新しく発見され流通するようになった資料の読解を通して、いわゆるthe history of ideasの研究がヨーロッパを中心に盛んだが、私としては、そもそもなんでそういうものに意味があるのかということの方にに関心があるので、一風変わった論述になっている。というか、なってしまった。この点についても各方面からのご批判をいただければ幸いです。
なお、その他の執筆陣も、一つ若返った世代が中心で、読み応えがあります。これまであまり見たことのない哲学史の本になっているのは確実で、現役の研究者だけでなく、これから中世哲学を勉強しようという人たちにも、ぜひ読んで欲しい。
Saturday, 17th of December 2011
一週間経ってしまった。
天気がいいので、街歩きの本を手がかりに、大倉山から菊名まで歩く。あのへんは、このへんと同じくらい、いやそれ以上に起伏が多く、散歩と言うよりはハイキング。地図が大まかすぎて途中で迷うが、なんとか2時間半くらいでゴールに到着。
やっぱり天気がいいので今度は奥さんを連れて綱島周辺を歩く。このあたりは「市民の森」という名前の公園が多いが、ようするに人が住めないような山の部分が公園になっているわけだ。やはり2時間くらいたっぷり歩く。
月曜日は一週間分の予習をする日。
授業2つのあとゼミコンパ。駅の近くのサラリーマンが集うようなところ。少し疲れていたので最初テンションが上がらず、まずいと思ってピッチを上げたら最後まで調子が出なかった。やはりお酒は自分のペースでゆっくりやるのが一番。
あとで知ったが、一番ピッチが早かった某氏は次の日は朝4時起きのバイトだったそうで、その体力に感服する。
某新設フォーラム関係で学内外の人3名で英語ランチミーティング。イギリス人だと思っていたらドイツ人。楽勝と思ったのも束の間、かなりのイギリス系(スコットランド?)訛りで聞き取りにくい。2時間ほど懇談して解散。この先どうなることやら。
授業2つ。やっぱり3限目にアンセルムスはきつい。来年は4限目になるように希望を出したんだが。
午前中に教養の授業1つ。ピンマイクを発見して使ってみるが、両手が自由になるのでやっぱりこれが楽。しかし途中で電池切れ。世の中うまくいかないものだ。
某研究会に行こうかと思っていたが、宿が取れなかったこともあって断念。申し訳ない。
休養を決め込んで、日がな一日読書に励む。
Sunday, 18th of December 2011
バルセロナvs.サントス観戦。いや、バルセロナってこんなすごいチームだったっけ?サントスが格下のようにあしらわれている。滅私はたしかにすごいがそれを生かすチーム全体がすごい。
この時期に年賀状を準備できたら、とても計画的に生きている人間のような気がするではないかということで、年賀状を作成して印刷する。ふっふっふ。
Thursday, 22nd of December 2011
まだそんなことを言っているのかと思われるかもしれないが、正直なところを書いておく。
ようやく、普通のペースに戻ってきた。
考えてみれば、職場を変わるのは初めてなので、これだけ時間がかかるものとは思ってなかった。
昨日、一日中本を読むことができて、こういう普通のことが今まではできなかったということの方に、驚いた。
本を読むというのは、けっこう大変な、かなり高度な活動である。まず、内容に集中しないといけない。内容に集中するためには、自分の周囲のことに気を取られていてはいけない。周囲に気を取られないためには、周囲が普通でなければならない。すくなくとも、周囲が自分に危害を加えるものではないという点で、ある程度は周囲を信頼しないといけない。そういう信頼感が生まれるためには、ある程度の実績がなければならない。今はその実績を積み重ねる時期だが、これほど時間がかかるとは思っていなかった。こちらに来て9ヶ月。そういうものかとも思う。
Friday, 23rd of December 2011
手帳は必要。
能率手帳普及版を使い始めて1年だが、なんとなく使い方がわかってきた。ポイントは、右の自由記述欄。罫線があるようなのもあるみたいだが、ここは白紙であってほしい。とにかく自由に書けることが大切。
この激動の一年をこれで乗り切った経験から言うと、将来の予定と、記録やメモを区別することが重要。だから、色を変えればいい。最低ニ色のボールペンで、一方を将来の予定、他方を過去の記録や今のメモに使い分ければいい。自分としては、赤を予定、それ以外を青にしている。
そうすると、左のページの補足は赤で書いておいて、それ以外のことは青でズラズラ書いていけばいい。
Saturday, 24th of December 2011
我が家ではキリスト生誕ミサ前夜祭はなぜか牛肉を食べることになっているので、今年は駅のT百貨店でステーキ肉を買ってきて焼く。しかしそろそろ牛肉の脂は重たく感じるようになってきたので、来年からはチキンにしようかな。
子供たちがいないと前夜祭もあまり実感がわかない。太郎や花子はうまくやっているだろうか。
Tuesday, 27th of December 2011
火曜日のクラスは今日で年内終了。年明けは10日だな、と思っていたら、なんとその日はわが社の社長というか創業者の誕生日で休校なんだとか。最近は某やんごとなき方の誕生日でも休まない大学が多いというのに豪勢なものである。その次の17日は試験をするので、実質的に最終回となってしまった。曜日によってはあと3回あるクラスもあるので、ちょっとバランス面でどうかと思うがまあしょうがない。
油断していたら年末年始は列車の指定席が取れないのであった。前のところは帰省方向が大多数とは逆だったので心配したことはなかったが、今年からは真正の帰省ラッシュおよびUターンラッシュに巻き込まれることになる。そういうこともあって、今年は少し早めに帰省して少し遅目に帰ってきますので。
いろいろとご心配をおかけしましたが、皆様よいお年をお迎え下さい。
Wednesday, 28th of December 2011
帰省。JRの切符が取れなかったので一足早くこの日になってしまった。とくに混雑もなく普通に5時間ほどで到着。
Thursday, 29th of December 2011
娘が到着。[[迎えに行く|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/12/post-711.html]]。
夕食はハモフライ。身が厚くて食べごたえがある。
Friday, 30th of December 2011
息子が到着。
母親を連れてユニクロへ行く。コートなど、いろいろと日常のものを買う。どさくさにまぎれてついてきていた娘がちゃっかり自分のものをいろいろと買い込んでいたようだ。
夕食は地蛸。モーリシャス産とかにはない、タコの香りがちゃんとする。
Saturday, 31st of December 2011
正月飾りをしたあと、なぜか女子サッカー世界杯の特集番組を延々と見る。結局ほぼ全試合、某有名歌番組を完全に無視する。何かをするときに、最初の一歩がいかに大切であるかがしみじみとわかる事例である。
[[夕食はブリ|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2011/12/post-714.html]]。新鮮なのでたっぷり乗った脂が重くない。絶品。