Memoranda Personalia 2006-07
Saturday, 1st of July 2006
- 梅雨前線はやや北方に停滞しているらしく、雨の予報なのに降らず蒸す。
- サッシ窓には調整ネジが付いていることを昨夜のテレビで知る。さっそくやってみる。右に回すと上がり、左に回すと下がるようだ。和室南側の窓にできていた隙間をなくすことに成功。家人に感謝される。
- 今日は一日地味勉に徹して弛緩した精神を引き締めよう。
- それほど引き締まらなかったようだ。
Sunday, 2nd of July 2006
- 午前中に娘の塾のテストがあるので送っていく。
- 庭の見回り中、意外なところにアリの巣を発見。猛毒を散布する。
- 「お隣さんと世間話」という上級技を使用。
- ついに台風(3号)が向かってきている。いまのところ、一週間後に東海地方直撃という感じだが、果たして。
- 事務局関係メール書き。休日くらい忘れていたい。
- 以前突風で割れてしまったフクロウの傘立てがまた欲しくなったので買いに行く。しかし、在庫なし。入荷未定。無念。
- フランス対ブラジル戦を録画で観戦。ジダンがやっぱり別世界。
- 岩城宏之氏の追悼番組。個人的に思い出深い人なので感慨がある。
- シャルル・デュトワのショスタコ10番。妙な組み合わせのようだが、なかなかよいではないの。
Monday, 3rd of July 2006
- 雨模様
- 自宅軟禁
- 改訂作業
- 鼠型入力補助機(ふつうマウスという)が突然動かなくなる。どうやら電池切れ。昨年の8月10日に購入したのでほぼ1年間もったことになる。
- 昼は小豆島そうめん。そうめんは涼しい。
- 台風3号はやや西寄りに進んでいる。もしかしたら九州直撃かもしれない。
わくわく
- 引き続き深夜まで改訂作業。
- ○
Tuesday, 4th of July 2006
- 曇天。空気はひんやりしている。予想最高気温は30℃なのだが。
- 火曜日の授業は実質的に今日が最終日。はっ。授業が終わりって事は、なんと、もう7月!(遅すぎる)
- ええと、はいはい。今日は授業アンケートなのですね。
- 中田英寿選手が自分のweb pageに引退宣言を出したというニュースが新聞の一面に。橋本龍太郎元首相の訃報よりも大きい扱いじゃないか。最近一般紙のスポーツ新聞化というか大衆化が激しいと思っていたが、この扱いには驚き。
- 引退宣言全文というのが某地方新聞に載っていたので読み始めるが、あほらしくなって途中で読むのをやめる。なんだこれ。酔ってたのか?そのうち(削除)とか出るんじゃないか?
- 職業蹴球界のことはよくわからんが、新庄じゃないんだし、そんなに格好良く辞めていいことがあるのだろうか。年取ってもJ2あたりで泥臭くがんばっていて欲しいと思うぞ。「あの中田ってな、昔は日本代表で、若いときから尖ってたんだが、やっぱり年取っても直らないなぁ」などと言われていて欲しい。このままでは、結局独特のヒューマンインターフェースが受け入れられずにはじき出され、みんなほっとしている、という図式に見える。
- めずらしくこんなに書いているのは授業準備からの逃避。はいはい。やりますってば。第四の道と第五の道ですね。
しかしあれをどうしろというのか。
- 台風3号はやっぱり発達しながら接近しているようだ。次の土日、四国あたりに上陸か。
- いやもう皆さんに任せます。独り相撲や自己陶酔はまっぴらごめん。
- 妻がなんだかすごい鰹のタタキを入手してきたのでやむを得ず不規則晩酌。××
Wednesday, 5th of July 2006
- 近年まれに見る充実の梅雨前線がしっかり停滞しているときに大きな台風が九州四国方面に接近している。大雨を降らせる
理想的な最悪のパターン。要注意だ。(うれしそうに言うな)
- さて、イタリアは勝ったかな、とインターネットを見ると、なんとDPRKがミサイル打ちやがった。ちなみに、「テポドン」「ノドン」は、地名。
- あ。今のは授業開始チャイム。(はよ行かんかい)
- ラテン語は第三変化名詞のトリビアと授業アンケートと小テスト。
- 小人余剰エネルギーをもって不善を為す。不善を為さないように水泳2,000m。自己流二軸泳法(別名前輪駆動泳法)のおかげで楽。一つのバージョンが完成しつつあるのを感じる。基本的な感覚としては、腕を使わず体の筋肉で泳ぐ。(それは魚)
- 某印刷所にサンプルを要請。
- 今日はこれから卒論指導と会議1つ。
- そろそろ試験問題を作らないと。
- あ。卒論指導は来週だった。勘違い。(こういう場合、「手ぐすねを引いて待っている」という表現は不適切。)
- 試験問題を作成して提出する。今日はなんだか調子がいい。エネルギーがまだ余っているのか。
- M教授が研究室にいらっしゃり、「USBソケットがない(翻訳済)」と仰る。なぜ私にそんなことを言うのか理解しにくいが、結局、教授の研究室にお邪魔して無事キーボードの裏に余っているソケットを見つけてさしあげる。ついでにMS Word関連の質問をいくつか処理。
- 深夜まで改訂。シューベルトのピアノソナタが染み渡る。
- ○
Thursday, 6th of July 2006
- 書くのを忘れていたので思い出す。
- ええと、そうそう、学生大会による短縮授業でした。
- ゼミは時間を勘違いしていた人が3名ほど。授業アンケートと進路調査。夢と現実の違いについてのラッセル-S口説の検討。
- M教授が昨日に引き続いてPC関連の質問に来る。要するに、以前、ワープロで行っていたのと全く同じようにMS Wordで編集・印刷をしたいということなのだが、原理的に無理な話。しかし、「原理的に無理です」と突っぱねるのも可哀想な気がして、「一太郎ならできるかもしれませんね」と余計なことを言って墓穴を掘る。結局、自分でもよくわからない一太郎についてもあれこれ作業する羽目に。
- ワープロ世代にはむしろ縦書き可能なテキストエディタあたりが使いやすいんじゃないだろうか。教えてあげようかな。
でもまた質問されて時間を食うな。やっぱりやめとこうかな。
- 泳ぐつもりがこの質問のために泳げず。
- 5時に帰宅して蹴球世界杯仏蘭西対葡萄牙戦を録画で観戦。ジダンがあんな引退宣言を書いたらいやだなぁ、というようなことをぼんやり考える。
- 某学会前委員長からFAXあり。こちらから電話して事情を説明する。
- K氏ご推薦の黒糖焼酎(里の曙:奄美大島)を試してみる。ふむ。甘い香りと飲み口。しかしやっぱり焼酎ですね、これは。(あたりまえ)
Friday, 7th of July 2006
- 今日は市民ゼミがないので夕方まで自宅研修。
- 曇っている。
楽しみにしていた心配な台風3号だが、どうやら偏西風があまり強くないせいか、朝鮮半島方面へ進んでいるようだ。がっかり。
- 最近、今月号の『日経サイエンス』の記事のせいで計算尺が欲しくなっている。たしか中学か高校の時に授業で買わされたと思うが感動した記憶はない。この人類の英知の結晶とでも言うべきメカニズムを鑑賞するには、当時の我が精神は未成熟であったのだ。だけどどこに行ったら手に入るのかな。田舎の文房具店かな。
- そういえば今日は七夕。今年の「願い事」は何にしようか。
- 地味に事務。
- 2006年度前期第1回ゼミコンパ@ISO8。3,4年生なのでそれなりに皆さん飲酒経験を積んでいて安定した宴会。男子陣の気合いの入り方が印象的。珍しく二次会(@さくちゃん)まで付き合う。やや飲み過ぎ。1時半頃徒歩で帰宅。
Saturday, 8th of July 2006
- 明け方雷雨。一日中曇り。台風が逸れてしまったので大気に緊張感がない。
- 昼は小豆島そうめん。
- 部屋の蛍光灯が切れたので取り替え。気分を変えて暖色系にする。気分は変わったが季節の面から正解だったかどうか疑問が残る。
- ふと気づくと夕方。怒濤の送迎。
- 「パウロ」「ペテロ」「ドミニコ」「フランシスコ」など、キリスト教関係人名は何語なのか、という問題。事務局のN氏の説は「ラテン語の奪格形。かつてラテン語名詞の代表形は奪格だった」というものだがいかがなものか。私は何となくポルトガル語とか、あのへんのキリシタン文化の影響ではないかと思うんだが。
- あと「マリア」の語源について。mare(海)の複数主格(対格)形mariaと関係あるかどうかなど。これはどうやら関係なさそうだ。
Sunday, 9th of July 2006
台風が逸れたのでつまらないと思っていたら、すばらしい雲が発生している。不安定な大気の状態をリアルに描写する個性豊かな雲たちが空一面に。やはり腐っても台風。
アリ族との戦い。アリが多くて普段から悩まされていたが、ようやく巣(複数)を見つける。ノズル付きの対アリ族用毒薬を散布。そのせいでどこを見てもアリがいるように感じる。(アル中幻覚ではないのか)
昼は季節はずれの焼きそば。
日曜日だから昼寝でもしようかと思うが暑い。なんと35.2℃もあったそうだ。夕方から冷房装置を稼働させる。
明日は息子の18回目の誕生日なのだが月曜日で忙しいので一日繰り上げた生誕記念祭を執り行う。不二家で買ってきた誕生記念ケーキ。さすがに蝋燭を一本ずつ消すという技は使えなかったようだが無事に家族で祝う。それにしても思うが、誕生日というのは親の記念日。生まれた本人に感慨があるわけがない。だから、小さいうちはいいが、大きくなってきたら、「お母さん(お父さんもちょっとは)大変だったね」の日ということで、子供が主体で祝って欲しいぞ。
ショスタコピアノ協奏曲1番@N響時間。トランペット大変ですね。
台風4号が発生したようだ。おまえはがんばれよ
Monday, 10th of July 2006
- 強風。台風3号の吹き返し。
- いろいろ雑用があるが、「明日できることは今日するな」の原則を適用。
- 改訂作業と文脈主義関連読書。
- 昼は冷やし中華。
- 幸いにも新聞休刊日なので夕方までできるだけ情報を入れないようにして、6時からBSで蹴球世界杯決勝仏蘭西対伊太利亜戦を観戦。凡人はかっとしたら手が出るが、ジダンくらいになるとヘッドが出るのだな。
- しかし夕方から歯茎が腫れてきた。こういうのを我が故郷では「けんびき」と呼ぶ。特に疲れるようなことはしていないが。急に暑くなったからなのか。
- グッチさん最高。「正気の沙汰でな〜ぁ〜い」(Saturday Night, Bay City Rollers)も印象深い(その他名作多数)。
- 今夜はショスタコとブルックナーがダメでシューベルトが染みる。
- ○
Tuesday, 11th of July 2006
- 多めの睡眠。「けんびき」は快方へ向かっている。
- 暑いし。
- 少し前に、「シークレットシューズの奥さんは斎藤の大家さんと同一人物である」という仮説を提出していたが、妻の調査によりそれが証明される。(『伝染るんです』の話)
- 最近図書室では世界地図にはまっている。知らない国がありすぎる。
- 1限目答案指導。希望者数名。楽だがいい傾向かどうかは不明。
- シンポジウム依頼一件。「宴会」という意味なら歓迎なのだが。
- さて、「明日できることは今日するな」の原則によって今日に回ってきた昨日できたこと(ややこしい書き方をするな)をするかな。
- ラテン語小テスト採点。満点3名。
- 某印刷所に電話。木曜の午後にサンプルが来る。
- 3限目も答案指導。答案にまで到達していない人が多いようだ。
- 某事務局関係調査の一環で過去の議事録を電子化する作業。こうやっていろんな議事録を電子化してだれでも見られるようにすれば、日本社会も少しは変わるかもしれない。(おおげさ(じゃないかも))
- あせもがかゆいので天花粉というかベビーパウダーというかシッカロールというか(なぜこんなに呼び方があるのか)を買ってきてもらう。私が唯一信頼を置くスキンケアアイテムと言っても過言ではない(言い過ぎ)。ぱたぱたするとたちまちかゆみが収まりすっきりする。しかしものすごい赤ちゃんの匂い。ベビーパウダーの匂いがするのに赤ん坊がいないと思うと寂しい気がするが、そういう気がするのも変な感じだ。
- ○
Wednesday, 12th of July 2006
- 暑い。空には夏雲。
- 大リーグのオールスターゲームを少しだけ見る。やっぱりこれが夢だよなぁ。(だれの)
- ラテン語最終回。来週は質問日
という名の休講。
- 水泳1,200m。全体的にへなへな泳いでしまって反省。
- 某学会会費納入。FAXでしかもクレジット払いOKというシステムは便利。しかしこれを導入するのは大変なんだろうな。
- 卒論ゼミ。形相と質料について悩みは深まる。
- 卒論相談会という
謎の会合に出席。「卒論何書いていいかわからないんですけどぅ」という学生諸君に手をさしのべるという超サービス企画。
- 3.5時間しゃべりっぱなしでやや疲労感がある。油断しているとビールを飲んでしまうので気をつけよう。
- 夕食は豚フィレ肉とナスの梅肉炒め(不正確)。夏は豚肉。
- 藤川の連続無失点記録が途絶えるところを見る。
- ややイライラするのを反省してベートーベンピアノソナタ30, 31, 32番(バックハウス)で清めてもらう。いつもおせわになります。
- 改定じゃない方の仕事を深夜まで。このごろ子供たちも夜遅くまで勉強しているのでうかうかしていられない。
- ○
Thursday, 13th of July 2006
- まだ本格的とは言えないが、まぎれもない太平洋高気圧。
- 白い雲、青い空。麦わら帽子をかぶってセミ採りに行きたい。
- なのにゼミ。(文句を言うな)
- 水泳1,000m。何かの練習なのか、ふつうの学生が泳いでいて泳ぎにくい。これが水泳部の選手なら、泳ぎのレベルが違うのでぜんぜん邪魔にならないんだが。
- ナウカ書店倒産の報。あれまー。「ナウカは買うな」という回文を見つけて喜んでいた過去を反省。
- 蹴球日本代表出直し戦第一戦は、トリニダード・トバゴだそうだ。すげー。ちなみに、トリニダード・トバゴは、ベネズエラに近い二つの島の名前(「トリニダード島」と「トバゴ島」)。
- 某師匠の検査結果を見て「やばいよー、大将、やばすぎるよぅ」とオリエンタルラジオの口調で叫んでしまう。(心の中で)
- なんと、Stroudのあの本の翻訳が出たのか。永井さんがこういうのをこつこつ地道に訳したのかなぁ、と思ったら
やっぱり監訳でした。しかし売れる本を書く人は題の付け方が違う。
- ちなみにStroudのこの本は、Grecoの初回授業の宿題でした。つまり、初回授業までにこれを全部読んでおいてね、という意味で泣きながら読んだことを思い出す。訳文はまだ見ていないけど、認識論に興味のある人には推薦。
- 事務局関係で某印刷所と話。
- 宗教学前期授業終了。来週は答案指導日。授業カードに前期の感想を書いたものが多い。「難しかったけれども面白かったです。とりあえず、ありがとうございました」。この「とりあえず」の使い方は間違い。
- 娘を塾に送って帰りにダイエーで刺身を入手。本マグロの5割引。
- 羽生のテレビ番組を見ていて、守りに入らずいつまでも攻めの姿勢でいることの大切さを再認識する。
Friday, 14th of July 2006
- 引き続き太平洋高気圧の勢力圏内。日差しが強い。
- 来週、九州交響楽団がショスタコのレニングラードをやるんで行きたいなぁとつぶやいていたら、それを聞きつけた小人さんがあれこれ手を回してくれて、いつの間にやら招待券が手に入る。わーい。
- 市民ゼミはTさんの自主発表。中観思想とバークリー。東洋と西洋の思想の違いのような内容。
- 事務局は表面的には何もないが若干いやな予感がする案件一つ。
- ジダンの件で「売春婦の息子」という表現が新聞などに書いてあるが、うーむ、なんか強烈すぎる。英語の「ソノヴァビッチ」と同等の意味なら「くそばかたれ」くらいの意味だろう。本当に母親が売春婦だという主張は含まないと思うが。
Saturday, 15th of July 2006
- 福岡最高気温35.2℃。じっとしていても汗がにじむ。
- 福岡市中学校音楽祭@太陽宮殿。来週のコンクールを前に、どのくらいの仕上がりかを確認しに行く。ついでにジュースとパンの差し入れも。
- 「たまご牛」(通称「すき焼き」)で精力を付けたいが、暑いので簡易バージョンにする。【注】「たまご牛簡易バージョン」=すでに鍋で調理したものを皿に盛って、それを卵に漬けていただく。
- 娘は9時に、息子は10時半に戻ってくる。
- 世界地図は面白い。中央アジアの「*スタン」という名前の国々の位置関係を学習。
- ふと「グルジア」の綴りがGeorgiaであることに気づく。なぜこんなところにジョージアが。
Sunday, 16th of July 2006
- 引き続き暑い。
- 昼は都合により娘と二人。私はLeeの20倍と30倍の二つの選択肢があったが、やや守りに入って20倍をおいしくぺろりといただく。
- にわか雨が断続的に。洗濯物を出したり入れたり、そりゃあもう大騒ぎ。
- 息子の携帯の使用料金について家庭内不和一件。
- しかしもう子供のことでいろいろあるのももう少しだなぁ、とか思っているのは甘いのでしょうか。
- 連日鰹のタタキ+焼酎ロック。うーむ。デフォルト過ぎる。
- 蹴球日本代表のことなどいろいろテレビでやっているようだが、基本的に私はまだ豪州戦での敗戦を許せていないので見る気がしない。
- パーヴォ・ヤルヴィのベト1,2,3。1,2はいいが3はもっと濃厚にやって欲しいと思うのは古勉あたりを最初に聴いたからなのか。
Monday, 17th of July 2006
- やはり日本は島である。だから「陸の日」じゃなくて「海の日」なのだろうか。というようなことを、最近世界地図を眺めながら考えている。
- しかしちょっと検索するとわかるように、実際には、海事業界関係の政治的力学の結果生まれた祝日のようだ。残念。
- 曇りで暑くて湿度が高い。しかし風はある。
- 田んぼのあぜ道の草刈りをしている。草の香りが漂っている。
- 昨日ぼんやり過ごしたので今日は勉強する(娘も同じことを言った)。
- 夕方頃から徐々に調子が出る。止まっていたMel Fittingの本をごりごり。
- 予習のためにショスタコ7番(バルシャイ)を解説書片手にじっくり聴く。
- やや胃にもたれたのでドヴォルザークの8番とかスラブ舞曲とか。
- 祝日なのに○
Tuesday, 18th of July 2006
- 曇り。やや涼しい。太平洋高気圧気団ではないような気がする。
- 今日は火曜日だが補講日という名の休日。(やや不正確な表現)
- ウチで卒論を書いている人(確定記述)が質料と形相の理解で悩んでいる。「形」と「材料」という比喩は、原初的イメージではあってもいい比喩ではない。
【問題】以下の主張を批判しなさい。
「金の斧、銀の斧、鉄の斧は、形相としては共通の「斧」なので、それらは質料によって優劣が区別されている。ゆえに、「すべての善や完全性は形相による」という主張は誤りである」。
- 今月の夫婦企画で夕方からアクロス福岡へ。途中大丸の5階で簡単な夕食。
- 井上道義、九州交響楽団。ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第二番」「交響曲第七番」。
- 特にレニングラードは圧巻。九響ってこんなすごいバンドだったっけ。弦が濃厚。オーボエとフルートが美しい。金管群も頑張った。この演奏は「2006年夏のレニングラード」として語り継がれるのではないだろうか。北部九州のトレンドを追いかけている人は要チェックだ。(いるのか)
- ただ残念なことにクラリネット(ファースト)の演奏態度が悪い。いい音を出すんだが独りよがり。ごぞごぞしたりセカンドに話しかけたり。九響の首席ならこの地では有名な人なのだろうが、残念。
- あと、ピアノはジャズ系の人だったが、ジャズの良さをもっと出して欲しかった。「クラッシックも弾けますよ」というだけでは意味がない。どっちみちタッチの質ではクラッシックのトップピアニストには勝てないのだから。(一般論)
- 10時頃帰宅。
- 余韻に浸りつつ不規則晩酌。
Wednesday, 19th of July 2006
- 雷を伴う豪雨。日本各地で被害が出ている模様。
- ラテン語は質問日という名の休講のつもりが、実際に質問がたくさんあって、ほぼ時間通りに授業をしてしまった。よい傾向ではある。
- 水泳1,000m。最近運動不足なのでリハビリという雰囲気。
- 答案指導一件。
- 会議。寝冷えしないように上着を羽織る。(をい)
- 夜、雨が激しくなる。
- 恋猫がやかましい。本当に人間のような鳴き声を延々と。
- 飲みそうになるがなんとか切り抜ける。
- ○
Thursday, 20th of July 2006
- 復習と称して朝から「レニングラード」が流れている。朝食には実にふさわしくない。
- 引き続き豪雨。
- ゼミは最終回。センス・データとしての時間的順序と、物的対象の側の時間的順序が入れ替わる可能性について。あと、観念論について。ちなみに観念論とは、
- 「それ、ジュース?」
- 「うん。新しい青リンゴと赤リンゴのジュース。実は観念だけど(ぼそ)」
というような説のことである。
- 水泳1,200m。だらだら泳ぐ。
- 面談一件。
- 答案指導一件。
- 宗教学最終回は怒濤の答案指導。今年は希望者が多く時間内に終わらない。よい傾向ではある。(2)
- 考えてみるとこれで前期授業は終わりなのだが、それが非常に些細な問題に感じるのが困りもの。難問山積。
- 中高とも終業式。これからコンクールの時期。
- 雨がひどい。
Friday, 21st of July 2006
- 朝から中学校の車出し。城南市民センターへ楽器を搬入。4屯トラックが来てくれたのは助かったが、後部の荷役昇降機の前に行列を作るとはさすが中学生。荷物と一緒に自分もぐぃーんと上げてもらうのを楽しんでいるのだ。人生至る所に楽しみがある。
- 気温はそれほど高くないが湿度がひどい。家にいるとまただらだらすることがわかっているので
用事もないのに大学に出てくる。
- 例の頭痛は朝食にブルベリー+ヨーグルトを食べるようになってから起きていない。ブルーベリーは眼精疲労によいと聞くので、眼精疲労に由来する頭痛だったのかも。
- なぜか今頃3月出版の我が社研究部論集がメールボックスに入っている。S川教授や今は亡き(生きとるっちゅうに)N西教授らの民俗学(じゃなくてHome Anthropologyですか)の論文集。おもしろいので昼食時に読みふける。
- やっぱり部屋にいると雑用が五月雨式に降ってくるのだなぁ。
- 事務局。
- 職員組合夏の宴会は、おそらく入社後初のキャンセル。
Saturday, 22nd of July 2006
- 吹奏楽コンクール高校の部@太陽宮殿。午前中から出かけていく。高3なので集大成というところか。これまではてんでまとまりのない演奏が持ち味(?)だったのだが、普通にまとまったいい演奏。これは予選突破か。
- せっかく街に出てきたのだからどこかで昼食を取ろうということで、天神南の某四川料理屋で担々麺。900円のセットがお値打ち。
- ついでに年に一度の衣料関係仕入れも。夏のジャケットとズボン(最近はパンツと言うのか恥ずかしい)。
- 3時頃帰宅。少し昼寝。
- 事務局関係雑務を少々。
- 夕方、娘は着飾って城南市民祭りへ出かけたようだ。
- 息子のバンドの結果は88点金賞。
げげ、これはまた県大会まで部活が続くということだなぁ。かなりの高得点にテンションが上がっている。
- 九州中南部の大雨で日本職業野球全☆試合@宮崎は中止。
Sunday, 23rd of July 2006
- 大雨(300mm)の予報なのに今のところあまり降っていない。
- と書いていたら雨脚が強くなってきた。(午前11時半)
- 今年はあまり無理をしていないので、疲労センサーが正常に働いている。今は疲れてやる気が出ない状態。疲れたときの特効薬は疲れていることなので、しばらくこの状態を維持して内発的な復活を待ちたい。
- 昼食は夏季限定商品Leeの30倍。ちょっと覚悟して挑戦したが、普通においしい。と言うよりも、Leeシリーズの中で一番うまいのではないか。具もたくさん入っているしスパイスのバランスがよい。辛さ自体も、ツナパハのリアルレッドの方が明らかに辛いので身構えるほどではない。
- 娘の塾の夏期講習開始。部活から帰ってすぐに車で送る。
- 雨は時たま激しく振る程度だが気温が低く異様な雰囲気。手元の温度計で測ってみると午後5時過ぎ時点で24.5℃。
- やはり息子のバンドは県大会出場を決めたようだ。10年ぶりの快挙だと喜んでいる。
しかしこれでまた受験勉強開始が2週間遅れるなぁおい。おめでとう。
Monday, 24th of July 2006
- 引き続き気温が低く雨が降っている。
- 内的エネルギーの復活を待ちつつ自宅で最大公約数の性質などを調べていたら、突然事務から電話。大量の段ボール箱(中身が入っている(当たり前))が私宛に着払いで届いたらしい。ウチは着払いはできないシステムなので、あわてて現金(2万円弱)を用意して受け取りに出て行く。しかしタッチの差で宅配業者は帰ったあと。幸い、我が社の優秀な事務職員たちの自発的好意により荷物は無事だったが、各方面に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びするものである。
- あわてたのと各種感情エネルギーを消費したので再びぐったり疲れる。今日はこれから中学校の吹奏楽コンクール@市民会館へ行く予定なのだが。
- 行く。なんか余裕で金賞。強くなったなぁ。K中黄金時代の幕開け?
- 昼に久々に「とらや」へ行ったことを記録しておく。
- 夜。月曜日はふつう地味勉なのだが頭が回らない。身体が夏休みを主張している。やむを得ないので旬のキュウリで不規則晩酌。
- このところずっと夜昼問わず謎の生物が怪音を発している。カエルだと思うがカジカガエルとは違った鳴き声。クヮ(約3秒)クヮ(約3秒),,,, クヮクヮクヮクヮクヮクヮ....という鳴き声なんですがなんなんでしょうあれは。
- 生活習慣は大切。病気関係じゃなくても、広く生活習慣を矯正してくれる施設はないかな。ちなみに現在の私の生活習慣の問題点は、数年前に折り紙付きで導入したシエスタが幅をきかせて、午後、とてつもなく眠くなること。今日も午後4時過ぎから40分ほど熟睡した。
Tuesday, 25th of July 2006
- 晴れたり曇ったり雷雨だったり。いかにも大気の様子が不安定。
- 試験期間に突入しているのだが、心身がどうしても「いまは夏休みである」と主張してやまない。私も心身とケンカをしては勝ち目がないので、すなおに「はいはい」と従っている。(若干意味不明)
- それで整数の基本性質について自宅で勉強。忘れないように書いておくと、これは、論理学(特に高階様相)→ブール代数→可換環→群論→初等整数論という流れ。(流されているともいう)
- 昼はそうめんとヒジキご飯。
- 痛恨の昼寝。
- コーヒーとチーズケーキ。
- 家族にGoogle Mapを見せて喜ばせる。しかし、検索窓に住所を入れるとその家の上空写真が見えるというのはかなり衝撃的。娘は転校した友達の新居を見つけて喜んでいる。私は意味もなくサハラ砂漠を眺めてみたり。
- 著者からいただいた三浦俊彦『ゼロからの論証』(青土社)のお礼状を早く書かねば。しかし今回のはちょっと感想が書きにくいなぁ。
- ようやく○。
Wednesday, 26th of July 2006
- 試験監督1件。
- 事務仕事。オンラインバンキングの威力を痛感。いや、他人のを見てるだけだが。
- 水泳1,600m。自己流二軸泳法。
- 引き続き事務。会報の校正、会費滞納者への対応など。
- 充実のシエスタ。(いかん)
- 採点。試験問題中に痛恨のtypoを見つける。それでもみんなできているのはなぜ?
- 活用表のマス目が一単語につき10あるのに配点が5点とはどういうことだという質問を受ける。つまり減点式で5つ以上間違ったら0点ということですよ。こうしないと全部同じ単語を書いてまぐれ当たりを狙う輩が出現するので。(やっぱりいたけど)
- はっもう夕方。
- 時間が経つのが速く感じるのは精神のスピードが鈍っているからではないか。しかし精神のスピードを上げるにはどうすればいいのか。
- 地味勉。小中学校が夏休みに入ったせいか、近所で花火をやっている。やたらと音がうるさい。
- ドボルザークの7番と8番(ケルテス)。最近はこういう非宗教的で民族的なものが沁みる。
- √2が無理数であることの証明はたしか高校あたりで習うが、今ひとつしっくり来ていなかった。それは、約数についての理解が不足していたためであることに気付く。簡単な概念でも多角的に眺めないと全体像は見えない。
- なんとか○。
Thursday, 27th of July 2006
- ついに梅雨が明けて夏本体が姿を現す。
- 今年は夏本番に備えて、今まで長袖で通してきた。そろそろ半袖にする機が熟したかな。
- でもまだ長袖。炎天下に長袖で歩いていると、サハラ砂漠のトアレグ族になった気分で心強い。(たぶん間違い)
- 午前中から事務関連雑用。
- 試験監督2件。今日中に採点を済ます予定だが、さて。
- 二コマ連続試験監督はやや疲れる。
- 疲れたときは肉体労働。大量の段ボールを次々に開封して、ぐちゃぐちゃに入っている雑誌を机の上に並べて整理。順番に本棚に並べていって、ほ〜らきれいになりました、ってなにやってんだろ。
- 予定に反して採点をやる気がまったく起きない。ううむ。しょうがないので明日なき先送り。
- カツオのタタキで飲み過ぎてしまう。
Friday, 28th of July 2006
- 夏本番。外が白い。蝉がしゃわしゃわ鳴いている。
- 満を持して半袖に。なんと涼しい。半袖とはこんなに涼しいものだったのか。クーラーを入れると寒すぎると感じるので、とりあえずここまでの長袖計画は成功と言えよう。
- 市民ゼミは今日からモナドロジーに突入という玉砕企画。どんな質問が飛び出すだろうか。ぶるぶる。しかし振り返るとこの市民ゼミも、プロスロギオン、省察、情念論、パイドン、ハイラス…、と読んできて、もう一般市民とは言えないステージに到達しているので多分大丈夫だろう。(なにが)
- 今日の弁当はカルビ丼。ここ数年間、炭水化物は原則昼食でしか取っていない。
- いつもよりたくさん書いているのはもちろんモナドロジーの予習からの逃避である。
- 市民ゼミ。最初にオチのようなところをしゃべっておくとすいすい読める。むー。私はこの本にはかなり苦労したので、こんなに簡単に進むのはちょっと悔しい気分。
- なぜか恒例になってしまった、Aerosmithを大音量で流しながら怒濤の採点。M思想分を終える。
Saturday, 29th of July 2006
- 引き続き夏本番。蝉がわしわし鳴いている。
- 今日は土曜日なのに試験監督がある。
- 水泳1.3km。コースロープがあるので泳ぎやすい。
- 昼は大銀杏のパン。カマンベールパンがお気に入り。
- 試験監督後、Aerosmithをかける。不思議なことに、たちまち採点のやる気が出て本日分を終わらせる。
- 娘が大きなヘアクリップをしているので「変だ」というと「流行だ」と言う。「流行でも変だ」と言うと、「流行っていれば変でもいいのだ」と言う。なるほど。
- その娘が二次予選を前にすごいヘアカットをしてきて家庭内争乱勃発。非対称的でカッコイイという以前に校則的に大丈夫なのかそれは。
- 父親は数年に一度しか鏡を見ないというのに、お年頃とはおそるべきものだな。
Sunday, 30th of July 2006
- 娘は吹奏楽コンクールの二次予選。息子は予備校のセンター模試へ。妻はコンクールの手伝いで午前中から。
- お父さんは一人でレトルトのキーマカレーに舌鼓を打つ。甘露甘露。(それでいいのか)
- 中学吹奏楽二次予選@福岡太陽宮殿に出かける。ベストを尽くしたな、という演奏。惜しくも県大会出場は逃したようだが、よくやった。
- 帰路、「レッドキャベツ」という技を初めて使ってみる。ふむ。けっこう充実した店だな。鮮魚関係に独自のルートがあるようで楽しみ。
- そそくさと帰宅して細々とした家事。そして夜も一人でジャワカレー。ここ数年わが家は合宿所のようだが、最近は「椿山荘」という感じか。(どういう感じだ)
- 最近調子に乗っている名古屋竜軍だが、あまり引き離されるのもよろしくない。今日は勝ちたかったが痛恨の引き分け。まぁ、待てば海路の日和ありということで、ゆるりとまいりましょう。
- はてなグラフという謎のサービスをわしも利用してみる。ここ10年の体重の変化。 かなり長い期間体重記録を付けていなかったようだ(そのうち見つかるかもしれんが)。だけど、「維持すれば合格」と言われる年代にしては、健闘しているのではないか。(スタート地点がひどすぎ)
- 慰労したがる母親と放っておいて欲しい娘の間で冷戦が勃発した模様。この先どうなるんだろう。ぶるぶる。
- ふと気がつけば、前期の業務はほぼ終わり。最近、業務のことは脳の10%くらいしか使って考えていないのでどうでもいいと言えばそうなのだが、それなりに目出度いことであろう。久々に、胸を張って「夏休み」と言えるような時間の使い方をしたい。
- このところ、晩酌に焼酎を取り入れていたが、微妙に胃腸に違和感がでてきていた。日本酒ならそういうことはない。こういうのは、先祖代々とか、DNAとか、そういうことなんだろうか。(いいからもう寝なさい)
Monday, 31st of July 2006
- 非常にリアルな夢を見ているときに目覚ましが鳴ってびっくりする。
- 午前中事務仕事。
- 昼食は昨夜の残りカレー。一晩おくと味がなめらかに。
- R成績提出。
- 午後は小規模会議。小規模は手を抜けないのでつらい。
- 今日はレポートの〆切日だな。
- いろいろ買い物をしたいのだが、どうするか。あ。そうか。明日出て行く用事があるからそのときついでに行けばいいか。(※ほんとうにこの文を書いているときにそう考えた)
- 夕方、恒例の昼寝。今日の新聞に、スペインでは遠距離通勤も多くなって、シエスタ時間中に本当に昼寝をする人は都会では珍しくなった、と書いてあった。
なげかわしいことである。
- 学期中、よく頑張っているな、と温かい目で見ていた学生がインターネット記事の切り貼りレポートを出してくる。がっくり。たちまちブラームスが染みる。このことからわかるように、ブラームスに感動するためには、聴き手の側に「悲しみ」の情念が存在しなければならない。
- 引き続き事務局関係雑用。研究発表の司会者の選定が難しい。
- さっさと事務的な仕事を片付けて、今年の夏は
学者らしく暇な時間をたくさん作ることが目標。
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