• 訳者の方から送っていただく。ありがとうございます。
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  • 光文社古典新訳文庫というのは、あの亀山氏のドストエフスキーの翻訳などで有名なところだが、最近、プラトンの新訳も出てきている。これは、茨城大の渡辺さんの『メノン』。奴隷の子供が自分で二倍の面積の正方形の作図方法に思い至るという場面で有名な初期対話編の傑作。院生は必読。
  • 驚いたことに、本文とほぼ同じ量の解説がついている。そういうと、学術的な細かい注解だと思うかもしれないが、そうではなく、これぞ「解説」と言うべき、じつにていねいな本文の要約と整理が「です・ます」調で語られている。
  • じつは、古典的な哲学書というのは、全体としてなにが言いたいのかよくわからん、というのが多く、こういうていねいな解説というのは、やさしいようで本当は難しい。研究の蓄積が膨大で、客観的なまとめというのはほぼ不可能。それならば、訳者の解釈を思いっきり語ってみよう、という発想にたどりついたみたいで、言ってみれば、渡辺さんが、本文を全部日本語にきちっと訳してくれたあとに、「ようするにどういうことかというと〜」と最初から全部自分の言葉で語り直してくれているようなもの。こういうのは大歓迎です。
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  • じつはこちらも少し前に送っていただいたのだが、こちらの方は読みごたえのある専門的な論文集で、まだ十分に内容を読んでいません。近々コメントを添えてお礼状を書こうと思っていますのでもう少しお待ちください。