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Memoranda Personalia 2012 Sunday, 1st of January 2012
着物を着てお正月のご挨拶。本年もよろしくお願いいたします。
車が無いので恒例の善通寺への初詣はキャンセル。今年はどこへ初詣に行こうかな。
午後、汽車(注:四国を走る電車・ディーゼル車のこと。蒸気機関車のことではない)で妻の実家へ移動。駅によっては平気で8分待ちとかがあるのがお国柄。これも単線ならではの情緒といえよう。
妻の実家で義妹一家に会う。久しぶりの人もいて新鮮。その後夕方から宴会に突入。9時頃に撃沈。
Monday, 2nd of January 2012
正月早々風邪が悪化してやや熱っぽい。昨夜早めに撃沈したのはこのせいか。あまり動かずにゆっくり過ごす。午後、皆が近くのショッピングモールまで買い物に出かけたが、その間昼寝をして随分良くなった。
箱根駅伝は、いままでまったく関心がなかったが、地名がわかってきたので見ていると面白い。あれだ、年末の全国高校駅伝の関東版・大学版というわけだ。
夜は何かを発掘しているような番組を見る。当然、埋め戻したものをもう一度掘り出しているんだろうが、演出上、もう少しリアリティにこだわって欲しかった。
Tuesday, 3rd of January 2012
息子と娘が一足先にUターン。
義父のPCがもうかなり年代物になってきたので新しいものに買い換えようという企画で、近所の電気屋にでかけていく。たぶんMacにするのが一番簡単なんだろうけど、今までWindows機を使ってきてその使いにくさに慣れているのであまり使いやすいのも使いにくいだろうと思って今まで通りWindows機から探す。余計な機能満載の有名ブランドはスルーして、Acerのノートブック(4万円弱)かHPのデスクトップ(約8万)か迷ったが、前者はちょっと上級者向けなのと、今までデスクトップだったこともあって後者にする。
セッティングは苦戦を覚悟していたが、意外に簡単に終わる。とくにネット環境についてはほとんどなにもしないで自動で認識されたのが感動的だった。これまでデジカメ関係を特殊ソフトでやっていたので、このデータの移行も心配していたが、なんとか標準的な形式でデータを移動させて、普通のソフトで写真の印刷ができるようになった。今後は、取り込んだ写真の整理に、ファイルやフォルダの勉強をするといいでしょう。この知識はいろんな面で役に立ちますよ。
ちょっと見た感じでは、[[このページ|http://yamanjo.net/knowledge/file/file.html]]の解説なんかがわかりやすいように思います。
Wednesday, 4th of January 2012
妻はこのあと福岡を回って娘の成人式行事を見届けてから帰宅するので、一足先に一人で帰宅。
岡山から「ひかり」なので新横浜まで4時間かかる。長い。おまけに「B席」という、おそらく新幹線の席で一番人気の無い列(3つ並びの真ん中)なのでどうなることかと思ったが、両隣がまずまず文化的に洗練された乗客だったのでそれほど苦しい事にはならず、事なきを得る。
夜9時頃帰宅。ちょうど近所のスーパーが閉まる時間なので弁当を作ってもらって助かった。
少々飲み疲れなので、0.00%飲料で盛大にぷはーっとやる。これで疲れが取れる気がするのだから習慣というのは恐ろしいものだ。
道中はずっとiPodで音楽を聴いていた。だいたいこういう時に読書はしない。
#エルガー「威風堂々」(新年一発目は華やかに縁起よく)
#{{'チョン・キョンファ: チャイコフスキー、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 '}}(正月気分を継承してまったりした感じのもの)
#{{'無罪モラトリアム '}}(年末にiTunesで買って聴くのは二回目。「ここでキスして」は知っていた。「同じ夜」が強烈。
#{{'グールド: ゴールドベルク変奏曲(1981年録音) '}}(なんとなく眠くなってきたので(うそ))
#{{'マーラー:交響曲第9番(カラヤン) '}}(長い旅を退屈させないためには長い曲。このカラヤンはええなあ)
#無罪モラトリアム(まさかの2回目椎名。詩の内容に興味が出てもう一度聞く。)
年賀状をざっと見る。毎年のことながら、出していないところから大量に届いているような気がする。しかしこれは、案外、自分が意識しないで出しているところが多いせいであったりするのだが、今年もこれに該当するかどうかは不明。
年末に出た某書の感想を書いてくれている人もちらほら。ありがとうございます。とくに、九州の某大物名誉教授が色々と書いていてくれていたのが嬉しい。==そんなに甘やかすとますます調子に乗りますよ。==袋叩きを覚悟していたので少し気分が楽になった。
Thursday, 5th of January 2012
Friday, 6th of January 2012
昨日、久しぶりにジョギングをしたせいか、朝起きると風邪がぶり返している。
授業があるからしょうがなく出ていく。よくあることだが、教壇に立ってしゃべっているうちに体が温まって気分が良くなる。主観的には風邪でぼーっとしているのだが、出てくる言葉は明瞭で論旨も明快。しかしこの判断自体がぼーっとした頭で為されているので信頼性についてはいまひとつ。
蕎麦屋で温かいものを食べたあと、念のため診療所に寄って診てもらう。軽い風邪だということで、だれもが知っている総合感冒薬を5日分出してもらう。念のため、薬の飲み方(飲み切るのか、自覚症状がなくなったら止めるのか)を質問すると、「ええと風邪というのはウイルスが(以下省略)」と懇切丁寧な説明をしてくれる。いつも思うが、患者がどのレベルの情報を求めているかを医師の側が簡単に判断できるような仕組みは作れないものか。
体の抵抗力を高めるためには栄養が必要と判断し、駅のデパ地下(ここは1階だが)で惣菜を買って帰る。栄養にまさるものなし。明日は名古屋なので今日の午後は自宅で静養しよう。
Saturday, 7th of January 2012
新幹線で名古屋へ。まだ都会の暮らしのテンポに慣れていないので、新幹線の最寄駅まで1時間あれば十分間に合うことはよくわかっているのになんか焦ってしまう。
車中は林檎。(果物ではない)
某学会会議@南山大。持ち回りの事務局は3年交代なので南山に行くのもこれで最後。幹事の皆様今までたいへんご苦労様でした。
なんだかいろんな人から暖かい声をかけていただく。「とにかく今必要なことは十分に休むことですよ」とか。ありがとうございます。しかし会議ではまた余計な提案をして自ら仕事を増やしてしまったことであるよ。
懇親会。大学近くの居酒屋で軽く喉を潤したあといつもの寿司屋へ。しかし入ると視界が50cmくらいしかないほど(やや誇張あり)煙が充満している。なんでも換気扇が壊れて焼きものの煙が充満しているんだとか。タバコを吸っている人もいて、嗅覚的には最悪に近い状況。
料理の方はいつもながら新鮮なお魚がたいへん美味しゅうございました。
ホテルに着いて急いでファブリーズ。これは一度クリーニングに出したほうがいいだろう。
Sunday, 8th of January 2012
非常ににぎやかな夢を見て8時に目が覚める。なんか夢のなかで大はしゃぎした記憶があるが、なにがどうそんなに嬉しかったのか具体的なことはすっかり忘れている。なんか損した気分。
深夜にチェックインしたので例によって他の宿泊客のじゃまにならないように端っこの少し広い部屋をあてがわれたのだが、なんとその部屋にはかなり本格的なマッサージチェアーが備え付けられている。びば。朝っぱらからいろいろと椅子にマッサージをしてもらう。
十分時間に余裕を持ってチェックアウトしたがやっぱり気が焦る。発車時間の20分前にホームに出たが待つのが寒い。もう少し計画的に余裕のある行動をしたいものだ。
デパ地下で夕食を仕入れる。自分の基準から見て非常に豪華なサラダがあったのでそれを一つお買い上げ。これさえあればあとはどうにでもなるだろう。
たまっていた洗濯を洗濯機にしてもらう。
Tuesday, 10th of January 2012
年末年始四国の実家への帰省からそのまま西進して福岡で娘の成人式を済ませた妻が午後の飛行機で戻ってくる。晴れ着姿の娘の写真をたくさん見せてもらう。成長した娘の姿に==どこのべっぴんさんかと==目を細める。
Wednesday, 11th of January 2012
業務のため5:45に起床。7時前に最寄駅に着くが、相変わらずホームは人の波。しかし2回目なので少し落ち着いて行動できた。並んでいるのは始発電車に座りたい人々で、立ってもいい人はかなり自由に来た電車に乗り込んでいるようだ。通勤ラッシュよりは少し早かったようで、車内の混雑もそれほどでもない。
業務内容については決して書いてはいけません。「考えようによっては楽しい仕事」という表現に留めておく。
正月休みの間に、松田克進{{'『近世哲学史点描―デカルトからスピノザへ』 '}}が著者から届いている。ありがとうございます。{{my '20101120#p01','以前'}}、{{'『スピノザの形而上学』 '}}に驚かされたこともあり、早速、最初の方の論文を読んでみる。やはり、哲学的な切り口が鮮やかで、一挙に読者を本質的なところへ連れて行く手際が見事。アマゾンでは今のところ取扱不可となっているのが残念。デカルトやスピノザはなにを専攻するにしてもどうせ読むんだから、こういうクリアな論文を多くの学生に読んでほしい。自分も最後まで読んでこんどこそちゃんと礼状を書こう。(書けよ)
Thursday, 12th of January 2012
アンセルムスの演習は、実質的に今日が最終日なので、まとめも兼ねて参加者による発表。持ち時間20分で各自レジュメを準備して割り当てられた箇所について発表する。これが意外に面白い。
毎回の演習では、内容の正確な把握と、その前提になる文法事項の確認に時間を取られて、内容について議論するところまでなかなかいかないが、こういうかたちであらためて議論をしてみると、こういう時間を取ることも重要だということがよくわかる。
今後は、いろんな授業や演習で、参加者による発表会形式を取り入れてみよう。
研究室のネット環境について、これまで、部屋にあるコンセントから線をつないでも認証されないので、てっきりこの方式は廃止になって、全面的にWi-Fiに移行したのだろうと思っていたら、いろんな人の証言により、やっぱり研究室では安定して速い有線ランが使えるらしいことが判明。思い切って担当部署に連絡すると、さっそく係の人が来てくれて、ちゃちゃっと有線でつないでくれた。どうやら、部屋に来ていたケーブルが断線(!)していた模様。
さっそく有線でつないで使っているが、赴任以来のストレスがばからしく思えるほど安定して速くて快適。無駄なストレスのせいで費やされたエネルギーを返してほしい。
ボナヴェントゥラ演習のあと、参加者と近くの鉄板鍋屋で軽く懇親。初めての店だが、基本的に韓国系か。辛めの味付けにたっぷりのニンニクで福岡のモツ鍋のような食材をいただく。たいへん美味しゅうございました。途中から熱燗に突入してやや理性が飛んだような記憶があるが定かではない。理性的な時間に解散して10時過ぎに帰宅。
Friday, 13th of January 2012
教養の授業も最終回。昨夜のニンニクの成分がまだ体の中に残っているような感じ。主観的に元気だが、客観的な出力の質については不安が残る。それでも徐々に調子が出て、無事に一年間の講義を締めくくることができた。講義後には何人か質問に来たりして感じが良い。講義後の先生というのは軽い「祭りのあと」感に襲われていることが多いので、質問に来てくれたりすると(それが良い質問である場合には)大変嬉しいことがある。
そろそろ引越しの準備を始めないといけない。すべてに先立つのは引越の日付を確定すること。そのためには業者を決めないといけないが、今回は==成長した==奥さんが全ててきぱきとやってくれる。三件ほど見積をとって、内容・価格面を比較検討し、決定後、各社に電話報告。これまで、押しの強い営業に振り回されてきたが、今回はあっさりしたもの。ちょっと寂しい気もするが、本来はこれでいいのだ。
昨日の懇親会の席上、授業がないこの春の期間、歴史上の主だった哲学書にとりあえず日本語訳でいいからできるだけたくさん目を通したらいいよ、という話をしたんだが、早速その計画が動き出して==首謀者==主催者からリーディング・リストが送付されてくる。すばらしい。精読と多読は車の両輪のようなものとよく言われるが、実際にやるのは難しいのでなんとか一部を習慣化させたいところ。ぜひこの方面も頑張ってやってほしい。
Saturday, 14th of January 2012
ちょっといろいろ年末年始の疲労が押し寄せている中、リフォームの打ち合わせに出かける。この方面に関しては、かなりひどい目にあった経験があり(その当時の日記をガオーさんが消してしまったのは返す返すも残念)、かなり神経質になるが、まずまずこの地方の風習に従って無難にお話ができたのではないかと思う。しかしどうしても「言い値で買うのは悪」という先祖代々の教え(?)が気になって、些細なところに価格交渉を入れてしまう。こういうのは文化の違いということでどうか大目に見てもらいたい。==しかしどうも関西とこちらとでは金銭感覚が違うと言うかお金にかんする感覚が違うような気がするなあややこしい。四国人としてはどっちも適応の対象でしかないんだが。==
夕方から頭痛。年末年始の疲れか。これから入試業務や引越でまた忙しくなるからこのあたりで一度疲れが出ていたほうがいいのは事実。このあたり、頭よりも体のほうがよくわかっているなと感じることがしばしばである。
Sunday, 15th of January 2012
遅まきながら初詣に出かける。が、新しい土地なのでどこに行ったらいいのか皆目見当がつかない。とりあえず、今度引っ越す方面の有名所として目黒不動尊に行ってみる。不動前から15分ほど歩くが、あまり人通りもなく、閑散とした感じ。境内もそれほど人は多くない。
初詣の時はいつも、前年のお札を返却(買ったんだが)して、新しいお札を買ってくる。それで、お札を返却しようとしたら、至る所に「ここで買ったもの以外は返却しないでね!」と書いてある。一瞬目を疑ったが、本当に至る所にそう書いてあって、返却場所にはわざわざライトまで付けて目立つようにして書いてある。これはそうとう他のところのお札を返却されるのが嫌なのに違いない。
念のために妻が売店(じゃない)にいる巫女さん(男だったが)に、「他所の土地から引っ越してきたんで、前のところのお札を納めてもらえないでしょうか」と聞くと、そっけなく、「他所のところはダメです。最近は郵送で返却できるところもありますからそうしてください」とか言われている。
所変われば品変わると言うが、あまりのことに開いた口がふさがらない。別にゴミを出そうとしているわけじゃなし、他のところのお札を受け取らないという法があるものかこの無法者め。だいたい善男善女が緩い雰囲気でこの新年の宗教行事を楽しんでいるお陰で成り立っている業界なんだからもっとお客様の都合に配慮してはどうか。
ともかく、こんな所に無理やり返却しては、前年までの守護をお願いしていた宗像大社の神々に申し訳が立たないので、そのままお札を持ち帰ることにする。
郵送でもしようか困ったな、と電車に乗っていると、ふと、==前日アド街で見た==川崎大師のことを思い出し、そうだあそこなら真言宗だし、こっちの善通寺みたいなもんだし(そうなのか)、行ってみよう、ということになり、途中で特急に乗り換えて横浜まで出て、京急で大師前へ。
駅を出るとこんな時期なのにずいぶんの人出。長い参道の両側に==昨夜アド街で見た==店が立ち並びずいぶんと賑やか。境内も人の波とまでは言わないが、それでも普通のところの三が日の初詣くらいの混み具合。特筆すべきは、前年のお札の返却場所に、堅いことがなにも書いてない。当たり前だ。念のため妻が「別の所のお札ですが」と聞くと、「結構ですお受け取りします」とあっさり納めてくれる。こうでなければなるまい。さすがわがお大師さん、==あの目黒のケツの穴の小さい(失礼)ところとは格が違うわい==と、いい気分になった。
お札については、こちらでは護摩木と言うらしく、それも、そのまま売ってくれるんではなくて、買ったものをいったん預けて、祈祷してもらって、あらためて受け取るという手間をかける。考えてみればそうするのが本当なんだろうけど、祈祷の時間が一日何回とか決まっているので、それを待つために時間がかかる。あまりそのへんは堅苦しく考えないで、何度も言うが、お客様の都合に合わせて柔軟に対応していただきたい。今回は祈祷後に郵送してもらうオプションを400円で選択した。==無駄なお金と言わねばなるまい。==
帰りは南武線経由で帰宅。途中で葛餅を買った。終わり良ければ全て良し。いい初詣になった。
Tuesday, 17th of January 2012
講義科目は試験。なんかいつもよりもずいぶん人数が多いような気がするが気のせいだろうか。このクラスの試験は二回目ということもあり、あまり失敗はなかったように思う。前の学期の試験でどのような失敗をしたかは秘密。
さっそく採点。例によって皆さん自由にいろいろ書いている。しかしこれ以上のことはここに自由に書かないほうがいいだろう。
研究室にデスクトップのパソコンを設置するかどうか迷っている。今のところ、Letsnote R9という小さいやつを使っているが、とくにこれで不自由というわけではない。小さいのでやや画面が見にくいが、まったく見えないわけではなく(あたりまえ)、ワードとエクセルとインターネットなら十分これでいける。しかも、場所を取らないので机の上が広く使える。軽いから動かすのも楽。本棚に片付ければ部屋からパソコンの姿を消してしまうこともできる。
しかし、静寂な研究環境というものが今後も期待できそうにないので、どうせなら工場のような音が出る大きなタワーパソコンを設置して自分の世界を作り上げるのも手かな、とも思うのだ。(歪んでいる)
Thursday, 19th of January 2012
週末は天気が崩れるそうなので、予定を前倒して銀行や役所を回る。某地方銀行東京支店は警戒してGoogleのstreet viewで予行演習をしていたので問題ない。区役所の方は、油断してそれをしていなかったらやっぱり迷う。こういう大きな公共施設は大きな通りに面していると考えたのがそもそもの間違い。そういえば区役所というのは、古くからあるので、周辺の開発についていけずに奥まった住宅街にあったりするのであった。広い道路をぐるっと回っても入り口がわからない。人に聞いてようやく、そこに行くにはいったん商店街に入って、その中の細い筋を行くのだということがわかる。
Friday, 20th of January 2012
教養の授業は試験。雪が降っているので交通機関の乱れを心配したが、案の定遅れて来る人もいたが数が少なかったので対応できた。前回の教訓を踏まえてつつがなく終了。
さっそく採点。心なしか前回よりも全体のレベルが高い。前期の成績を参考にしてだいぶ私の基準に順応してきた模様。
これでほぼ今年度の授業関係の業務は終了したはず。例年なら激しくホッとするが、今年はまだこれからなにが起こるかわからないという緊張感が残っていて、あまりそういう気分にならない。どのタイミングでホッとしたらいいのか、身体がまだよくわかっていないみたいだ。
Saturday, 21st of January 2012
こちらに越してきて驚くのは、冬の天候。ほとんど雨が降らず、晴天が続く。前のところは端っことは言え日本海側なので、冬はけっこう荒天が多かった。まるで四国に帰ったかのような穏やかな天気が続くが、この週末は生憎の雨。
忙中閑ありで、この一週間は比較的拘束時間が少ないこともあり、原稿を進めることにする。
今回は専門外なんだが、ちょっと近いところで、思いっ切り専門外なら思いっ切り書けるが、あまり思い切れないくらいの領域なので非常にやりにくい。そのやりにくさを体験するために、ちょっと書き始めてみるが、あまりのやりにくさに驚いてそそくさと退散。
学生さんは卒論とか大変だと思うが、我々は、考えてみれば卒論を毎年2,3本は書いている勘定だから、まあ、これをクリアできるのが最初のハードルってことかもしれん。
Sunday, 22nd of January 2012
奥さんがなんか英語の試験を受けに行く。これまで培ってきた人間関係から引きぬかれて知らない土地で知り合いもなく一人で頑張っている姿には頭が下がりっぱなしだが、自分で色々と見つけてなんとかpositiveにやっていこうという運動の一環なのだろう。会場は地下鉄で30分ほどのところなんだが、「老眼で問題が見えません!」とか手を上げていないか心配。
2週間ぶりにジョギング。最近、ハムストリングを意識した歩行をしているせいか、あまり衰えていない。9kmくらいのコースを1時間弱で走る。日が長くなってきて最近走っている人が増えているみたいだから、最近の自分のチェックポイントを書いておく。
*とにかく体を立てること。普通にしていると前かがみになる。反り返る感じでちょうどいい。本当に反り返っていることがあるからときどき店のガラスなどでチェックするといい。
*膝から下はないような感じで。大腿骨で走る感覚。膝の部分で着地する。かなり腰骨を前傾させる必要がある。
*顎を引く。普通にしていると頭が前に出る。これも、自分ではわかりにくいから、鏡になるようなものを見つけてチェックすること。
Monday, 23rd of January 2012
朝から転居準備モード。近所の銀行でローンの契約。こちらとしてはいろいろと検討した上でいろいろと決めているつもりなんだが、先方としては、こういう時にはやっぱりいろいろと説明をしてから契約をしないといけないみたいで、やっぱりいろいろと説明を受ける。激しく時間の無駄なような気がするが、まあ、念には念を入れててということか。
このまま電車で引き返して出社する予定だったが、やはり引越に関して確認すべきことが見つかり帰宅。無事確認を済ませ、そのついでにいろいろと転居手続きをする。
最近はネット上で電気・ガス・水道・電話などの引越し手続きができるようになっていて、それはそれで便利なんだが、なんかあっさりしすぎて不安感が残る。確認メールをもらっても、なんか機械的で手応えがない(まさに機械が出しているのだ)。以前のようにいちいち電話をかけて話をしながらやるほうが安心感があるが、それはそれで面倒だし。難しいものだ。
Tuesday, 24th of January 2012
昨夜からの雪が積もって銀世界。しかし団地の壁はもともと白いから、今ひとつ美しくない。
一昨日、久しぶりにジョギングをして自分の姿勢の堕落に衝撃を受けたので、心を入れ替えて今日も走りに行く。以前にも紹介したことがあるが、基本となる文献は、{{'これ '}}。
ジョギング中は、その日の心身両面の調子によって、いろんなイメージで体を動かすが、基本となるのは正しい姿勢。なにが正しいかというと、一番合理的な姿勢ということだ。疲れて前傾すれば余計に疲れる。その前傾姿勢をまっすぐにするのが体幹の力である。
あと、注意点としては、とにかくゆっくり走ること。たまに元気に追い抜いていく人がいるが、プロから見れば「あれじゃああと2kmが限界だな」とか、すぐわかるのである(だれがプロじゃ)。がむしゃらに走ると必ずケガをする。とくにオジサンは膝をやりやすい。
しかし、「ゆっくり走る」と言われても、どのくらいが「ゆっくり」なのかわかりにくい。意外なことに、早足で歩くくらいでちょうどいい。LSDといって、本当に長距離をゆっくり走るときは、それよりも遅いくらい。つまり、早足で歩く人に追い抜かれるくらいだ。以前、出張先の名古屋で、こういう美しいLSDをやっている人を見かけて感銘を受けた。どうせ走るんなら、ただ漫然と走るんじゃなくて、心身のすべてを支配下に置くようなイメージで走りたいものである。
Wednesday, 25th of January 2012
スーツに慣れてしまって、最近はスーツばっかり。たぶん、私はずっとこういうきちっとした服装の人なんだろうと思っている人が増えていると思うが、実は、これほどスーツを着るのは今年が初めてである。だいたいはカジュアルジャケットに開襟シャツ、冬はタートルネックのセーターでした。
ネクタイは、襟元が締まっているので、夏は暑いが冬は温かい。ちゃんとサイズのあったシャツを来ていたら、それほど締めつけ感もない。色や柄や材質が豊富なので、それなりに変化も楽しめる。
しかし、これまであまりスーツを着なかったこともあり、ネクタイの締め方というものを、なんとなく自己流でやっていた。そこでふと思いついて、ネットで検索したら、やっぱり「ネクタイの結び方」という動画がたくさんある。図解じゃなくて動画なので、微妙なところがよくわかるのがすばらしい。
これまでの自分のやり方は、だいたいシングルノットという種に分類されるやつだが、やはり細部が自己流でいい加減になっていたところがある。そこを修正すると、あっさりきれいに結べる。調子に乗って、今日はダブルノットという結び方をしてみたんだが、なんだか気持ちが良い。
しかし、今頃ネクタイの結び方を習得したなどと、自分の年齢を考えると人には言えない。
Sunday, 29th of January 2012
もう何度も聞いたので空耳ではない。こちらの人は、ちょっとした時に「申し訳ございません」と言う。
いつ頃からなのか、このところの過剰敬語ブーム(?)の一端なのかはわからない。少なくとも自分はこれまでおそらく一度も使ったことがなかったし、実際に使われているのを聞いたこともないはず。
初めて聞いたのは、ジョギング中に、宅配のバイクに道を譲ったときで、バイクの==にーちゃん==店員さんが「申し訳ございません」と言って走り去った。こういう状況だと、まずその他の地域だと、「すみませ〜ん」とか「ども〜」とかが普通だろうし、無口な人が多い九州だと何も言わないか、ちょっと頭を下げるくらいで済ませるところだ。
この時は、なんとまあ腰の低い店員さんだろうと思ったが、その後、比較的普通にこの言葉が使われているのを聞いて、その店員さんが特別ではないことが分かった。
それで、最近は自分でも時々使うようになっている。言ってみると、「もぉ〜しわけ」のあたりにそこはかとなく感情を込めることができてそこそこ便利に使える。
ついでにもう一つ、こっちでは、バスや電車の中で携帯で会話をする人がほぼ皆無である。もちろん、これまでのところでも、乗り物の中ではマナーモードにして会話はご遠慮ください、ということが言われていたと思うが、実際に電話がかかってきたりすると「まあ、そんなに堅いこと言わんと」という雰囲気で、自由に話をしていた。
こっちで、車内でしゃべっていると、==無敵状態に入っている==年配のおばさんあたりから本当に注意を受ける。車内の携帯会話はご法度という雰囲気が強い。
そう言えば以前、名古屋の空港バスの車内でしゃべっている人がいて、その人が隣の爺さんから厳しく注意されていたことがあった。あれは、九州の人と東京の人だったのではないか。
そういうことなので、九州の人は、東京に来たら注意しましょう。しかし、なんかみんなわーわー言っている九州の車内が懐かしいような気がしないでもない。
Monday, 30th of January 2012
朝から近所の銀行で売買の実行。こういうのは3度目だが、非日常的な金額が目の前をびゅんびゅん飛び交う様はいつ見ても壮観である。売り主の人と同じ机に座って、たくさんの書類を前にひたすら署名と捺印を繰り返す。
1時間半ほどですべて終了。例によって、一瞬だけ、預金口座の中を大金が通過していく。
鍵をもらったときにちょっとテンションが上がる。
午後から、さっそく新居に出かけてリフォームの最終打合せ。どういう職人さんに当たるか、運を天に任せざるをえないが、そこそこ競争の激しいところだろうからその中で生き残っていることに信頼を置くことにする。
火の気のないところに長時間いるので防寒に気をつけて、ダウンコートの下に毛糸のセーターを着込んでいくと温かい。やはり冬はこの格好がストレスが少なくていいんではないか。
Tuesday, 31st of January 2012
ちょっと前から迷っていた研究室のPC環境整備の件だが、思わぬところから資金を得ることができたこともあり、DELLのカスタマイズパソコンと{{'MITSUBISHI 27型ワイド液晶ディスプレイRDT272WLM(BK) '}}を生協で買った。
カスタマイズのポイントは、CPUをCore i7-2600というちょっといいやつにしたのと、あと、メモリを8Gにしたことくらいか。OSはWindows7 Professional 64bit。
これに、前から使っている{{'東プレRealforce108UBK '}}を接続して、所期の目的を達成。
その後、少し茶目っ気を出して、Letsnoteとの相性がいまひとつであった{{'acer G5シリーズ 23インチワイドTFTモニタ '}}を接続して、デュアルディスプレイ状態にしてみる。メーカーも大きさも違うディスプレイを並べるとややバランスが悪いが、この広さは新鮮。
このところ、Web上の辞書を使いながらWordで翻訳したりすることが多いので、そういうときには便利なんじゃないか。あと、〆切が迫った原稿を常に表示させておくことで、逃避のしすぎを防止する効果もあるかもしれない。
あとはプリンタだが、これは少し迷っている。このところますます紙にきれいに印刷する必要が少なくなってきていて、原稿を提出するのもデジタルデータをメールに添付してということが多いので、はたして今後、場所を取る高機能なプリンタを個人の部屋に備える必要があるかどうか、少し悩むところだ。しかし、ごくたまに、手近なところですぐにコピーやスキャンができたら便利だと感じることもあるんだよな。
Saturday, 4th of February 2012
引っ越し先の駐車場料金が高すぎるのと、そもそもこちらの暮らしではあまり使わないこともあり、愛車を==嫁にやる==売却することにした。本来であれば、自分でピカピカに洗車してやりたいが、団地暮らしではそれもままならず、近所のガソリンスタンドを調べて洗車してくれそうなところにもっていく。コーティングもしてもらったので、かなりピカピカのつるつるになった。所要時間は小一時間ほど。
今後しばらく車がないのは残念だが、そのうち稼いで二人乗りのスポーツカーでもまた買おうと思っている。(前向き)
http:my_images/skyline.jpg
Tuesday, 7th of February 2012
今朝の気温変化。縦軸は気温(摂氏)、横は時刻。
http:my_images/Feb7.png
朝5時から9時のあいだに急激に気温が上下していることがよくわかる。この間、かなり激しい雨が降った。
前線の通過に伴い、一瞬、暖気団の中に入ったためだが、それにしてもこれだけ温度差があるのはめずらしい。
Thursday, 9th of February 2012
某業務のため朝8時すぎの電車に乗る。この時間帯は一番混雑するので緊張するが、この方面も少し慣れてきて、ホームいっぱいの人の波を見ても、それが整然と並んでいる列の束に見えるようになってきた。
少し時間に余裕があるので、次発の電車の列に並び、一本やり過ごして、座席につくことができた。えらいえらい。
業務内容はけっして書いてはいけません。所変われば品変わる。ようするに、前のところでは事務の人や外部委託していたようなことを、ほぼすべて教員がやるシステムのようだ。個人的には、この手の業務は事務の人の方が圧倒的に能力があると思うが、まあいろんないきさつがあるんだろう。
思いのほか業務が早く片付いたのと、いい天気に誘われたこともあり、小一時間ほど散歩する。[[某有名電波塔|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/02/post-715.html]]のあたり。適度に起伏があって意外にいい散歩コースだ。この方面も今後探究したい。
Friday, 10th of February 2012
このところ==逃避活動の一環として==PCの環境整備に気が向いていることもあり、懸案の自宅Macのメモリ増設もやっておく。2008年に購入したiMacなので、Amazonで{{'BUFFALO増設メモリ '}}を注文すると例によって翌日に届く。
増設方法は、底面のネジを一本外して差し込むだけなので簡単だが、このネジが微妙に弱々しくて、ネジ山をつぶさないかはらはらする。慎重にゆっくりやればいいのだが、この手の作業になれていない人は、近所のオジサンとかにやってもらった方がいいレベルの難易度ではある。
午後から職場PCの環境整備。某予算で注文していたプリンタ複合機が到着。[[こちら方面もだいぶ整ってきた|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/02/post-717.html]]。こういうことは赴任当初にさっさとやっておくべきだったかもしれないが、おもしろいことに、この時期になるまでそういう気になれなかったのである。
こないだは、部屋に来ているLanケーブルが断線していたり、どうも私の部屋はいろいろとインフラが弱体化しているようで、電話線にも怪しいところがある。上記複合機についているFAXが使えないので事務の人にいうと、使えるはずなんで業者に連絡しておきますとのこと。まああまりFAXは使わないので急ぎませんと答えておく。
ついでに、研究室周辺騒音問題についてもあらためて立ち話。この事務の人は問題の重大さを認識してくれていて、こちらの苦情に耳を傾けてくれるのでありがたい。前回、社内担当部署の会議をとおして大事になってしまった教訓を生かし、実効性のある方法を探ることにする。
まあしかし、最後にはひとりひとりの心がけなんですよね、というところに話が落ち着いてしまったので少し今後が不安ではある。
Saturday, 11th of February 2012
今日は休日か。==土曜日が休日でもあまり意味がないなあ。==
久しぶりにこの日記のスタイルを変更してみた。これまでのは、ちょっと文字を小さめにして白い余白を生かすデザインだったが、今回は、tDiary 3.1の新しい標準テーマをちょっとだけ変更したもの。読みやすさ優先。
Sunday, 12th of February 2012
この春から移転する某学会ホームページのワーキンググループというものをつくってもらったので、その案内関係の作業をする。意外に時間がかかる。
これまでこういうのはメーリングリストを使ってきたが、なんかもう少しスマートなやり方はないだろうか。案外昔の掲示板システムの方が、この手の作業にはいいかもしれない。しかし、掲示板の場合、メンバーが全員アクティブじゃないと意味がないし。やっぱりそう考えるとメーリングリストが一番効率的な気もする。
こちらの人は全般的に民度が高く、挨拶や物腰など、感心することが多いが、もちろん悪いところもある。目につくのは歩きタバコとくしゃみのしかた。タバコについては、そもそも人が多いから喫煙者に遭遇する頻度も高くなっているんだろうが、それを差し引いても西の方より煙を感じることが多い気がする。
ちなみに、国立がん研究センターがん情報センターのサイトにある資料だと、[[男性の喫煙率|http://ganjoho.jp/public/statistics/pub/statistics06_05.html]]は東西にあまり差がないが、[[女性の喫煙率|http://ganjoho.jp/public/statistics/pub/statistics06_06.html]]は、かなり関東圏が高い。いろんな事情で、都市部の女性の喫煙率が高くなるということだろう。
くしゃみについては、これも、狭いところに人が多いから目立つんだろうけど、おっさんのくしゃみで許し難いようなのをよく聞く。標準的には「はっくしょん」だが、「はっくしょおおおおおおあああああいいい」というようなのがときどき団地内に響き渡る。要するにくしゃみの本体は終わっているのにそこから声を張り上げて叫ぶんだからひどいもんだ。
よっぽどストレスをため込んでいるのか育ちが悪いのか。育ちはまあだいたい同じようなもんだろうからやっぱり都会のストレスがひどいということなんだろう。
Monday, 13th of February 2012
研究室の電話線が謎でFAXが使えない件だが、約束通り電話会社の人が調べてくれて、ちゃんと使えるようにしてくれた。後学のためにいったい何がどうなっていたのか知りたいが、早朝に作業を行ったようで真相は藪の中。
いちおう、自宅のFAXとのあいだで送受信のテストを行って、正常動作を確認。前のところでは、送信はできるが受信ができない状態だったので、送受信ができるのは初めてだ。ちょっとうれしい。
次の課題はこれをなににどう使うかということだ。(おいおい)
いつも昼食を買うコンビニで、あるお茶を買うと妙なものがついてくる。妙だなと思っているうちに、[[どんどん増殖してきた|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/02/post-718.html]]。なんらかの対策が必要だと思われる。
Tuesday, 14th of February 2012
訳者の方から送っていただく。ありがとうございます。
{{isbn_detail '9784334752446'}}
光文社古典新訳文庫というのは、あの亀山氏のドストエフスキーの翻訳などで有名なところだが、最近、プラトンの新訳も出てきている。これは、茨城大の渡辺さんの『メノン』。奴隷の子供が自分で二倍の面積の正方形の作図方法に思い至るという場面で有名な初期対話編の傑作。院生は必読。
驚いたことに、本文とほぼ同じ量の解説がついている。そういうと、学術的な細かい注解だと思うかもしれないが、そうではなく、これぞ「解説」と言うべき、じつにていねいな本文の要約と整理が「です・ます」調で語られている。
じつは、古典的な哲学書というのは、全体としてなにが言いたいのかよくわからん、というのが多く、こういうていねいな解説というのは、やさしいようで本当は難しい。研究の蓄積が膨大で、客観的なまとめというのはほぼ不可能。それならば、訳者の解釈を思いっきり語ってみよう、という発想にたどりついたみたいで、言ってみれば、渡辺さんが、本文を全部日本語にきちっと訳してくれたあとに、「ようするにどういうことかというと〜」と最初から全部自分の言葉で語り直してくれているようなもの。こういうのは大歓迎です。
{{isbn_detail '9784486019183'}}
じつはこちらも少し前に送っていただいたのだが、こちらの方は読みごたえのある専門的な論文集で、まだ十分に内容を読んでいません。近々コメントを添えてお礼状を書こうと思っていますのでもう少しお待ちください。
Wednesday, 15th of February 2012
入試監督。朝早く集合だが、最寄りの校舎なので楽ちん。いま住んでいるところのいいところはこの教養の校舎に近いことなんだが、引っ越ししたらこの利点が失われること==だけ==がちょっと残念。
役割分担表を見るといきなり監督責任者にされている。これは、日頃の自由奔放な私の振るまいに業を煮やした一味の報復か、と一瞬身構えたが、実際に作業をしてみると監督責任者が一番単純な仕事であることがわかり、ほっと胸をなで下ろす。
業務内容自体は前のところとあまり変わらない。違う点はといえば、前のところは事務方主導だったのに対してこちらは教員主導。要所要所で事務の人も手伝ってくれるという感じ。
昼食は監督者用に借り切っている某食堂。==メニューの内容はいまひとつ。==しかし、冷えた弁当よりもこっちの方が、とくに寒い季節はありがたい。
夕刻、なんとか無事に業務を終える。帰宅しようとすると人の波。人混みの中には、受験生の子供を迎えに来た保護者もたくさんいて、「どう?練習になった?」とかしゃべっているのが聞こえる。べつにどうでもいいがちょっとイラッと来た。
Thursday, 16th of February 2012
今日も朝から監禁業務。段取りがわからないのでなんとなく居場所がない。しかし、同じようにもう一人居場所がない同僚がいるので、「居場所がないですね〜」という共通の話題で盛り上がる。
昼食は食券を使って近所の蕎麦屋。こういう業務の時に、ときどき、大学周辺のいくつかの店で使える食券が支給され、一定の金額内で、自由に使えるようになっている。これもなかなか感心する仕組みだ。
雪が降るくらい寒かったのでなにか温かいものでも食べようかと思ったが、なぜかざるそばを注文してしまう。
Saturday, 18th of February 2012
水曜からの連続入試業務四日目。だいぶなにをどうやっているのかわかってきた。夕方まであると聞いていたが、昼前に終了。これで全部終了のはず。
午後から新居のリフォーム引き渡し。余裕で行けると思っていたら間に合わなかったので、相棒に業務を委任。その後、カーテン設置作業立会業務に参加。やっぱりカーテンはちゃんと注文してたのむとちゃんとしたものができるのですなあ。
新居の近所のダイエーで買い物。こういう店が近くにあることもプラス材料だったんだが、まあ、今後、お世話になります。
Sunday, 19th of February 2012
怒濤の入試業務が終わったと思ったら明日は引越だ。今日くらいはゆっくり寝ておこうと思ったら、めずらしく朝早く携帯が鳴る。自慢じゃないが私の携帯はめったに鳴らない。なにかと思ったら某引越業者電気工事部から、今日のエアコン取り外し作業のスケジュールについてであった。朝早くからご苦労様ですと言えばいいのか。
取り外し作業自体は1時間半くらいで終了。
ちょうど昼時になったが、さっさとカレーを食べて奥さんが出かけていく。なんでも、先日の試験の二次試験があるらしい。ものすごいスケジュールだ。3時間後くらいにあまりできなかったと言いながら帰ってくる。急いで疲れを取るべく相互マッサージ。短い時間だがやっぱり少し寝てしまう。
Monday, 20th of February 2012
予定より少し遅れて9時15分ころから梱包開始。梱包チームは4名。正午過ぎに終了して帰っていく。その間、コンビニのおにぎりなどで昼食。もうガスが止まっているので暖房はなし。幸いなことに天気がよく、南向きの部屋だと暖房がいらないほど。我が家の引っ越しといえば悪天候と相場が決まっていたが、変化の兆しか。
午後1時過ぎに運搬チーム到着。人数が揃わずスピードが上がらない。そのうち、引越先の電話とガスの工事の時間が迫ってきたので、積込作業の監督をマルガリータ隊長に任せ、一足先に新居へ。
火の気も何もない、ガランとした部屋で人を待つという過酷な業務だが仕方がない。そのうちNTT関東の担当者がやってきて、フレッツ光のルーターを設置。まだ電話機が到着しないので心配したが、担当者が装備している各種機器を用いて無事開通を確認。
あとは東京ガスの開栓作業だが、待てど暮らせどこれが来ない。5時近くになってきたので不安になり、慣れない携帯を使って東京ガスの受付電話番号を調べ、そこに問い合わせる。何度か行き違いがあったが、ようするに、前回、作業員と直接打ち合わせをしたのにその作業員が作業の予約を入れ忘れていた模様。
以前であれば「なにしょんぞわれー」となるところが、こちらに来て一年が経過してすっかり==牙を抜かれた==穏やかになった私は嫌な顔ひとつ見せずに「私の記憶では〜」というような言葉を使って穏やかに対応。その後、1時間ほどして担当者がやってきて無事開栓。ようやく暖房が使えるようになる。
その間、搬入作業が進められ、7時半頃に終了。足の踏み場もない状態に茫然自失。
なんとか座るところを確保して夕食。ダイエーで惣菜を買ってきたら意外に豪華な夕食に。緊張もあって食べきれない。
いろいろ問題もあるがなんとか風呂にも入ることができて、地震が来ませんようにと祈りながらダンボールの山の間で眠ることもできた。第一日目である。
Tuesday, 21st of February 2012
例によって早朝から電話があり電気工事。9時過ぎからエアコンの取付作業。いきなりトラブル発生。各部屋にエアコン用の穴が開いている事は、当然確認していたが、なんと、ある部屋の穴が貫通していないことが判明。なんしょんぞわれ。よく見ると、部屋側から外へ向けて穴を作る作業が終わっておらず、穴を開けて蓋をしただけ。前の住人がこの部屋にエアコンを設置しようと思わなかったらしく、新築当時の施工不良が今頃判明したというわけだ。
管理会社に電話をかけるが、電話だけでは状況が伝わらないので、とりあえず現状把握のために見に来てもらうことにする。もう一つ、ガス給湯器関係で不審な点があるので、その件についても現状を見てもらう。まあこういう設備関係のトラブルは、修理することができるので、あまり大した問題ではない、と思うことにしよう。
午後から、ネット環境の整備。いつも大枠がわからなくなるんだが、自分で無線LANルーターを増設した場合には、まず、NTTのルーターにログインして、そこの設定画面で、プロバイダへのログイン情報を登録すること。しかし今回、NTTのルーターへのログイン情報(URL, ID, passwordなど)を、NTT関東の人は教えてくれなかったぞごるらあ。過去の経験からそういうのがわかったからいいようなものの。いや、そういえば、なんか説明書のようなものをもらったのでそこに書いてあるのかもしれない。自慢じゃないが、電化製品のセットアップは基本的に説明書なしでやってしまうので。
ネットが開通したので、住所変更手続きをいろいろと。だいたいのところはネット上で届出を受け付けるが、某ネットバンクだけは、ネット上で住所変更申請をして、そこで発行された申請書を印刷し、運転免許証のコピーなどの証明書類を添付して郵送するという仕組みになっている。普通の銀行はネット上で手続きできるのに、通帳もないネットバンクの方がアナログな手続にこだわっているところが面白い。
ふと気づくと、運転免許証の住所変更がまだだった。そういや警察署は近くにあるので、準備してあった住民票だけを持って出かける。歩いて10分ほどのところ。聖護院西町から川端警察署くらいだ(ローカル)。
帰りにダイエーの文具売り場でPILOTのこすると消えるボールペンを買って帰る。
今日はだいぶ片付けたが、まだ室内のいたるところでダンボールの山を越えていかないといけない。新しいところにいるという妙な緊張感はまだ濃厚。第二日目である。
Wednesday, 22nd of February 2012
例によって早朝からエアコンの穴が開いていない件で管理会社の人が現状チェックに来る。実際に見れば誰でも納得する状況なので、しっかりと納得していただく。施工段階のミスということで、今後は、施工会社と相談していくことに。
午後から会議なので新居からの初出勤。いろんなオプションがあるが、一番体力消費が少ないと思われるルートを行ってみる。このあたりはすでにいろいろ検討済みだから問題なし。利用駅のホームの状況が今ひとつ頭に入っていないので、ひとりだけ階段のない方向に歩いて行ったりして無駄な動きをしてしまったのは今後の反省材料である。
住基カードをもらいに近所の区民センターのようなところに行ってみる。こちらは、本庁だけじゃなくて、いろんなところに支所のようなところがある。ウチからも歩いて5分くらいのところにあるので便利。しかも、ここには区民用のプールもあることがわかって仰天。もしかしたら、今後の生活に重要な影響を与える場所かもしれない。
自宅の片付けの方は奥さんが孤軍奮闘して台所関係をほぼ終えた模様。いつものことながら、食事が普通に戻ると精神的に安定する。しかし、あまりがんばりすぎてあとで疲れが噴出しないかちょっと心配。
夜は蹴球五輪代表の予選試合を観戦。ふつうにこういう時間が持てることの有難味を感じる。第三日目である。
Thursday, 23rd of February 2012
めずらしくしっかりした雨。雨だと周囲の雰囲気が違う。1階なので日当たりはそれほど期待していなかったが、それでも北側の部屋は電気を付けないと夜みたい。
リフォーム会社や施工会社の対応が亀で、今日はどこからも電話がない。
引き続き段ボールと格闘。ようやく、肌着や靴など、日常のものが発掘される。
昼食後、ふと時計を見ると、某研究会での某氏の発表の1時間前。片付け作業のはかどり具合によっては聞きに行こうと思っていたのだが、どうやら行けそうなので行く。だいたいドア2ドアで40分くらいなので余裕で間に合う。
某氏の発表は興味深かったが、その次の発表も聞いていると、レジュメがなく内容が難しいこともあり、引っ越しの疲れが噴出。かなりdeepにうとうとしてしまった。
二つだけ聞いたあと、関係者に簡単に挨拶をして退席。某区役所本局へ。二回目だからすいすいと商店街を通って行く。少し時間がかかると聞いていたが、だいたい20分くらいで終了。無事、住基カードと公的個人認証サービスの電子証明書を発行してもらう。e-Taxで使うんだが、このあたり、なにがどうなっているのか今ひとつつかみきれていないような気がする。
最寄駅でふらりと東急ストアに立ち寄って、刺身を買って帰る。夕があり朝があった。第四日目である。
JRの電車の中で隣りに座った==おばちゃん==ご年配の婦人と世間話をした。先の駅でちょっとしたトラブルがあり3分ほど発車が遅れたあいだのことだ。
最近、昼間からスーツじゃない普段着で出歩くことが多く、なんか人々の目が穏やかというか、親近感を持たれているというか、気楽に声をかけられたり話しかけられたりすることが多い。今日もマンションの玄関で会った人に、「いってらっしゃい」と言われ、意表を突かれた私は「は、ども〜」というような情けない声を出してしまったのであった。
しかしふと気付いたのだが、ようするにリタイアしたオジサンと思われているんじゃないか。ある程度年をとったら身だしなみに気をつけるようにしなさいという忠告の意味がようやく分かったような気がする。
木曜日は「県民ショウ」「ブラタモリ」「爆問学問」「アメトーク」と、人気番組(それはきみだけ)が目白押し。「爆問」では、なんと某七隈大学前教授のN野SB教授がご出演。七隈大学の名前は出ずに、Q大名誉教授という肩書きだけが出ていたのはかえすがえすも残念だが、軽妙なトークはご健在。たいへん懐かしい気持ちになったことであるよ。
しかし、神保町の主とか言われていたが、あそこの自称「主」は多いので、よけいな敵を作らなかったかとちょっと心配。某S口教授とか、心中穏やかでないのではないか。
Friday, 24th of February 2012
今週中に片付けないといけない仕事があるので出勤。
出勤ルートは基本的に4種類。
#裏のバス停から目黒まで出てそこからJR山手線。
#15分歩いて東急東横線の学芸大学から渋谷(or 中目黒経由で恵比寿)経由でJR。
#20分歩いて東急目黒線の武蔵小山から目黒経由で三田線。
#20分歩いて東急目黒線の西小山から目黒経由で三田線。
消費体力が最小なのは1なので、多分これがデフォルトになると思われるが、天気がいいので3をためしてみる。道が平坦で道路も広く、交通量もあまり多くないので快適。西小山に出る方は、途中緑道を通るので、桜の季節などはいいだろう。問題があるとすれば、西小山に急行が止まらないこと。
生協に寄ってiPad2を受け取る。これからの若いもん(!)はこういうもんを使いこなしてばんばんやってもらわないかん、ということで最小セクション予算から支給されたもの。業務とは厳しいものだ。こういうものは、まず自分の==物欲==欲求が盛り上がって、その勢いで初期ハードルをクリアするものだとおもうが、その勢いがない状態で使いこなすレベルにまでいけるかどうか、ちょっと心配。少し使ってみたが、なんかセッティングがややこしくて中断中。
今週中に片付けるべき仕事に向かう。かなり集中力を必要とする業務だが、タイミング良く向かいの校舎の外装工事中。職人さんたちの元気な声が響き渡る。業務とは厳しいものだ。
夕方、試験業務中に発行された食券を使って奥さんにおみやげを買って帰る。家の中もだいぶ片付いてきた。第五日目である。
Saturday, 25th of February 2012
やっぱり大声を掛け合いながら作業する職人さんたちがまぶしすぎるので、図書館に避難することにする。必要な書類を持って図書館へ。しかし、なんということでしょう、ちょうど休館中。入試シーズンを利用して、今週いっぱいはメンテも兼ねて休館なんだそうだ。
それなら空いている教室を使おうと校舎に侵入。無事に空室を見つけて作業を始めるが、暖房が効いていない!教室のエアコンスイッチを押すと「集中管理中でここからは操作できません」というメッセージが出る。しばらくがまんして作業していたがやはりこれなら自室でやる方が心身両面にとって良いと判断して再び部屋に戻る。
相変わらず職人さんたちは元気だ。こちらもしょうがないので普段あまり使わない集中力という技を使って作業を続ける。
人はなぜ集中力が高まると掃除をしたくなるのか。
赴任以来、研究室の前の廊下の乱雑な様子に辟易しているが、ちょっと実力行使をやってみることに。積み上げているダンボールを片付けようと思ったら、なんと、多くが空箱である。それに、ダンボールに書いている文字を見ると、どうも、かなり以前にある目的のために使ったもので、もう必要ないように思われたので、思い切って全て壊して廃棄。ちょっとすっきりした。
廊下でダンボール箱を壊しているとき、同じ階の人がびっくりしたような顔をしてそばを通っていった。もしや、尋常ならざる殺気を発していたのかもしれない。==この部屋には鬼が住んでいるんですよ。==反省反省。
ということで、第六日目である。
Sunday, 26th of February 2012
新しい収納家具を下見するために近所の家具屋に行ってみる。いきなり、あらかじめ考えていた条件にぴったり合う家具を見つけて動転する。即決しそうになったが、「即決は悪」という格率に従って一旦撤退。他の家具屋に行ってみることに。
なぜか目黒通りには家具屋が多いことがわかっていたので、大鳥神社前まで行って、そこからバス停二駅分くらいを探索。10件ほど巡る。家具屋といってもこのあたりはアンティークというか中古家具が多いみたいだ。値段もそれほど安くない。むしろ高い。
ダイエーで買い物をして帰宅。日曜の夕方のこの店は非常に混雑することを学習する。
ネットなどで家具情報を調べたあと、やっぱり最初に出会った家具を注文することにする。この場合、最初に決めておけばそのあとの時間が無駄にならなかったのに、と考えるのは間違いであることを説明せよ。(自分が)
給湯器が大きな音を立てる件については、いちおう、「大きな音が出てるけど、すぐ取り替えるから堪忍しとくれやす」という張り紙をすることでその場をしのぐ。
第七日目である。安息日はまだ遠い。
Monday, 27th of February 2012
修士論文試問。具体的な内容はけっして書いてはいけません。この業務はけっこう大変であることを学習する。
先日強制的に所有させられたiPadの環境整備をやってみる。WiFiモデルなので、もっとも大切なのはWiFi環境をつくってやること。学内WiFiには、ちゃんとiPadやiPhone用の設定が用意されているので、解説ページのとおりにやると無事につながる。すばらしい。
さてこれを何に使うかだが、とりあえず、DropBoxをインストールしてやると、当たり前だが、ふだん使っている文書類が同期されてiPadの中に収納される。WordやExcelやPowerPointのファイルは、いちおう見ることができるようだが、表示がおかしいところもある。こういうのはふつうどうするんだろう。
朝日新聞と毎日新聞も入れてみたが、無料版だと一部しか読めない。これはあたりまえか。
なんか、以前に、ガンダムの先生がデモをして見せてくれたようにはなかなかいかない。この方面も探求が必要と思われるが、探求のしすぎに注意することも必要。
そういや、中延の人が持っていたから、そのうち使い方を伝授してもらおう。
帰宅後、iPadを自宅の無線LANにつなぐ作業を行う。
以前にiMacを苦労してつないだ経験から、今回も、192.168.11.1でAir Stationに接続して必要情報を見ようと思ったら、なぜか接続できない。しかし、[[BuffaloのFAQ|http://buffalo.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/2264/p/1,2,291,287/session/L3RpbWUvMTMzMDM0ODU2MC9zaWQvU0YyNTNMUms%3D]]を見ると、そもそも暗号キーは、本体の側面のシールに印刷されていることがわかった。なんとなく、キャッシュカードに暗証番号を印刷しているようで気味が悪いが、とにかくこの暗号キーを入力することで無事接続完了。これで、研究室と自宅でiPadをネットにつなぐことができた。あとは、これ以外のところでどうやってネットに接続するかだが、やはり、可搬無線ルーターを手配すべきなのかな。
Tuesday, 28th of February 2012
昼過ぎから院試の採点。二回目なので段取りがわかっているのは楽。予想以上に時間がかかり、夕方遅くに終了。
iPad環境整備の一環で、有名アプリを入れてみる。まずは、i文庫HD、800円なり。これはすごい。数百冊の本がすでに入っている。漱石、鴎外、太宰など、ふだんあまり読みたいとは思わないものが==無駄に==入っている。思わず鴎外の『舞姫』とか少し読んでしまった。しかしこれで本格的に読書したらひどく目が疲れるのではないか。
もうひとつ、GoodReader for iPad。450円。これもかなり凝った作り。PDF形式で取ってきた論文などを、メモをとりながら読むにはこちらのほうがいいのだろうか。
こういうことをしていると、iPad用のケースが欲しくなったりするが、純正のものなどはけっこう高いので、こちら方面は少し抑制することにしよう。道具というものは使い倒して傷だらけになっているくらいがカッコイイのだ。(抑制)
Wednesday, 29th of February 2012
閏年なので今日は2月29日。師匠の命日でもある。もう4年になるのか。その間いろいろありました。
昨夜から雪。5cmほど積もっている。日中も気温が上がらない。
http:my_images/2-29-12.png
記録のために書いておくと、今日、ようやく洋室3のエアコンが付いた。本来、引っ越しの翌日に付いているはずのものだが、排水管用の穴の開け方が独特だったため、管理会社、施工会社、現場職人のあいだで何度かやり取りがあり、時間がかかった。今日も、「物理できにできない」と主張する職人さんと「ふつうにできる」と主張する施工会社が直接電話で話をしながら作業をしたようだ。
あとは、工場のような音を立てる給湯器の交換。発注しているのになかなか工事の日程が決まらない。安息日はいつになることやら。
英字新聞は長らくKindle版のFinancial Timesを読んでいたが、このたびiPadのNew York Timesに変更した。前者が $27/month なのに対して、後者は、1,700円/月。料金も安い。
Kindleの方が読みやすいという意見をよく聞くが、新聞や雑誌などはiPadの圧勝に思える。文字だけならKindleに軍配が上がる場面もあるが、写真や動画や音声にかんしては勝負にならない。
仕事でも使ってみる。例によって本を読んでいると出てきた雑誌論文をオンラインジャーナルを使ってダウンロードしてDropBoxに保存。これをiPadのGoodReaderから読む。
以前、ガンダムの先生がデモしてくれたのはこういうことだったのかもしれない。読みながら、重要箇所に下線を引いたり赤丸で囲んだりできる。まだやってないが、画面のキーボードを使ってメモを書き加えることもできそうだ。10ページくらい読んだが、とくに目が疲れるというわけではない。
Kindleは、単語にカーソルを持って行くと、下の小さな窓に辞書が表示される。iPadではこのままの操作はできないが、複数のアプリを起動して簡単に行き来することができるので、裏で辞書アプリを起動させておけばすむ。アプリ間の行き来は、四本指で画面を横方向にさわさわ〜っとさする。
Kindleにもいい点があるとは思うが、今のところ、iPadがすべて取って代わる勢いだ。iPad用のKindleアプリもあるし。あやうし! Kindle!
Thursday, 1st of March 2012
院試面接試験。詳細は決して書いてはいけません。
3時間半ほど、ほぼぶっ通しで13名の面接。面接は受験者も大変だろうが面接する方も大変。それぞれに重いものを背負ってやって来ているわけだから、こちらの気力が充実していないといろんなものをもらってしまう。予想以上に危険で大変な業務であることがわかった。
昨日、オンラインジャーナルからダウンロードしたファイルをDropBoxに保存して云々と書いたが、考えてみればiPadからオンラインジャーナルにアクセスできるので、そういう手間をかける必要がないことに気づく。
やってみたら、ややSafariの表示が最適化されていないところがあるものの、無事に目的のPDFにたどりつくことができた。やるじゃん。
しかしこうやってオンラインで入手できるテキストを喜んで大量に手に入れて、そのあまりの大量さに茫然自失するという経験はずっと以前にどこかでやったような気がする。ようするにデバイスが変わっただけで同じ事の繰り返しか。いやいや、iPadにかんしては、なにかもっと違うところがあるはず(、とずっと以前にどこかで考えた気がする(振り出しに戻る))。
Friday, 2nd of March 2012
今週は連日出勤。今日は単位計算とかで、ようするに、進級できなかった学生の成績表をチェックして、それぞれにどんな問題があるかを各専攻で認識しておきましょうという企画。私はこの係ではないが、なんか、諸般の事情で私が出ることになった模様。勤続30年以上の先生と一緒に仕事をしたが、どうもその経験が生かされていないような気がしたのはいかがなものか。以下当然のごとく自粛。
自宅ではようやくリビングのエアコンが設置される。この方面はマルガリータ隊長に任せていたが、無事任務を完了した模様。えらいぞ。
やっぱり最近のエアコンは優れていますなあ。余裕で部屋が暖かい。自分の部屋の10年選手エアコンと比較するのは失礼だが。
なんと目黒駅のAtreの地下に鮮魚店が。これはいろいろ便利。ということで、さっそくカツオを買って帰ってみる。妻の実家からは梅錦が届くし。ありがとうございます。なんか、禁酒時代が夢のよう。(おいおい)
Saturday, 3rd of March 2012
工場のような音を立てる給湯器の件だが、ようやく交換工事の日を迎える。2時間ほどでつつがなく終了。ようやく工場のような音ではなく、ふつうの給湯器の様な音を立てる給湯器になった。
給湯器を交換して追いだきができるようになったので、ジョギングにでかける。目黒駅往復を45分ほどで。予想通り、権之助坂は人が多くて走れない。それ以外は意外に人通りが少なく、比較的快適。
走ると土地の起伏がよくわかる。基本的に、家から目黒駅にかけてゆっくりと下っている。その間も小さな起伏があるが、消防署や警察署、郵便局など、大きな公共機関があるところは高くなっている。なるほど。
目黒通り沿いの歩道はよく整備されて走りやすい。一筋外れると嘘のように閑散としているし。もう少しコースを工夫すれば気持ちのよいジョギングコースになるだろう。
しかし、ネットなどで調べると、このあたりの人は、駒沢オリンピック公園総合運動場に向かって走っているようだ。まだ行ったことはないが道は簡単なので、今度試してみよう。
今日は[[7notes for iPad|http://7knowledge.com/7notes_top/]](800円)というのを入れてみる。手書き変換がすごい。ここまで来たか。これまで、大昔にPalm Pilotやザウルスなどを使ったことがあるが、手書き変換にかんしては実用的でないと感じていた。
しかしここまでレベルが上がると、ふつうに手帳に書き込むことと比較されてしまうだろう。いくらタッチスクリーンの反応が上がったとはいえ、やはり紙とペンの相性にはかなわない。
じゃあどうして購入したかと言われると、ジャストシステムの浮川氏が作ったものだから。もう一太郎は使わなくなったが、ATOKはいまだに==たまに==使っているし、とにかくPCの日本語環境の一時代を作った人であることは確か。だからこの方面も、何か新しいことが始まっているのではないかという期待があってのことだ。
Sunday, 4th of March 2012
駒沢公園まで行ってみる。だいたいうちから3km。公園内にジョギングコースがあるのがすばらしい。一周2kmほどなので、行って一周回って帰ってくれば8kmのコースだ。今日はそれを64分くらいで。コンディションが整ってくれば、2周回って10kmのコースにしよう。
この辺り、少し前までは田舎だったせいか、一筋入ると閑散とする。コースを工夫すれば、快適なジョギングコースになるだろう。
Monday, 5th of March 2012
通信教育課程の卒業論文の振り分け作業。初めてのことでよくわからないが、責任者の人が丁寧に教えてくれるので事なきを得る。来年はPCかiPadを持ち込んで、Web検索を使ってやると能率が上がるだろうということを備忘として書いておく。
昼は朝日屋で鶏南蛮そば。この店で温かいそばを食べるのがちょっと気に入っている。
会議二連発のあと学部懇親会。前のところだとこの手のものは積立金を使って学外で豪勢にやるのが恒例だったが、こちらでは学内の施設で比較的質素に行われるのが恒例のようだ。学会の標準的な懇親会に少し毛が生えた程度。
時節柄退職される方の挨拶があるのはよくわかるが、この場で新任者紹介も行われるのがお国柄。それはいいとして、なんと新任の先生の中に前の職場でお世話になった先生の配偶者の方がいてびっくり仰天。世間は狭いものでございます。
セクションの親分に従って二次会に行こうとしたら、親分がどこかの部屋に拉致されて、巻き添えで自分たちも同じ部屋に拉致される。なんかよくわからないがあまり書いてはいけないことなのかもしれないのでこれ以上書かない。
親分お気に入りのバーボンを飲んだせいか、ちょっと酔っ払うが、そのまま三次会に突入。ビールやスコッチを飲みながら、いろいろ言わんでもええことをペラペラ喋ったような気がするが、あまり考えると気が滅入るのですぐに忘れることにしたい。願わくば聞いていた方もすぐに忘れてくれるといいんだがなあ。うん、きっと忘れているさ。
Tuesday, 6th of March 2012
満を持して確定申告。自宅のMacからe-Taxで行うのが恒例。昨年は途中で職場が変わったり、自宅の売却などがあったりしたのでびくびくしながら数字を入れる。計算自体はすぐにできて驚愕の追加納税額が表示される。電子納税(ダイレクト納税)を設定しているので、問答無用でこの金額が引き落とされるわけだ。ひいい。
確定申告書を提出するあたりで、毎年引っかかることに今年も引っかかる。
*「Safariがキーチェーン...を使おうとしています。キーチェーンのパスワードを入力してください」のところでは、公的個人認証サービスの電子証明書のパスワードを入力すること。
*「利用者識別番号取得時の暗証番号」とは、住基暗証番号でも上のキーチェーンのパスワードでもない。最初に設定したe-Taxのパスワードのこと。(この言い方はやや普遍性がないかもしれない)
*送信後、「本人の電子証明書が登録されている電子証明書と異なるため、再度、電子証明書を確認のうえ送信してください。」という内容のエラーが出て受け付けてくれない件は、転居で電子証明書の内容が変更になったので、これを最初に登録しておく必要があったため。この登録作業もわかりにくいが、[[このトップ画面|https://www.keisan.nta.go.jp/h23/ta_top.htm]]左側メニューの「電子証明書の登録・再登録のみを行う方」から作業する。この「のみ」は誤解を与えるから取ったほうがいい。「電子証明書の登録・再登録」で必要十分。
*電子証明書の有効期間は3年間なので、3年後の自分は要注意。今年は1年目だから、平成26年の申告を行う前に更新すること。
駒沢公園を一周回って帰ってくる。今日は疲れが出たのかあまり体が動かない。8kmを73分くらい。早歩きよりも少し早い程度。あまり運動にならないように見えるが、しかし、この時間、姿勢を正しく保つのはけっこうキツイ。たぶん明日の朝は体幹筋がバリバリだろう。一気に以前の状態に戻そうとせずに、ゆっくりと調子を上げていこう。すべての面で。
Wednesday, 7th of March 2012
通勤オプションには実はもうひとつあって、バスの乗り継ぎというやり方があるので試してみる。裏のバス停から目黒駅まで乗って、そこで別のバスに乗り換えるとあーら不思議本社正門前に停まる。らくちんすぎる。しかし、この乗り継ぎは、東急バスと都営バスが入り組んでいるので料金体系がすっきりしない。同じ会社のバスだと割引があるが、違う会社の場合はそれがなく、他のルートに比べると割高になる。どれかのルートが圧倒的に有利にならないように、うまくできていると言えばいいのか。
これも懸案の散髪を片付けることに。オプションが多すぎて戸惑うが、会社の近くの普通の理髪店を攻めてみる。予約制の所も多いので念のため電話を入れると、かなり年配の印象を与える声の主人が出る。「今から行けばやってもらえますか?」と聞くと、「さあ、だれかが来ればその人からやるし、来なければまあできますけど」という、なかなか含蓄のあるお答え。
行ってみると、店構えこそ古びているが中は明るく清潔。掃除が行き届いてます、という感じ。年配のご主人と、そのご子息といった背格好の人がいる。いかにも「正しい床屋」といった風情で、30年前からあるような整髪料の瓶が並び、ラジオからは「新橋二丁目七番地」というような歌が流れている。
コミュニケーションも簡素で、最初に簡単に長さの指示だけすると、あとは黙々と仕事をする。たっぷり1時間くらいかけて、カット、顔剃り、洗髪とやってもらった。カットの技術などはよくわからないが、仕事が非常に丁寧だと感じた。欲を言えばもう少しリラックスした雰囲気があればいいが、あまりおしゃべりでこちらが気をつかうようなところも苦手だし。
今後のデフォルトになるかどうかはわからないが、有力候補であることは確かだ。
よせばいいのにまた走りに行く。昨日に比べると疲れが取れて体が動く。公園内の2kmのジョギングコースの最初の1kmは6分少々。しかし、これがややオーバーペースで、復路の途中でエネルギーが切れる。一時の調子の良さに惑わされて全体的なペース配分を誤る、というもっとも基本的なミスをしてしまう。まだまだリハビリ途中ということを肝に銘ずべし。
Thursday, 8th of March 2012
本当のことを言うと実はもう1つだけ出勤経路があって、裏のバス停じゃなくて、5分ほど歩いて大通りのバス停から東京駅行きのバスに乗るという手がある。これをやってみると30分ほどであ~ら不思議(もういい)本社の正門前に停まる。これも楽ちんだが、難点は、あまり本数が多くないことと、それから、かなり多くの種類のバスが走るので、その中から適切なものを選択して間違わずに乗るのに少し神経を使うこと。
しかし、先日、学生時代に自宅近辺に住んでいたという先生とお話する機会があり、その人は、この直通バスを利用していたそうだ。いずれにせよ、今後はバス通勤がデフォルトになることが予想される。
ジョギングで体が疲れているせいか、なぜか肉々しいものが食べたくなり飲食街をうろつく。ちょうど美味しそうな肉の写真が目に止まり、価格も手頃なのでご入店。さっそく写真にあった牛タン生焼定食というようなものを注文するが、出てきたものを見てびっくり仰天。写真とだいぶ違うでないの。
ここでふと我に返る。ようするに、メニューに写真を載せているような店は、その写真で客を釣ろうという魂胆があるのだから、最初の段階で選択肢から外すべきだったのだ。己の食欲に負けて合理的な判断をしそこなうという痛恨のミスである。
[緩募]大学近辺で、1,000円以内でたくさん牛肉が食べられる店。
Friday, 9th of March 2012
東大のDietzさんが新しいフォーラムを作ったようなので、ここでも宣伝しておきます。
[[Tokyo Forum for Analytic Philsophy|http://tf-ap.com/]]
とくに学生さんたちは、こういうのに顔を出して刺激をもらうといいと思いますよ。
今日も5分歩いて直通バスに乗ろうとしたら、たまたま来たのが目黒駅止まりのバス。その次の直通バスがどのくらい待てば来るのかとっさにわからず、気弱くそのまま乗車。デフォルトにするなら早く時刻表を頭に入れねば。
常々バスの方が電車ほど疲れないのはどうしてだろうと思っていたが、今日、いくつか思い当たることがあった。
*バスのほうが比較的人ごみに巻き込まれることが少ない。(田舎の人は、駅やホームの人の波を見るだけで血圧が上がる。)
*前を向いて座るので、Gのかかり方が自然。電車だと横Gを食らうので、体側の筋肉が疲れる。(都会で生まれ育った人は、このあたりの筋肉のつき方が違うと思う。)
Saturday, 10th of March 2012
{{isbn_detail '0195326091'}}
分析系トマス研究の新しい入門書が出たのでお知らせしておきます。このシリーズは、かなり「入門」を意識してそれほど内容が高度でないので、学生さんが自分の関心領域について読む最初の本として適しているとおもいます。
三田の図書館にも入れておきましたので利用してください。
気仙沼方面にボランティアに行く娘が途中に立ち寄るという意識で福岡からやってくる。ほんとうは福岡から仙台まで飛んだほうが安上がりだと思うが。
こちらとしてはなにはともあれ大歓迎だから、母親は近所のスーパーに行って食料をどっさり買い込んで料理を作り、そのあいだに父親は羽田空港まで迎えに行く。
しばらくぶりに会ったらまた一段とキレイになって誇らしい。このあたり親馬鹿丸出だから勘弁してもらいたい。
Sunday, 11th of March 2012
震災一周年ということでテレビはどこの放送局も特集番組をやっている。あれから一年、と言うが、私らには二重の意味がある。ある意味で、今回の転職は、家族と自宅を含む日常生活を吹き飛ばした大津波だった。
特集番組の中で、一年経って、再び自分の家を買った老夫婦がいたが、どうしても自分たちを重ねてしまう。
たまたま出ていた気仙沼のホテルは、娘がボランティアに行くそのホテルなんだそうだ。
急に走り始めて実は足首あたりが少し痛いんだが、関節痛と言うよりは、筋肉痛に近い様子なので、あまり気にせずまた走りに行く。この日は体がよく動く。前回、調子に乗ってペースを上げすぎて途中でガス欠になったが、この日は調子に乗ってペースを上げても最後まで余裕があった。リハビリ順調。
Wednesday, 14th of March 2012
ご成婚二十五周年記念行事として熱海に一泊旅行に出かける。
品川から新幹線で40分。下手をすると通勤圏だ。
梅園に行くと、今年は寒くて開花が遅れているとかで、ちょうど見頃。天気もよく、ゆっくり見てまわる。
MOA美術館というところにも行ってみる。なかなかの品揃えで、モネやレンブラントなどもある。O田M吉という実業家が個人が作ったものらしいが、どうやらこの人は某教団の教祖でもあって、その方面の人員や資金が流れ込んでいる模様。美術館らしからぬ一種独特の雰囲気はそういうわけか、と妙に納得。
旅館は離れの一室。古くからある宿らしく、静かで落ち着いた雰囲気だが、建物などはそれなりに老朽化していて、お得感という面では微妙なところ。しかしまあとにもかくにも、温泉に入って一晩ゆっくり過ごせたのはよかった。
Thursday, 15th of March 2012
朝風呂に入ってゆっくりチェックアウト。そのまま海岸まで歩くと遊覧船がいたので乗ってみる。30分くらい付近を遊覧する。松島で遊覧船に乗った時もそうだったが、ここも例によってカモメが追いかけてきて餌をねだる。乗客が餌を与えるのを知っているのだ。しかしここではカモメと同じくらいの数のトンビも参加しているのでちょっとこわい。
ちょうど通りかかったので「お宮の松」にも行って写真を撮る。柴又の帝釈天に行ったときにも感じた、「そもそも実話じゃねーし」感がすごい。
バスで熱海駅まで戻り、歩いて池田満寿夫・佐藤陽子創作の家というところに行く。この道は坂がきつい。まるで油山観音に行く道のようだ。ただしイノシシはいない。「創作の家」自体は、自宅に作品を飾って美術館っぽくしている。有名な芸術家の家にしては質素だが、当時のパソコンやオーディオなど趣味のものがそのまま置いてあるところが人間くさくてよかった。
アトレの地下で寿司を買って帰って乾杯する。二十五年というのはちょっとした年月である。
Friday, 16th of March 2012
{{isbn_detail '4883205517'}}
話題になっているので買おうかなと思っていたら、著者から送っていただいた。ありがとうございます。こちらが転職やら引越しやらで住所があちこちしたせいで届くのが遅れたのかもしれない。
実は、別の本を読んで遅れている礼状を書こうと思って大学に来たのだが、たまたまこの本が届いていて、読み出したら面白くて止まらず、やっぱり全部読んでしまった。
面白いというのは、もちろん、ミミズを使った生ゴミ処理という「エコ」なテーマも興味深いのだが、そういうことよりも、この本に登場する三浦さん自身が、なんか間抜けで妙に人懐っこくて、これまで多方面に展開されてきた三浦芸術の過激さを知っている人からすると、まずその落差に心がざわざわする。「あとがき」でちゃんとご本人がタネ明かしをしているように、自分とその実生活を材料にして「キャラクター造形」をとてもわかりやすくやって見せたということなんだろうけど、しかし、その見事さというか、一歩間違うと「へ~、三浦さんって実はこんな人なんだ~」という誤解を与えるギリギリのところの危険さというか、そのへんを多分ご本人も楽しんで確信犯的にやっているんだろうな、とか思っていると、やっぱりこんなにわかりやすいのはもしかするとダマされているんじゃないだろうかなどとまたハラハラするという、幾重にも楽しめるメタな本です。
Monday, 19th of March 2012
3月末〆切の原稿については、2月中に半分くらいまでやっておけば、あとは余裕で間に合うという心づもりだったが、ふと気がつくと3月19日でないの。3月のこれまでの20日ほどはいったいどこに行ってしまったのか。つくづく時間の経ち方というのは不思議なものだ。
今日は通信課程関係の某業務。この時期になってもこの手の業務が散発的に入っている。
Tuesday, 20th of March 2012
春分の日。英語のequinoxという言葉は「等しい夜」を意味するラテン語から来ているが、どうして夜なのか。現象としては「夜と昼が等しい」のだから、夜だけに注目するのはおかしい。equidies(等しい昼)という言い方でもいいはずなんだが。
いやむしろ「等しい」という関係は二項関係だから、夜だけや昼だけが「等しい」というのは意味をなさない。やはりこれは「夜と昼が等しい」という言い方の省略表現なんだろう。(ちゃんと調べろ)
失われた2/3の3月をとりもどすために祝日出勤。あまり人がいないので静かで良い。しかし廊下が暗くてトイレに行くのにも手探りをしないといけないのはどうにかならんのか。たぶんどうにかなるんだろうけど、その、廊下の電灯のスイッチがどこにあるかわからない私がいけないのか。
6時前に帰宅してジョギングにでかける。駒沢公園二周コースがデフォルトになってきた。公園のジョギングコースが組み込まれたことで、これまで過酷なまでに孤独だった活動が若干の社会性を帯びてきて楽しい。運動公園だから、みんな体を動かすためにやってきている。だから、ストレッチをしようが腕をグルグル回そうが、周囲から奇異な目で見られる心配はない。「ああ、腕をグルグル回しているな」という暖かい視線を感じる。
注意すべき点としては、ジョギングには決してあってはならない「競争」という意識が混入しがちであること。いろんなペースで走っているから、抜いたり抜かれたりする。とくに競っている意識はないが、人を抜くときはちょっとペースを上げるので、その上がったペースのままで走ってしまう。あるいは、無理をして一生懸命に走っている人がたまにいるが、そういう人を見ると、集団で生きてきた動物として、自分もちょっとだけ一生懸命になってしまう。
それはそれで楽しめばいいのだが、調子に乗っていると膝を痛めてしまうので、あまり調子に乗らないように、この点は十分に注意したい。
Thursday, 22nd of March 2012
朝から業務二つ。この手の業務に行くと必ずいるお気の毒な一義性の先生から明日の卒業式のことなどについて情報を仕入れる。
一つ目の業務は、他学部から編入する学生の単位の読み替えを、当の学生と教員と事務員が話し合いをしながらやるという企画。事務と教務委員だけで機械的にやってしまうところが多いと思うが、どの単位をどう読み替えるかで、今後の科目の取り方が変わってくるので、こういう方式になっているというのは興味深い。
学生さんにとっても新しい専攻のどんな方針で自分の単位が何に読み替えられるかを目の前でやってもらえるのでわかりやすいし、教員の方も、こういうことをやると自分のところのカリキュラムの仕組みが==基礎的に==多角的に理解できて勉強になるんである。
Friday, 23rd of March 2012
卒業式。一年前はできなかったので無事にできてよかったですね。
ちゃんと事務方から業務命令が来るのがお国柄。どういうことかというと、大学全体で式があって、そのあと、学部をすっ飛ばして、専攻単位での学位記授与式になる。その授与担当者という任務を拝命しているわけだ。ウチは対象者が20名ほどだが、来たのは10名くらい。
前のところだと、だいたいほぼ全員出席で、そのあと卒業パーティーとかがあって、そのあとも教員(プラス巻き込まれた卒業生や院生)で==無駄な==二次会があって、日付が変わってから解散というパターンだったが、こちらでは、正午近くに始まってほぼ2時間で終了。楽と言えば楽。どうやら、いろんな文脈でパーティー系をやっているから、公式には極力簡素にという方針になっているようだ。まあ、そのほうが自由でいいですな。
来年からは、ゼミ関係とか、院生関係とか、もうすこし(個人的に)充実した卒業式になればいいなあと思ってますが、なにはともあれ、卒業おめでとう。
Saturday, 24th of March 2012
遅れている原稿をやっつけるために出勤。土曜日だから静かだろうと思ったら人の出入りが激しくうるさいのなんの。卒業式の次の日だからまだなにかやっているんだろうか。どうもこのあたりの日程の把握がまだできていない。
早めに帰宅してジョギング。ゆっくり公園まで走って、公園内のコースは、5分30秒/kmくらいで2周(4km)。さすがジョギングコースというだけあって100mごとに印がついているので、自分のペースがよくわかる。
走ったあとは公園の大きな木を利用してストレッチをするのがお気に入り。長らくストレッチをサボっていたせいで、股関節の可動域が狭まっている。とくに後ろ方向に足が上がらない。この症状が進むと老人特有のちょこちょこした走りになってしまうわけだ。いつまでも足をびゅーんと後ろに伸ばして走りたいものだ。(すでにダメ)
Sunday, 25th of March 2012
先日久しぶりに革靴を出したら塩吹きがひどい。ところどころ白くなっているので、黒の革靴の全体的な印象が台無し。拭いたりクリームをつけたりすると一時的に白いものが取れるが、またしばらくすると浮き出てくる。
もう四五年履いているので買い換える時期かもしれないが、やるべきことはやっておこうということで水洗いをしてみる。ネットなどで調べると、革靴をバケツにつけて洗うということは、それほどひどいことではないらしい。
で、二日前にバケツの水でジャブジャブ洗い、1時間ほど漬けて塩抜きをしてみたんだが、まだ乾かない。天気が悪かったということもあるが、なかなか時間がかかるものである。それに、先ほど見ると、やっぱり白いものが浮き出てきている。完全に乾いたら、もう一度クリーナーで汚れを取って、ひと通り手入れをしてみるつもりだが、いよいよこれはもうダメかもしれない。黒の革靴はどうしても必要なものだから、==銀座にでも行って==一足買ってくるかな。
Monday, 26th of March 2012
この時期になってもまだやっている某業務。けっこう時間と集中力を使うので大変。
そのあと、残り少ない集中力を使って某原稿。あとひといき。
駒沢二周。いつものようにジョギングコースでは1kmごとにタイムを記録。
#6' 24''
#6' 03''
#5' 54''
#4' 48''
最初は、ゆっくり目に行こうと思っていたが、だんだん調子が上がってきて、最後の1kmは、ちょっと力を入れてみる。予想以上にタイムが上がったので自己満足。しかし本当は、タイムよりも、ちょっと力を入れて走ってみようかと思えるほど気力が戻ってきたことが喜ばしい。
Tuesday, 27th of March 2012
午前中原稿書き。だいたいできてきたことにしよう。
原稿書きに==あきたので==めどがついたので、昼食後、散歩に出かける。天気がよくて気持ちがいい。増上寺から旧芝離宮恩賜庭園へ。150円取られる。まあ、友泉亭のようなものだな。ちょっとこっちの方が広いか。梅も咲いていて気持ちがいい。
ちょっと散歩のつもりだからさっさと帰るべきなんだが、この近くにかなり大きな公園があることを思い出し、地図を頼りに行ってみる。浜離宮恩賜庭園というところ。300円取られる。ここは広い。しかし、とくになにがあるというのでもない。外国人観光客の集団があちこちにいるが、なにを見ているのだろうか。季節もあるんだろうが、150円の方がずっとよかった。
しかし、どちらの公園(庭園)も、ビルがびゅんびゅん建ち並ぶ中にあって、大きな道路も何本も近くを走っていてゴーゴー音を立てているし、なんとも異様な雰囲気だな。
先日水洗いした革靴だが、乾燥が完了したようなのでクリームを塗って手入れをしてみる。デリケートクリームで汚れを落とし、しばらくしてから、コロニルのDiamantを塗り、30分ほど放置してから磨く。
なんとか復活したような気がするがどうなんだろう。少し黒が薄くなっているところがあるような気もするが[[(1)|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/03/post-721.html]]
[[(2)|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/03/post-722.html]]、これはあとで靴墨を足しておけばいいか。しばらく様子を見て、塩が浮いてこないようであれば、今回の水洗い大作戦は大成功ということだ。
Thursday, 29th of March 2012
こちらの中世哲学の研究グループの懇親会に呼んでいただく。近所の中華の店。けっこうreasonableな値段で美味しいので、今後使うようにしよう。
一年前にも{{my '20110414#p04','同じような会'}}に呼んでいただいたが、一年経つとやはりかなり慣れて、酒量も会話量も格段に増えた。しかしまた例によって言わんでもいいことをペラペラとしゃべってしまったような気がする。何度も同じ反省をするのは反省をしていない証拠である。==ばれたか。==
11時前のバスはやっぱり普段より混んでいるが、一年前に受けたようなダメージは受けない。これもまた進歩のしるし。
Friday, 30th of March 2012
{{isbn_detail "9784000282383"}}
「トマスと言語哲学」という章を書きました。これも古い原稿で、調べてみると2008年9月28日に脱稿したもの。たしか待兼山方面で発表したことがもとになっている。
一義性の先生からの多義的な注文で苦労した記憶があるが、できあがったものを見ても、なんか自分のだけ内容が浮いているような気がしないでもない。==ま、いつものことだけど。==
この前ペースを上げて走った反動か、その後調子が悪い。一昨日は、走り始めたときは体が軽かったが、だんだん重くなってきて、まったくペースが上がらなかったが、この日は、最初から最後まで体が重く、だいたいずっと9分/kmくらいのペース。途中、1kmだけ「ちょっとくらい走るか」という感じで6分に上げることはできたので、体のどこかが悪くて走れないというわけではないのだが、まったくやる気がでない症状。帰宅すると、いつもより遅かったので家族が心配していた。
この不調がどういう意味を持っているのか、もう少し様子を見て、大きな流れの中で理解したい。
Saturday, 31st of March 2012
平成23年度もめでたく最終日を迎えた。ほんとうにいろいろと多方面にご苦労さまでした。どうか平成24年度があまりひどいことになりませんように。
某原稿の〆切日でもあるので出勤して最後のひと踏ん張りをやってみる。しかし土曜日が〆切ということは、実質的には月曜日に届けばいいということなんだろうな。==いや月曜日に発送すればいいということではないか。==
外はすごい風が吹いている。天気図を見ると大きな前線が通過中。これをもって春一番としたいところだが、残念ながら春分が過ぎているので、春一番と呼ぶことはできない。だけどみんな心の中で、「これが春一番だよな」とつぶやいているに違いない。
http:my_images/2012-3-31.png
午後4時頃に前線が通過した模様。薄着で出かけた娘が心配。
Sunday, 1st of April 2012
みんな出かけて暇なので、駒沢三周。このところ不調が続いているので、スピードを気にせず、90分のLSDのつもりで。
開花宣言があったりして、公園の桜もちらほら咲いている。そのちらほら咲いている下で、もうシートを敷いて花見をやっている団体もいる。たぶん、ずいぶん前に、このくらいなら満開だろうと日程を決めていたのだろう。しかし、満開でなくても、ちょっとだけ咲いている桜の下で花見というのも乙なものだ。
例によって1kmごとのタイムを計る。
#8' 27''
#7' 33''
#7' 33''
#7' 03''
#6' 36''
#4' 56''
最初は体が動かなかったが、少しずつペースが上がってきたので、最後はちょっと力を入れて走ってみた。
家を出てから帰るまでは100分ほど。このくらいゆっくり運動すると気持ちがいい。いつもは、夕食前ということもあって、少し気分に余裕がないのだよな。
Tuesday, 3rd of April 2012
http:my_images/20120403.png
この時期にときどきやってくる大型温帯低気圧。朝から暴風警報が出ている。新聞やテレビでも、昨夜から「台風並み」の荒天になると騒いでいる。ようやく私が[[このあたり|http://ueeda.sakura.ne.jp/memo/memo06-04.html#04/10/06]]で指摘した不当差別が解消されつつあるようで実に目出度い。
そんな荒天の中を出勤。昼から某面談があるので休めない。だんだんひどくなる風雨を横目に面談を済ませ、バスを華麗に乗り継いでなんとか帰宅困難者の群れに巻き込まれることなく帰宅。やれやれ。
数日前にこちらに来て、今日の午後松山に飛行機で帰る予定だった義妹は、「どーせ飛ばんだろ」と空港に行かなかったら飛んだんだそうだ。人生そういうものである。こういうのを飛んだ災難と言う。(座布団一枚)
Thursday, 5th of April 2012
もう始まってしまう。ガイダンスの日。
午前中はいろいろと学務関係の細かい説明。ふうつこういうのは、教務担当の事務職員の領分だが、こちらでは、いちおう教員も全部わかっておきましょうということで、細かい話がいろいろと。まあ、カリキュラムについては教員に決定権があって、事務方は、その現場の尻ぬぐいをさせられることになるんだから、教員の方で全部わかっておいてください==こんなひどいことになってるんですから==というのは筋が通っている。
ガイダンスは二回目なんだが、なんか今年の方が緊張する。いろいろと理由はあるが、そのひとつは、一回りしていろんな事情がわかってきたから、注意すべき点とか気を遣わないといけない点とか、そういうのが増えてきたからか。
へろへろで帰宅すると、吉祥寺のジブリに行ってきた妻と娘がアトレの地下で刺身の切り落としを買って帰ってきてくれている。==最近飲み疲れ気味だが==大変美味しくいただきました。
その吉祥寺で、「サトウ」という店のメンチカツを買ってきてくれたんだが、これは美味いですよ。学生時代のメンチカツ定食320円のそれとは別次元の、ソースもなにもいらない、そのまま食べてしっかり美味しい。
美味しいものがいっぱいあるのはいいことだが、本当にいいことなのかどうかを考えるべし。(だから自分が)
Friday, 6th of April 2012
教養の授業初日。ガイダンス週間ということで、35分ずつ、二回同じガイダンスを行うという優れた趣向。これも二回目なので余裕こいて出て行くと、200人くらいの教室に立ち見が出ている。しかもこれが一回目。二回目は若干少ないとはいえほぼ同じ人数で、合計400人弱くらいか。
前のところでも、400人というのは最大レベル。経験のない人にはわからないかもしれないが、受講生が400人を越えると、生命に危険を感じる。こいつら全員が向かってきたら絶対勝てんだろう、という、生命体としての危険を感じるのですよええ。(それは5人くらいで感じるだろう)
昨年度は100人くらいでじつに平和だったんだが、どうしたものか。まあ、人気が出たと喜ぶべきなのかどうか。(どういう人気だ)
その授業で、いま帰省中の娘と瓜二つの学生が真正面に座っていたという話題をここに書いていいものかどうか。(すでに書いている)
「あ、来たな」と思えるほど、瓜二つだったんだが、==今日も原宿で遊んできた==娘に聞いたところ、あたりまえだが、来ていないということで、ちょっとほっとした。==まあ、最近の若い人の装いというのは、だいたい似たものが多いということなんだな。==
Sunday, 8th of April 2012
午前中の飛行機で娘が行ってしまったこともあり、夫婦で花見がてらの散歩。このへんは桜並木が見事で、遠出する必要もないのだが、運動も兼ねて、おなじみの駒沢オリンピック公園までぶらぶら歩く。片道3km弱なので、散歩にはちょうどいい。
途中のスーパーでおにぎりとお茶を買って、桜並木の人ごみの中のわずかなスペースを見つけて座って食べる。このあたりは、夕方になると学生たちの新歓コンパを兼ねた花見で大騒ぎになっているが、まだ昼前なので皆さんおとなしく食事中といったところ。
ダイエーに寄ったあと、近所の緑道とお寺の境内を通って帰宅。
Monday, 9th of April 2012
{{isbn_detail '978-4862851307'}}
稲垣先生から贈っていただく。ありがとうございます。
トマス最初期の重要著作、''De Ente et Essentia''の翻訳が、なんと稲垣先生直々の翻訳で出版された。左ページがラテン語、右ページが日本語訳という対訳本なので、ラテン語学習者にも便利。100ページにも満たない薄い本が3,000円というのはびっくりするかもしれないが、私が学生時代に至成堂で買ったマリエッチ版の''De Ente et Essentia''なんて、なんと10ページしかないのに2,850円もした。まあ、本の値段は量で決まるんじゃないからいいんだが、このレートで行くと(行くな)、100ページの本書は28,500円のところが3,000円になっているわけだ。
値段の話ばかりしたが、内容的には、今もっとも信頼できる訳者による安定感抜群の翻訳。もう少し詳しい注と解説を期待したいところもあるが、初学者にはむしろこのコンパクトさが有益かもしれない。
今日現在、まだAmazonでは扱われてないみたい。買えるようになったらメールで知らせてくれるサービスに登録することはできるようです。
駒沢二周。記録のために公園内ジョギングコースの1kmごとのラップを。
#6' 05''
#5' 41''
#5' 58''
#5' 09''
少しずつ筋力が戻ってきて、骨盤を前傾させることができるようになってきた。骨盤と背中を連動させて、上半身をやや前傾させることでスピードを上げるという技を使ったのが最後の一周。足を蹴っているという意識は全くない。
公園までの行き帰りは、だいたい3km弱くらいのところを22,3分で行っているが、これは信号も多いので、あまり気にせず長めの準備運動と整理運動のつもり。しかし帰りは柿の木坂の坂がまだけっこうキツイと感じる。
Tuesday, 10th of April 2012
ついに専門の方も始まってしまった。授業二つ。
一つ目の講義科目の方は、30名と予想してプリントをもっていったら2枚足りなかった。昨年のこのクラスは半減期が驚異の短かさだったのだが、今年はどうなりますことやら。
ゼミの方は、16名くらいだったか。ちょっと多いが、人数が多い方が人に隠れられるので都合がいい(?)。リピーターというか、昨年から知っている人たちが多かったので、穏やかに進行できた。
サブゼミの相談も。このサブゼミも含めると、火曜日はトム三連発ということになる。もう一つ木曜日にもトムがあるので、ちょっと今年はトムしすぎかもしれない。
明日明後日は業務関係で走れないことがわかっているので、今日も走りに行く。肩甲骨と骨盤をねじるように連動させて走るというイメージにとらわれすぎてリズムが出ない。昨日わりと速いペースで10km走ったこともあり、今日は軽めのメニュー。ゆっくり一周だけして帰ってくる。道中の桜吹雪がすごい。
Wednesday, 11th of April 2012
今週はさっさと出勤する技を試しているが、まずまずといったところ。午前中ならそれほどうるさくないだろうと思っていたらそうでもない。周囲を変化させるのは時間がかかるので、そろそろ自己防衛も考えることにして、とりあえず、スリット状になっているところにクローゼットを置いてみる。これは某S教授の部屋に行ったときに目にしたアイディア。あまり効果があるようには思えないが、これまで攻撃的だった足音が少し柔らかくなったような気はする。オーディオマニアがケーブルを変えてみるようなものか。
来月のにってつの宿の準備を早めにやっておく。ふつうに考えたら梅田なんだろうが、ちょっとひねって十三にしてみる。梅田って、広すぎて、意外に時間がかかったりするのだよね。十三ならその点は安心。まああまり宿自体には期待しないが。
会議三連発。なんだかだんだん容赦がなくなってきたような気がする。
Thursday, 12th of April 2012
授業2つ。ラテン語ゼミは、今年はトマスの『真理論』第三問「イデアについて」。初級者もいるので短い異論などがある方が訳しやすいだろう、という配慮。受講者が昨年に比べて倍増しているので教室が狭い。
大学院ゼミは引き続きアンセルムスの『モノロギオン』。昨年3限目に設定したら、昼食後の睡魔のせいで議論の精度が鈍る場面が再々あったので、今年は4限目に設定してみる。はたして効果はあるかどうか。
合間に某学会某作業班関係の仕事を片付ける。まだまだこれから。
三田線で春日まで行って、以前教えてもらった経路で本郷へ。例の[[TFAP|http://tf-ap.com/]]に顔を出す。ゼミ関係の学生二人も誘っていく。1時間ほどの発表のあと質疑応答。いろいろ質問したかったが、先に全部言われてしまった。その後、軽い懇親会があったようだが、学生たちとの約束があったのでこっそり抜け出す。約束通り、三田に戻って短時間の食事会。次回は4月26日だそうです。
Friday, 13th of April 2012
例の400人クラスの授業にびくびくしながら出ていくと、なんか人が少ない。==せっかく大教室を用意したのに==学生部に確かめると履修登録は77名とか。びば。
このくらいならいつもの調子で授業ができる。しかし、消えた323名はどこに行ったのか、少し気になる。
同じようにガイダンスで400人超だった一義性の先生も、実際の登録者は1/4くらいだったらしいので、特殊な事例ではなさそうだ。ようするに、みなさん、ガイダンス週間というものをしっかりと活用して、可能性のある授業にちゃんと出ているということなんでしょう。それはそれですばらしい。
ともかく、ほっと胸をなで下ろしつつ初回授業をつつがなく終了。
Tuesday, 17th of April 2012
授業2つにサブゼミ1つ。全部トマス。
2限は講義。スンマを最初からずっと解説していくという企画。今日は「これまでのあらすじ」をやったあと、第6問第1項の途中まで。
学部ゼミは第1回発表。これもスンマの第1部第75問題から。今年はいろんなところからいろんな人が参加しているので議論の質も高め。おそらく3年生は唖然としたのではないかと思うが、そのうち慣れてきますよきっと。
サブゼミはこれもスンマの第2-1部の22問から。情念論というか受動論というか。南山のM根先生の最近の論文を読んで基礎知識をこっそり仕入れる。
いくつかの案件が同時並行で進んでいることもありメールの量がすごい。いくつか返信を忘れているものが発覚して焦る。この理由の一つに、最近、iPadでメールチェックをすることがあって、それをやると、今度机の前でPCから読んだときに、既読になっていて見落としてしまうのだ。iPadから読んだときには既読にしないという方法を調べなければ。
Thursday, 19th of April 2012
ラテン語ゼミは『真理論』第3問の実質1回目。さっそく担当者に訳してもらう。ラテン語勉強中の人も含まれているので初級文法の説明もする授業だが、いきなり非正規な表現が出てきたりして今ひとつやりにくい。
大学院ゼミは、モノロギオンを昨年度の続きから。今年は多種多様なメンバーが集まって活気がある。二年目はずいぶん違うものだ。
大岡山大学の某論理学の大先生がいきなり来訪。ちょっと体調を崩していると聞いていたのだが、お元気そうで何より。==飲み==食事に誘われたが先約があるのでお断りする。代わりに自己欺瞞の先生が拉致されたようだがまことにもって申し訳ない。
土曜日は妻のご生誕記念日なのだが、その日は千葉のO哲に行く予定なので、前倒しで食事会を企画。福岡時代から知っている某レストランの某氏が、こちらに進出して総支配人になっている某店に出向く。お勧めのグラスワインを飲んだりして9時半頃までくつろぐ。
Saturday, 21st of April 2012
応用哲学会@千葉大学へ。なんとなく1時間くらいで行けると思ったらほぼ2時間かかってしまった。途中、秋葉原で総武線のホームを見つけるのに手間取ったり、列車が少し遅れていたりしたということもあるが、これは大幅な勘違いの部類に入るだろう。
道中は、人々の流れと逆方向ということもあり、比較的ゆったりと座って仕事ができる。
千葉大学は、前に来たときも思ったが、キャンパスが広く、緑が多く、すばらしい環境。いかにも大学という雰囲気がある。
論理学者による歴史研究や指標や全知や自由意志を聞いて回る。
シンポ1は、韓国と台湾の哲学者を招いて、今後協力してやっていきましょうというような会。こちらに来てnon nativeの人と英語で会話する機会が多いが、この会も基本的に英語で。たしかに韓国の先生は流暢でしたね。
懇親会@生協。最初から食事はあきらめざるをえないような盛況。アルコール対策用に最小限のものを腹に入れてあとは懇親。懐かしい人たちとたくさん話ができたのでよかった。哨戒地点の人もいて驚いた。今後ともよろしくお願いします。
二次会は某論理学者お勧めの店。入口を一目見ていい店だとわかる。魚関係が猛烈に充実しているようだが時間の都合で十分に堪能できなかった気がする。また何かの機会にゆっくり行ってみたい。
その後なぜか東京駅の新丸の内ビル探検プチツアー?が入ったりしたが、1時過ぎに無事帰宅。
Sunday, 22nd of April 2012
応用哲学会@千葉大学二日目。日曜ということで少し混んでいるが、途中から座って仕事をすることができた。中途半端な時間に到着したので、空いている教室に潜り込んで仕事を継続。
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応用哲学会と言うと、「なにをなにに応用するのですか?」という質問をほぼ83%の確率で食らうと思うが、今後は、「この本を読んでみてください」と答えられるので楽になった。(そうか)
ついでに、こちらの方も引き続きよろしく。
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シンポ2は、もんじゅ安全委員会委員で関西大学社会安全学部教授の小澤守氏を招いて原子力発電の来し方行く末をお勉強する会。これまで原子力発電業界内部や、それに直接批判的なグループの言うことを聞くことが多かったので、ボイラーの専門家から見た原子力発電の話は新鮮で面白い。妙にしんみりした終わり方が印象的だが、事実と向き合うならば、変に盛り上がって終わるよりよっぽどよかったですよええ。
Tuesday, 24th of April 2012
出勤途中、なんか体に力が入らないな、と思っていたら、そのうち熱っぽくなってきた。たぶん先週末の千葉が寒かったせいで、ちょっと風邪を引いたみたい。
そういうことも気にせず元気に授業3つ。「体調不良」で欠席しますという欠席届に過剰に反応してしまったのは自分が体調不良だったせいでもある。
軽く夕食をすませてさっさと就寝。
Wednesday, 25th of April 2012
夕べは寝汗をかいたりしてずっとうとうとしていたような気がするが、妻の証言を付き合わせるとけっこうよく寝たのかもしれない。
熱を計ると引き続き36.8℃もの高熱だが元気に出勤。とりあえず診療所に行ってPLとトローチをもらう(自己負担額は支払うんだが)。会議のあと、某委員会のメーリングリストを作ったり夕方の講演会の予習をしたりして過ごす。
ダルビッシュvs.黒田の対決は、両者好投の末ダルビッシュに軍配が上がったようだ。NYTの記事を早速チェックすると、黒田も良かったがダルビッシュはもっとすごかった、というような論調。記事の最後を「今日は初めて対戦したので次までにはちゃんと準備するさ」という選手の感想で締めているのが微笑ましい。
学内でイギリスはDurham大学のNick Zangwill教授のプチセミナー"Rationality and Moral Realism"があるというので出ていく。もう少し人がいるかと思ったが、学生さん中心の小さい会。動いている本格的なMoral Realistを見たのはほぼはじめてなので、いろいろと新鮮。
最近ますます海外の研究者が日本に来て講演やセミナーをしてくれる機会が増えたので、とくに学生さんにとってはいい環境になっていると思う。
主催者のN教授によれば、このあと「軽くビール」の会があったようだが、体調面のこともありこれは失礼して帰宅。風呂に入って早めに就寝。
Thursday, 26th of April 2012
今日も36.6℃の高熱を押して元気に出勤。PLのせいで症状は軽くなっているが、まだなんとなく不調。とくに腹部膨満感というか、腹の具合がいまひとつ。
歩きたくないので目黒通りから東98番のバスに乗ると、途中で車両が故障して結局30分ほど歩く羽目に。世の中うまく行かないものだ。
今日は授業2つのあと、例のtfapに行く予定。昨日のZangwillさんが違う話題で発表するみたい。
真理論ゼミは、前回に引き続き異論を2つやったところで時間切れ。ちょっとペースが遅いが、文法の勉強もするクラスなのでこれはこれでしょうがない。むしろ、初級文法の質問が比較的気楽に出てくる雰囲気になっているのはいいことだ。
モノロギオンゼミ(略してモノゼミ)はアンセルムス特有の言い回しに多少苦労するが順調な滑り出し。今のところ平和な航海が続いている。
7時から本郷で[[tfap|http://tf-ap.com]]。めでたく第2回目を迎える。発表は昨夜話を聞いたDurham大のZangwill氏。epistemic dependenceについて1時間ほど熱く語る。留学しないと味わえないようなあちらの大学の授業の雰囲気だったので、参加した学生さんたちはいい経験になったのではないでしょうか。
内容については、原稿にあらかじめ目を通して行ったが、やはり細部がよくわからない。Analysisの代わりにDependenceという概念を使いましょうということなんだが、どうしてその危なっかしい概念を平気で使えるのか不明。発表のあとで個人的にいろいろ質問したんだが、どうやらこの話は昨夜のmoral realismとつながっているみたい。
会場は小さい方の講義室だったが、途中から廊下が騒がしくなり激しく邪魔。帰り際に騒がしいあたりを通りかかると、どこかの研究室が廊下に机を並べて宴会を開いていた。==言語道断。==心温まる風景と言えばいいのか。
Friday, 27th of April 2012
昨夜も早めに寝たのでそろそろ回復しているかと思って体温を計ると35.8℃。今度は低すぎる。まあ、高いよりはいいんだろうが。(いいのか)
昼頃にもう一度計ると、36.4℃。まだ0.1℃高い。そのせいかちょっとふらふらする。
この体温ネタはなぜか妻にウケる。
0.1℃の微熱を押して教養の授業。人数も雰囲気もだいぶ落ち着いてきた。
反証主義を紹介しているだけなのに、論理学の授業と間違われるという不思議。
Saturday, 28th of April 2012
ようやく連休に入ったので、計画的に各種準備を進めないと、と思っていたが、体がついてこない。熱はないが体がだるく少し頭痛とほんの少し吐き気がするので午前中はソファの上でごろごろして過ごす。
天気がいいので、午後、奥さんと一緒にカメラを持って少しだけ近所を散歩。Nikon D70にMicro Nikkor 55mm/3.5Fを装着して花を狙う。あまりいい写真は撮れなかったが、久しぶりのマニュアル操作は楽しい。
途中、教会のそばを通りかかると結婚式をやっている。松田聖子とか三浦知良とかが結婚式を挙げたところらしい。
住宅地の中にある小さい店でマフィンを買っておやつに食べる。
Sunday, 29th of April 2012
ゆっくり目に起きてハニートースト。そろそろふつうの体調に戻ってきた。
日曜日は奥さんの買い物についていく。駅前の魚屋とダイソーに寄ったあと、蕎麦屋で軽く昼食。ダイエーで小さい瓶を4つ買う。この時期、実家から送られてくる甘夏でマーマレードを作るのだ。
午後はTVで野球観戦。岩田が好投するも惜敗。この地で読売軍に負けるとくやしさ22%UP。
夜7時からはNHK BSでフェンシングのW杯@和歌山。O選手がまさかの一回戦負けで注目を集めているが、うちのゼミのM選手にもどうか注目してやってもらいたい。なかなかいい試合でベスト16。「ベスト4はいけた」という試合後のインタビューが頼もしい。
貴重な連休を有効に使わないと、と思っていると、やはりスケジュール管理ソフトの探索に走ってしまう。たまたまTaskChuteというのに行き当たり、よさそうだから導入しようかと思っていたらWindows専用だと。
この方面もいろいろ試行錯誤してきたが、結局は、面倒がらずにノートに手書きというのが一番効率的であるような気がしている。しかしこの場合も、ノートや筆記具の探索に走らないように注意が必要。
Monday, 30th of April 2012
先日、久々にNikon D70を持ち出したら、グリップの部分のゴムが劣化してべとべとになっていた。これはいかん、ということで、さっそく無水エタノールを入手して布でていねいに拭く。劣化成分が蓄積して、最初はうまく取れなかったが、多めにエタノールをしみこませた布でどんどん拭くと、最終的にきれいさっぱり新品のようになった。やはりこの溶剤は偉大だ。
{{isbn_detail 'B000TKDKA8'}}
休日なので奥さんの買い物についていく。今日は方向を変えてパルム商店街へ向かう。ぶらぶら歩いて20分ほど。野菜や魚を買って、天丼のてんやで天丼を食べる。とくに美味いというわけではないが500円なので許せる。
西小山まで新しくできた緑道を歩く。これはまだまだ「緑道」とは言えない。西小山からは立会川緑道をぶらぶらと。これは正真正銘の緑道。途中で喉が渇いたのでコンビニでアイスを買ってベンチに座って食べる。
天候や体調が悪かったせいもあり10日ぶりに走る。妙に体が軽くペースが速い。途中から少しペースダウンしたが、病み上がりにしてはまずまずのパフォーマンス。
Tuesday, 1st of May 2012
出勤して各種準備。しかしやっぱりスケジュール調整環境の整備に走ってしまう。まず、Windows上のExcelで走る[[TaskChute|https://55auto.biz/cyblog/touroku/taskchute2c.htm]]を試してみる。よくできているが、ちょっと探しているものとは違う。毎日の仕事をとくに時間面で管理して、今日の仕事は何時に終わるかを把握したいような場合に向いている。
次に、[[Toodledo|http://www.toodledo.com]]を試してみると、なんとなく雰囲気が良い。数年前に試したことがあるような気がするが、そのときよりは格段にインターフェースが良くなっているように思う。いろんな仕事をフォルダや文脈で分類し、なおかつそれをいろんな形で一覧できるのがよい。
この手のものとしてはRemember the Milkを使っているが、いまひとつ自分とは相性が悪く、iGoogleのガジェット以外では使ってない。重要〆切データの分散を避けるために、こちらの方はさっさとアカウントを削除。
そろそろ散髪に行かないといけないのだが、この前行った大学の近くの床屋は普段混んでいるので行きにくい。かといって新規開拓するのも面倒なので、今日は仕事を持ち込んで待ち時間を有効活用する方針で出向いてみる。案の定、満員で、30分ほど待たされるが、計画通り有効に時間を使うことができた。
前回は若い人にやってもらってよかったので、今回もその若い人にやってもらいたかったが、めぐり合わせで若くない方の人にやってもらう。1時間ほどじっくり時間をかけるところは同じだが、やや力が強く悪く言えば乱暴な印象。技術面のことについては今後の様子を見て判断したい。
Wednesday, 2nd of May 2012
連休中平日あり。出勤。
いつも昼食用にセブンイレブンでサンドイッチを買うが、今日はとろりんシューを追加。だいぶおなかの具合が回復してきて少し食欲が出てきた模様。危険。
昨日から使い始めたToodledoだが使いやすい。この手のものはビジネス向けというか、もうちょっと細かい仕事でいっぱいの人向けのものが多いので、自分の仕事にむりやり合わせて使う感が強いが、これはそういう不自然なところがない。
われわれの仕事は、「原稿A」「原稿B」「発表A」...「授業A」「授業B」...「業務A」「業務B」...というように、長期的なものの中に短期的で繰り返しがあるものが入り込んでくるパターンが多いので、なかなかひとつのツールで整理しにくい。Toodledoでは、いまのところ、こういう仕事のまとまりをfolderに分け、それぞれにto doを放り込んでいる。それだけでずいぶん見通しが良くなるが、今日その機能に気づいて感心したのは、Tasksのタブの横にNotebookというタブがあり、ここにメモを書けるようになっている。そしてそのメモを、folder単位で整理できる。つまり、一つの仕事のまとまり全体についての進捗状況をメモできるわけだ。
いろんな原稿の準備をする中で、いろんな論文に目を通していて、気がつくとなにをどこまでなんのつもりで読んだのかさっぱりわからなくなって、読みかけの論文の山が至る所にできあがるという悲劇は、今後、これで避けられるような気がする。(要経過観察)
Friday, 4th of May 2012
今年は木曜から四連休。この連休中にいろいろやっとかんとな。
そうは言うものの、黄金週間にも敬意を表して、買い物がてら昼は外食しようと目黒のアトレまで出かけていく。タイ料理屋でトムヤムクンヌードル。酸っぱくて辛い!
休日気分を演出するために、ザ・ガーデンで白ワインを買う。「ガーデン」と言えば青春のカツカレーで有名なゼミ棟一階の学食を思い出すが、こちらでは輸入食品店の名前だ。所変われば品変わる。
革製品の手入れもやっておく。汚れを落としクリームを塗り乾いたら乾拭きする。それだけで革が生き生きと蘇る。
こういうふうにいろいろやっておこうと思っているわけではないんだが。
Saturday, 5th of May 2012
大型連休に敬意を表して東京らしいところに行ってみる企画。一年前は柴又に行ったので、今年は浅草に行ってみる。行きの電車は空いていたので、案外穴場かもと思ったが世の中そう甘くはない。駅から出ると人の波。雷門から先は人の波というより人の塊。大量の人間が氷河のようにゆっくり移動している。中にいると息苦しくなる。このままどこかで固まってしまうのではないかという恐怖すら感じる(やや誇張あり)。
店がたくさんあってそれぞれに面白そうなのだが、これだけ混雑しているとそういうところを冷やかす余裕もない。今度はもう少し空いている時に行ってみよう。
隅田川公園をぶらぶらして、リンガーハットで遅めの昼食。あとは例のごとく目黒のアトレで買い物をして三時半頃に帰宅。
このところ夕方になると雨が降ったりしてなかなかコンスタントに走れない。しかしそのせいで筋肉の疲労が取れていて体は軽い。それでこのところいつも、最初にペースが上がりすぎて後半バテバテになる。今日もそのパターン。だいたい6分/kmくらいで快調に走っていたら、途中から急に疲れて気力がなくなる。帰りはウォーキングに切り替えた、と言えば聞こえはいいが、ようするに走れなくなって歩いて帰る。
ペース配分や体調の問題もあるが、休日は、ふだん走っていないような人が変なペース(1kmくらいの距離を妙に速いペースで走る)で走っているので、それに惑わされないように注意が必要だということも強く感じた。
Sunday, 6th of May 2012
この大型連休の間に色々と準備をしておかないと後でひどいことになると思っていたのだが、体のほうがそのように反応せず、結局のびのびと遊んでしまっている。
連休最後の日なので、お台場にでも行ってみようかと話をしていたが、昨夜の「アド街」を見ると、どうやらあそこは家族連れが楽しむところみたいだ。もっと渋いところはないかと考えて、地味に神保町へ出向く。
行ってみると日曜日は半分以上の古書店が休み。おかげで混雑もひどくなく、結果的にゆっくりと回ることができた。昼は蕎麦屋で盛りそば。二枚分で290円は安い。
今日は奥さんの道案内が主だったので、あまり本は買わず。廣川洋一『プラトンの学園アカデメイア』講談社学術文庫(500円)一冊だけ。
バスの窓から空を見て、「今日は雲の流れが速いなあ」と思っていたら、茨城で竜巻が発生してひどい被害が出ているようだ。
Monday, 7th of May 2012
さっさと出勤。バスが大幅に遅れて来る。こういう時いつも思うがどうして遅れたのか簡単に車内アナウンスで説明してほしい。電車だったら車両点検でとか人身事故でとか説明があるのだから。
さっさと出勤したのはいいが連休中の遊び癖がついてなかなか集中力が出てこないピンチ。
授業準備と並行して某発表準備をしようと思っているが、どうもうまくいかない。
某副知事が、自分で安全を確認できたら歩行者は信号を無視してもいいというようなことを言ったとか言わないとか話題になっているようだ。私もこのネタは好きで授業でよく使う。だいたい関西は、車が来てなければ赤でもさっさと渡るのが普通だと思うが、こちらでは、あまりそういう光景を見かけない。むしろそういう「わいるどだろ~」というような雰囲気を見せないことが文化の程度が高いというような意識があるんではないかと思う。
ちなみに道路交通法ではもちろん信号無視は歩行者にも罰則があるようになっているので注意しましょう。
Tuesday, 8th of May 2012
講義は引き続き最高善について。このあたり難読箇所がちらほらあって油断すると座礁する。しかしするりと通り抜けるのも味気ないのでわざと躓いて反応をうかがう。授業後に質問があって、躓いたほうが面白いですと励ましてもらう。
ゼミも今のところ担当者が無難にレジュメを用意できているので危なげがない。精神活動が身体器官に依存しないことを確かめる実験としてどのようなものが考えられるかという議論など。
授業後に卒論登録者を集めてちょっとした告示。人数が多いので先行きがやや心配。
サブゼミも引き続き情念論。だいぶ読めるようになってきているので目を細めるが、油断すると単純な文法ミスをするので目が離せない。
picasa.rbというプラグインを入れてみた。picasaに上げた写真を簡単に取り込めるみたい。ちょっと動作確認。
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Wednesday, 9th of May 2012
午後から大荒れの予報が出ている。今日はめずらしく会議もないので自宅研修。各種準備に精を出す。
今週末はにってつがあるのを忘れずに。しかし、毎年、にってつが終わった頃に少しずつエンジンがかかってくるという感じだったのを思い出す。今年はもう学期の半分くらいが終わったような気がしているので、明らかに飛ばしすぎ。
ここらでいったんペースを落とすか、それともこれを機会に未知のペースに突入するか、迷うところだ。(迷うな)
Thursday, 10th of May 2012
真理論ゼミ。やっぱりあまり進まない。この調子では今年中に第1項が終わるかどうか。秋のシンポと連動させるのであれば別の授業で扱えばよかったかも。
でもまあ文法の復習としては役に立っている。この日も、existoの代表型をすっと挙げられずに苦しむ。
昼食はゼミ生に誘われて山食でカレー。この名物があることは知っていたが、一人で学食に行くのをためらっていた。食べてみたらけっこう美味い。創業当時から同じ製法と言われているが、ちゃんとスパイスも効いて、日本の正統的なライスカレーの味がする。310円でこの品質なら一週間に何度も行きたい気がする。
モノロギオンゼミ。前回は体調不良だったせいか、前回やったところの記憶が曖昧で、こちらも苦しむ。やはりこの授業はもう少し入念に予習をしないとな。
職場のWindows7機用にATOK2012を導入。普段はGoogle日本語入力で十分だが、思わぬ誤変換も多いので、仕事用にちゃんとした日本語FEP(死語?)を持っておこうということで。しかし、今のところWordとxkeymacsの相性が悪くて仕事に使えない。むきいい。
今夜は[[tfap|http://tf-ap.com]]の日。学生様3名を連れて出かける。現代形而上学の話。直前に言及されている基礎文献をざっと読んで行ったんだが、内容が豊富すぎることもあって全体の議論がよくわからない。durationよりpure becomingの方が基礎的なんじゃないかという質問をしたが、あまりかみ合わなかったようだ。
その後、学生様の案内で本三近くのベトナム料理屋で反省会。落ち着いて飲めるいい店だ。今後愛用したい。
Friday, 11th of May 2012
今日は4限目に教養の授業をして、その足で新横浜から十三へ向かう予定。ホテルに着くのは8時半頃か。
新幹線の道中はiPodの曲をシャッフルさせて聴く。意外な展開に目が(耳が)離せない。
8時半頃に十三東横インにチェックイン。近所の店で夕食。マグロ御膳のようなものを美味しくいただく。駅から近いし、食べるところには困らないし、やはり十三で正解。
夜はあまり暴れずホテルで静かにナウシカを鑑賞。映画を最後までちゃんと見たのは初めてかもしれない。
Saturday, 12th of May 2012
7:30に起床。ホテルのロビーで簡単な朝食が無料提供されていると聞いて行ってみる。どうせパンとコーヒーとか、そんなもんだろうと思っていたら、それに加えておにぎりと味噌汁があった。予想以上に充実していたと辛うじて言えるレベル。しかしここは新聞も無料だし、ビジネスホテルと割り切れば使いやすい。
早めに出かけると開始30分前に到着。石橋からもっとかかると思っていたが、意外に早く着く。徒歩20分弱くらいか。
まじめに全部参加したあと懇親会。シンポジウム終了から1時間も間が空くが、なぜか某氏と湖畔でおしゃべりをして過ごす。
懇親会ではいろんな文脈でいろんな相談事。片付いたものもありこれからのものもあり。
二次会は旧友の某氏と後輩の某氏とで十三の居酒屋。さすが食い倒れの街だけあって、安くて美味い。某氏が久々にゾーンに突入して後半はかなりのハイペースでぶっ飛ばす。12時半頃に解散したが無事にホテルに行き着いただろうか。
Sunday, 13th of May 2012
昨夜の==お酒==疲れのせいか、やや寝過ごす。1つ目の発表の途中くらいにやや遅れて到着。
この日もまじめに全部聞く。共同討議は迷ったがルソーの方へ。なんか雰囲気が違うというか、対話の雰囲気がないというか。「あなたはルソーの根本がわかっていない!」とか言い放つ人がいたり。文学系の人が多かったのかな。
母の日なので昼休みに構内を散歩しながら電話を入れる。
16時過ぎにすべての日程終了。お世話になりました。16:20頃から歩き始めて新大阪に17:05くらいに到着。予想より早く到着したので、携帯からちゃちゃっと変更して早めの新幹線に乗車。これは便利。
20:20頃に帰宅。
Tuesday, 15th of May 2012
火曜日はトム三連発。
一発目は第6問第3項のあたり。久しぶりに複素数モデルを説明しようとして間違った式を書いてしまう。いかんいかん。
二発目は某オリンピック代表候補選手の発表。機能主義と形相の関係など。
三発目は受動か情念か情態かというようなことについて。
合間に新しい講義原稿をアップロードするなど。
夜はモノロギオンの予習の続き。どうしても文法的に読めないところがあるが、あまり悩まずにしばらく放置して様子を見ることにする。どうしても文法的に読めないところがあったら、無理をして歪んだ解釈をするよりは、しばらく放っておいて、時間が経ってからもう一度見るとスッと自然に読めることがある。
Wednesday, 16th of May 2012
書類書きの準備で論文を読む。おもしろいので書類を書くのが遅くなる。
午後から通信課程の卒論指導。話をしながら大体のアウトラインを作って次回までにちょっと書いてみることにする。
図書館に入れてもらったスンマの羅英対訳本(Blackfriars)を確認しに行くが、まだ配架されていないみたい。5月中旬には利用できるようになると了解していたが、念のため連絡メールを見ると、「五月中には利用できるようになります」と書いてあった。orz
駒沢二周。このところ荒天やにってつのせいで走れなかったので久しぶり。体が軽い。公園内のジョギングコースのタイムは(1kmごと)、
#6' 01''
#5' 35''
#5' 47''
#5' 17''
行って帰ってくるまで68分少々。
Thursday, 17th of May 2012
娘の誕生日なのでメールを出す。「21才なんて聞いてないぞ!」と書くと、「自分でもちょっとびびってます」と返事が来た。
真理論ゼミはいつもの3倍のスピードで進むという怪現象が発生。原因の特定が急がれる。異論が終わって反対異論に入ったので、内容的にわかりやすくなったのではないかという仮説がいまのところ出されている。
gerundiumの説明をするつもりがspinumと混同して見当外れのことをハイテンションでしゃべるという怪現象も。どうもこの時間帯、変な電波が飛んでいたみたいだ。
なんとなく山食のカレーが食べたくなり学生さんと出向く。やっぱり美味い。今日はとくに肉がうまいと感じた。
モノロギオンゼミは堅調。授業後に全体の論旨について複数の質問があったので少し復習する。
「30分歩いて30分走って30分歩く」という計画で帰宅予定時間の90分前に出発。最初の歩きですでに疲労困憊。しかしなんとかその後のメニューもこなす。たぶん、運動の一環として「歩く」というのに慣れていないので、フォームが良くないのだと思う。
Saturday, 19th of May 2012
激動の一週間が過ぎて今日は自宅にいる。予習と原稿の準備。今秋は学会発表が二つあるので気が抜けない。
先日、30分歩いてから走ったら、新しい感覚があった。体を立てるというか伸ばすというか。それで今日は、前傾姿勢を厳しく戒めながらやってみる。幸い、道中、自分の姿が映るようなガラスが多い。
自分ではまっすぐ上半身を立てていると思っていても、少し前傾している。立てて走ると、腰のあたりの接続が、今までとは少し違う感じで面白い。
# 6' 31''
# 6' 11''
# 6' 15''
#5' 47''
Sunday, 20th of May 2012
激動の一週間の疲れを取るために、目黒駅近くの自然教育園というところに行ってみる。日曜日だとバスが空いている。
野バラが綺麗だと聞いていたが、バラ自体はまあまあ。
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それよりも、旧高松藩の下屋敷だったとかで、歴史があり、木々も大きくゆったりした雰囲気で、休日の散策にはぴったり。
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都会のど真ん中にこんなところがあるとは、東京は奥が深い。
Monday, 21st of May 2012
日本では25年振りの金環日食。曇りの予報だったので期待していなかったが、雲間から、というより薄雲を通して、辛うじて見ることができた。
あわてて三脚を取り出して、太陽観察用下敷きをレンズに当てて撮影。
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輪がつながったちょうどそのときに雲に入ったが、その雲の厚さが絶妙で、雲がフィルターになって肉眼でも輪が見えた。なんという幸運。
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前回の皆既日食の時は、周囲が暗くなって冷たい風が吹いたりしたが、今回はそういう変化は感じなかった。
ふと気づくとジョギングシューズの底がすり減って、かかとのクッションがほとんどない状態になっていた。これでは足を痛めるので、あわてて新しいのを調達。ダイエーの前にあるスポーツ用品店で。
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最近のジョギングシューズはまた一段とカラフルになって、これと色違いに黄色とオレンジのがあったが、心の準備ができていなかったので比較的落ち着いたこちらの色にした。自分では気に入っているが、奥さんに見せたら「仮面ライダーのようだ」と言われた。
さっそく履いて走ってみたが、やっぱりクッションが良くて走りやすい。今までのシューズがひどすぎた。
# 6' 29''
# 6' 28''
# 6' 44''
# 6' 02''
とくに速いわけではないが、自分の感覚よりタイムがよいのは、やはりシューズのせいか。
Tuesday, 22nd of May 2012
スンマ講義は第6問第4項。さっさと終了して第7問に入る予定だったが、琴線に触れる質問があったので、最近の問題意識から突っ込んだ話をする。存在の完全性にすべての完全性が含まれるとはどういうことなのか、というあたり。
質問に来た人たちを誘って山食。カレーを食べようと思ったら火曜日はカレーがない。やむなくハヤシライスを食べたがこちらもけっこういける。
ゼミは第75問第5項。かなり充実した発表。自分でいろいろ他の文献に当たっているところが特によい。
授業後、9月末の模擬講義のバイト学生のリストを作成して提出。
その足で研究室に行って、ライプニッツのラテン語についての質問に答える。
教室棟に引き返してサブゼミ。2-1部22問2項終了。
ゼミコンパ。宴会部長の尽力により11名参加という盛況。途中、席替えをしながらいろいろと話をする。かなり語る人が多いので、そこかしこで熱い会話が交わされていたようだ。
24時くらいに帰宅。
Wednesday, 23rd of May 2012
昼間の会議が長引いて疲れる。終了後、なぜかまた山食へ足が向き、今度は無事にカレーを食べる。食べ終えて帰ろうとしたところ、某ケンブリッジの博士に出くわす。お盆に乗っていたのはたしかカツカレーと味噌汁だった。みなさんそれぞれに自分のスタイルを確立しているようだ。
夜の会議も長引く。帰宅すると9時。なんかいろいろと疲れてそのまま非正規の晩酌に突入してしまう。いかん。
Thursday, 24th of May 2012
真理論ゼミは反対異論をほぼ終える。次回からいよいよ主文。
モノロギオンの方は欠席者が発生して急きょ自分が訳すことに。比較的簡単な箇所だと思って油断していたら、案の定いくつかトラップがあって少しまごつく。
駒沢2周。最近は安定している。
#6' 11''
#6' 03''
#6' 20''
#6' 09''
雨トークは華大芸人の二回目。前任地を思い出しながら成長した子供を見るような気分で見る。
Saturday, 26th of May 2012
某計画の一環でトマスの『形而上学注解』を読む。例によって、トマスが本当にそう思っているのかどうかがよくわからない。
気温が上がってきたのでハーフパンツで出かける。やっぱり服装が軽いと体も軽い。
# 6' 05''
# 5' 40''
# 5' 42''
# 4' 52''
Sunday, 27th of May 2012
昼から高校の同窓会に夫婦で出かける。同学年の同窓会にも出たことがないのに。こちらに来て知人も少ないので、なんとかこういう場所でも知り合いが増えたらいいのではないかという配慮。全体で70名ほどの参加だが、同学年はうちの夫婦と以前に自宅に呼んでくれた某官僚のS氏の三人だけ。同窓会といっても知らない人ばかりで居心地が良くない。なんとなく高校時代の雰囲気を思い出したりした。
S氏と目黒駅の近くの珈琲店でちょっとだけ近況報告会を開いて夕方に帰宅。
Monday, 28th of May 2012
今週はとくに先行き不透明なので自宅で予習の貯金に励む。某学会関係の仕事もしないといけないのだが、どうも気が進まない。
奥さんはようやく仕事を見つけて今日は打ち合わせにでかけている。いい職場でありますように。
夕方、旧に空が暗くなり雷が鳴る。短時間だが激しい雨。最近こういう天気が多い。
ジョギングは軽く8km。靴の調子はいいが、今日は靴ひもの調子が悪くて足が靴の中で動く感じ。いろんな所にトラップがある。
Tuesday, 29th of May 2012
トム三連発のあとtfap。
講義は第7問に入る。無限とか。ここにも「存在はもっとも形相的」という問題発言がある。
授業後、昼休みいっぱいを使って大岡山の博士といろいろと議論。これまであまり気にしていなかったが面白い方面があることを教えてもらう。
その足で山食へ。最近週2くらいのペースで行っている。火曜日はハヤシライス。まだカレーとハヤシ以外のものを注文する勇気がない。
ゼミは先週の残りをやったこともあり時間が足りない。一項/一コマのペースは少し無理があるだろうか。
サブゼミは怒りというか怒情というか。研究社の羅和辞典で、spesに「不安」という訳語があることを知る。その場でOLDを確認したら載ってなかったが、あとでLewis and Shortを見ると"very rare"という但し書きがあるものの、"An anticipation or apprehension of something not desired"という記述がある。またひとつかしこくなった。
夕食を取る暇もなく、ウイダーを一袋流し込んで本郷へ。==先行きが心配された==tfapも4回目。サバティカルで帰国中の八木沢さんの「存在のデフレ理論」。レジュメもなくただ早口で(自然な早さで)原稿を読み上げるという正統派の発表。アメリカ式の明瞭な英語なのでとてもわかりやすい。いろいろ質問しようと思っていたが、両隣にいたJunとKen(だれよ)が早々に突っ込んだのを聞いてほぼ納得。形而上学の話だと思っていたがどうやらそうではないとわかった時点で気力が減退する。
今回は火曜日だったこともあり、学生さんたちはスケジュール調整が間に合わなかったようで、恒例の反省会は不発。コンビニで餃子とシューマイのセットのようなものを買って帰る。
妻の方は初出勤を無事に済ませたようだ。職場の雰囲気も特に問題ないようで、とりあえず、ほっと胸をなで下ろす。
Wednesday, 30th of May 2012
今日は夕方からたいへんなので、日中は家で仕事。
昼頃、==暇なので==ダイエーへ行ってぶらぶらと見て回る。紳士服売り場で夏物ジャケットが安売りだったので思わず購入。1階の総菜売り場で弁当を買って帰る。
録画したコズミックフロントを観ながら弁当を食べて、ちょっとうとうとしてから出勤。
会議後、某氏と三田で反省会。「飲まんとやっとられんわ」という科白がこんなにしっくりくる夜もめずらしい。
Thursday, 31st of May 2012
真理論ゼミは先週の猛スピード進行とは打って変わってゆっくり目の進行。forma a qua, secundum quam, ad quamの区別についてなど。a quaの説明の中にad quamを紛れ込ませてしまったために、議論が紛糾する。
昨日の不規則な食事のせいで体重がたいへんなことになっているので山食は中止。
モノロギオンは17章を終える。ラテン語のバグのひとつに、中性名詞の主格と対格が同形ということがあるが、この日も、前からも後ろからも訳せる文が出現してまたも紛糾。
駒沢2周。新しいシューズをよく観察すると、足首に近いあたりにまだ1つ穴がある。そこに靴紐を通して締めると、しっかりと足全体が包み込まれるようにフィットする。こうしなければならなかったのだ。
シューズが安定することは快調なジョギングの十分条件にはほど遠いが、必要条件ではあるだろう。
# 6' 04''
# 5' 46''
# 5' 20''
# 5' 22''
Saturday, 2nd of June 2012
今日も朝から元気に妻が出勤。
天候のせいか季節のせいか、全体的に体がだるい。これはスパイスが足りないのではないかと思って、駅前のココイチに出かけ、ビーフカレー辛さ10倍を注文。最近、あまり辛いものを食べていなかったせいか、途中で挫折しそうになる。汗がたくさん出て血の巡りがよくなった気が(少しだけ)した。
高架下の魚屋でマグロ刺を購入。最近、家庭内で、駅前商店街の人気が上昇している。個性的な店がたくさんある。
その足でダイエーへ行って台所の蛍光灯を購入。引越後、大きな荷物の片付けに手間取り、電灯や家具など細かいところ整備がまだ終わっていない。
夕方jog。今週は3回目。変化を持たせるために、帰りは意図的にwalking。大きく手を振って大股でリズムよく歩く。けっして恥ずかしがってはなりません。けっこう汗をかく。帰りは歩きくらいでちょうどいいのかもしれない。
Monday, 4th of June 2012
ふと目にしたバレエについての記事で、正しい姿勢のポイントは、肩を引いて肩胛骨を合わせるようにし、さらにそこから肩胛骨を下げて胸を張る、ということだと書いていたのでさっそく実践。なるほど。上半身にかんして何かが足りないと思っていたが、この動作が不足していたわけだ。ふつうの人は肩を引くと肩が上がる。そこからさらに肩を下げる意識があってはじめてまっすぐになる。
その状態を意識して走ると、骨盤が前傾し、着地に余裕が出る。とくに右足は、これまでどうも着地がうまくいかないと思っていたのが、なんとなく足が伸びた状態で余裕を持って着地できるので楽な気がする。
運動はこのように、少しのことで世界が変わるのがおもしろい。
しかしいつもと違う筋肉を使ったせいかやや足腰がだるい。
Tuesday, 5th of June 2012
トム三連発のあと会議の日。
スンマ講義は第7問第2項。なかなか趣のあるテキストなのでいろいろ語る。主体は本質なのか存在なのか、など。
大岡山博士とお茶の師匠とで山食。火曜日はハヤシライス。
ゼミは第75問第7項。人間の魂と天使は同じ種に属するかという問題。昔、「おれたちは天使だ!」というドラマがあったことを思い出すが、当然通じるはずがないので軽くスルーする。
サブゼミは引き続き怒情論。日吉と西高島平は対立しているわけではない、など。(わからん)
その足で通信課程の会議へ。開始が遅いので弁当を食べながら。なんか紛糾して長引く。
帰宅後、時節柄トポロジーの教科書を引っ張り出してきて某博士に教えてもらったコンパクト化についてお勉強。
Thursday, 7th of June 2012
出勤途中(という言い方が適切かどうか)に図書館に立ち寄り、複写してもらった雑誌論文を受け取る。そのついでに、中世写本の展示を見て回る。いろいろ集めてますなあ。ロンバルドゥス『命題集』の欄外にある当時の学生の書き込みに深い感銘を受ける。
真理論ゼミは主文の途中。初級文法の質問も受け付けるという趣旨なので、いろいろと初級の質問が出てくるのはいいことなんだが、そろそろその説明を中級者にやってもらおうと思っている。が、どのタイミングでどう切り替えるかが難しい。
木曜日は山食でカレー。ココイチの10倍ほどじゃなくてもスパイスのせいでけっこう汗が出る。
モノロギオンは堅調。18章に突入。回説的未来の訳し方など。
夜はtfap。わが社のO教授の発表なのでいつもより多めのメンバーで出かける。数学の哲学なので内容についてはよくわからない。もう少しわかりやすくしてくれたらよかった。
反省会は本郷のベトナム料理店。「アナロギアか」というツッコミが意外に使えることがわかる。(そうか)
Friday, 8th of June 2012
午前中は自宅で。某校正など。
午後から日吉で教養の授業。ジャケットを着ていると暑い。そろそろ半袖にするか。
授業後、いつものように何人か質問に来るが、その中の一人が、某七隈大JB学部BK学科の卒業生であることが判明。今春から関東圏で働いているのだが、今日は休みで暇なので、そういやあの先生は新しいところでもちゃんとやっているか確かめておこうということで、来たんだとか。ありがたいことです。せっかく来てくれたので、その後、駅前の喫茶店で話をする。慣れない都会の一人暮らしでたいへんそうだが、元気でがんばってもらいたい。
引き続き、肩甲骨を引きかつ下げて胸を張った状態をキープしつつジョグあんどウォーク。楽に走れる姿勢を保つことがしんどい。
Saturday, 9th of June 2012
午後から鶴舞工業大学(NIT)で某会議の某ワーキンググループ会議。初めて行ったがいかにも工業大学という乾いた感性が心地よいところだ。
会議の方は委員各氏の準備のおかげで円滑な進行。約3時間かかって来週の理事会に持っていく答申内容をほぼまとめる。お疲れさまでした。
会議後は情報交換会を兼ねた食事会。近所にある地ビールのビアガーデン。空きっ腹にビールを入れたので回るのが早い。二次会は今池。三次会も今池。(おいおい)
ホテルは伏見のモンブランホテル。ここは狭いし静かとは言えないし、それほどグレードは高くないが、他のホテルよりもシーツが分厚く、ほぼ布団と言えるレベル。そのせいか、夜は快適に眠れるのがよい。すぐそばにコンビニがあるし駅からも近いので、素泊まりプランでも問題ない。
Monday, 11th of June 2012
出勤して某学会業務。
午後に予定されていた某面談は諸般の事情により中止。
雨が降りそうな空模様だったが、一瞬パラッと来ただけ。天気予報を信じて傘を持たずに出てきたが、やはり天気予報と言うだけのことはある。
肩甲骨を引いて下げるという動作は、効果はあるが、そのイメージが二段階になっているので維持しにくい。もっとシンプルなイメージはないかと模索していて、ふと、腕をきちんとたたんで振ると、肩が上がりにくいような気がして、そのイメージで走ってみる。腕を振るので結果的に歩幅が大きくなり、運動量が増える。
# 5' 16''
# 5' 08''
# 5' 19''
# 4' 34''
有酸素運動を心がけているので、これはちょっと速すぎるペース。
Tuesday, 12th of June 2012
スンマは第7問第3項。地味な議論に地味につきあう。信仰箇条か信仰過剰かという問題など。
火曜日は山食でハヤシライス。博士と師匠と、あと三年生を二人誘って大所帯で行く。いろいろ増殖中。
ゼミは第76問第1項。長〜い主文を地道に読んでいく。知性単一説など。
サブゼミは主催者の体調不良によりお休み。たまには休んで英気を養おう。
すぐに帰宅して蹴球世界杯亜細亜最終予選対豪州戦を観戦。1-1の引き分け。なんかひどい審判だな。
Wednesday, 13th of June 2012
今週末はいろいろと立て込んでいるので、某校正をさっさと返却。
先日のワーキンググループの議事録を作成してMLに流す。
会議二つ。とくに二つ目の会議が長すぎる。いろんなことを話しあうのはいいことだが。帰宅すると9時。
Thursday, 14th of June 2012
主観的には疲れて体がだるいのに教室に入ると元気が出るという怪現象。
真理論ゼミ、モノロギオンゼミとも、とくに問題なく終了。
夕方jog。
Friday, 15th of June 2012
ふと気づくと予習の貯金がなくなりつつあるので、あわてて補充。あと4, 5回だが、まだまだ気が抜けない。
夜は久しぶりに関東七隈会@恵比寿。サバティカルでおフランスへ行く某氏の送別を兼ねる。ベトナム料理の店なので、ベトナム研究者の某N教授はベトナム語で注文するという技を披露してくれる。ベトナム研究者というのは本当だったんだ。(おいおい)
二次会は近くの燻製の店。燻製の盛り合わせが美味かった。一軒目ですでに食べ過ぎていたにもかかわらず、美味しくいただく。
Saturday, 16th of June 2012
某学会業務で午前中から筑波大学@茗荷谷へ。JRで池袋まで行って丸ノ内線に乗り換えるのが素人目には簡単だが、地下鉄のお勉強も兼ねて、三田線・南北線、後楽園で丸ノ内線乗り換えというルートで行ってみる。学んだことは、後楽園での乗り換えが高低差もあってけっこうたいへんだということ。今度からは池袋経由で行こう。
業務内容については決して書いてはいけません。昼前から始まって、懇親会の二次会まで、さまざまな業務が目白押し。11時ころにようやく終了。満員電車に乗ってその日のうちに帰宅。
Sunday, 17th of June 2012
午前中に昨日関係の某学会業務を終わらせる。えらいえらい。
昼は奥さんとダイエーへ。牛肉が半額セールだったので牛肉を買う。
昼から録画しておいたコズミックフロントを見ながら相互足踏みマッサージ。
台風4号グチョルくんがまさかの首都直撃コースに乗った模様。[[JTWC|http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/warnings/wp0512.gif]]の予報だと火曜の深夜に上空を通過する模様だがさて。いずれにしても火曜から水曜にかけては気を引き締めて暮らさなければ。
Tuesday, 19th of June 2012
授業二つ。
講義はスンマの無限論。現代の超限数論から見たらいかにも怪しい議論だと思っていたが、「そうでもないですよ」という指摘がフロアからあり、話を聞いているうちに、なるほどそうでもないなと思い直す。
火曜は山食でハヤシライス。博士と師匠と三年生。博士が三年生に対角線論法を説明したりしていかにも微笑ましい。
昼食後、師匠が研究室に来て少し今後のことなどについて話。
ゼミはスンマの知性単一論批判のあたり。前回あたりから分量と難易度がぐっと上がっているような気がする。今回も分量が多く、主文の途中あたりで時間切れ。
授業後、研究室で某五輪出場選手と今後のことなどについて話。
サブゼミは台風接近にともなってお休み。早々に帰宅。
Wednesday, 20th of June 2012
某学会総会があると聞いて出席すると、総会というよりは幹事会みたいで激しく浮く。まだまだわからないことばかりだ。
今日の最高気温は30.2℃。ついに30℃を突破。まだまだこれから。
夏の大気がどっと流れ込んだせいか、何となく体がだるい。この国の夏は精神活動に適さない、と何度も思ったことを今年も思う。
午後、某所から電話。先日の某件についていろいろ心配しているみたいなので、「だいじょうぶですよ、きっとうまくいきますよ」と答える。(脚色あり)
今学期もそろそろ飛行高度を下げる時期になってきたので、着陸態勢に入る準備をいろいろと。だいぶめどがついたので、まだちょっと先が〆切りの原稿を書き始めてみるが、心身の激しい抵抗に遭い断念。機が熟していないようだ。
夕方も会議。まじめに出席しているが、あまりいろんな会議にまめに出席してよけいな仕事を引き寄せないようにしないとな。
Thursday, 21st of June 2012
なんと夏至。信じられん。
台風が運んできた夏の大気に苦しむ。昨日よりはましだが。
真理論ゼミ。やや出席者が少なめ。みんな苦しんでいると思われる。
山食でカレー。その場でちょっとだけ卒論指導も。
昨日、昼と夜が配給弁当だったので、体重がうああになっている。その意味では山食のカレーはよくないんだが、今夜はまともに食べられないのでカロリー摂取を優先させる。経験上、この手の体重増加はあまり気にしなくてもよい。
モノロギオンは難読箇所でいろんな読み方が提出される。ラテン語は難しい。
これから[[tfap|http://tf-ap.com]]。学生さんたちは今日はキャンセルみたいなので一人で気楽に出かけよう。
セラーズのジレンマのような説明ギャップを現象概念によって説明する企てに反対して表象主義を守るというような発表だが、現象概念がどうして説明ギャップを解決できているのかが不明なのでもやもや感が残る。英語面としては、native同士での議論があってから難易度がぐっと上がった。発表内容もいろいろ背景知識が必要なところなので、今回来なかった学生さんには難しすぎたかもしれない。
会が終わってすぐに電車に乗ると10時過ぎに帰宅できる。このくらいに帰宅できたら日常生活への影響は最小に抑えられるのだが。
Friday, 22nd of June 2012
今日は横浜方面で午後から授業なので午前中は自宅にいる日。
久しぶりに実家に電話をすると、ちょっとした宿泊のことで苦労しているみたいだったので、いつものR天トラベルを使ってホテルを探し、さっさと予約をいれてあげる。
考えてみれば、インターネットを使ってホテルの予約をするという、今では当たり前のことも、少し前まではできなかったわけで、宿泊場所を確保するのにも旅行会社に出向いたり、誰かに紹介してもらったりして一苦労だった。
学会の大会案内に宿泊施設の案内を入れたりするのはその時代の残滓なのだよな。
今週からクールビズを実践している。具体的には半袖ポロシャツとチノパン。靴はスリッポン。夏スーツが進化を遂げているとはいえ、やはり長袖はキツイ。見た目にも暑苦しい印象を与えるだろうという配慮もある。
巷の噂では、最近は、上位バージョンのスーパークールビズというのがあって、アロハシャツとか七分丈のズボンとかを用いるみたいだが、これについてはもう少しリサーチをして、今後の検討課題としたい。
Tuesday, 26th of June 2012
スンマ講義はubiquitas。最近はネットワーク用語としてよく使われるが、中世では神の遍在のこと。
第8問第1項は文学的な香りが高い。しかし、一歩踏み込んで、何を言っているのかを理解しようとすると大変。「Gは事物の最奥に存在する」というフレーズにしても、冷静に考えると、物のいちばん奥ってどこ?
火曜日は山食でハヤシライス。他の学生が食べていた豚の生姜焼き定食が美味しそうだった。今後の課題としたい。
スンマゼミは第76問第2項の後半。普遍的な認識と認識の普遍性についてなど。
サブゼミを欠席して某基金の運営会議。なんかいろいろと頭が痛い展開に。
某博士は意表を突いて半年に一度の散髪をして登場。人物の同定が難しい。たしかにこの時期短く刈りたくなるというのはよくわかる。
Wednesday, 27th of June 2012
なんとなく日記を書きたくない気分が盛り上がっている。このような気分には二種類あって、書きたくないからシンプルに書かない時と、書きたくないことを書いておきたい時と。これがどのような違いなのか、究明が急がれる。
ジョギングはだいたい週2回から3回のペースで安定期に入っている模様。「6分半/kmくらいならちょっとした散歩の気分」という、2年前くらいに感じていた感覚にようやく戻ってきた。
Thursday, 28th of June 2012
授業二つ。そろそろ終りが見えてきたので、最終回に切りのいいところで終われるように予定調和的に進む。
山食でカレー。カレー以外のものを注文しようと思っていたが、全部脂っ濃そうなものばかりだったので、この試みは延期。
授業の合間に大学院進学希望者と面談。いろいろ焦ってくる時期だと思うが、この人が今のところ一番準備ができているのかもしれない。
サブゼミはiraについて。iniaceoという謎の単語に苦労する。第一印象でin+iacio (to throw something into)だと思ったが、in+iaceo (to lie in)みたいなんで訂正しておきます。(ここで言うな)
このところ毎週開催になっているtfapだが、今回は欠席。発表内容に馴染みがないこともあるが、毎週はちょっと過剰な気がするので調整の意味もある。刺激を調節して心身のバランスを取ることが大切。
カンブリア宮殿でJAL再建の話。これはもうtepcoもこの人にやってもらうしかないんではないか。
Friday, 29th of June 2012
なぜか自室のロールカーテンが故障したのでメーカーの人に見に来てもらう。この人は、最初テンションが低いんだが、こちらが丁寧な言葉を使うとどんどん愛想が良くなっていくのが面白い。今日も「お忙しいところを申し訳ありません」とか「どうぞよろしくお願いいたします」とか、丁寧な言葉をどんどん繰り出してやると、帰る頃にはとても明るい雰囲気に。さてこの太陽政策の結末はいかに。
教養の授業もあと二回。いつもばたばたと通過するあたりをじっくりとやってみる。やはり、じっくりやるといろいろと問題点が浮上する。何事もじっくりやるのが大切。
金曜4限のこの授業が終了すると、いつも週末気分が盛り上がる。今日は駅前の輸入食品の店でニュージーランドの白ワインを買い、週末感を漂わせながらぶらぶら歩いて帰宅する。
本来なら走る日なんだが、なぜか一昨日あたりから全体に足の筋肉が張ったようになってだるい。理由はよくわからないが、ちょうど新しい靴にしたのとタイミングが一致しているので、そのせいかもしれない。とりあえずジョギングは中止して様子を見ることに。
毎回10kmも走らなくていいから、こういう時は、30分程度、4, 5km走るという技を身につけたほうがいいかもしれない。
Saturday, 30th of June 2012
午前中マンション管理組合の総会。初めてなので若干緊張する。
管理会社に丸投げかと思っていたが、熱心に2時間みっちりと予算案などを検討。仕事が増えて大変な面もあるが、実質的に住民が維持管理に参加しているのは健全なことだ。順番で次年度の副委員長になってしまったのはご愛嬌。
昼はダイエーに出かけてモダン焼きを買ってくる。
なんだか一日の仕事が午前中に終わったような気がして午後はなかなかエンジンがかからない。
Sunday, 1st of July 2012
日曜日なので妻と駅前商店街をぶらぶらする。
昼はCoCo壱でカレー。先日、辛さ10倍を注文して辛すぎたので、今回は慎重に5辛にする。しかし、いつものビーフカレーではなく、期間限定のキャベツメンチカツカレーにしたら、このカツのせいでルーがいつまでも熱く、辛さと熱さの相乗効果で前回に劣らず苦労する。なんとか完食したが、次回は3辛くらいにしよう。(軟弱)
卒論計画書がいくつか送られてきたので読んでコメントを付けて返送する作業。ありがちなことだが、テーマが大きすぎて計画が爆発している人が多い。論文というのは火薬に似て、注意しないとすぐに爆発したり、逆に湿って使えなくなったりする。火薬と違って、放置すると腐ったりもする。そのあたりをよく注意して、うまくコントロールされた計画書を作成してほしい。
しかしそろそろ自分も例のレジュメを書き始めないと。いつものことながら、まだできてないものの要約を作るのは非常に難しい。今から発表までのあいだにこのようなことを研究してみたい、という計画書じゃダメなんだろうか。
Wednesday, 4th of July 2012
昨日、手帳を忘れて帰ったので、昼間の予定に自信がなく、とりあえず午前中から出勤。
なぜか気がつくと山食でカレー。
その足で床屋へ。待つことを覚悟して仕事道具を持って行くが、運良く先客がいなかった。仕事が丁寧な若い方の人にやってもらうが、やはりたっぷり一時間かけて仕事をする。こういうのは性格だろうなあ。
ちょうどおやつの時間だったので(おいおい)コンビニでトマトジュースと「たまごの恵み 至福のロールケーキ」を買う。後者は新製品らしいが、ちょっと黄身の味が勝ちすぎて、自分としては苦手な感じがした。
夕方から会議三連発。いろいろあります。最近、最後の会議が長引く傾向があるので、心構えに微調整が必要。9時過ぎに帰宅。水曜日は飲まない日だが、ビールに手が伸びる。最近、意図的に自分を甘やかしているが、そろそろ厳しくした方がいいんではないかと思う。
Thursday, 5th of July 2012
真理論ゼミはめでたく第3問第1項をすべて終了。半期で1項とは亀の呪いのような気もするが、初級文法の説明もするという趣旨と分量からすると妥当なところか。
授業後、ちょっと珍しいメンバーで山食。今週は火曜日から三連発。そのせいか体重が増加気味。
某書類を作成してさっさと提出。
アンセルムスゼミは恒例の発表会。なかなかおもしろい。一人20分くらい時間を取ったが、やはりもう少し議論の時間が必要。後期は、最後の二回の授業を使ってもう少し内容に立ち入った議論をしてみようかな。
前任校にいたときから、液晶ディスプレイの「色の揺れ」(画面が徐々に黄色っぽくなって、急にまた元に戻ることを繰り返す)に悩まされていたので、今年度の研究費を使って液晶ディスプレイを新調したが、最近、この新しいディスプレイでも同じような現象が起こっていることに気づく。パソコンも変えたし、ディスプレイも変えたのに、どうして同じ現象が起き続けるのか、と考えて、ふと、ケーブルが悪いんじゃないかと思いつく(さっさと気付けよ)。段ボール箱のなかを探索して使ってないケーブルを見つけ、つなぎ直すと、見事、その現象が解消。びば。
しかし、ケーブルが原因だとわからなかったばっかりに、この現象の責任を押しつけられて廃棄された一代前の液晶ディスプレイ氏に対しては、まことに申し訳ないことをした。この場を借りてお詫びしたい。ごめんね。きみのせいにして。
今日は、例のtfapに行く予定。学生たちは今日も都合がつかないみたいだ。というか、学期末のこの時期、極力体力の消耗を押さえたいというのは妥当な判断だろう。
Friday, 6th of July 2012
日吉は春学期の最終回。昨年は、震災に伴う節電要請などで授業日数が大幅に少なかったので、通常の学期としては初めて。昨年当初、授業内容が早く進みすぎるという現象に苦しんだが、今年はあまりそれを感じなかった。内容を増やしたわけではなく、少し丁寧に、立ち入ったところまで説明するようにしたのがよかったのかもしれない。
あとは、授業カードを復活させて、二回に一度のペースでコメントを書いてもらったのもよかった。学生の満足度も上がるし、何より、授業カードのコメントにどの程度答えるかによって、進度を調整できるのがよい。
夕方激しい雨。空梅雨だと思っていたら、最後に帳尻を合わせてきた。奥さんは豪雨の中を駅から歩く{{fn '東横線の駅から自宅まで15分くらい歩く。安いので普段はこれを使う。'}}のを嫌って、山手線経由{{fn '山手線を使えばバスに乗って自宅から徒歩1分のバス停まで来られる。'}}で帰ってきたが、帰宅時の山手線の混雑に度肝を抜かれ、「もうぜったい使わない」と言っていた。朝に比べると夕方の混雑はそれほどでもないと思うが、雨のせいでとくに混雑していたのだろう。
Saturday, 7th of July 2012
七夕か。転勤以来、肉体的・精神的な調子が今ひとつなので、早期の完全復活を祈願しよう。
雨の業務。通信課程の定期試験。意味がよくわからないが、通信課程といえども単位を取るには定期試験というものを受験しなければならないのであって、全国数カ所の会場で一斉に試験が行われる。たいへんなことです。運よく今回は東京会場だったので、出張とかはなし。しかしそのうち、地方会場に行かないといけないことがすでにわかっている。
事務方やバイトさんが各教室に多めに配備されているので助かる。しかし聞くところだと地方会場の場合は事務やバイトさんの補助がないので全部教員がやらないといけないんだそうだ。
夕方五時過ぎにとくに問題なく業務終了。しかし、年配の人達が大教室にぎっしり座って試験を受けている姿というのは、少し感動的だった。定年退職して、あるいは仕事をしながら、あるいは子育て終了後、もう一度勉強したいと思ってこうして努力しているのだと思うと、試験関係のアナウンスもついつい敬語になってしまう。「申し訳ありませんが、枚数確認が終わるまで、そのままお席でお待ちください」。まあ当たり前。これが変だと思うのは、試験といえば学生・生徒相手にしかやったことがないからだな。
Sunday, 8th of July 2012
古い友達が東京に出てきているというので、奥さんは午前中からお台場方面へ出かける。昼食をどうしようかと思ったが、昨夜、寝る前に王将の人気メニューランキングのようなものを見てしまって、その影響からか、どうしてもレバニラ炒めを食べたくなり、駅前商店街まで出かけていく。「お食事セット」みたいなものを頼むと、ご飯、味噌汁、冷や奴、そして餃子までついてくる。これで830円はお値打ちといえよう。
http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/07/post-725.html
食べてみたら、とくに美味いということはない。そういえば昔から、王将で美味いのは餃子と唐揚げくらいだったような気が。しかし、食べたかったものが食べられて精神的には満足。
久しぶりに駒沢2周。昼食のせいもありエネルギーが余っている。しかしやっぱり日曜日はジョギングコースが混雑している。しかも長距離じゃなくて、中距離や、なかには短距離をやっている人も混じっていて、よほどしっかりと精神をコントロールしないとペースを乱される。
なんとか6分/kmくらいのペースで往復を含めて10kmを完走。
Monday, 9th of July 2012
昨日、王将で昼食をしっかり食べたのが影響して、今日も昼をしっかりと食べたくなる。よせばいいのに山食でポークソテー定食を。
http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/07/post-726.html
ポークソテー自体はそれほど量が多くないが、ライスが多いのと、あと、おかずとしてスパゲティーが添えられているのがやや過剰。これがどのように体重に反映されるか、要経過観察。
夕方から、本社で例の八木沢さんの連続講義があるというので、せっかくだから参加する。先日のtfapの時よりは、ずっとリラックスした感じで、あちらでの授業をそのままやっているような感じ。お題は同一性について。いろいろと込み入っているところをすっきりとした筋道で話してくれるのでとても勉強になる。4時半から8時前まで。
昼食をしっかりとったせいか、最後まであまり集中力が落ちなかった気がする。
Tuesday, 10th of July 2012
授業2つのあと、昨日の続きの八木沢さんの連続講義。
スンマ講義は今学期の最終回。残り2つの項を一気にやったのでやや時間が押した。
またまた山食でスタミナ定食を食べてしまう。昼飯をガッツリ食べるというのは、なんか癖になるところがある。しかしいくらなんでもこれでは太ってしまうから、そろそろこの企画も終わりにしなければ。
研究会は特別ゲスト(じゃない)大岡山博士の発表。発表とはこうやるんですよ、というような、他の人にはいいお手本になったんじゃないだろうか。これも時間が足りず、十分に議論することができなかった。前回と今回は、どちらも、もう一時間ずつ取ったらよかったくらいの内容。後期はもう少し柔軟にやってみよう。
そのまま八木沢さんの連続講義へ。昨日よりは少し参加者が減っているが、それでも30人くらいいただろうか。話は同じく同一性についてだが、KripkeやD. Lewisなどが登場してぐっと(個人的に)盛り上がる。やっぱりLewisについてのコメントが興味深い。
Wednesday, 11th of July 2012
今日は会議がないので自宅でお仕事。
正面の家が取り壊し、裏の銭湯も取り壊し、隣の空き地にマンションが建設中。さて、このうちで一番うるさいのはどの現場でしょうか。(答え:裏の銭湯)
今日は基本的に本を読んでいるので、銭湯から一番遠い部屋に行って読書に励む。
体重は予想通り、2kg(解釈によっては1kg)増えているので、今日はいつもの昼食に戻す。コンビニでミックスサンドを一つ。
夕方からジョギング。この数日、炭水化物を多量に摂取する、いわゆるカーボ・ローディングをやっていたに等しいので、調子がどうなるか少し楽しみだったが、なんだかすごく体が重い。この程度の蓄積では効果がないものと思われる。
夜は自粛して「[[のんある気分チューハイテイスト|http://www.suntory.co.jp/rtd/non-al/]]」というのを飲んでみたが、ふつうのジュースとどこが違うのか今ひとつ不明。
Thursday, 12th of July 2012
昨日は、オリックスの井川が、復帰後初の勝利投手になったそうだ。松坂が大騒ぎされてBostonに行ったとき、そこそこ騒がれてNew Yorkに行ったので、密かに応援していたのだが、信じられないほどの不調が続いて、ほとんどメジャーに上がってこなかった。しかし、ずいぶん長い間あちらにいたので、いろんな経験をしたのだろうとは思う。
{{picasa "http://lh6.ggpht.com/-4WVg_PrjeNI/T_48nnv9hpI/AAAAAAAACpk/tJlcsnXsrnY/s512/P1001322.jpg", ""}}
ヤンキースタジアム(旧)で買った井川のユニフォーム。タンスの奥に眠っていたのを出してみた。「井川ってだれ?」という周囲の怪訝な視線を浴びながら、これを着て観戦したことがあるというのはここだけの秘密。
Friday, 13th of July 2012
引き続き九州北部で豪雨。この時期激しい雨が降るんだよな。子供たちが住んでいるので心配。
教養の試験。昨年いろいろと学習したことをもとにテキパキとこなす。
試験を終えて駅前でワインを買って帰宅。すごく眠くてだるい気がしたが、習慣の力によってジョギング。
いざ走りだすと体が軽い。そういえば、試験の時も、普段より心身に余裕があるような気がした。はっ、これがカーボ・ローディング効果なのか。(要経過観察)
Saturday, 14th of July 2012
連休を利用して息子が帰省してくることになっていたが、九州のこの大雨で、来られるかどうか心配。飛行機が飛ぶかという話ではなくて、曲がりなりにも災害対策本部に所属しているようなので。
どうにか周囲の皆様のご理解を得て、飛んで来られるようになったようだ。しかしそのスカイマークが機材到着の遅れで結局2時間ほど遅れる。息子が新居に来るのは初めてなので、例によって父親は羽田まで迎えに行き、母親は買い出しに出かける。
自宅到着後、母親と一緒にダイエーまで行って、いろいろ追加の買い物をしてきたみたいだ。夜は再会を祝して盛大に。
例のカーテンの件だが、太陽政策で機嫌よく応対していたら、2週間ぐらいほったらかしにしたあげく、修理して持ってきたカーテンの色が違うという信じられないミスをしでかしてくれる。奥さんはかなり頭にきているようだが、私の方はなんだかあっけにとられて逆に同情してしまう。こんなに営業に向いてない営業マンも珍しい。
Sunday, 15th of July 2012
昼前から家族三人で上野に出かける。この前来たときに時間がなくて十分回れなかったことを残念に思っているらしい科学博物館へ。地球館地下二階の化石コーナーに、バージェス頁岩を見つけてテンションが上がる。カンブリア紀の奇妙な生物たちの化石がたくさん展示してある。意外に小さく、明瞭ではない。これを研究するのは大変なことだろう。アノマロカリスのあの「エビ」も見られてよかった。
母親と息子は、そのままお台場に行ってガンダムの撮影会やらショッピングやらに突入。父親はくたびれたので一時帰宅して休憩。その後、再び駅で待ち合わせ。坂の途中の焼肉店で夕食。
ここは、昨年こちらに来たときに、大学時代の下宿の先輩が連れて行ってくれたところ。あまり期待していなかったが、今回は自分で好きなものを注文したせいか、非常に満足度が高い。ついつい注文しすぎて気がつくと満腹。ここはこれからもときどき利用しよう。
Tuesday, 17th of July 2012
昨夜は今シーズン初で、一晩中クーラーをつけて寝た。設定温度は27℃にさせていただく。
朝、外に出ると、まったく真夏の雰囲気に一変。これほどはっきり季節が変わるのも珍しい。今日はすでに9時時点で館林が34℃を突破。[[気象庁のランキングページ|http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/rank_daily/data00.html]]から目が離せない。(仕事しろ)
二限目は試験。明らかに出席者が多い。ふだんの二倍から三倍はいる。さっそく採点してみたが、他専攻でまじめにやっている人が目についた。
四限目はサブゼミ。試験から採点の流れで少し疲労が蓄積したのかあまり集中力がでない。
今日の最高気温は館林の39.2℃。堂々たる数字。東京の最高は34.4℃。いよいよ夏本番というところか。
さっさと帰宅して走ろうかと思ったが、ちょっと気温が高いので自粛。
息子は夕方の飛行機で福岡に帰ったようだ。今日からは夕食を質素にせねば。
Thursday, 19th of July 2012
昨年は団地の最上階で過ごしたので、室内が35℃とかになっていたが、今のところは1階なので、かなり気温が違う。この日も最高で31℃ほど。しかも風が通るので、日中はクーラーなしでもいけるくらい。
ようやく授業準備ではなく原稿の準備にとりかかることができる。しかしふと目にした本の論文を読み始めると、面白くてついつい夢中になり、気がつくと午後1時半。さすがに腹が減ったので近所の蕎麦屋でせいろを一枚。
その足でダイエーへ。紳士物売り場で懸案の靴下を購入。娘が絶賛していた五本指の靴下も買ってみる。向かいのスポーツ専門店で、これも懸案の夏のジョギング用靴下も入手。
五本指の靴下だが、たしかに快適。脳内ビジュアル的には、一本一本の指に靴下をはかせているので暑いように思うが、じっさいには、指を自由に動かせるので(足の指はそんなに自由には動かないが)、蒸れることがなく、かえって涼しい。足全体を締め付けることもないので、脱ぎたくなるような窮屈感もない。欠点と言えば、やはり、はきにくいという点か。しかし考えてみればこれは、これまで靴下をはくときに、足の指を微妙に調整するという習慣がなかったからうまくいかないだけであり、慣れたらふつうの靴下のように一発でシュッとはけるようになるのかもしれない。
夕方ジョグ。気温が高いのでゆっくり。福岡で猛暑の中をジョギングした経験が生きる。しかしこの日は駒沢公園を一周したところで急にエネルギーが切れる。水よりも、糖分を欲しているような感覚だったので、カルピスのようなものを自販機で購入してその場で飲む。暑いといろいろたいへん。
Friday, 20th of July 2012
今日も一日本読み。これが書かないといけない論文とはまったく関係ない分野であることが残念。口実としては、論文を書くときは、いきなり構想を練ったりせずに、異分野でいいからクリアな論文や著作をしばらく読んで、雰囲気を盛り上げてから取りかかるとよい。(雰囲気が盛り上がったからいい論文が書けるというわけではないが。)
今日の午後は、もうだいぶ長い間、向かいのマンションの一室からハーモニカやリコーダーの音が流れてきている。小学生が遊んでいるのかと思ったが、「威風堂々」「ルパン三世」などの選曲からすると、たんに暇なおっさんかもしれない。あ。今度はドラクエのオープニングになった。終わったと思ったら今度は口笛で再び「威風堂々」。もしかして、M崎教授(久々の登場)のような人ではないか。
Saturday, 21st of July 2012
引き続きロンブンとはまったく関係ない読書に励む。思うにこれは、学期中、専門方面の勉強を強いられるので、一種の反動が起きているのだろう。何事もバランスが大切。
昼は駅前のココイチ。10辛、5辛と連敗したので、今日は2辛。さすがにこれは楽勝だが、楽勝すぎてココイチに来る意味がない。やはり次回は5辛以上を注文しよう。
夕方ジョグ。走る前にジョギングの本を読むとテンションが上がる。涼しいこともあり、ちょっと強度を上げて設定タイムを5分/kmにする。
# 5' 15''
# 5' 04''
# 5' 46''
# 5' 00''
1周目で少し疲れてペースを落としたが、最後1kmの手前で元気な爺さん(外見からすると60代後半か)がやや乱暴に追い抜いていったので、懲らしめる意味もあり追走する(こらこら)。ところがタイムを見ると、ぴったり5分/km。さぞや名のあるお方に違いない。
この日の最高気温は21.9℃。昨日の22.2℃に続いて二日連続の涼しさ。気象庁の[[全国データ一覧表|http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/synopday/index.html]]を見ると、新潟から三重にかけてのラインで、二つの大気団がぶつかり合っていたことがわかる。
Sunday, 22nd of July 2012
日曜日は奥さんの仕事が休みなので一緒に出かける。今日は、かねてからその実力の噂を聞きながらあまり探索していなかった中目黒へ。ぶらぶら歩いて適当な店で昼飯を食べてこようという完璧な計画。
とりあえず、山手通りを渋谷方面に向かって歩く。たしかに美味しそうな焼き肉の店が多い。途中、行列ができているピザ店、エチオピア料理、カレー屋など、気になる店がたくさんある。
しかし、そのうちだんだん殺風景になり、目黒川を渡ったあたりからは殺風景にもほどがあるような、工事現場のようなところになり一気に気が滅入る。雰囲気がよければ渋谷まで歩こうと思っていたが、このままでは疲れるだけなので、バスに乗って中目黒に引き返す。
途中のバスの窓から、あの行列のできていたピザ屋の行列が消滅していることに気づいて、行ってみることに。店内はひどい混雑。みんなが大声でしゃべっている。よくわからないので店員のお薦め通りマルゲリータを注文。しかしこれが美味い。トマトソースはちゃんと濃厚なトマトの味がするし、生地も薄くしかももっちりしていて香ばしい。あとで調べると、[[Pizzeria e trattoria da ISA|http://www.da-isa.jp/index.html]]という超有名店らしい。店内の混雑ぶりは少しマイナス評価だが、味にかんしては文句なし。子供が来たら連れて行ってやれる店がまたひとつ増えた。
涼しいのでまた走る。気分転換に駒沢通りを逆方向へ行ってみる。結果的に、またまた中目黒まで行ってしまった。自宅から走って約30分。途中、祐天寺あたりの歩道が走りにくいし、中目黒の近くは例によって坂になる。ジョギングコースとしては、あまりいいとは言えない。
そういや毎日新聞の朝刊に、[[『西洋哲学史Ⅰ〜Ⅳ』の書評|http://mainichi.jp/feature/news/20120722ddm015070026000c.html]]が出ていた。山崎正和氏によるもの。おおむね好意的だし、執筆者側の意図については肝腎なところをきちんと押さえているので感心する。最後の「付言」の部分はちょっと簡潔すぎて言いたいことがよくわからないが。
Monday, 23rd of July 2012
某事務局から〆切Aについての連絡が届いたので、それに触発されて〆切B関係の仕事に励む。
折に触れて、メモやら抜き書きやらを専用フォルダにため込んでいたので、あらためてそれらを読み返す作業。過去の自分も結構がんばっていたことがわかってほほえましい。
きちんと論文に仕上げるか、パワポで==ごまかす==プレゼンするかは、まだ思案中。
少し気温が高くなったがジョギング。駒沢1周。なぜかスネあたりの筋肉が張っている。ここの筋肉が張るかどうかが、入門前と入門後のランナーを分けるポイントだと思っていただけに痛恨。おそらく、前日、中目黒まで走ったとき、周囲の目を意識して足首を使った気取った走りになっていたからに違いない。
Tuesday, 24th of July 2012
奥さんの仕事が夏休み中のプチシフトで1時間出勤が早まったので、自分も1時間早く起きて朝型に挑戦。いつまで続くか。しかしまあ、結果がすべてだから、あまり無理をせずに体調と相談してぼちぼちいこう。(いきなり弱気)
満員バスに乗って1限目の始業時間くらいに出社。
なんと[[イチローがヤンキースにトレード|http://www.nytimes.com/2012/07/24/sports/baseball/ichiro-suzuki-acquired-by-yankees-in-trade-with-mariners.html]]だと。昔から、イチローはシアトルじゃなくてヤンキースくらいの方が幸せになれると思っていたが、それが現実になった。今年は少し調子が悪いみたいだが、新しい刺激を得て、調子を上げることを期待したい。
それにしても川崎選手は今後どうするんだろう。
{{isbn_detail '9784766419481'}}
著者よりいただく。ありがとうございます。ここ数年いろんなところでプラトンの『国家』について書いたものを一冊にまとめ上げたものらしいが、いつもながらその精力的な仕事ぶりには目を見張る。まだちゃんと全部を読んでないが、第二部の日本における受容史のようなところがおもしろそうだ。
ちなみに特設サイトは[[こちら|http://www.keio-up.co.jp/kup/sp/platon/]]。
Wednesday, 25th of July 2012
今日も早起きして満員の通勤バスで出勤。一時限目の本当の開始時刻くらいに定位置。
昼食は山食でカレー。このところ体重が増加気味だが、食欲の方も増進気味なのでなかなかうまくいかない。
終日自主監禁の予定だったが、午前中、業務関係メールが飛び交い、気がつくと教務関係ミーティングに参加している。
今日はどうもアウトプットよりもインプットの日だったようで、進まない。あと数日で原稿Aのめどをつけたいんだが。
Thursday, 26th of July 2012
早起きしてすぐに出勤。午前中にその日の主な仕事を片付けるというのは、なかなか効率がいい。
業務で昼食会。あまり書いてはいけません。
夕方ジョグ。少し暑すぎる。走っている人も少ない。
明日も早いのでロンドン五輪のサッカーの試合を前半だけ。
Friday, 27th of July 2012
今日も早起き。これはもしかしたら懸案の早寝早起き生活を獲得できるかもしれない。しかし、若い頃は朝が眠くて仕方なかったが、最近簡単に起きられるようになったのはどうしてなんだろう。
昨夜のロンドン五輪の蹴球の試合はスペインに勝利したとかで、まるで優勝したような紙面。たしかにスペインは強いが、ちょっと恥ずかしいほどのはしゃぎぶり。なんかの野球の試合で韓国が日本に勝って、マウンドに国旗を立てたのを思い出した。今回は選手が悪いのではないが。ともかく、某七隈大学OBの永井選手にはがんばってもらいたい。
昼は今日も山食。カレーを食べるかなと思っていたが、すき焼き丼という、そのまんまの美味そうな丼があったのでそれにする。まずくはなかったが、この選択に完全に満足したとはとてもいえない。
このところ35℃前後の猛暑が続く。しかし、自宅はマンションの一階なのであまり温度が上がらない。外から室内に入るとひやっとした感じ。まあ少しはいいこともないとな。
Saturday, 28th of July 2012
10時前の新幹線で京都へ。家から30分あれば品川に行けることがわかっているが、どうしても用心して20分前くらいに着いてしまう。早めに品川に着いたときにどこでなにをして時間を調整するか、今後の検討課題だ。
1時から某研究会。自己愛と中世メレオロジー。お目当ては後者。どんなアブナイ話が展開するのかと思っていたら、基礎研究に徹した非常に地味な話。こういうのはスタートさせるのが大切なので、ひとまずは、日本における中世メレオロジー研究の開始を祝いたい。
6時前から懇親会。15名ほどの盛況。いろんな人と懇親できたのでよかった。
Sunday, 29th of July 2012
宿は烏丸五条のホテルサンクレイン。このところここをよく使っている。客室が広く、キャビネット類がちゃんとしているのと、あと、空気清浄機がついているのがよい。京都駅へのアクセスもいいのでJRを使う人にはお勧め。繁華街からやや遠いのが難だが、百万遍からタクシーで2千円以内なのでまずまず。
例によって携帯から予約を取り直して早めの新幹線で帰宅。いつもはE席だが、予約を取り直したせいでA席になる。いつもと風景が違うので新鮮。
途中、iPod classic 160GBが動かなくなる。リセットさせても、「iTunesにつないで復元させろ」と言われる。帰宅後、その通りにするが、1434というエラーが出て復元できない。ディスクユーティリティーでディスクとして見ても、再フォーマットすらできない。これはハード的にお亡くなりになったのかも。なむなむ。
しかし、最近通勤時に聞くことはなくなったが、出張には不可欠のアイテムなのでどうにかせねば。いよいよiPod touchということになるんだろうか。
iPod不調の件だが、その後、根気よく何度かリセットを繰り返しているうちに、たまたまリセットが成功する。しかし、「残り容量ゼロ」とか「ミュージックがありません」とか、むちゃくちゃなことになっている。
とにかく、なんらかのディスクエラーであることは間違いないので、そのままディスクユーティリティーを起動させると、ちょっと前まで選択できなかった「ディスクの修復」オプションが選択可能になっている。よしよし。速やかに修復ボタンを押すと、いろいろメッセージが表示されて、しばらくすると「修復が完了しました」。目出度し。
あとは、iTunesからデータを復旧させてやるだけ、と思ったら、iTunesに接続した段階でなにやら同期をやり始めて、あっけなく完全復活。iPod touchのページを閲覧するなどしてclassicくんにプレッシャーをかけたのがよかったのかもしれない。
【教訓】iPodがリセットできなくなっても、すぐにあきらめないで、根気よく何回もリセットさせましょう。
Monday, 30th of July 2012
今日も暑くなりそうだが、住んでいるあたりは、気温は上がっても風があるので、直射日光さえどうにかすれば何とかなる感じ。京都のあの圧縮されたような熱気とはずいぶん違う。
福岡大学OBの永井選手がまたまた活躍して五輪代表チームが予選通過を決めたとか。なんかそういうことにかんしては喜びやすい土地柄なので、大変なことになっているのではないかと危惧するが、[[このページ|http://www.fukuoka-u.ac.jp/activity/topics/12/07/27173001.html]]などを見る限り、A棟の教室でテレビ画面を映しながら応援するなどして楽しそうだ。引き続き応援する側もされる側もがんばってもらいたい。
北島康介選手は100m平で三連覇ができなかったという否定的な報道がされていて気の毒。だいたい二連覇したことがものすごいことなのに。もう少し肯定的な報道はできないものか。
ついでに阪神も、昨夜は勝ったみたい。最近は、一週間に一回くらい勝つようにしているらしい。
Wednesday, 1st of August 2012
夏休み中は奥さんの出勤が早めにプチシフトしているので、つられて早起き。さっさと出勤して8:45くらいに定位置。
原稿Bの〆切に刺激されて原稿Aの準備を進める。例によってあまり関係ない文献を読みふける。午前中は、研究室周辺もあまりうるさくないし、集中力もあるし、なかなかリズムとしてはいい感じだ。
昼食は山食。あいかわらず食欲旺盛。そういえば、以前から、夏になると食欲が出て体重が増加する傾向がある。しかし、ふと周囲を見ると、私より年配の教員や職員の皆さんが、カツカレーや学生用定食などの高カロリー食をぱくぱく食べている。みんなそんなに基礎代謝が高いのだろうか。
午後は断続的に雑用が舞い込み、能率が低下する。
少し早めに退社して、最寄り駅で帰省の切符を買う。JTBだと、買った切符は整理しやすいように紙の袋に入れてくれるが、JRだとそういうことはない。切符を買いに行ったんだから当たり前だが、スーパーでもレジ袋があるんだから、その手のものをサービスで備えておくことはできないものか。
うちのゼミからオリンピックに出場したフェンシングの某M選手は、あえなく初戦(二回戦)敗退。新聞にもちょこっとコメントが出ていた。しかし、同じく三回戦で負けた太田選手については大々的な報道が。
福原選手は運悪くチャンピオンと当たってしまってストレート負け。
Thursday, 2nd of August 2012
今日も早起き出勤。午前中は文献読みに集中。(でもちょっとねむい)
午後から明日の某オリエンテーションの準備をやっておく予定。
女子サッカーでわざと引き分けたのがスポーツマン(ウーマン)精神にもとるんではないかという議論が起きている。バドミントンでは故意に負けた選手が失格になったこともあり、処分の公平性が問題になっているんだろう。
個人的には、オウンゴールを連発して故意に負けたら問題だが、相手が勝ちに来ているときに引き分けを狙うというのは、戦術としてありだと思うが。
五輪の倫理規定として、「選手は自らが参加する競技において、その競技に勝つことを第一の目標としなければならない」という条文があるとする。要するにこの規定の解釈の問題。
【解釈A】
*金メダルの数だけ競技がある。
たとえば女子サッカーという競技は、予選から決勝を含めたすべての試合の全体を言う。そこで「その競技に勝つ」とは「金メダルを取る」ということであり、そう考えると、ある試合(全体の競技の部分)で、勝つことではなく引き分けることを目標とすることがあっても、それは非難されない。
【解釈B】
*「競技」とは、通常のそのゲームの一試合のことである。
この場合、金メダルを取るためであっても、一試合でも、勝つこと以外のことを目標とすることは、倫理規定に反することになる。
バドミントンは後者の解釈が適用され、サッカーは前者が適用されたように見える。
しかし、つねに解釈Bを適用することは不自然である。たとえば陸上競技や水泳で、決勝のために予選は手を抜く、ということはあたりまえだし、予選で疲れて決勝で結果が出なかった、ということがあれば、むしろ非難される。
サッカーは、ふだんから、引き分け狙い(とくに試合の終盤)ということが戦術的に行われているので、あまり違和感がないのだろう。私も南アフリカ戦は観戦していたが、解説者が、「もっと攻めろ!」と言っている方に違和感があった。
他方で、バドミントンや、卓球、テニスなど、故意に負けや引き分けを狙うと、あからさまに、ふだん見ているゲームと違うことが行われているように見えて、違和感があるのだろう。
【提言】
*オリンピックは、金メダルの数だけ競技があることにして、ふだんと違うようなゲームがあっても、それは金メダルを目指す競技全体の部分や過程だと見なして、おおらかな気分で観戦しましょう。
*金メダル狙いの異常なゲームを見るのがいやな場合は、トーナメント方式の見直しなど、運営側で改善の努力をするようにして、選手側に責任を押しつけないようにしましょう。
もうひとつ最近気になるのが、「国民の生活が第一」。みんな気になっていると思うが。
国会議員はそもそも国民の代表であり、議員さんたちはみんな国民。だからなんか変なんだろうと思う。「国民」と、一つ上から見ているようで。「だったら君たちは何なん?」と言いたくなる。この「国民」とは自分たちのことだからこれは要するに「自分たちの生活が第一」と言っているのだ、ということであれば、なにをか言わんや。
別の言い方としては、「民主党」というのは、国民が主となる、という意味だろうから(おそらく別解あり)、それを読み下したのと同じようで代わり映えがしない、ともいえる。
Friday, 3rd of August 2012
10時集合で某オリエンテーション。前半の人が基本的なことをすべて話してくれたので、後半は気楽にパワポで雑談。
こういうとき、ふだんあまり出番がないLetsnoteを使うんだが、相変わらず信頼性は抜群。プレゼンなどを想定した仕様になっているので、ほとんどなにも気にすることがない。
問題があるとすれば、今回、リンクを設定してwordファイルを見せるということをやったが、そのためにマウスが必要となった。今愛用しているレーザーポインタにはマウス機能がないので、ちょっと不便。マウス機能搭載のレーザーポインタが必要かもしれない、というか、最初からそういうのを買っておけばよかった。
午後は、個別相談などがあり、3時半頃に終了。ちょっと自由な雰囲気になったので、駅前の某百貨店でキーホルダーを物色。そうしているうちに吉田カバンの財布に惹かれて、ひとつお買い上げ。今回は長財布。二つ折りと長財布を行き来している。革製品なので、さっそくクリームを塗り込んで初期手入れにいそしむ。
金曜日の午後は、帰宅途中に某商店街をぶらぶらして、ワイン屋と魚屋に立ち寄るのがお気に入り。アルザスの白ワインと長崎の蛸を買う。
Sunday, 5th of August 2012
オリンピック観戦で運動意欲が刺激されたせいか、この暑い中2時間ランに挑む。目黒通りを西の方へ1時間走って戻ってくるという計画。最初、歩道も広く快適だったが、等々力を過ぎるあたりから道がややこしくなり、多摩川の手前では急な坂が出現。多摩川の河川敷に降りてスポーツドリンクを飲み、引き返す。2時間ランというのは久しぶりにやったが、これは体力だけでなく精神的にもきつい。とくに折り返し地点で、また今から1時間走って戻らないといけないというプレッシャーは相当なものだ。次回からは、最悪の場合バスで帰れるくらいの小銭を持ってくるようにしよう。
夕方から断続的にフェンシングを観戦。ゼミの某M選手が出場しているので力が入る。中国戦は余裕の勝利だったが、準決勝のドイツ戦は接戦。太田選手が最後の数秒から逆転したりして盛り上がる。決勝も応援したかったが、午前3時15分からということで断念。
結局、決勝でイタリアには負けたが、銀メダルだったようだ。すばらしい。
Monday, 6th of August 2012
朝からフェンシングの選手たちがテレビに出まくっている。新聞も大きな扱い。某M選手は「哲学専攻」と紹介されているが、その哲学というのがスコラ哲学だとは、お釈迦様でも気がつくめえ。
それはそれとしてこちらもいろいろピンチなのでさっさと出勤。時節柄、山食に行くとややこしいことになってはいけないので、昼食用にコンビニでサンドイッチを買ってくる。
Tuesday, 7th of August 2012
そろそろどうにかしたい某原稿A。仕込みたっぷりなので、机に座ってWordを立ち上げれば流れるように文章が出てくるはずなんだが、いざ書いてみるとバグだらけで前に進まない。あやうし。
昼は裏のコンビニで買ったカップ麺。期待していた味には遠く及ばない。いい年をしてカップ麺など買わないようにしよう。
そういやこないだ「スーツにG Shockは許されるのでしょうか」という質問を受け、ふつうにそうしているので答えに窮したが、やっぱり考えてみれば、スーツ用のアナログ時計をひとつ持っておくべきじゃないかという気がしてきた。今持っている時計は全部Casioだからなあ。
まあ、私の場合はスーツにG Shockを合わせているわけじゃなくて、G Shockにどの服を合わせるかという選択なので、そもそも問題の土俵が違うともいえる。公式の場などでのきちんとしたスーツ姿を目標にして、時計にG Shockを選択する人がいたら、それは服装感覚が変だと思うが。
Wednesday, 8th of August 2012
早起きして出勤。夏休み中なのでバスもあまり混んでない。
昨日の原稿の続き。引用箇所の特定などに時間を使ってしまう。時期的にはもっと大きな構成を整備しないといけないはずなんだが。
意外と職場に近いところにココイチを見つけてしまった。{{my '20120701#p01','先日'}}の敗因を探るべく、キャベツミンチカツカレーを2辛で。問題なくおいしくいただく。やはり、ミンチカツがかなり熱い状態で出てくるので、これを上手に冷ましながら食べるのがコツ。前回は、5辛なのに、このミンチカツをよく冷まさずに食べようとして、熱さと辛さのスパイラルに巻き込まれてしまったのであった。
しかし、やっぱり昼からカツはカロリー高すぎだな。次からはシンプルにビーフカレーにしよう。
Thursday, 9th of August 2012
早起き出勤。ほとんど点灯している部屋がない出勤パネルを押すのが快感。
今日のバスはかなり混んでいた。こちらのバスは前から乗って料金を払い、後ろから降りるが、ラッシュ時は後ろからも乗る。このとき、まず前で料金を払ってから後ろに回ること。
午前中は比較的静かなので集中して論文読み。今週中に原稿Aの骨組みを終わらせねば。
昼食はコンビニサンド。昨日、ココイチでメンチカツカレーを食べたら体重がひどいことになったのでその調整。念のために、[[カロリーを調べる|http://diet.netabon.com/nutrition/restaurant_calories/ichibanya.html]]と1,080kcalもある。中でも、低カロリーなシャキシャキレタスサンドを一個。249kcal。昨日の1/3以下だ。体重調整にはこういうマメな努力が必須。
長年の習慣のせいか、昼食前には猛烈に腹が減るが、昼食後は、昼食の内容にあまり関係なく、空腹感を覚えることが少ない。どういう化学反応が起きているかよくわからないが。
朝型にすると、午後、気持ちに余裕が出るのがよい。このところ皮膚の調子がよくないので近所の皮膚科へ。たくさん塗り薬を出してもらう。
Friday, 10th of August 2012
8時のバスに乗る。やっぱりけっこう混んでいる。
ひとつも点灯していない出勤パネルを押すのが快感。
そろそろ原稿Aを書き始める。諸般の都合で今回はTeXを使う。しかし、PCを新しくしたのでまだTeXが入ってない!で、調べると、[[阿部紀行氏のページにあるインストーラ|http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/soft/abtexinst.html]]が使いやすそうだとわかって、さっそく使わせてもらう。ものの30分もかからずに問題なくインストール終了し、とても助かる。ありがとうございます。以前は新しいマシンにTeXをインストールするなんて一仕事だったけどなあ。
emacsも入れなきゃと思ったが、標準でTeXworksというのを使うことになっているので、これを使う。まずまず使いやすいように思う。
久しぶりに使うTeXは快適だが、できるだけ標準のものを使って、余計なことに時間を取られないようにしないとな。
このところ、駒沢公園二周をやめて、目黒通り1時間ランというのをやっている。気分転換というか。駒沢公園ルートは、ジョギングコースは走りやすいが道中の歩道がやや狭い上に起伏が多い。あと、ランナーが多いので、たまにダウンな気分の時には気疲れすることも。
目黒通りの方は、自宅から西に向かって走ると、ところどころにぎやかなところはあるものの、おおむね歩道が広くて人通りが少ない。環境がほぼ一定なので、一定のペースで走り続けるにはこちらの方がよい。距離を決めずに、30分走ったところでUターンするというやりかたなので、体調に合わせて強度が変わるのも都合がいい。
女子サッカーは決勝でアメリカに負けて銀メダルだったようだ。朝のNY Timesにさっそく記事が出ていたが、「審判とゴールポストに助けられた」というような、けっこう冷淡な内容。自国チームが優勝したのにこの冷静さが本場ジャーナリズムの矜持か。日本だとなかなかこういう冷静な記事にはお目にかかれない。
あとでダイジェスト番組を見たが、たしかに、堂々とした戦いぶりで、どちらが勝ってもおかしくなかった。前半失点直後の相手チームのペナルティーエリア内での「ハンド」はやっぱり残念。
Saturday, 11th of August 2012
今日から世間はお盆休みだそうだが、ウチは諸般の都合で一週間遅らせて休むことにしたので、まだまだ早起き出勤は続く。
ちょっとしか点灯していない出勤パネルを押すのが快感。
しかし構内が至るところで工事中。なんしょんぞ。まあ、話し声や笑い声に比べて、この手の騒音は研究の邪魔になりにくいから別にいいんだが。
TeXでどんどん書く。A4で8ページくらい書いたが、まだ問題設定が終わっていない。来週前半は、研究棟の空調が入らないらしいので、自宅で作業する必要があるが大丈夫だろうか。
昼食はやっぱりコンビニサンド。新商品の「サーモン&ペッパーハム」247kcal。サーモンが美味い。ココイチのカレーで増加した分は、ほぼ元に戻ったが、ベストに戻すには、ここからさらに1kg減量する必要がある。
しかし3時頃にコンビニスイーツを食べていることはちょっとした秘密。今日はマンゴープリン167kcal♪
男子サッカーは韓国との3位決定戦だったが負けたようですな。残念。まあ、女子はW杯優勝チームであることを考えると、実績の面からは順当なところではないでしょうか。このチームは前評判が悪かったにしてはよくやった。しかし、いつまでも釜本選手が出てくるのはご苦労なことです。
ちなみに、もうかなり前だが、釜本選手が経営する豊中のスナックに行ってサインをもらったことがあるというのはここだけの秘密。
Wednesday, 15th of August 2012
お盆のあいだ、研究棟の空調が停止するらしいので、やむをえず自宅で原稿A。自宅のMacには、以前に[[Mac TeX|http://tug.org/mactex/]]からTeXをインストールしていたはずだが、職場のWindows機で作ったファイルがうまく処理できない。たいへんよくあることなので、あまり試行錯誤せず、古いものを削除して、『美文書作成入門』第5版のCDからあらためてインストール。TeXWorkの設定に多少手間取るものの、いちおうちゃんと動くようになった。
現在室温31.4℃だが、湿度が62%と低いため、あまり暑さを感じない。昨日は、28℃くらいだったが、湿度が高く、とてもクーラーなしにはいられなかった。
Thursday, 16th of August 2012
早起きして出勤。お盆休みでバスは空いている。めずらしく運転手の後ろの特等席?に座れる。快適に乗っていたら、清水のあたりから渋滞発生。たぶん初めての体験。目黒通りはバスレーンがあるので、朝の渋滞時でもバスは渋滞に巻き込まれずに走ることができる。どうやら目黒駅のあたりで火災があって、緊急車両が大量に現場近くに駐車して、道路が一車線になっていたことが原因のようだ。いくらバスレーンがあっても一車線ではどうしようもない。
いつもより10分から15分くらい遅れて到着。さっさとやるべき仕事を片付けてささっと送信。
自分の中で許される体重の上限値というのがあって、その値を超えそうになっているので昼はコンビニサンド。しかしデザートにシュークリームを買ってしまう。今日はいつもの「とろりんシュー」ではなくて「東京牛乳をつかったミルクムースシュー」というのにトライ。こちらの方がクリームにまとまりがあって食べやすい。食べやすいだけでなくこっちの方がおいしい。
今後に備えて、TeX関係の最小限の環境整備。Babelでギリシャ語を扱えるようにするのと、あと、グラフを書くのにgnuplotを入れる。
多くの人の努力によってインストールなどはきわめて簡単。ただ、ギリシャ語フォントのインストール場所については、解説書によって場所の表記法が違うので、本当の初心者は戸惑うだろう。
ちなみに、私の環境だと、[[この解説ページ|http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?%E6%96%B0%20pTeX%20%E3%81%A8Babel#ud937b30]]の場所からcbfonts.zipをダウンロードしてデスクトップに解凍、できたフォルダの中のfontsというフォルダ(解凍するとcbfontsというフォルダができるが、その中のcbfontsというフォルダのさらに下にある。同じ場所にあるcbgreek.pdfにインストール方法が書いてある。)を、そのままローカルのc:\w32tex\share\texmfの上にドラッグ&ドロップすればOKだった。
あと、キリル文字フォントとか、フランス語用のscalefnt.styとか、babelを使ったときにも日付や目次を日本語にできるようにというJapanese Packageをインストール。どれもあっけないくらい簡単。
Friday, 17th of August 2012
昨日、原稿Aのβ版ができあがったので、その勢いで原稿Bにとりかかるつもりだったが、体の方がうまく反応せず、午前中はあまり関係ない方面の練習問題のようなことをやってしまう。しかし楽しい。
午後、能率が上がらないので床屋へ。今日もすいている。「暑いから短めに」と言うと、本当にかなり短くなった。これだけスッキリと耳を出したのは、もしかしたら30年ぶりくらいかもしれない。
この床屋がどの駅からも中途半端なところにあるのでちょうどバス停を通りかかったときにやってきた渋谷行きのバスに乗る。初めての路線なので道中の景色がめずらしくきょろきょろする。渋谷からは東横線で最寄り駅まで。例によって駅前商店街でワインと刺身を買って帰る。
Monday, 20th of August 2012
10:57の新幹線で帰省。余裕を見て10時過ぎのバスに乗るが、意外に時間がかかり、目黒駅到着が10:30頃になって少し焦る。しかし品川まで10分弱なので、結局は15分前くらいの適正時刻に到着。
16時過ぎに実家着。娘が先に来ている。夕食はハモのフライなど。
田舎は夜が早く、6時には夕飯を終えて9時には就寝気分が濃厚になる。それにつられて10時前に就寝。
Tuesday, 21st of August 2012
うちの実家はほとんどクーラーをつけないので当然のことながら暑い。北側の窓から入る風に当たりながら、午前中から昼寝。
昼は夕べのハモのフライを丼にしていただく。
午後も昼寝をしたりマッサージをしたり高校野球を見たり。
夕食はキスのフライ。あと、地で捕れた大きな車エビ。
夜は広島カープの試合を最初から最後まで観戦。
Wednesday, 22nd of August 2012
昼にそうめんをいただいてから妻の実家へ移動。例によって予讃線の鈍行で無人駅から無人駅へ。
妻の実家はクーラーがちゃんと効いているので過ごしやすい。
夕方散歩がてらちょっとお墓参り。
夕食はワタリガニや刺身など。ワタリガニは、このところずっと食べていなかったが、やはり大変に美味しい。カニと言えばタラバよりこちらの方になじみがある。足ではなく胴体の方がメインなので、娘に食べ方を伝授する。
Thursday, 23rd of August 2012
娘が一足先に福岡に戻るので送っていく。来週また東京に来るらしいので涙の別れは無し。
午後やっぱり昼寝。
夕食は、スシローという回転寿司の人気店へ。平日の夜だというのに待合室が満員になるくらいの人気。全品105円というのが受けているのか。
新居浜もいろいろ新しい道ができて、渋滞が解消されるなど便利になっているようだ。
昨夜食べきれなかったカンパチとヒラメの刺身で晩酌。
Friday, 24th of August 2012
11:30のしおかぜで帰京。妻は妹に会うためにもう一日滞在を延期。
昼は車内で[[ポンジュースとサンドイッチ|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/08/post-729.html]]。こちらでは150円で買えるポンジュースが新居浜駅の売店で165円もした。
17時過ぎに帰宅。そのままダイエーへ行って夕飯と明日の朝食を仕入れる。ワインとゴボウサラダと焼き鳥など。なんか間違っているような気がするがまあいいか。
おそるおそるメールを確認すると、やはりおそれていたとおりのことが。早急に返信が必要なものに返信する。このとき風呂上がり上半身裸で作業したので体が冷えたかもしれない。
仕事圧をものともせず、帰省中の流れで10時過ぎに就寝。
Saturday, 25th of August 2012
数日前から予兆があったが、久しぶりに例の頭痛が発生。緊張性で、左の首筋から後頭部にかけて、何かに引っ張られているような感じ。
あまりひどくないので引き続き原稿Aについて作業。
昼過ぎに無事妻が帰宅。
夕方jog。この頭痛は、運動で悪化したりはしない。むしろ体が温まるので運動中は痛みを感じない。
しかしシャワーを浴びて扇風機の風に当たっていると、体が冷えてくるせいか悪化する。これはあと数日かかるだろう。
Sunday, 26th of August 2012
台風15号ボラヴェンくんが中心気圧910hPa、最大風速70m/sの猛烈な勢力を保ったまま沖縄直撃コースに入った模様。沖縄気象台が異例の警戒呼びかけをするなど緊張が高まっている。
[[気象庁のこのページ|http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/rank_daily/data00.html]]は、いつもは最高気温や雨量の==鑑賞==チェックに使うが、今日は一番下の風速にも注目だ。
Monday, 27th of August 2012
まだ頭痛が続いている。朝は少しゆっくり寝る。今日は完全休養だなと思っていたら、昨日、事務からメールがあったことを思い出し、とりあえず返信をする。「それでは月曜の午後1時にうかがいます」と書いて、その月曜日が今日であることに気付く。よく気付いた。
あわてて出社。
業務自体は小一時間でつつがなく終了。
その足で、税金関係の書類を事務に提出、ついでに、診療所に立ち寄ってミオナールを出してもらう。「あまりひどいと神経外科に行った方がいいですよ」と言われる。そこまでひどくはないと思うが。
ミオナールのせいでなんとなくぼおっとするんだが、それがまたなんとなくいい感じで(おいおい)、原稿Aについての作業を進める。気がつくとジョギング可能時刻を超過していたので、けっこうはかどったのではないかと思う。
奥さんのMac Bookのバックアップ問題がこのところの懸案だが、おそらくiCloudやDropBoxを利用して、機密性の低いデータはオンラインに置いておくことでほぼ解決のはずだが、これをやると、本当のデータがどこにあるのか、きちんと理解するのが難しいので、やはりTime Machineを使ってローカルにバックアップを作りたい。
問題は、これまでのように、外付けHDDを接続していると、移動のたびにそのHDDを持ち運ぶので、そのうちケーブルが劣化したりしてHDDが正常に動かなくなる点。これを避けるには、外付けHDDの設置場所を固定して、バックアップを取るために、そのつどそこにPCを持って行って接続する、ということをやればいいが、いかにも面倒。
というわけで、最初から解答がわかっていたがあえて避けていた、例のその、Time Capsuleというのですか、それを導入することにした。これですべてうまくいくはずだがさて。続きは品物が届いてから。
Wednesday, 29th of August 2012
なかなか頭痛が治らないこともあり自宅で静養。
午前中は、ダルビッシュの試合やイチローの試合を観戦しながら居間でごろごろ。ちなみに、イチローがヤンキースに移籍してから、New York Timesにイチローの記事が載ることが多くなった。移籍当初の「もう終わっている選手。活躍したら儲けもの」というような冷たい雰囲気とは明らかに違う。今年前半の不調は移籍関係のごたごたのせいだと思うので、後半戦はぜひともがんばってもらいたい。
午後も無理をせず、徹底的に自分を甘やかす。
最近、LaTeXで原稿準備を進めていて、以前使っていたunix系道具を再評価している。やはり効率がいい面があるのは否定できない。その流れで、これもやはり以前しばらく使って放棄した[[howm|http://howm.sourceforge.jp/index-j.html]]を再導入してみる。Carbon Emacsに入っていたのは古いバージョンだったので、最新の1.4.0にする。以前はデータファイルがXXX.howmという拡張子だったが、XXX.txtになっているのが少しうれしい。
このところPCでのスケジュール管理はToodledoなんだが、〆切順でソートして表示した場合(それがふつうだろう)、〆切を過ぎた仕事が表示されないという信じられない仕様がある。FAQを見ると、開発者もこのことを認識しているが、「全件表示をすればいい」とか「サイドメニューからoverdueを表示させればいい」とか、なんもわかってない。スケジューラーというのは、パッと見るんであって、そこでごにょごにょしないといけないようでは困る。
そういうこともあり、howmのリハビリにちょうどいいので、Toodledoのデータを全部howmに移し替えてみた。例によってマニュアルがちゃんとしてない(というか、詳細はソースを見てね、ということか)ので、最初は少し苦労するが、すぐに慣れる。
Toodledoのいいところは、予定に簡単にメモを付けられるところだが、howmは、もともとテキストファイルなので、メモ書き放題。メモの中にある予定を拾い上げて表示してくれるという感じ。おかげで、今後のいろんな予定を再認識できた。
ともかく、こんな調子であまり自分を甘やかしているとひどいことになることだけはわかった。
夕方娘が来る。ゼミ合宿で東京に来ているとかで、他の人は品川のホテルに泊まるらしいが、品川に泊まるんなら自宅に泊まろうということで、これから数日夜だけ寝に来るみたい。先週、四国で会っているので、久しぶりという感じではないが、やはり肉や魚を買ってきて歓待する。頭痛のことを言うと、夕食後、長い間肩を揉んでくれた。ありがたやありがたや。明日は研修とかで、国会議員やジャーナリストを軒並み訪問するらしい。なかなか学生思いの活発な指導教官のようで、こちらも見習わないといけないな。
Thursday, 30th of August 2012
妻は7時半に、娘は8時に出かけていく。
まだまだ頭痛がするので家にいる。しかし、
昨日のマッサージのおかげか、あるいは、そろそろ治る頃だからか、ずいぶん楽になってきた。
頭痛だから仕事ができないかというとそうでもなくて、なんとなく仕事はこなしている。ただ、いつもとは違った感じで、ぬるぬるぬると思考する感じで、ちょっと変な感覚ではあるが。
昼は冷蔵庫の余りご飯とレトルトのカレー。レトルトを皿にあけて電子レンジでチンすると、いつもうまく加熱できない。レンジのパワーが大きすぎるのか、1分くらいで沸騰する。箱には2分くらい加熱しろと書いてあるのに。
ちょっと調べてみると、レトルトカレーは温めなくてもそのまま食べられるようだ。要は、食べやすい程度に温めればいいということだな。箱に2分と書いているから、律義に2分温めなくてもいいわけだ。
温めなくてもそのままで美味しいレトルトカレーというものも売っているみたいだから、今度はそういうのを買ってきてみよう。
Friday, 31st of August 2012
暑いので外に出たくないが、クーラーをつけて狭い部屋に一日閉じこもっているのも精神に悪いので、とくに用事もないが大学に出てくる。
せっかくだからココイチでカレーでも食べようとぼんやり思っていたが、気がつくと山食でカレーを食べている。まあここも久しぶりなので別にいいんだが。
自宅のMacにhowmを入れたので、研究室のWindows機にも入れないと意味がない。今回は、[[gnupack|http://sourceforge.jp/projects/gnupack/]]というのを使わせていただく。こういうパッケージは本当に助かる。ありがたやありがたや。
cygwinという、unixのコマンドがそのまま使える環境も付属しているので便利。
howmは、Macに入れたのと同じ、ver. 1.4.0を入れる。Windows7でちょっと戸惑ったのは、「ファイルの書き込み権限がありません」と叱られて、設定ファイルの編集ができなかったりすることだが、これは、プログラムを管理者権限で実行することで解決する。たとえば、.emacs.d/init.elをemacsで編集したいときは、起動したいemacs.exeを右クリックして、そのメニューの中から「管理者として実行」を左クリックする。
管理者権限をもったユーザーでログインしているからデフォルトで何でもできる、というわけではないようだ。
Saturday, 1st of September 2012
ゼミ合宿で夜だけ宿泊していた娘が夕方の飛行機でまた福岡に行く。午前中に集合がかかっていたみたいだが、今日の昼間は基本的に自由行動なんだそうで、体調もあって自宅近辺でぶらぶらして過ごすことにしたようだ。
あいにくの雨なので、遠出は避けて近所の蕎麦屋で昼食。三味そばというのを食べてとても美味しかったので元気が出たらしく、駅前の本屋に行きたいというので一緒に行く。この本屋はけっして大きくなく、むしろ小さいんだが、品揃えがよくて気に入っている。この日も思わず文庫本を4冊お買い上げ。
夕方、娘が行ってしまったので、自宅で読書。
{{isbn_detail '9784102159712'}}
以前にテレビのドキュメンタリーで見たような記憶があるが、超絶おもしろい。
Sunday, 2nd of September 2012
ずっと頭痛が続いている。今回は長い。
以前の日記から頭痛の記録を抜き出して眺めてみると、2010年以前は、だいたい1ヶ月に1回の割合で発生していて、ひどいときで一週間ほど、軽いときで2日くらい続いていた。それが、2010年12月1日を最後にぱたっとなくなり、2011年は一度だけ。それも、福岡から横浜への引越の前後なので、純粋に過労によるものだろう。2012年は、1月に1度、4月に1度、軽いものがあって、そして今回の大爆発。10日くらい続いている。
日中は、ひどい肩凝りといった感じで、あまり痛まないのだが、夜になると、とくに夕食後くらいから痛み出す。ロキソニン系の薬は、副作用がいやでほとんど飲んでない。
そういうこともあって、またまた読書。
{{isbn_detail '978-4102159729'}}
{{isbn_detail '978-4102159736'}}
「暗号」って、あまりピンと来なかったが、1冊目の途中くらいから面白くなってきた。
Monday, 3rd of September 2012
夕方ジョギング。頭痛なのにジョギングはやめといた方がいいと言われるかもしれないが、かえって体が温まって症状が改善する気がする。少なくとも、頭を動かすとズキズキするというような、ああいう頭痛ではない。
走ってみるととっても快調。最近は時間を決めて、目黒通りを等々力方面に向かって30分走って引き返すというやりかただが、いつもの折り返し地点よりもずいぶん先で折り返し、最後まで同じペースで走ることができた。
このことから、頭痛とその他の体調とはあまり関係ないことがわかる。
あまり気がつきたくなかったが、気がつくともう9月にはいって数日経っている。そろそろ授業準備というものにも気を向けないといけない。某授業では講義ノートを配布するという方法を採っているので、まず講義ノートを作成しなければならない。これがけっこう時間がかかるんよ。せっかくだから次回はTeXで作ってみよう。こうやってまた余計な時間を使ってしまう。
Thursday, 6th of September 2012
たまには社会的な活動もしないと気が滅入るので(やや誇張あり)明日の書評会には行くつもりだが、そのためには少しは準備しようと思って出勤。ちょうどバスの便が少ない時間帯なので(とは言っても5分も待てばいいんだが)、久しぶりに田町駅のパンも食べたくなってJRで行くことにする。
山手線はたまにしか乗らないのに大崎駅で臨時停車。新橋で人身事故だと。この山手線の人身事故には注意が必要だと常々思っていたがついに当たってしまった。なにごとも初体験はドキドキするものである。
アナウンスでは1時間ほど遅れると言っている。乗客はみんな足早に出て行った。しかし別ルートで行っても、このまま車内で待っているのとあまり違いはないと一旦は判断して、車内でお勉強モードに突入。持ち歩いている論文を読み始める。しかし、なんとなく非常事態みたいで落ち着かないし、「代替輸送」というのも一度は経験しておこうと思い直して車外へ。
ニュースでよく見るように、駅員が拡声器を使って乗客を誘導している。==わあ都会みたい。==基本的にみんなについて行けばいいから楽ちん。改札口は、端の一カ所をオープンにしているので、指示されるままにそこを通って東京臨海高速鉄道りんかい線(これを一息で言えるようになったのは半年くらい前)で大井町へ。そこで京浜東北線に乗り換えて無事に田町まで。
実はここだけの話、いったん車内に残ったのは、京浜東北線と横須賀線を混同して、京浜東北線は田町に止まらないと判断したからなのであった。これは間違い。ちゃんと止まります。そういや田町から品川に行くときには山手線と京浜東北線の両方を使っている。横須賀線が通るのは大井町ではなくて西大井。==もうなにがなんだか。==
結局、30分遅れで職場着。JRの方も、40分遅れで運転を再開したみたいだから、そのまま車内勉強をしていた方がよかったかもしれない。
そもそも自宅で5分時間をつぶしていつものバスで出社していたらよかった。
田町駅ではカレーパンと、あとちょっと贅沢してヒレカツバーガーを買う。
Friday, 7th of September 2012
日吉で渡辺さんの『アリストテレス哲学における人間理解の研究』の合評会があるというので出かける。三部に分かれた内容について、それぞれ一人の書評者がコメントを述べ、最後に全体についても一人の評者がコメントするという濃厚な構成。著者の渡辺さんは最初から最後まで壇上にいて、すべてのコメントに丁寧に回答をしていた。
古代哲学研究者ばかりだったので、フロアから質問するのは遠慮して、あとで直接話を伺う。その場で議論するには内容が細かすぎるので、あとでメールを出すことにする。
合評会後の懇親会にも参加。二次会では古代哲学とは違ったことについてもいろいろと情報を得る。
Saturday, 8th of September 2012
久しぶりに駒沢公園へ。ジョギングコース2周(4km)のタイムを記録しておく。
# 5' 55''
# 5' 57''
# 5' 37''
# 5' 23''
Monday, 10th of September 2012
昨年に引き続いて今年も大学院の入試業務。朝8時15分集合。{{my '20110912#p01','昨年の記事'}}を見ると、初めての通勤ラッシュの緊張感が伝わってくるが、今回は経路も違うし、まったく緊張感なし。(おいおい)
昨年は、完璧なスーツで参加したら、下っ端なのに責任者のような雰囲気になってしまったので、今年はどこから見ても下っ端ですということを全身で表現してみた。ポロシャツ、チノパン、スニーカー。結果的に、意外に体を動かすことが多いこともあり、この服装で正解。
その後いろいろと書いてはいけない業務があって、最終的に解放されたのは夕方6時過ぎ。
Tuesday, 11th of September 2012
今日は通信教育課程関係業務と学内某会議1件。
昼食はバナナ1本というのを試してみる。
台風16号(サンバ)が発生したようだ。発生場所がいいのでこれは順調に北上して1週間後くらいにやってくるかもしれないなあ。
昼食バナナ一本実験だが、かなり腹が減る。サンドイッチ一個よりもカロリーが少ないんではないか。
腹が減っているがジョギング。30分走ったところで引き返して1時間ラン。かなり余裕がある。
不思議なことに、昼食をしっかり食べたときの方が、ジョギングの途中でエネルギー切れになることが多い。
Wednesday, 12th of September 2012
そろそろ忙しくなってきたが今日はなにもないので自宅で原稿の準備。
朝から学会関係のメールが断続的に飛び交っている。こういう状態になると、なかなか落ち着いて仕事に向かえない。「メール注意報」とか出してくれる仕組みはないものか。
先週末と今週末、めぐろのサンマ祭りというのがある。なんで2回あるかというと、目黒駅がじっさいには品川区にあるので、品川区後援と目黒区後援で、2回なんだとか。(ちなみに、品川駅はじっさいには港区にある。ここでもややこしいことが生じてないか心配。)
午前中から2時間待ちで行列ができるらしいから、行列には並ばないまでもその行列を見に行きたいような気はする。
しかし、目黒のサンマという落語は、(当然、サンマは海に近いところのものが美味いのに)「サンマは目黒に限る」という、殿様のおまぬけな発言を庶民が笑うという筋なので、そのサンマを振る舞って、人々が「うまいうまい」と食べるのは、コンセプト的にややすっきりしない点がある。
たとえば殿様が鷹狩りをしていて近くの農家でリンゴをもらい、食べたらとても美味かったとする。あるとき、「リンゴが食べたい」と言って、青森のリンゴが出てきたが、殿様はそのとき運動不足に由来する体調不良であまり美味しく思わなかった。そこで「リンゴは目黒に限る」と言ったところ、人々にウケた。それにちなんで、後世、目黒の人々が「目黒のリンゴ祭り」というのを始めた。さて、このリンゴはどんな味がするんでしょうか。
Friday, 14th of September 2012
業務1件は予定よりも早く終了したが、その後、さまざまな用件で忙殺される。
しかし、そのせいか集中力が高まり、合間を縫って原稿二つの整備と、月末の某プレゼンのパワポの仕込みをほぼ終了。いつもこういうふうに仕事ができないものか。
夕方からメールが飛び交う。就寝前にも長文を一本書いて送った。
しかしこんな抽象的な日記では後から読み返しても役に立たない。howmあたりで日誌を書くことにしようかな。
Saturday, 15th of September 2012
アド街は大鳥神社界隈。通勤で毎日通るあたりだが、知らない店が多い。だいたい、山手通り方面は日頃行かない。
先週は等々力渓谷だったし、テレビで近隣情報をやってくれるのはありがたい。
日が短くなって、日没後は気温も下がるので走りやすくなってきた。今日は駒沢公園へ。
# 5' 48''
# 5' 35''
# 5' 41''
# 5' 04''
最近は、目黒通り1時間ラン(柿の木坂ダッシュ付き)が標準なので、駒沢公園には一週間に一度行くか行かないか。
あいかわらず、短距離や中距離をやっている人が多い。
たまにジョギングコースで正確なタイムを計ると自分の調子が確認できる。
Sunday, 16th of September 2012
近くの八幡宮の秋祭りをやっているので、暑い中見に行く。
比較的広い境内の中に出店がいっぱいあって、かなりの賑わい。近隣の町内が御輿を担いで奉納していた。
なかなか祭りらしい祭りで、出てきてよかった。京都でも福岡でも、全国的に超有名な祭りはあるが、こういう身近な町内の祭りというのはなかったので、かなり新鮮な気分。
しかし、ぴ〜ひゃらぴ〜ひゃらという祭り囃子といい、小さい御輿をみんなで担ぐ姿といい、異国情緒満喫という感じである。
写真は肖像権の問題もあるのであえてブレているものだけを紹介。
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Monday, 17th of September 2012
敬老の日。この前、ゼミ旅行のついでに立ち寄った娘が、今回は本格的な夏休みの帰省ということでやってくる。さっそく母親と元町に行って靴などを買ってきたようだ。
Wednesday, 19th of September 2012
昼頃の新幹線で帰宅。昼食用にコンビニでおにぎりを買って帰ったら、娘が、昨夜自分が作ったおかずの残りとレトルトのスープを出して昼食らしくしてくれた。
母親は仕事なので、娘を連れて、東京観光に出かける。いつも通勤に利用しているバスに乗って終点の東京駅まで。新しくできつつある駅舎を見たあと、新丸ビルで紅茶。新丸ビル内の女子服関係店をくまなく散策。途中、2件ほど引っかかって、買おうかどうか迷ったみたいだが、結局買わず。このあたりの判断も習熟してきたようだ。
少し時間があるので丸善へ。本や文具を見て回る予定が、なんのタイミングか、メガネコーナーにはまる。レトロ系を中心に、いろいろ面白いフレームのものを試着。ああいうのを見ていると、私もちゃんとしたメガネがほしくなってきた。
目黒に戻り、母親も合流して某焼肉店へ。先日兄に食べさせたので、妹にも食べさせておこうという配慮。ほぼ同じメニューを今回も美味しくいただく。レバーを注文すると「レバー焼きですね」と念を押すようにして出てきたのは、やはり「生で食べてはだめですよ」というメッセージなのだろうか。そういわれたら生に近い状態で食べたくなるのが人情だが、そのへんはあまり追究しない。
このせいか、夜中、おなかがぐるぐるいって困った。(おいおい)
Thursday, 20th of September 2012
娘が午後の飛行機で行ってしまうので、昼は例の中目黒のピザ屋に連れて行く。東急の駅まで歩くんだが、9月も20日だというのに暑い。駅に着くと汗がだらだら。
店は12時前ということもあり、この前ほど混んでない。しかし3分の2くらいは席が埋まっていただろうか。ランチメニューのピザはどれでも一つ1,000円。必殺定番のマルゲリータをたのんだら、一人一つずつ注文しろという。そんなに食べられないが、しょうがないので、さらに揚げピザを一つ注文。ランチ以外でたのんだら、合計で
3,750円だと思うが、ランチタイムなので2,000円。らっきー。
ピザはあいかわらずうまいが、娘は朝が遅かったので、途中でギブアップ。残りはお持ち帰りにしてもらう。
昼からたらふく食べたが、夕べのおなかのぐるぐるは再発していないので、たぶん大丈夫だったのだろう。ほっと胸をなで下ろす。
Friday, 21st of September 2012
さっさと出勤して明日や来週の準備をしておこうと思うのだが、鈴木一朗選手が昨日から大爆発していて目が離せない。昨日のダブルヘッダーは8打数7安打。今日も初打席がホームランで、二打席目が満塁からの二点タイムリー。この時点で、前の試合と合わせて10打数9安打。実況のアナウンサーも、"nine for ten, not bad"と褒めていた。not badというのがNew Yorkらしい。
Saturday, 22nd of September 2012
入学センター主催の高校生相手の[[模擬講義|http://www.daigaku-goukaku.net/examnews/news2/%E3%80%90%E6%85%B6%E6%87%89%E7%BE%A9%E5%A1%BE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%80%91922%E3%83%BB923%E3%80%80%E8%AC%9B%E7%BE%A9%E5%85%A5%E9%96%802012%EF%BC%88%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E5%AF%BE%E8%B1%A1/]]に出動要請があったので朝から出かける。9:40教室集合。土曜日なのでバスの時間が微妙に違うので、JRで行く。
前日から急に気温が下がり、ふだんのポロシャツでは寒いかもしれないが、かといって、服装を微調整するのも面倒なので、さっさと夏スーツで行く。模擬講義担当講師の服装として適切かどうか意見が分かれるところだろう。
模擬講義といっても、高校生相手に神の遍在について論じるわけにもいかず、事前に作成した電子紙芝居を用いて、トマスにかんするゆる〜いお話を約45分間。その後、フロアからの質問を15分くらい受けて終了。
ゼミの学生さん4名も参加して、高校生の質問を受けてもらったが、みなさん無難に受け答えしていて感心。その調子で卒論もがんばってもらいたい。
1週間に1度は駒沢公園でタイムを取るようにしようと思っている。
# 5' 37''
# 5' 00''
# 5' 24''
# 5' 08''
5分30秒/kmくらいだと、あまりがんばって走っている気はしないが、5分/kmとなると、少しプッシュしているような感覚がある。だいぶ足に筋肉が付いてきて、下り坂を楽に走れるようになってきた。一周2kmのコースの前半は上りで後半が下りなので、タイムにもそれが現れている。
Monday, 24th of September 2012
昭和44年築の研究棟の第1回防災訓練が行われる。震度6の地震のあと、4階の給湯室から出火という設定。こんな時でもないと使わない屋外階段を使って外に出、会議室でいろいろと注意事項を聞いたあと、消化器を使って初期消化活動の実技訓練。
新耐震基準を満たしているから倒壊する心配はないというのはその通りだろうが、しかし、建物が倒れないことと、建物の中が安全だということとは違う。内側のボロさかげんから見て、本当に震度6の地震が来たら、外枠だけになってしまうんじゃないかと心配。
あと、建物があぶないときは中庭に避難ということになっているが、あの狭い中庭に全員が集まったらそれこそ大変なことになりそうだ。
明日から授業開始なのでいろいろと準備。まずは、学年歴と予定表を見て、授業日の確認から。しかし本当に明日からいきなり始めてもいいんだろうか。==まずは予定を確認する程度で終えた方がお互いのためのような気もする。==
Tuesday, 25th of September 2012
授業開始。出勤時の気温が20度を下回っているので迷わずスーツ。秋用のカジュアルもあることにはあるが「リゾートか」と突っ込まれそうなのでやめる。
講義の方は、新規受講者がちらほらいるのと、半数くらいが講義ノートを準備してないようなので、「これまでのあらすじ」のようなことをしゃべって早めに終了。
合間に部屋で講義ノートを書き進める。まだ自転車操業には陥っていないが、秋学期の中盤頃から忙しくなってくるので、できるだけ貯金を作っておきたい。
ゼミは今学期の担当決めの予定。教室に入るとすぐに、某銀メダリストが銀メダルを持って挨拶に来た。銀メダルを手にとってじっくり見せてもらう。意外に大きくて重い。そのあと皆でおめでとうの拍手。来週か再来週に祝勝会を兼ねたゼミコンパを開催予定ですからゼミ関係者以外で参加希望の人は今のうちに連絡してください。
授業の合間にいろいろとプチ面談。卒論やら大学院進学やら。もう少しちゃんと時間を取って一人一人ていねいにやるべきだったか。
いつもは授業が終わると部屋に戻ってしばらくぼーっとして疲れを取るが、ぼーっとしている時間を利用して帰宅したらいいのではないかと考えてさっさと帰宅。電車やバスはぼーっとするにはぴったりだ。今学期はこの技を使って時間を節約しよう。
ジョギングは新コース。目黒通りを産能大まで行って右折、深沢を通って駒沢通りに出るコース。約7km。だいたい50分くらいの軽いコースだが、深沢あたりの交通量が少なく気持ちがいい。アップダウンも比較的少ないので膝にやさしい。
Wednesday, 26th of September 2012
昼から業務三連発。ひいい。
時間がなく、自宅にあったバナナ二本を持参して昼食の代わりにしたが、夕方猛烈に腹が減る。たぶんコンビニサンド一個よりも空腹感が大きい。少なくとも体重変化を見る限り、ダイエット効果もそれほどないようだし、この「昼食バナナ作戦」はお蔵入りにしよう。
Thursday, 27th of September 2012
朝、携帯の占いを見ると「重大な決断を迫られる出来事がありそう」とあったので、今日はどんな重大な決断を迫られるんだろうとわくわくしながら待っていたが、今のところそれほど重大な決断を迫られるような出来事は起きていない。強いて言えば、帰りにコンビニでハーゲンダッツのアイスクリームを買うかどうか迷ったが、このことだったのだろうか。
授業二つ。初回なので、メンバーやテキストの確認。原典のコピーを配布してもらおうと院生に依頼したら、輪転機の操作に慣れていないようで、意外に手間取ったようだ。しかしこういうことも経験。
二つ目のモノロギオンゼミの方は、メンバーのやる気が尋常でないので、リハビリを兼ねてちょっとだけ進む。やはりアンセルムスはあなどれないという箇所にさっそく遭遇。
Friday, 28th of September 2012
教養の授業は初回。春のように同じ授業を2回やるという企画はないが、今学期から参加する受講生もいるだろうから、いちおうオリエンテーションの部分をみっちりと行う。
半袖シャツにジャケットを羽織っていったら暑い。今年はいつまでも暑い。
Saturday, 29th of September 2012
昼、なぜかレバニラを食べたくなって、西口商店街の王将へ。とくに美味いとも思わないが時々食べたくなる。
妻が今夜のメニューに悩んでいたので、たまにはカレーでも作っておくかと、ダイエーで半額セールのカレー用牛肉を買ってビーフカレーを作成。京都にいた頃によくカレーを作っていたが、なぜか福岡では一度も作らなかった。住む場所がカレー作成意欲に影響するかどうかは未確認。
ジョギングは軽く30分。
Sunday, 30th of September 2012
台風17号が意外な大回りで襲来。ちょっと前には18号によるフェイント付き。午前中は日が差していたが、だんだん風が強くなり、夕方4時頃からはいかにも台風という雰囲気に。夜も風雨が強い。
昼は焼きそば、夜はコロッケを食べ過ぎる。
イモトがマッターホルンに登ってヘリコプターで降りてくる番組を見る。
Monday, 1st of October 2012
おおう10月。
しかし暑い。太陽高度は明らかに下がっているのに真夏の日差し。
==この忙しいのに==降って沸いた業務を片付けるために出勤。
金曜の昼から、王将、カレー、焼きそば、コロッケとガッツリメニューが続いたので、朝の体重があってはならない値に。今週はちょっと注意しよう。金曜日はたしか健康診断だし。
体調関係の記録をしておくと、8月25日に発生した頭痛は、その後も良くなったり悪くなったりでだらだらと続き、ようやく先週の半ば頃に終息の気配が出てきた。昨日は、妻に背中押しをしてもらったら、左の腰のあたりがかなり痛い。どうやら左半身が全般的に凝り固まっていたようだ。おかげで今日はかなり楽な感じ。
Tuesday, 2nd of October 2012
講義は不変性について。変化と運動について熱く語る。
昼食はパン。体重管理的観点から山食はしばらく中止。
面談一件。最近(というかここずっと)これ関係でかなり時間を取られている。
別件で文書作成。MS Wordのテンプレートに作成した文書がうまく印刷できず、余計な時間を食う。最近、TeXばっかり使っているのでWordくんがへそを曲げたか。
ゼミは身体の適切性について。「人間の身体はもっとも感覚に適している」という無茶な主張をやっている箇所なので紛糾を危惧したが、あまり反論が出てこないことに逆に衝撃を受ける。
サブゼミは失礼して明日の会議関係の書類の準備。
夜は別件の予習。
Wednesday, 3rd of October 2012
毎日新聞のTAP-iというのをiPadに入れてここ2ヶ月ほど購読したが、いよいよ無料お試し期間が終了するということで、アプリを削除する。たしかに写真とかはきれいで、暇つぶしに眺めるにはいいところもあるが、いかんせん、アプリの出来がいまひとつ。
New York Times(1,700円/月)と比較するのは野暮かもしれないが、NYTの方は、技術的なことはよくわからないが、読んでいるうちにバックグラウンドで最新情報がダウンロードされる。それもおそらく記事単位でやっているので、たとえば「国際」関係のページを開くと、その段階でダウンロードが始まり、数秒で最新情報が出てくる。TAP-iは、全部のデータを一度にダウンロードするので、WiFi環境でも数分かかる。これが一番の欠点。
写真はたしかに紙の紙面よりも格段にきれいだが(ウチは毎日新聞を購読している)、全画面写真というページが何ページも続くのは好みが分かれるところだろう。私は勘弁してほしい。NYTのように、写真はサムネイル表示にして、見たいと思う写真を全画面・高画質で見られるというふうにやってもらえないか。(応援球団以外の野球選手の写真が延々続くのは耐えられない人が多いだろう。)また、たとえばオリンピック期間中、NYTのオリンピック特設ページでは、数百枚の競技写真がサムネイルで表示されていて、選択して拡大表示することができた。おそらくweb上の別のサーバーに置いている写真にアクセスしていたのだろう。TAP-iの写真は全部ローカルにダウンロードされるので、きれいだが高々数枚である。このへんの設計思想も残念。
文字情報の量も、詳しく調べてみたわけではないが、紙の新聞よりも格段に少ないんではないか。NYTだと、全部読んだら数時間かかりそうなほどの記事があるが、TAP-iは、15分くらいで全部読める。
こういう試みを無料で提供したことは高く評価するし、自分も楽しんだ部分があるが(ちなみに、前田敦子はTAP-iの記事でidentifyした)、これに900円/月(毎日新聞購読者は500円/月)を支払うかどうかは微妙なところ。購読アプリの性能がNYT並みに改善されたら再検討するかもしれない。
Thursday, 4th of October 2012
真理論ゼミは第3問第2項から。最初に、Critical Editionのapparatusの鑑賞方法など。
後期からは、受講者全員が和訳に挑戦してもらうことになっているので、さっそく何人かにやってもらう。最初だから苦労しているみたいだが、そのうち慣れますから。急がば回れの文法確認が重要。
モノロギオンは、21章のあたり。ここでもたまたま写本の写真があるので、省略記号のお勉強を少しだけ。
授業後、某件についての面談。
帰宅すると6時半。目黒通りをさくっと1時間ジョグ。
明日は健康診断なので、なんちゃってビール(0.00%ビールを我が家ではこう呼ぶ)を一缶。
夜も某予習。なんかやっぱり多方面のメールが飛び交っている。みなさん夜は休みませんか。
Friday, 5th of October 2012
来週はいろいろと忙しいので健康診断を今日やっておくことに。9時からなので8時半前のバスに乗る。8時台のバスは混んでいる。
昨日今日と、朝はひんやりしているのに日中急激に気温が上がる。今日も、予報最高気温が29℃とかになっているので、半袖で出勤。日中はこれでも暑いくらいだ。
健康診断は二回目なので勝手がわかっている。レントゲン撮影のためにTシャツに着替えさせられるので、最初から部屋で渋い色のTシャツに着替えて出て行くと、朝早いこともあって事務の方々がたくさん。みなさん、スーツで出勤しているせいか、ふつうの下着のシャツになっているのでかなり浮く。
やっぱり腹囲測定で、かなり成長のあとが見られる。こういうとき、「ちょっと脂肪があまってるので、ちょっと吸引しておきますね」とかいって、ちゅちゅっと吸い出してもらえないものか。
最後に採血をして終了。
朝は絶食だったので、健康診断が終わったらすぐ食べようとコンビニでいろいろと買い込んできた。できるだけ、ふだん朝食に食べているものを網羅するようにした。
*牛乳
*コーヒー
*卵ハムサンド
*野菜ジュース
飲み物が多すぎないか。いつもはこれに「とろりんシュー」などのおやつを加えるが、今日は昼から別キャンパスで授業なので、おやつはなし。
昼食はココイチでポークカレーの5辛。体重管理的観点からしばらく山食をやめていることとの整合性が問われる。
健康診断のあとは事務的気分が盛り上がって各種書類をいろいろと作成。この因果関係についてはよくわからない点がある。
本社から教養キャンパスへの経路だが、大きく分けて二つある。
#三田から三田線で目黒。目黒から東急目黒線で日吉。(直通)
#田町から山手線で品川。品川でJR横須賀線に乗り換えて武蔵小杉。そこから7分くらい歩いて(遠い!)東急の武蔵小杉駅まで行き、東横線または目黒線で日吉。
かかる時間はどちらもほぼ同じ。違いは、
#乗り換えなしの直通。運がよければ座って行ける。30分くらい電車に揺られる。片道380円。
#二回乗り換え+7分の徒歩移動。まず座れない。乗車時間は15分ほど。片道330円。
これをぼんやり考えて、後者の方が楽だと感じたので、後者で行く。道中しみじみ思ったのは、昨年、教養キャンパスの近くに住んでいたが、ずっと前者の経路を使っていたということ。たしか一度だけ後者の経路で行って、品川で乗り過ごして新橋まで行ってしまったことがあり、それ以来使わなかった。
昨年は、前者の経路が楽だと思ったのに、どうして今年は後者の経路が楽だと思うのか。何かが自分の中で大きく変化したという感覚はあるが、何がどう変化したのかはわからない。
Tuesday, 9th of October 2012
授業二つのあと、某銀メダリスト祝勝会を兼ねたゼミコンパ。10名ほどの参加。途中から某プラトニストも参加して==異様に==盛り上がる。11時ごろ一次会が終了。さっさと抜けるが、その後、プラトニストを中心に二次会が行われた模様。さっさと抜けたのはいいが、その後いろいろJR車内で大変だったが、本人の名誉のこともあるのですべて忘れることにする。
Wednesday, 10th of October 2012
午前中は某推薦書書き。
午後、通信卒論関係面談連続3件。途中意識が飛びそうになるがなんとか持ちこたえる。
夕方会議。
某国際弁護士が日本に来ているという連絡が入ったので急遽三田で懇談。火曜水曜は、いちおう休肝日ということになっているが、昨日今日と、飲み会が入ってしまった。振替休日のシステムの構築が急がれる。
Thursday, 11th of October 2012
授業2つ。真理論ゼミは後期になってみなさん語学力がアップしたのか、少しずつ進行速度が上がっている。
モノロギオンの方は、やや難読箇所に遭遇。最初から話を再構築して整理しておいたので、なんとか乗り切ることができた。
このところ研究室が暑くて困る。10月になって当然のように冷房は使えない。しかし南向きで風通しが悪い研究室は、日中、窓を全開にしても30℃近くある。騒音対策で、廊下に面した校倉造のような壁をロッカーでふさいでいることも関係しているかもしれないが、なんとかならないものか。他の人はどう対処しているのだろう。
しかし最近研究室というものにたいする考え方が変わってきた。前のところは、防音や眺望がよく、「研究を行い、かつ、心身をリラックスさせて休むところ」というイメージだったんだが、この後半が跡形もなく無くなった。「研究や業務を行い、一時も気を抜いてはいけないところ」という心構えじゃないとかえって疲れる。
Friday, 12th of October 2012
Firefoxを起動してdeliciousブックマークプラグインでツールバーに表示させたFavorite Tagsの中の"daily"タグを全部開くことから一日が始まるが、Firefoxが16.0.1にバージョンアップしたらそのプラグインが使えない。これはたいへん困るので、google様にお尋ねするといろいろ対策が書いてある。しかしどれも面倒だなとおもっていたら、それ用のプラグインがあるみたい。さっそく[[Disable Add-on Compatibility Checks 1.3|https://addons.mozilla.jp/firefox/details/300254]]をインストールしたらあっさり動く。ありがたや。
しかし、このdelicisouのプラグインは、もう長い間更新が止まっているようなので、本格的に使えなくなる前に抜本的な対策を考えねば。
Saturday, 13th of October 2012
ようやく秋らしい天気になった。湿度も30%台と低い。ついふらふらとGR Digitalを持って散歩。秋の雲が出ていたので空を撮影しながら歩く。
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コースの概略は、林試の森→目黒不動尊→目黒川べり→中目黒→祐天寺→学芸大学。Google Mapで測定したらだいたい9kmをてくてく。
昼食を食べ損ねたので、目黒不動尊の門前の団子屋で、みたらし団子をひと串。あと、おやつにシュークリームと抹茶オレ。糖分の摂りすぎかも。
Sunday, 14th of October 2012
地球は太陽の周りを回っている。人々は、自分が生まれてから地球が何周太陽の周りを回ったかをとても大切だと考える。私の場合、この日でちょうど51周を回り終えたことになる。ぐるぐるとご苦労様です。52周目も元気に参りましょう。
ちなみに51という数字は3 x 17で、17という若々しい数が含まれているので好印象だ。
日曜日と重なるのはめずらしいので、奥さんと昼前から東98のバスに乗って東京駅南口へ向かう。昨日、アド街でたまたまやっていたこともあり、かなり混んでいる。このバスは、左の窓側に座ると、東京タワーや皇居など、観光名所がよく見えるので、左の窓側に座れるといいなと思っていたら、途中で運良く席が空いて奥さんを座らせることができた。
丸善で必要文具や文庫本を買い、黒塀横町のカレー屋でビーフカレー。その後、大丸に行ってお買い物。ネクタイを買ってもらう。
夜はステーキを買ってきて自宅で焼く。用意していた赤ワインで乾杯。最近、赤ワインの味が少しわかるようになってきた(ように思う)。以前に集中的に勉強していた頃はよくわからなかったんだが、こういうのも時間がかかるものなんだろうか。
Monday, 15th of October 2012
朝の読書時間は、このところ、サイモン・シンを読んでいた。本日目出度く『宇宙創成』を読了。原書は''Big Bang''という名前で2004年に出ている。天動説の話から始まって、COBE衛星による宇宙マイクロ波背景放射(CMB放射)
の原初的揺らぎの観測まで。このあたりは、前々から興味を持って一般向けの本や雑誌を読んでいたが、初めて知るようなことも多かった。
フレッド・ホイルらの定常宇宙モデルが、意外にしっかりした理論で、それを否定するためにはCMB放射の観測による実証が必要だった、というあたりが印象深い。欲を言えば、インフレーション理論や暗黒物質、ダークエネルギーのような最近の話、それから、ビッグ・バンが起こった理由についてももう少し突っ込んでほしかったが、そのあたりはまだ一般向け解説書に書けるほど理論が安定していないのだろう。ぜひ、そのうち第2版を出してほしい。
あと、教会など有神論との関係にも何度か言及しているので、『神謎2』の第7章の副読本としてもお勧め。
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Tuesday, 16th of October 2012
授業二つ。
寸間の方は今日から永遠について。それに先立ち時間とは何かという話から。アリストテレスの有名な「より先とより後にかんする運動の数」という定義は、たんなる連続的な運動ではなく、セシウムなどの振動をイメージするとわかりやすいという話など。
ゼミは、魂が身体に光を通して結合されているというような説の批判について。そもそもこの時代の光とはなにか、というあたりで難しい。『チャート式 中世自然学』というような参考書がほしい。
ふと気付くと某学会が来週末。平日は授業準備がたいへんだし、今週末もいろいろあるし。いつにも増して効率的な時間配分が求められる。
Wednesday, 17th of October 2012
会議一件。
授業準備。
某学会用電子紙芝居作成。
某氏からの問い合わせを受けて、基金室や管財部へ電話。
重いメール一通。あと、手書きメールも一通。
Thursday, 18th of October 2012
授業二つ。
真理論ゼミは明らかにレベルが上がって、前期のような基本的文法事項で時間が取られるということがなくなってきた。こちらの直観的な読み方に対して反論が出たり、その反論の方が正しかったり、大変よい傾向だ。
アンセルムスの方は、いきなりモデルに引きずられて間違った説明をしてしまい少々焦る。その後のテキストの内容があまり難しくなかったので、なんとか途中で立て直すことに成功。
これまで欠席者がいると、その担当部分は私がやらざるをえなかったが、こちらも受講者の力がついてきているので、適当に指名すると難なくやってくれる。すばらしい。
某氏の訪問を受けて某案件の相談。その後、某氏と面談して某資料を提出。(なんのことやら)
台風接近で風雨が強まる中、来日中の国際弁護士(親指を立てて頭を振る人ではない)と出撃。有楽町の「ねぎし」へ。なんでも日本でこの店の牛タンを食べて感激したんだとか。たしかに柔らかくて美味い。焼き肉屋じゃないので、皿に盛った牛タンがだんだん冷えていくのが残念だが、こういうふうに肉を柔らかく食べるという発想はアメリカ人にはないだろう。
その後、ますます風雨が強まる中、近所のニッカバーでブラックニッカを2杯ほど。「バー」という日本の文化にも触れていただく。日付が変わらない程度に帰宅。
この人と会うと決まってBlackberryが欲しくなる。お財布ケータイに対応していないから実用的じゃないんだが。
Friday, 19th of October 2012
夏休み中に読んでいて、新学期が始まってしばらくばたばたしているうちに、その存在を忘れてしまっていた論文群が再発見されて焦る。前々から思っているが、もっと研究日誌(研究ノートじゃなくて、何を読んだか、何をやったかの記録)をきちんとつけないといけない。この方面は、これまで、PC上のツールを主に使っていたが、そういうんじゃなくて、アナログの「業務日誌」のようなもの[[(たとえばこんなやつ)|http://shop.jmam.co.jp/diary/1269063_1377.html]]を一冊用意して自宅においておくべきではないか。
そう考えて、授業後、本屋でその手のコーナーを見に行くと、すべて来年1月始まりのものになっていた。時期的に当然。しかしまだ今年は2ヶ月以上あるので、どこかで今年の日誌を入手したい。
遺族会関係で義父母が上京しているので、授業後、そのまま電車を乗り継いでホテルまで行く。東西線の「竹橋」という駅の近くにあるホテルなので、近所の店で一緒に夕食をとろうと気楽に考えていたら、なんか陸の孤島のようなところで近所に手軽な店など一軒もない。ということで、そのホテルの12階にある中華レストランに行く。窓から空樹や都市高速が見えて眺めがよかった。
Saturday, 20th of October 2012
季節がいいので昼前から少し散歩に出かける。少し歩いたところにある八幡宮の境内に座っていると、街中とは違う秋風が吹いて精神を乾燥させてくれる。
夕方、はとバスの東京観光から戻った義父母のホテルに行く。やはり一日観光したあと食事に出るのは体力的に難しいので、そのホテルの12階の昨夜とは別のレストラン。せっかく12階なのに窓がないのは残念。
Sunday, 21st of October 2012
義父母は今日の夕方の飛行機で帰るそうだが、一度大学も見ておきたいというので10時に大学で待ち合わせ。高田馬場大学生の姪っ子も参加。狭いキャンパスなのでぐるっと一回りして終わり。何かの試験があるみたいで、人々が足早に行き来しているのでやや落ち着かない。研究室は例によって暑い(!)ので、一階の談話室でお茶を飲みながらしばらく休憩。その後、タクシーを呼んでもらって昼前に皆で自宅へ。
昼食後、昨日下調べをしておいたコースをたどって近所を散策。天気がいいのでやはり気持ちがよい。
Tuesday, 23rd of October 2012
久しぶりに朝鮮半島の方から寒冷前線を伴う大規模な低気圧がやってきて、今日一日かけて列島を通過する予定。寒冷前線の通過は、台風と並んで、気象現象の花形と言える。小学生か中学生の頃、この仕組みを知って、本当に大気が入れ替わるのを感じて、ものすごく大きなシステムが動いているのを感じて、ドキドキしたことを覚えている。今日もドキドキしている。(星座が本当に見えたときもドキドキした。)
今のところ、東京地方は南寄りの風が吹いているので、これが北寄りに変わる頃がクライマックス。明日は冷たい大気に入れ替わっているはず。
先日書いた研究記録帳だが、[[能率手帳のページ|http://shop.jmam.co.jp/diary/1259640_1377.html]]から注文したものが[[さっそく届く|http://ueeda.sakura.ne.jp/mt/memo/2012/10/post-730.html]]。3,000円以上だと送料無料になるのにつられて、来年のものも一緒に購入。めでたく今日から研究記録をつけられるようになった。あらためて実物を手に取ると、もう少し書くスペースがあった方がいいかもしれないと思う。
西日本哲学会の大会案内が届く。今年は別府大学なので湯治を兼ねて(おいおい)と思っていたが、なんか学内業務と重なっているみたい。某博士さんの新機軸発表を聞きたいが、今年は不義理をすることになると思います。
Wednesday, 24th of October 2012
11時現在、外気温約18℃。研究室内気温27℃。冷房を入れたくなるレベル。
昨日は、午後3時頃に風向きが変わり、その後徐々に気温が下がり、最終的に約8℃ほど下がったようだ。
風向きのグラフをつけてみた。縦軸は16方位を使って風向きを簡易的に数値化している。ほぼ真逆に変わっていることが読み取れる。
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先ほどのグラフでは、気温変化との関係がわからないので、気温変化と風向変化のグラフを作ってみた。赤線が気温。風向は、気温に合わせて前のグラフとは違う操作で数値化している。
これを見ると、風向きが変化する少し前に、気温が下がる前兆があり、風向きが変わってからワンテンポ遅れて気温が急激に下がっている。いろいろと趣深い。
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通信教育課程の卒論指導一件。なかなかしっかりした文章を書いてきているので感心する。しかし、古式ゆかしい「ワープロ」を使っているそうで、なるほど半角の漢字がちらほら出現するし、注なども手作業なのでたいへんそうだ。しかしワープロだから、ああいうしっとりした文章になるのかもしれないとふと思う。
卒論指導のあと疲れたので床屋へ行く。運良く、若い方の大将にやってもらう。一時間以上たっぷり使って前と同じくらい短く刈ってもらった。
Saturday, 27th of October 2012
名古屋大で関哲。依頼発表という名目で招集され、初日の最後の枠で発表。この学会は、京都時代によく出席して勉強させてもらったが、その後、日程的に他の学会などと重なることが多く、ずっと出席していなかった。久しぶりに行ってみると、大変な盛況で、活気があり、これなら今後もできるだけ出席したいと思った。
発表の方は、昨年あたりから小出しにしている例の新しいエッセ解釈モデルの話。愛用のLets noteくんとレーザーポインターくんのおかげで、つつがなく進行。やはりY田先生の講義を直接聞いた人たちが多いせいか、反応がよい。中世以外の人たちから貴重な意見を数多くいただく。今後あらたにやってみたい方向も見つかり、大変有意義であった。
懇親会も盛況。久しぶりの人にも会って発表を絶賛されてうれしかった。その後も、食事をとる暇もないくらいいろんな人にいろんなことを言われたり言ったりして過ごす。
栄に移動して二次会。ここも盛況。12時頃まで歓談。
ホテルは二次会場から歩いて行けるところだが、なんか、ハロウィンパーティーの仮装集団が暴徒化寸前のような有様になっていて、大音量の音楽が流れるわ、救急車が通るわ、わーわーぎゃーぎゃー叫ぶわ、もうひどい有様。その中をスーツ姿で平然と歩いて、祭りの屋台のような状態のコンビニで平然と明日の朝食を購入。ホテルの中もひどいのかと覚悟したが、意外に静かで助かった。
【教訓】10月末の土曜の夜の栄には注意しましょう。
Monday, 29th of October 2012
発表Aが片付いたので、引き続き発表Bの準備に移る。ふと気づくと来週末でないの。ひどい。こちらの方は専門家が多いこともあり、パワポで==ごまかす==プレゼンするよりも、テキストを読んでもらう方がいいと思うので、ちゃんとしたレジュメを作る予定。
会場は文教大学==茅ヶ崎==湘南キャンパスなので、例の湘南新宿ラインを利用して自宅から通うつもりだったが、昨日かんてつの会場で話をしていて、懇親会がある初日のあとは、茅ヶ崎近辺に宿泊した方がいいんではないかということを言われ、それもそうだと考えてあわてて宿を探す。幸い、東横インが空いていたので予約を入れる。
Tuesday, 30th of October 2012
授業二つ。スンマの方は内容が少ないのでトマスの真理論をさくっと概説。「トマスは主観も客観化するようなところがある」という逸話に反応あり。
ゼミは第1部第77問に突入。量が多くて大変なところだが、発表者の準備が行き届いていて無事に進行。しかしやはり時間切れで来週に少しずれ込む。これはしょうがない。
卒論指導一件。山に登りたいならヘリコプターなど使わずに自分の足で一歩ずつ登り始めましょう、というような話。
合間に診療所でいつもの薬をもらう。ここは当番でいろんな医師が詰めているが、今日の人はよく言えば丁寧、悪く言えばいくらでも言える(おいおい)というような人で時間がかかる。
先週末の発表について、いろいろとメールをいただく。ありがとうございます。提供できることと求められていることとの需給関係がわかって有益。忘れないうちにhowmにメモを作り、howmにメモを作ったということを業務日誌に書いておく。
来週末の発表についてもメールのやりとり。その後、事務局と評議会の議事についてあれこれ。
Wednesday, 31st of October 2012
研究者必携と言える''Cambridge Companion to Medieval Philosophy''の全訳がついに出たようだ。京大中世哲学講座の面々による渾身の日本語訳。翻訳者全員+編集者が参加するメーリングリストを作り、訳し終わった人が自分の原稿をそのメーリングリストに流して回覧し、みんなで寄ってたかって修正し合うというシステムで作り上げた。個性豊かなメンバーが最後まで流血の惨事を引き起こすことなくゴール地点まで到達できたのは監訳者の人徳のたまものと言わねばなるまい。私もちょっとだけ参加しているので、買いたい人は相談してください。
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オリジナルはこちら。Kindle版もあります。
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先週末の発表から来週末の発表(シンポ)に切り替えるために(という理由を後付けで思いついた)、午前中授業準備を済ませたあと、ちょっと散歩に出る。
駅前のCoCo壱番屋で牛カレー5辛を食べたあと、電車で恵比寿へ。前から気になっていた[[東京都写真美術館|http://www.syabi.com/]]というところへ行ってみる。2階と3階の展示を見て回るが、期待が大きかったせいか、あまり感心しない。しかし4階の図書館は使えそうだ。
この美術館がある恵比寿ガーデンプレイスというところもはじめてだったので、せっかくだから高いところに上ってみようと39階レストラン街に直通のエレベーターに乗り込む。乗ってみると悪いことにシースルーで外が丸見え。さらに事態を悪くするのはそのスピードで、高層ビルにあるような高速エレベーターではなく、ごくふつうのスピードでゆるゆるゆると上っていく。ひいいい。昔からこういう夢をよく見るんだが、このことだったのか。なるべく外を見ないようにして、39階まで行くのをひたすら待つ。
いったん到着すると、見晴らしが良く快適。レストランも、それほど高級ではないようなので、ここも今後使えそうだ。窓の外を眺めて高さに慣れたせいか、下りは平気。飛行機も上昇するときはドキドキするが下降するときはそうでもないのと同じ現象だと思われる。
どうしても体がお休みモードに入っているので(という理由もあとから思いついた)、駅前でワインを買って帰り、職業野球日本選手権大会を観戦しながらいただく。久しぶりのAOCワインだが(言っていることの意味が今ひとつわかっていない)、さすがにバランスがとれて美味しい。夏の冷えた白ワインは以前からのお気に入りだが、このところ、ぬるい赤ワインの味も楽しめるようになってきた。
Thursday, 1st of November 2012
授業二つ。真理論ゼミは個物のイデア関連で第二原因についてなど。いろいろと興味深いテキスト。初歩的な質問を連発して恐縮する学生に「みんなが通ってきた道だから」と温かい言葉を投げかける学生がいたりして微笑ましい。
モノロギオンの方は、参加者の予習が足りているのか実力が向上したのか、淡々と猛スピードで進む。引っかかると思っていたプチ難読箇所も難なく突破。それにしてもアンセルムスは感情の起伏がよくわかる人だ。
授業の合間に来週末の準備。まずは、専用フォルダを開いてどこまで準備していたかの確認。知らないあいだに小人さんが働いてくれたのか、けっこう細かい議論を進めている。自慢じゃないが記憶にない。(おいおい)
そういや発表時間とか聞いてないんだが、どのくらい話せばいいんだろうか。プログラムを見ると提題者3人で3時間20分も時間をとっているが大丈夫かな。それに昼食後のこの時間帯、眠くなることがあるのでそのへんもちょっと心配。
Saturday, 3rd of November 2012
昨年一年間横浜市に住んだので、まだ東京より横浜に馴染みがある。文化の日のお出かけは元町。奥さんはもう何度も通っているが、私が行くのは初めて。行ってみると、なるほど賑やかな中にも落ち着きのある商店街。
最近(といってもずいぶん前からだが)急激に一般的な洋服のシルエットが細身になってきて、10年前くらいに買った服がいかにも時代遅れにみえることもあり、ジャケットを新調。袖を合わせているときに、左腕のほうが少し長いと言われる。以前にも別の店で言われたことがある。通常、利き腕のほうが長いらしいので、本来は左利きなのかもしれない(言っている意味がよくわかっていない)。
ここまで来たら海を見たいので、山下公園方面へ歩いて行くと、大型客船が停泊していて、なんでも中を見学できるらしい。せっかくなので200円払って見学する。行ってみると[[氷川丸|http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/hikawa.htm]]という船で、どこかで聞いた名前だと思ったら、フルブライトの留学生を運んだこともある船だいう説明があり納得。大卒の初任給が70円だった頃、シアトルまでの片道が500円だったとか。当時の留学生は偉かったんだなあ。金額だけで判断してはいけないが。
久しぶりに潮風に触れて、少しほっとした。
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Sunday, 4th of November 2012
大塚家具に家具を見に行く。引越後、まだちゃんと家具をそろえていない。とくに本棚関係は、地震対策という面でも早急な対応が必要。大崎から東京臨海高速鉄道りんかい線で国際展示場へ。「りんかい線」というのはほぼ毎日聞いていて、海の近くを走るさわやかなイメージを持っていたが、乗ってみると湿度の高い地下の陰鬱とも言える路線。がっかり。国際展示場駅というのも、お台場近辺で、東京ビッグサイトとかいう、どういう人がネーミングしたのか、人工的で大げさなところ。福岡の百道浜をちょっと大きくしたような感じといえばいいか。
だから福岡の人は、百道浜について「お台場みたいなところですね」とか言われても、それは決して褒めているわけではないんですよええ。
家具についてはいろいろと見せていただいて参考になりました。ワンフロア400mとか広すぎます。帰りに目黒のアトレで絶品切り落としを購入。これが「お酒の友」とかいう名前で売られているがどうにかならないか。「刺身切り落とし」でいいじゃないか。
Tuesday, 6th of November 2012
アメダスによれば、東京地方は10時に7mm、11時に11mmの降水量を記録。めずらしい大雨。もっとも防水機能が優れている靴を履いていったので、靴下が濡れるようなことはなかったが、鞄が濡れて革財布に水が染みる。
授業二つ。土日と遊び回ったせいかやや疲れている(おいおい)。週末の学会も気になるし。心の中に静けさがないので言葉が上滑りする。
スンマ講義は10問4項。時間と永遠の関係について。大切なところだがなんとなく苦手。「今」についての議論など、あまり触れたくないような気がするのはどうしてなのか。
ゼミの方も77問の1項の残り部分をやり終えて、引き続き2項も終了。来週からはいよいよ卒論発表シリーズが開幕する。
Wednesday, 7th of November 2012
出勤前に誕生プレゼントを某国際弁護士に送る。近所に郵便局があるので便利。もう年賀状の購入を勧められる時期になってしまったようだ。
週末のシンポの準備をしようと思うが、なんとなく気分が乗らない。図書館に行ってレオニナ版の対異教徒大全を眺めたりしてなんとかやる気を引き出そうと努力する。
そうしているうちに会議が始まる(おいおい)。途中で抜けて別の会議へ。この会議は弁当が出るが、量が多いので食べ過ぎに注意しないと。終了後、最初の会議のメンバーが集っている某所へ。最近大任を果たし終えた某教授の慰労会という名目。みなさん美味しそうなイタリア料理を食べているが、自分は配給弁当でおなかいっぱいなので食べられない。しかしがんばってチーズは食べる。
ふと携帯を見ると奥さんから電話やメールが届いている。返信すると、朝出勤するときに家の鍵を忘れたので家に入れないとか。戸建てだと、秘密の隠し場所に予備の鍵を置いておけるが、マンションではやりにくい。気をつけないといけないな、とつい数日前自分でも思ったことが実現している。しょうがないから最寄り駅まで来てもらってそこで鍵を渡す。
某所に戻って歓談後、ほぼ全員で近くの某店へ。みなさん遠いところから通勤しているのに遅くまでねばりますなあ。さすが都会暮らしも年季が入っている。
都会暮らしが板についていない私の方は奥さんが寝てしまったら家に入れないのでタクシーでびゅーっと帰宅。所要時間15分くらい。都会の交通機関の深夜の混雑ぶりを考えると、これがたぶん正しい選択だろう。
Thursday, 8th of November 2012
シンポの準備。そろそろ関係者のメールも飛び交って、雰囲気が盛り上がってきた。
今回はちゃんとした原稿をTeXで作っているんだが、あまり細かい環境整備を進めていなかったせいで、いまごろnatbib.styを導入したりする。まだ参考文献の出力が思い通りに行かないが、学会が終わって時間ができたら誰かに教えてもらおう。
研究室で集中しようと思っていると、久しぶりに向かいの共同研究室から学生たちが歓談する声が大きく響く。このところずいぶんましになってきているが、やはり防音の悪いところで授業をされたら迷惑。黙って部屋に入っていって思い切り不機嫌な顔をしてドアを閉めさせていただく。これが続くようだったら張り紙をバージョンアップさせることも考えなければ。
不満ばかり書いているようだがもう一つついでに書くと(おいおい)、私の部屋は正面玄関の真上の2階にあるが、この正面玄関の前でたまっておしゃべりする人々が多いのも困りもの。ふつうの会話なら問題ないが、馬鹿話を延々とやられると窓からバケツの水でもかけたくなる。心当たりがある人はそのうちバケツの水をかぶせられても文句を言わないように。
Friday, 9th of November 2012
そうは言うものの文献表のスタイルがあまりにひどいので探索すると、武田史郎氏が作成した[[jecon.bst|http://shirotakeda.org/ja/tex-ja/jecon-ja.html]]というのがよさそうだということがわかり、インストール。解凍してできたファイルの中にあるjecon.bstを、bstファイルがあるフォルダ(私のWin7環境だと、c:\w32tex\share\texmf\pbibtex\bst\)にコピーするだけ。ようやくまともに日本語文献が表示されるようになった。どうもありがとうございます。
しかし、jphil.bstとかいうのをだれかもう作っているような気がする。
Saturday, 10th of November 2012
茅ヶ崎の文教大学で中世哲学会。10時30分開始なので余裕をもって8時半頃に自宅を出たが、途中トイレ休憩をしたりしたのでギリギリ(正確には少し遅れて)到着。
キャンパスがとてもきれい。
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司会やら評議会やら。
懇親会は駅近くの熊澤酒造内にある[[Mokichi Foods Garden|http://r.gnavi.co.jp/g246303/]]というところ。湘南ビールという地ビールを中心に食べ物も美味しい。とくに、4人掛けテーブルがたくさん並んでいるところを借り切っているので、話題ごとに簡単にグループを作って座って話ができるのがよい。ドリンクもお互い注ぎ合うのではなくてカウンターでもらってくる形式なので、ぐだぐだになりにくい。学会の懇親会の一つの理想的な形式だと感じた。
Sunday, 11th of November 2012
シンポジウム提題者の原稿が深夜に届いたようなので、ちょっと早起きしてチェック。うかうかしていてバスの時間の方をチェックし忘れ、バス停で時刻表を見ると30分待ち。しょうがないので駅のドトールで引き続きお仕事。タバコの煙が嫌いで喫茶店で仕事をすることはあまりないが、適度なざわめきの中でパソコンに向かうのも乙なものだ。この茅ヶ崎店は分煙がしっかりしているみたいだが、最近はそういう店も多くなっているんだろうな。
編集委員会やら総会やらシンポジウム提題やら。長丁場なので疲れる。
帰りのバスや電車の中で、提題者同士が一緒になったので、いろいろ話をして親交を深められたのはよかった。
7時半ごろに帰宅。
Monday, 12th of November 2012
月曜日は奥さんの仕事が休みなので、ついつい休日モードになってしまう。学会シーズンの疲れを取るべく、朝、昼、晩とマッサージ。
Tuesday, 13th of November 2012
授業二つ。スンマの方は永遠と永劫について。説明が難しい。
ゼミは4年生による卒論発表シリーズに突入。やや特殊な発表だったので、他の人の参考になったかどうかはわからない。
Wednesday, 14th of November 2012
午前中、明日の授業の予習。久しぶりに語学方面の頭を使う。こちらはこちらで楽しさがあるが、あまりこっちばかりにとらわれないように注意が必要。
いい天気なので、昼過ぎから少し散歩。八幡宮でお参りをして、ダイエーを通過して駅前商店街へ。ココイチでカレー。本屋でブルーバックスを3冊。
夜6時30分から通信教育関係の会議。ご苦労様です。この会議は弁当が出るが、ふだん、夜は炭水化物を控えているのでご飯は残すようにしている。しかし、この日は深川飯でうまそうだったのでぺろりと全部平らげる。
Thursday, 15th of November 2012
授業二つ。真理論の方では、「ita quod 接続法, sicut 直説法」という構文が出てきて盛り上がる。ふだんあまりこういうところは文法的に詰めないが、専門が違うような人たちが集まっていると、発想が新鮮。
アンセルムスの方は、あいかわらず猛スピードで進む。このままスピードが上がっていくとどうなるんだろうか。大学院の授業なので、先週末の学会の感想などをちょっとしゃべってもらう。
このところ目黒通り1時間ランばかりだったが、久しぶりに駒沢公園のジョギングコースへ。寒くなったせいか人が少ない。2kmのコースを2周。タイムを記録しておくと、
# 6' 01''
# 5' 40''
# 5' 41''
# 5' 07''
だんだん体が温まって、最後の1周は比較的自由に走った。
Friday, 16th of November 2012
授業は午後からなので、午前中は自宅で読書など。
時節柄、こういう本が面白い。
{{isbn_detail '978-4062577885'}}
虚数というと、「2乗して-1になる数」というように学校で習ったが、まったく違う解釈もできるというのが新鮮でおもしろい。
授業の方は、うまく抑制が効かず、早口でどんどんしゃべってしまう。もう少し落ち着いて、ゆっくり話を進めないと。これも一種の学会疲れの症状か。
Saturday, 17th of November 2012
今日は一日雨の予報。昼前頃からぽつぽつ降り出し、時折激しく降る。アメダスのデータを見ると、朝7時頃に気温と風向きが急変したので、その頃に前線が通過した模様。その後、また南風になって気温が上がっているので、もう一つの前線が近づいてきているようだ。今日の天気図はちょっと複雑でわかりにくい。
この雨が上がったら、寒気が入ってくるらしい。いよいよ冬に備えないといけないが、今年は某国際弁護士からもらったマフラーがあるのでこれを活用したい。自慢じゃないが、マフラーの巻き方など考えたこともないので、[[このページ|http://cep-shop.jp/hpgen/HPB/entries/36.html]]などを参考に基本的なことをこっそり学習しておこう。
午後7時頃に気温が6℃下がり風向が南から北西に変化。今日二つ目の前線が通過した模様。
Sunday, 18th of November 2012
最近総会や委員会が目白押しだが、今日はマンションの管理組合の理事会。いろいろと懸案事項を片付ける==と言えばいいか==。仕事以外でこちらの地元の人と接する機会はあまりないので、いろいろと学習することは多い。
天気がいいので奥さんを誘って散歩。以前から気になっていた駒込の六義園へ行ってみる。入場料300円。柳沢吉保が築いた庭園ということで、中心に大きな池があり、その周りを巡りながらいろんな風景の変化を楽しむという趣向。==まあ大濠公園をちょっと味付けしたようなものか。==東京は砂漠のようなイメージがあるかもしれないが、実際には公園や街路樹など、意外に緑が多い。
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このあたり古い店が多いと某論理学者から聞いたことがあるのを思い出し、本郷通りにあった小さい和菓子屋で塩大福を買って帰る。帰宅してお茶を入れて食べるとやはり美味い!
今日も駒沢公園へ。日曜日のここのジョギングコースは異種格闘技のリングのよう。いろいろちがう運動をしている人に交じって自分のペースで走る訓練。
# 5' 57''
# 5' 07''
# 4' 51''
# 5' 07''
最後の1kmはもう少しペースを上げるつもりだったが、前にほぼ同じペースで走っている人がいて、その人を余裕で抜き去るくらいのペースに上げるのがためらわれて少しセーブしてしまった。今後の検討課題である。
Tuesday, 20th of November 2012
今日から丸々一週間、[[大学祭|http://www.mitasai.com/index.html]]で休み。ひゃっほう。学会の疲れが出る頃なので、ありがたく休ませていただく。
基本的に自宅であまり専門と関係ない本を読んでいる。今日はこれ。
{{isbn_detail '978-4062577311'}}
ちょっと前に読んだ、サイモン・シンの『宇宙創生』ではあまり触れられていなかった、暗黒物質やダークエネルギーなどの新しい話題が数多く取り上げられている。
""私たちは学校で、万物は原子でできていると習いました。ですが、その原子は宇宙全体の5%にもならないのです。ここで疑問となるのが、残りの96%は何なのか。じつは、約23%は暗黒物質で、約73%を占めるのが暗黒エネルギーなのです。(「はじめに」より)
つまり、人類はまだこの世界の材料が何なのか、5%くらいしかわかってないということか。衝撃。「意識」など哲学上の超難問も、このあたりの未知の物理的対象が関係しているのかもしれない。
昼過ぎから散歩がてらに渋谷に出て行く。じつは渋谷はあまり行ったことがない。事前に地図をよく見て、駅の構内でもしっかり周辺地図を見て、迷子にならないように注意。今日は吉田カバンを見て回るつもりなので、パルコのクラチカと東急ハンズの鞄売り場を散策。散歩用の[[ワンショルダーバッグ|http://www.yoshidakaban.com/product/102345.html]]に強い反応があったが、今日は買わないと決めていたのでそのまま店を出る。
遅めの昼食はモスバーガー。久しぶりだがやはりうまい。
Wednesday, 21st of November 2012
午前中は自宅で読書。南向きの部屋の窓際でうつぶせになりながら本を読むなんて久しぶりすぎて新鮮。しかし、長い間うつぶせになっていると腰が痛くなるのが情けない。肯定的に解釈すると、うつぶせ読書はいい腰のストレッチになる。
昼はカップ麺で済ませる寸前まで行ったが、やはりそれでは空しいので外出。駅前のココイチでポークカレー5辛。再び渋谷へ。東急百貨店のJunk堂をぶらぶら。福岡のJunk堂とほぼ同じ規模。中世哲学の棚にオッカムの本がほとんどない(偶然だが渋谷さんの本とか)のはなんでなんだろう。
その後、やはりハンズの鞄売り場へ。ほとんど買いそうになっているんだが、背中を押す人がいないので、そのまま退散。
夕方駒沢ジョグ。2周走る予定が、1周目でときどきあらわれるお腹が減ったような状態になってやめる。連日の渋谷疲れが影響しているのかも。
Thursday, 22nd of November 2012
今日も休養。午前中は南面した部屋で腹ばいで読書。
{{isbn_detail '978-4062585200'}}
アマゾンのレビューを見たら賛否両論あるのでびっくりしたが、これは現場でやってる人がわざわざ日本人のために書いてくれた極上の入門書。たしかにいろいろ詰め込みすぎて十分に論じられていないところが目につくが、この見通しの良さや、行間からにじみ出る気合いは、この人ならでは(他の人からは得られない)と心得て読むべし。
帯に「カラッと明るい極上の入門書登場!」とあるが、「カラッと明るい」の部分は必要ない。編集者の力量を疑う。あるいは、「カラッと明るい」のは、へらへらしているという意味ではなく、明るくて遠くまでよく見えるという意味。この見通しを得るために必要とした著者の血のにじむような努力を思えば涙なしには読めない本だ。院生必読。
さすがに今日も渋谷に行くのは気が引けるので、引き続き趣味の読書に励む。
{{isbn_detail '978-4062577700'}}
これは面白い。連分数など、あまり知らなかったが、電卓片手に読み進むと、いろんな発見がある。八木沢さんのディープなギャグとはちがう、控え目でしかも壺に入るギャグもちりばめられている。まだ1/3くらいしか読んでないが、続きが楽しみ。
Saturday, 24th of November 2012
閑中忙あり。今日は一日監禁業務。2回目にして最小セクション責任者になるという栄誉に与ると言えばいいか。皆さん熱心に取り組んでいただき、昨年よりは少し時間がかかったが、3時頃にすべて終了。ご苦労様です。奥さんへのお土産におやつの和菓子を2つもらって帰る。
駅前商店街でやっぱりワインを買って帰ってしまったのであった。orz
目黒通り1時間runでカロリー消費の帳尻を合わせる努力。
夕方6時頃に地震。たぶん体感としてはこちらに来てから一番大きい。目黒区は震度3だが、隣の品川区や横浜市港北区は震度4。職員の体感でいいかげんにやっとるんじゃろうとか思ったら大間違いで、阪神淡路大震災以降、[[震度計を用いて結構厳密に算定しているらしい|http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/kyoshin/kaisetsu/calc_sindo.htm]]。==ほんとうか。==なぜ目黒区だけが揺れが小さかったかは不明。
Sunday, 25th of November 2012
学祭期間を活用した1週間完全休養計画もそろそろ終わりの時を迎えているようで大変悲しい。今日も天気がいいので奥さんを連れて神宮外苑のいちょう祭りへ出かける。初めて行ったが見事なイチョウ並木。人出も多く混雑している。
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昼は屋台で五平餅という新潟名物?をいただく。==まあふつうの餅だな。==
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Wednesday, 28th of November 2012
{{isbn_detail '978-4861103353'}}
西日本哲学会創立60周年記念の2010年に計画されたものだが、当初、私も編集委員に入っていたのに、九州を離れることになりその仕事から外してもらった。ちょっと気になっていたが、すばらしい本ができあがったみたい。[[こちら|http://shumpu.com/archives/6526]]から目次や執筆者一覧が見られるが、そうそうたるメンバー。堅い論文の合間にエッセイが入り、巻末には松永雄二先生のインタビューまで載っている。計画したときにはとてもこんないいものができるとは思わなかったが、この学会の力が現れている。
終日授業の予習。先週は完全休養だったので、自慢じゃないが一行もラテン語を読まなかった。久しぶりに見ると新鮮に感じると言えばいいか。
Thursday, 29th of November 2012
授業二つ。真理論ゼミは引き続き複数のイデア問題。いろんな読みが提出されて勉強になる。こちらは習慣的に一定の読みをしてしまうが、可能性は完全に枚挙しなければいけないわけだから、そういう提案は歓迎。
合間に某推薦書をオンラインで提出。海外の大学院への推薦書は、昔は直筆のサイン入りの現物を郵送してもらっていたが、最近はオンラインシステムができあがっているみたい。
アンセルムスゼミは引き続き穏やかに進行。しかし、院生の発音(アクセント)が今ひとつ不安定なのが気になる。ラテン語の発音(アクセント)なんて単純なんだから、ちょっと気をつけたら簡単に矯正できるのに。ただ、発音に関しては、敏感な人とそうでない人と、個人差がかなりあることがわかっている。言葉のリズムを気にする人とそうでない人と。
Friday, 30th of November 2012
今日は午後から教養の授業なので、それまで授業準備でもしておくかなとのんびり構えていたら、なにかメールが来ている。見ると、帰省の切符を予約していた[[えきネット|http://jreast.eki-net.com/]]から、「申し訳ありませんが満席で指定席が取れませんでした」という内容。あわててバスに飛び乗り目黒駅へ。もしかすると、歩いて最寄り駅のJTBに行けばよかったのかもしれないが。長蛇の列ができているかと思ったが、それほどでもない。指定席も、少し時間をずらすと問題なく取ることができた。やはり「えきねっと」の予約システムは、列車を指定して予約を入れるので、たまたま混んでいる車両だと、かんたんに満席になってしまうようだ。だいたいの時間帯を指定するなどして、もう少し柔軟に予約できるように工夫してもらいたい。
最近、うどんやそばといった、和風のカップ麺を再評価している。麺はしょうがないが、スープがうまい。今日は東洋水産の緑のたぬき。やはり出汁がうまい。
教養の授業に出かけると人が少ない。大学祭で燃え尽きてしまったか。そういうこととは関係なく、信仰の倫理的問題について熱く語る。しかし、なんとなく頭が回らないというか、視界が悪い。もう少し先の方まで見通しながらしゃべりたい。
最近不審な挙動が続いていたiPod Classicだが、ついにディスクの修復も失敗するようになった。まだ買ってから3年くらいだと思うが、けっこう活躍してくれた。昨年は、東急目黒線で、ずっとお世話になったし。新幹線に乗るときには耳栓代わりで必須のアイテムなので、早急に2代目を手配せねば。
Saturday, 1st of December 2012
どの専攻に行こうかと迷っている一年生のためのガイダンス。できるだけたくさんの専攻を見て回れるように、1時間ずつ2回行う。これが来週も、専攻を変えてもう1セットある。非常に丁寧な企画といえよう。おかげさまで今回も盛況で、60人超の人が集まってくれた。
その後、専攻スタッフでかなり濃密な会議。その後、駅前でさらに濃密な飲み会。
Tuesday, 4th of December 2012
夕方から教養キャンパスに移動して「地中海の魅力」というタイトルのオムニバス授業に出演。軽く考えていたら、企画の先生たち3名が座って聞いているし、学生も100名近くいて少し緊張する(ほんとか)。
電子紙芝居を使って簡単にトマスやスンマの紹介。これが地中海の魅力とどのような関係があるかは自分でもよくわからない。(おいおい)
授業後、この企画に関係する某氏と、さらに某氏が加わり駅前で懇親。前者の某氏はインフルエンザの予防接種をしたとかで早退。その後、後者の某氏とアイリッシュバーへ。この商店街にもいい店がある。その席で驚きのニュースが伝えられ深く感動する。
Wednesday, 5th of December 2012
JRの窓口に並んでUターン切符を購入。10時過ぎに並んだが、余裕で買えた。
夕方から会議2つ。来年の入試関係の動員表が配布される。昨年は新人だったこともあり、たくさんの業務に自分の名前があったが、今年は激減していてたいへんうれしい。
Saturday, 8th of December 2012
うかうかしていたらあっというまに一週間がすぎてしまった。
某学会某会議のため茗荷谷へ。この日はいろんな学会の会議が開催されている模様。皆様ご苦労様です。
前回は南北線と丸ノ内線を乗り継いでひどい目(というほどでもない)に遭ったので、今回はシンプルに山手線池袋乗換で行く。とてもかんたん。
見晴らしのいい会議室なので、ついつい外の景色に見とれてしまう。
懇親会は近所の居酒屋。隣で平均年齢65才くらいの女子会が開かれている。とつぜん「手のひらを太陽に」や「ふるさと」の合唱が始まったりして==異様な雰囲気==微笑ましい。
某先生らと二次会。地元の人が集うような、食事もお酒も出る店。女将さんは70才くらいで、髪の色は定番の紫。焼酎のお湯割りを中心に11時頃まで熱く歓談。たいへん楽しゅうございました。
帰りの電車は例によって混雑。12月に入ったせいもあるのか、とくに渋谷からの東横線はすし詰め状態。つり革を持たなくても余裕で押しくらまんじゅう状態で立っていられる。一年前なら翌日までダメージが残るくらいのカルチャーショックだっただろうが、こういうのにも慣れてしまった。
Sunday, 9th of December 2012
昨日の会議に関連してWeb上でいろいろと本を検索していたら、[[トマスの『神学大全』のレオニナ版がAmazonで数千円で売られている|http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Denglish-books&field-keywords=Opera+Omnia%2C+Iussu+Impensaque+Leonis+XIII]]という信じられない事実に出くわす。
出版社はNabu Pressというところなので、少し調べてみると、[[こういうページ|http://www.shaftek.org/blog/2010/07/11/nabu-press-bibliobazaar/]]や[[こういうページ|http://pub.ne.jp/terrarium/?entry_id=3416443]]がヒットする。オンライン上にあるデータや、版権が切れた本を荒っぽくスキャンしたものを、簡単な製本をしてネット上で販売するところのようで、「出版スパム」と呼ぶらしい。Amazonで"Nabu Press"を検索すると、300万冊(!)近くがヒットする。
本を買うと言うよりは、オンラインで読めるものを数千円払って印刷・製本してもらうという感じか。たしかに紙媒体のものが手元にあると便利なこともあるので、こういうのがまったく無意味だとは思わないが、版権の問題などがグレーな気がするので、あまり積極的にはお勧めしない。
ちなみに、トマスのレオニナ版全集は、以下のところから読めます。
http://www.corpusthomisticum.org/repedleo.html
Tuesday, 11th of December 2012
授業二つ。今学期もそろそろ着陸態勢に向けて高度を下げていく時期になってきた。曜日によって残り回数が大きく違うので注意が必要。
スンマ講義はいよいよ第11問に突入。
ゼミは引き続き卒論の中間発表。比較的準備が進んでいた人なので論の展開に安定感がある。しかし題材としては難しいところなので、最終的にどう着陸するか、予断を許さない。
一度中間発表して、提出して終わり、というのも寂しいので、いちおうきちんと口頭試問(公開)をすることにした。日時などは未定。
このところ某院生の姿を見ないのでどうしたのかなとゼミ生に尋ねると、「なんか最近オフになっているみたいです」という返答。もしやコピーロボット(パーマン)だったのか。
Sunday, 16th of December 2012
衆議院と都知事の選挙。近くの小学校まで出て行く。
昼頃だったのでもう少し混んでいるかと思ったがそうでもない。
その後、散歩がてら八幡宮経由でダイエーへ。
昨日見たテレビの影響で、アイスクリームが食べたくなり、裏のコンビニでジャイアントコーンとチョコモナカジャンボを買ってくる。冬でも美味い!
夕方jog。先週は多めに走ろうと思ったが、週末の雨で水を差された。この冬は体と精神を鍛え直す予定。
二日休んだので体力に余裕がある。駒沢2周4kmの記録。
#5' 47''
#5' 07''
#5' 21''
#5' 01''
昔の選挙が、戦時中の用語を使って行われていたというのはまだ容認できるが、この時代になってもまだ、勝ったら万歳を叫ぶとか、土下座するとか、なんだか自分のふつうが通じない世界が展開されている。自分の周囲ではかなり変わってきたと思えることが増えてきているが、こういう方面については無力感をいかんともしがたい。
Monday, 17th of December 2012
ふと思うところがあって昔の論文や出版物をPDFにして公開する作業を始める。教育面でも、学生さんたちにとって、先生の論文を読むのは一番勉強になることだから。後ろは振り返らない性質なので、昔のものを見つけ出すのは一苦労だが、なんとかこの冬の間には目処をつけたい。
小雨の中今日も駒沢公園へ向かう。
「だのに~な~ぜ~、歯を食いしばり~、君は行くのか~、そんな~にして~まで~」♪
# 5' 56''
# 5' 06''
# 5' 35''
# 6' 04''
小雨ということもあって人がいない。これでは倒れたときに助けてくれる人がいない。
Wednesday, 19th of December 2012
前のところでは「胃がん検診」と呼んでいた検診を、こちらでは「上部消化管検診」と呼ぶ。自分でwebから予約を入れ、まったく別の場所にある大学病院まで出向いて受診しないといけないのが面倒。
じつは昨年は、この面倒だと思う気持ちが強すぎて、サボってしまったんだが、
今年はなんとかそれを克服して、勇気を出して通勤電車に乗り込む。家から1時間くらいのところで、電車は簡単な乗り換え2回で合計の乗車時間は30分くらいほど。しかし東急東横線とJR中央線が激しい混雑。これまで、終電の混雑がこちらでは最高度の混雑だと思っていたが、この朝のラッシュ時の混雑はそれ以上だ。寿司詰め状態の上を行く、押し寿司状態とでも言えばいいか。つり革を持たなくてもいいくらいにぎゅうぎゅう詰めになっている状態が前者なら、後者は、さらにそれから人をギリギリまで押し込んで、みんなが「ぐえ」と言うくらいの状態になっている。
検診自体は、腹部エコーの検査と、バリウムを飲んでぐるぐる回されるレントゲン撮影。だいたい1時間くらいで終了。
その後、バリウムを排出するために下剤を渡されるが、その下剤が入っている袋の中に、この下剤を飲んでさっさと排出しないといかにひどいことになるかということが事細かに書かれた文書が入っている。腸に穴が空いたりするんだとか。ひいい。それはその通りなんだろうけど、あまりこういうのを強調すると、そのせいで神経質になって、煙突さんがつまる(古い!)人も出てくるんではないかと逆に心配。
Friday, 21st of December 2012
はかせくんの新作が出た。さっそく筆者から送っていただく。どうもありがとうございます。
{{isbn_detail "978-4326154241"}}
今回は、論文集ということだが、メタ倫理や応用倫理にかんする10本の論文が収められている。
これまでどこかに発表した論文(をバージョンアップさせたもの)がほとんどだが、新作もあるみたい。はかせくんの文章でいつも感心するのは、独りよがりにならず、つねに広い視野で過去から現在にいたる研究動向を見渡しつつ、その学問的共同作業の中で自分が貢献できるところを見極めようとしているところだ。そういう意味では(もういろいろ突っ込まれているようだが)「伊勢田流世界」という帯の言葉は、本人の意図とはかなり違うんではないかと思う。
倫理学に興味がある人はもちろん、どうも論文の書き方がよくわからないなあと思っている学部生・院生諸君にもお勧めできる。
精神的にはいろいろあってたいへんだが、肉体的には順調にリハビリが進んでいる。
駒沢2周。
# 5' 54''
# 5' 47''
# 5' 07''
# 4' 45''
最後の1kmは、過去最高タイム(たぶん)だが、そんなに飛ばしたわけではなく、最後に少しスパートをかけた感じ。このくらいのタイムでコンスタントに走れるといいんだが。新しい感覚としては、ストライドを伸ばすんじゃなくて、ピッチを上げることに可能性を感じた。
Saturday, 22nd of December 2012
従兄弟の結婚披露宴に出て行く。先日上部消化管検診があった病院の近所の比較的有名な宴会場。身内というのは大人になるとなかなか会う機会がないもので、久しぶりの人たちと会って歓談。会場も、中庭がきれいで、都心であることを感じさせない。
Sunday, 23rd of December 2012
駒沢2週。最後の1kmは4分30秒で行こうと思ってほぼその通りのタイム。
# 5' 39''
# 5' 11''
# 5' 49''
# 4' 31''
帰路は疲れて所々歩く。
Monday, 24th of December 2012
キリスト生誕ミサ前夜祭なんでせっかくだから雰囲気を盛り上げようということで、妻と近所の教会に出向く。いつもはないオブジェが設置されていたりしてそれなりに努力の跡がうかがわれる。
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中に入って天井を眺めたりする。
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しかし終日『神学大全』を読むというような生活をしているのに、雰囲気を盛り上げるためにこういうところに出向くというのもなんか変な感じだ。
夕食はわが家の伝統に則って、大きめのステーキと赤ワイン。働き出して胃腸が元気になった妻も大きめの肉をぺろりと平らげる。
Thursday, 27th of December 2012
真理論ゼミは目出度く第2項を読み終える。前期は参加できなかったメンバーも、ちゃんと訳せるようになっているのが目出度い。
モノロギオンゼミの方は、恒例の発表会。発表というよりは、もう一度読み直しているような感じになって難渋する。これはテキストの難しさ(参加者の相対的な実力)もあるので、今後の課題としたい。
ジョギングは時間の都合もあり駒沢は1週だけ。4' 30''/kmのペースを確立したいが、なかなか難しい。
浅草の平成中村座は、観客は「たばこ以外は何やってもいい」んだとか。たぶん自分の授業の受講者についても同じような基準を言ってきた。もう少し自由にやってもらいたい。
Friday, 28th of December 2012
ようやく年末年始休暇に入る。
年賀状を作成。と言っても、今年は奥さんが作成したものをそのまま使わせてもらう。例年のように、仕事用と家族用を分けることもしない。だんだん何事もシンプルになっていく。
ここ数年、年賀状の量をできるだけ縮小する方向に舵を切っているので、現在出しているところはかなりの精鋭と言える。ここからさらに絞り込むかどうか、あまり少ないのも寂しい気がするし、来年あたりは新規顧客の開拓にも取り組みたい。
走ろうと思ったら雨が降ってきた。
夜はキムチ鍋。久しぶりだとビールがうまい。
Saturday, 29th of December 2012
午前中にアトレに行って帰省中の部屋着を調達。かさばらず、温かいという条件を満たすのは、今のところユニクロのフリースしか思い浮かばない。現在、冬の部屋着は、白の上下と黒の上下。それぞれ「白くま」「黒くま」と家庭内的に呼ばれているが、今回調達したのは柄物なので、うまい呼び方がわからない。白っぽいのと黒っぽいので、やっぱり、「白くま」「黒くま」と呼ばれることになるだろうか。