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ぱそこんの思い出
[PC以前] K大大型計算機センター
- 学部4回生で哲学に専攻変更するまで、私は社会学に所属していました。確か3回生の社会調査とかなんとかいう科目で、初めてコンピュータなるものを使用しました。コンピュータと言うより「大型計算機」という表現がぴったり。
- ディスプレイなどという便利なものはなく、入力はもっぱらカードに穴を開けるというやりかた。物理的に穴を開けていくわけだから、当然、間違うと一枚分やり直し。
- プリンターも、机の上に乗る可愛いものとは相当違って、ラインプリンターという、大がかりなもの。まるで工場の中にいるようで、出力された用紙はベルトコンベヤーに乗ってやってくるのだ。
- ただこの時代は、コンピュータについて学んだというよりは、コンピュータという機械を使って統計処理をする方法を習ったというだけ。
[PC以前] NEC文豪
- 細かい型番は忘れた。しかも借り物。フランスに行ったまま現在消息不明(?)のI村氏から2週間ほど借りた。
- ワープロを使えるのがうれしくて、提出したばかりの修士論文(手書き)を入力するという不毛な作業に没頭。電子化するときには、共通フォーマットとか、再利用とかを考える必要がある、などということを知るのは、もっとずっと後のことでした。
- この時に、タッチタイピングを習得。
NEC PC9801VX21
- うれし恥ずかし第1号機。ディスプレイ、プリンタ込みで当時40万円ほど。結婚したてで、当時の月収の約3倍という大買い物。「先行投資」という呪文を覚える。
- 驚きのダブルCPU搭載機。主力のi80286(12MHz)に、互換のためのV30(8/10MHz)が付いてるのだ。「互換のため」というのが泣ける。
- メモリは、640KB標準装備。後で、I.O.データ製RAMディスク1.5Mを追加。
- フロッピーディスクドライブ2基搭載。ハードディスクなどは、まだ一般的でなかった。
- 当時、日本語変換ソフトの辞書はフロッピーディスクにあったので、変換作業を行うたびに、フロッピードライブが音を立て、不快だった。しかし、辞書をRAMディスクに転送しておくと、ディスクへ読みに行くことがなくなるので、ある意味で、ハードディスクへ読みに行く現在よりも、静かで快適になる。(RAMディスクの内容は、電源を切ると消えるので、電源を切る前に辞書をフロッピーディスクにコピーしなければならない。)ハードを追加すると作業環境が劇的に改善されることを初めて学習する。
- OSは、RomにBasicが入っていて、それなりに遊んだが、通常はMS-DOS2.11を使用。アセンブラが入っていたので、それでも結構遊ぶ。80286の仕組みとか、コンピュータの基礎を学習した機械。
- 主なソフト:一太郎ver.3、VJE-Pen ver.2、μCosmos、VZ-Editor、R-Base5000。まだゲームや通信を知らない、汚れなき時代。
EPSON PC-286VS-STD
- 一号機は、使用者の情念が強すぎたのか、時々起動ROMが不調になったり、RAMが暴走したりして、不安定であった。そこで、ソフマップで下取り交換をお願いし、プラス2万円ほどで第2号機を購入。
- CPUはi80286(16MHz)。ちょっと速めの周波数に満足。
- これにはいろいろ周辺機器を付けた。ICM SR80というハードディスク(80Mbytes)、2400bpsのモデム、4Mの追加メモリ。プリンタも、エプソンの熱転写型プリンタから、Canon A404Eに変更。
- この頃、大学でワークステーションが使えるようになったり、パソコン通信が盛んになったり、ソフトの低価格化(BolandのTurbo Cシリーズ!)が進んだりして、とても面白い時代。
- プログラミングを独習。BASICは遊びでやっていたが、それに加えて、pascalとCを勉強。『C magazine』を愛読。自作の素因数分解プログラムが掲載されるという恥ずかしい過去もこの頃の話。最終的に、Turbo Cで1000行ほどのテキストファイル検索ソフトを作ったりする。ソースは残っているから、少し変更したら今の環境でも使えると思うんだけど、面倒なのでやってない。
- このころパソコン通信を始める。Nifty Serve, ASCII-Netに参加。草の根もいくつか。「オフ会」というものにハマる。
- ソフトは、もっぱらオンラインのフリーソフトに移行。VZ Editorと、そのようなフリーソフトで、ほぼ何でもやっていた。思いつくままに名前を挙げると、fin, ntf, xtrなどの文書整形ソフト、jgawkはとても便利だった。もちろん、VZ Editorのマクロも。viやemacsというものを知ったのもこの頃。徐々にUNIX文化というものを知り始める。
- Bio_100%のフリーソフトにもハマる。彼らがいなかったら、日本の哲学は50年進んだであろうというのは冗談だが、5年くらいなら進んだかも知れない。
- 私のPC最盛期を飾るマシン。
Toshiba DynaBook SS001
- 鈴木亜久里の広告写真が印象的な、初代ダイナブック。何かの時に小金が入った状態で、大阪の日本橋をぶらぶらしていたときに衝動買いしたもの。確か8万円ほどだった。「8万円の衝動買いなんて贅沢ですね」と誰かに言われたことを昨日のように思い出す。
- ラップトップパソコンではない、ノートパソコンというものが珍しく、購入当初は撫で回したが、そのうち使わなくなって、売ってしまった。白黒のディスプレイと、充電関係が使いにくかった気がする。
- 「初代」に弱いという性癖が初めて顕現したのもこの時。
Vintage
- どうしてこのコンピュータが買えたのか、未だに不思議。留学を考え始めた頃で、お金はなかったはず。当時としては大きな17インチディスプレイ込みで、50万円ほどした。日本コンピュータシステムJCSというところで、通信販売というのもどきどき。
- なぜこれを買いたくなったのかも、今となっては不思議。必要なかったのでは、と言うと奥さんに叱られるが、そのときには必要だと思えたのである。そうそう、このころは、AT互換機というものがNEC陣営に取って代わり始めた頃で、その時代に乗り遅れない必要があったのだ。(合理化)
- 初めてのAT互換機。そして、初めてのUNIX機。現YG大学のWJ先生の熱心な指導(?)のもと、Linuxをインストール。数年前には考えられなかった、個人使用のUNIX機が部屋に設置される。だけど、なぜかプリンタポートが死んでいて、シリアルポートを使ってCanon LBP A404Eに出力するのには死ぬほど苦労した。これもWJ師匠のお陰である。
- 機械の性能は、CPU i80386 60MHz、HDD 640MBytes、RAM 16Mbytesとかで、それほどでもないのだが、劇的に環境が改善したと感じた。
- ソフトは当然UNIXの最強ツール群。Mule, LaTeX, kterm, xdvi, etc., etc..でも基本的にstand aloneで使っていたし、家庭からインターネット常時接続というような時代じゃなかったので、通信関係は深入りせず。
- OD時代最後期マシン。
Compaq Aero
- マンハッタンのJ&Pで買ったサブノートパソコン。
- 留学当初は、大学のパソコンルームを使用していたのだが、学期末になると込み合うのと、学部生がいつもうるさいので、二学期目に自腹で購入。$999。これを持ってニューヨークの地下鉄をブロンクスまで帰ってくるのはとてもスリリングだった。
- とにかく論文書きに使う。
- 最後の学期に、自室から電話回線を通してWWWを使える環境になる。日本語の新聞が読めるようになるなど、精神状態が格段に改善される。
- 帰国後もしばらく自宅マシンとして使っていたが、改造に失敗して(謎)、現在は研究室の棚に眠る。
Super TOTORO No.1
- 福岡に来てしばらくして、留学中に貸し出していたマシンが戻ってきたら、ぜんぜん別のマシンになっていました。(笑)
- コンピュータ自体に対する興味は冷めていたので、一番安定しているWindows NTを入れてもらう。ソフトも、あまりこだわらず、MS Wordや一太郎を使う。そういえば、こっそりDiabloをそうとうやりました。
iMac
- 職場の配給マシン第1号。べつに必要なかったのだけど、ちょうどiMacが出るときだったし、Macは使ったことがなかったし、使ってみるのもいいかなと思ったし、それで導入したのだけど、やっぱり仕事には使えんですな。
- というようなことをMac派の人に言うと、決まって、私の評価が間違っていると言われる。だけど、リセットのためのピンを常備しておかないといけないような環境で仕事をしている方が間違っていると思うのですが。
- だけど、Macは好きになりました。これにハマるのも理解できる。操作性に、何とも言えない洗練を感じる。apple scriptなど、いじれる要素もあって奥が深い。好きになると、メモリのアロケーションエラーとうい古典的エラーを頻発するOSも、愛嬌があるように思えてくるから不思議。
- 現在は、Eudora-J, mi(旧ミミカキエディット)などで、雰囲気の違うサブ端末として活躍中。インテリアとしても良。
DynaBook サテライト2520
- 就職後、半年くらい経って、どうしても自宅で仕事の続きをしたいと思って買ったノートパソコン。Windows98機。Wordや一太郎で、間に合わない原稿を焦って書いた思い出ばかり。
- 家族用のパソコンを買ってからは、何かに使おうと思って研究室に持ってきているのだが、まだ何にも使っていない。
フロンティア神代 AT互換マシン(職場用)
- ええと、現在使用中の機械。
- 科研費で買いました。PentiumII 500MHz, ハードディスク20Gbytes、メモリ256Mbytes、Zipドライブなど。やや古びてきたなぁ。最近、動作が遅いと感じることが多い。
- やっぱり、Wordや一太郎を使っていることが多いです。以前のように、エディタでバリバリ、という元気がない。
- Turbo Linux 6.0というものをインストールすることに成功。しかしまったく使ってない。free unix方面の動向について行くために一応設置しているが無駄なのかもしれない。(added 8/17/04)
フロンティア神代 AT互換マシン(自宅用)
- 家族がパソコンを使いたいと言いだしたので、職場に導入して気に入ったフロンティア神代から、自宅用に購入。Pentium III 800MHzくらいだったっけ。こういうことにも最近無関心。
- Windows2000マシン。家族4人で共同使用中。私はこれでpinballゲームをすることが多いかな。(へらへら)
- あと、スキャナ+透過性原稿ユニットを付けたので、写真の取り込みなんかも。
- 職場の機械と比べると、かなり速い。こっそり入れ替えようかな。(こら)
NEC Mate (MA24V)
- 職場配給マシン2号。スペックとかあまり関心がない。
- 液晶ディスプレイは場所を取らないが目が疲れる気がする。
- キーボードはHappy Hacking Keyboard Liteを接続。
- PM-870Cというエプソンのカラープリンタを接続。色つき印刷が手軽に出来るのは良。(8/17/04)
eMac(自宅用)
- 上のDynabookが突然壊れたので、しょうがなく近所のYAMADA電機で一番安いパソコンを購入。
- Mac用のOfficeをインストールし、MS Word専用ワープロとして使用中。
- インターネットなど外部との接続はなし。キーボードは、やはりHappy Hacking Keyboard Lite2。標準付属のMacキーボードは、私には打ちにくい。でかいし。(8/17/04)
- 時々、音楽CDのコピーを作るためにiTuneというソフトを使うことがある。今ひとつ使い方がよくわからないのだが。